【R3/2/5 SQEXノベルよりノベル発売しました。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】「ひゃああああ!」奇声と共に、私は突然思い出した。この世界は、前世でプレイしていた乙女ゲームの世界だって。
前世ではアラサー喪女だったか
ら、「生まれ変わったら、モテモテの人生がいいなぁ」なんて妄想したのを覚えている。だからなのか、今世の私は紫髪に琥珀色の瞳のすんごい美女! しかも、侯爵令嬢! おほほほほ、望みが叶ったのかしら?
……って、そんなわけあるか! ルチアーナ侯爵令嬢っていったら、ヒロインをいじめ倒して断罪される悪役令嬢じゃないか!!
終わった。人生詰んだ……と思ったけど、私16歳? 断罪イベントまであと1年あるじゃないか。よしよし、それまでに人生を仕切り直して、断罪イベントを回避しよう。
ということで、王太子避けます、公爵家嫡男避けます、隣国の王子避けます、イケメンみーんな避けます! ってのに、まって。どうして、みんな寄ってくるの?
その上、お粗末な火魔術しか使えなかったはずなのに、世界の理に反した風魔術が使えてしまう? え、始まりの書に書いてある伝説の存在が私?
まさか、私は悪役令嬢ですよ。そんなすごい役割が与えられるわけ、ありませんから! もちろん、溺愛ルートなんてのも、ありませんからね―――!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 22:00:00
702806文字
会話率:28%
配信者として人気を得るために国頭神社の祠を壊しに来た啓介達だったが、既に祠は破壊されており奇声を発する男が徘徊していた。
その前に祠を破壊した者達。
祠を管理しきれなかった者達。
どうなろうが、結末はもう決まっていた。
最終更新:2024-10-20 20:26:54
9207文字
会話率:42%
「……ん、き、せい、じょ?」
【きせいじょ】
街を歩いていたおれは、そんな看板を見つけた。近くには、喫煙所みたいな四角い箱がある。ただ、その箱には隙間も排気口もなく、完全に密閉されているようだ。壁は全面曇りガラスで中は見えないが、影が
動いているのがわかる。どうやら何人かの人が中にいるらしい。
好奇心にかられたおれは、その箱に入ってみることにした。
ドアを開けると、二重扉になっており、狭い空間の向こうにもう一つドアがあった。おれは二つ目のドアを開けた――
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最終更新:2024-10-06 11:00:00
1092文字
会話率:29%
ある日突然、おれにアイドル親衛隊がついた。と聞けば意味がわからないと思うだろうが、おれにもわからない。いや、本当に。なんの気なしに受けた健康診断で病気が見つかった人は、こんな気分なのだろうか。
ピンクの法被と鉢巻を身につけたチビニキビ、
ガリ出っ歯、デブメガネ天パの三人組だ。この言い草から、おれが相当に連中を不快に思っていることが窺い知れるだろう。今日日あまり見かけない風体のその三人の男とおれが出会ったのは、朝、自宅アパートを出たときのことだった。
『キュウウゥゥト!』
『グゥゥゥゥド!』
『モォォォォォォニン!』
『アイラブアァオォォイィィィ!』『アイラブアァオォォイィィィ!』『アイラブアァオォォイィィィ!』
アパートの敷地の外の道路に立ち、奇声を上げたその三人を見たおれは、朝から騒々しい奴らがいるなぁと思った。おれの名は確かにアオイだが、連中の言葉がうまく聴き取れず、自分とは無関係だと思ったのだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-23 11:00:00
4028文字
会話率:85%
エレニア王国の伯爵令嬢ライカは、冒険者になることに憧れていた。
それで奴隷のアーネストを誘い、冒険者になる!と、決意する。
無茶な話だと渋るアーネストだったが、9年後、彼らはまんまと冒険者になっていた。
旅立ってから半年ほど。
翡翠竜ヤー
デレーゲという美しい蛇竜の話を耳にしたライカは、ヤーデレーゲが棲む地レーネースに下船する。
するとこの地の冒険者ギルドの参事官(お偉いさん)が、依頼をしたいと申し出てきた。
インベル山の山頂に棲むヤーゲレーデの様子を見てきて欲しいというのだ。竜を観測しているキャンプから連絡が途絶えたらしい。
依頼を受けたライカとアーネストは、剣と魔法を駆使しながら登山する。
暗殺蜂、落ちた吊り橋、大ナマズ。
幾つかの脅威を乗り越え山頂に着くと、ヤーデレーゲの様子がおかしい。
加えて、観測所の中は血の惨劇が広がっていた。
魔術で周囲を感知するアーネストだが、鏡属性の魔力の痕跡のに仰天する。
この属性は、人類の魔術体系に無い、未解明の原始呪術。
今は滅びたとされてきた、蜥蜴人たちの術なのだ。
未知の脅威を確認するため、上級の感知魔術を放ったアーネストは、蓄積した疲労もあって倒れてしまう。
しかし気絶する前に「周囲の危険はない」とライカに伝えるのも忘れなかった。
ライカが主人として、アーネストに休めと告げた、ほんの少し後。
風がうなり、雨が降り、正体不明の奇声が上がった。
ライカが観測所から跳び出すと、案の定、奇声をあげたのはヤーデレーゲであった。
ライカは迷う。
彼女の仕事は、決めることと、斬り開くこと。
考えることはアーネストの仕事なのだ。
だが、寝ている従者を寝入りばなに起こして良いものか??
そこでふと、道中話に出たマナ・ポーションの事を思い出す。
高価な品だが魔力が戻る。魔力が戻ればアーネストが起きる。
寝ているアーネストに飲ませるためにやむを得ず口移しという方法を取ったライカは、即座にアーネストを叩き起こす。
アーネストは外に出て、竜が嵐を喚んでいると喝破すると、ライカがアーネストに「加速」の魔術を掛けてくれと命令する。
魔術の力で2倍速になり、麓まで危機を知らせるというのだ。
アーネストは迷うが、主人の命だ。
魔術を掛けるとライカは跳ぶように駆け降りて行った。
大雨の中の滑落行。しかしそのおかげで村は守られた。
以上、第一話あらすじ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 00:00:00
128625文字
会話率:38%
影の世界――我々の住む陽の世界の裏にある、もう一つの世界。
今から五千年前――怠惰な神に代わり――当時の神官たちは、悪魔に与した堕天使たちをそこに閉じ込めた。
時は移り現代――
影の女王の命により、影の世界は、陽の世界への侵攻を決
める。
影の世界に閉じ込められた五千年の恨みを晴らすため――〝支配〟〝戦争〟〝飢餓〟そして〝死〟――黙示録の四騎士を中心に、影の同盟は水面下で侵攻の準備を整えていた。
一方そのころ、大人たちに隠れ、自販機の裏でタバコを吸っていた女子高生日陰コヨミは、奇妙な視線に悩まされていた。
視線の主は、真っ黒い傘をさして立ち尽くす長身の男だ。彼はコヨミの行く先々で現れ、無言でコヨミを見つめ続けるのだ。
ストーキングされる原因も、男の名前もわからず、不穏な日々を過ごす中、コヨミは生徒指導室に呼び出された。
タバコの件でぐちぐち言われるのかと思っていが、なんと、生徒指導室でコヨミを待ち構えていたのは、現役のFBI捜査官だった。
逮捕でもされるのかとびくびくするコヨミだったが、FBIよりももっと恐ろしいものが現れる。
生徒指導室の窓の外から、傘の男がコヨミを見つめているのだ。
コヨミはたまらず学校から逃げ出した。
ようやく大きな通りまでたどり着こうかという時、目の前で交通事故が起きる。大きなトラックが、横断中の歩行者の列に突っ込んだのだ。
たくさんの人が亡くなるのを目の当たりにし、力なく座り込むコヨミだったが、もっと恐ろしいことが起きる。
死んだはずの人たちが、動き出したのだ。
まるでゾンビのように立ち上がり、奇声を上げる人たちを見て、コヨミはストーカーのこともFBIのことも忘れて逃げ出した。
ゾンビたちはなぜか、コヨミのことを追いかけてくる。コヨミは無我夢中で逃げ続けるが、逃げた先に、傘の男が待ち構えている。
ゾンビに食われるくらいならストーカーの方がマシだ――コヨミがそう思って、ストーカーの脇を走り抜けた時――
「ご安心ください。私はあなたの味方です」
ほかならぬ傘の男が、コヨミに向かってそう言った。
そして、黒い傘を武器に、あっというまにゾンビたちを倒してしまった。
彼はいったい何者なのか、ゾンビがコヨミを襲う理由、FBIがコヨミを訪ねてきた理由はなんなのか、そして、影の世界との関係とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 15:40:00
178446文字
会話率:32%
とある王国の王都にて。王都軍に所属する兵士達は、今日も愉快に日常を送る。
・基本一話完結です。
・一つの話が完結するごとに作品を完結扱いとするので、しょっちゅう連載中と完結の間を行き来すると思います。ご了承ください。
・タグは最新話を基準に
付け替えます。
▽現在の最新話
「01戦場の死神は奇声を上げながら目を光らせて狂い舞う」
大声で奇声を上げながら2本の鎌を振り回す軍人がいたら、客観的に見てどう思うだろうか。きっと、誰の目から見てもこう思うだろう。「こいつはヤベェ」、と。しかし、そんな彼も素の姿はこんなのではないらしい。
戦場の死神と呼ばれる男・花神太一の素顔とは?
「素の姿がどうであれ、表の姿がアレだったら結局ヤベェ奴であることに変わりはない」(同僚:談)
※昨日投稿した作品を短編として上げたのですが、連載扱いにしたかったので一度削除させていただきました。評価をしてくださった方、大変申し訳ありません。とても嬉しかったです。
連載に伴い、後半の内容を少し修正させていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 11:36:19
11031文字
会話率:25%
アキスは天才だった。
生後五日で歩き始め、その翌日には開脚後転を会得。
その後も幼くして優れた学問と武術を修め、学校卒業後は研究者になった。
彼が研究したのは真理学という、この世の真理や成り立ちを探究する学問だった。
アキスはその分野で目覚
ましい成果を上げ、その躍進劇は王の耳にも届いた。
アキスは呼び出された王宮で第七王女に一目ぼれされ、後に婚約を交わす。
全てが順調、順風満帆、将来が約束された素晴らしき人生を送っていたアキスだったが、ある時とうとう世界の真理に辿り着いてしまう。
世界の信実を知った彼が取った行動は、素っ裸で槍を持ち、奇声を上げながら街中を走り回るというものだった。
これは地位も名誉も、人としての尊厳までも捨て、世界を救おうとした男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 23:29:03
3259文字
会話率:2%
遺跡から出土した青白く光る手のひらサイズの丸い球。
異物と呼ばれたその玉は、王都であるスレイス内の遺跡から発掘される。
昨年の大陸全土で起こった大地震により、人的被害は少なかったものの、各地の遺跡は崩れ落ち復旧作業が行われていた。
そんな
中で発掘された十数個の異物……
それに直接触れた者は奇声と共に……
体を機械に変異させられた意思の無い破壊者。
それを利用する意志ある強者。
そして新たに体を乗っ取られる少年の話。
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バンダナコミックさんのコンテスト応募用の作品です。
1万字までということで大幅に短縮しましたが、楽しんで頂ければ幸いです。
[連載中]侯爵家の三男だけど能力板には大盗賊って出ちゃいました。
https://ncode.syosetu.com/n7409iu/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 18:00:00
9387文字
会話率:7%
トイレに入っていると隣の家の女の奇声がよく聞こえます。
最終更新:2024-06-17 00:26:20
1122文字
会話率:11%
暴走するトラックから幼子を守って死んでしまった人生うまくいってない就活生・鈴木晴翔は、魂の漂白に耐えるほどの未練を持っていたため、女神から異世界行きを打診される。オタク君なハルトは即座に了承し、奇声をあげながら踊り狂い、チートをもらっていざ
異世界へ。
しかし、そこは凶悪な魔物が跋扈し、人類は魔王軍に安全を脅かされ、国すら対処不可能な盗賊団の存在する過酷異世界だった!!果たしてハルトは無事異世界で青春できるのか!?彼の明日はどっちだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 20:07:47
3029文字
会話率:51%
吾輩は猫である。名前はマイケル富岡。なぜそんな名前になったのか、これは非常に不思議なことである。
この名前をつけられた日から、吾輩は人間たちの奇妙な行動を観察している。彼らは朝から晩まで忙しく動き回り、時には吾輩の頭上で奇声を発する。彼ら
が何をそんなに急いでいるのか、吾輩にはさっぱりわからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 10:48:21
2109文字
会話率:0%
ダンジョン出現から30年。
今世界的に流行っているのはダンジョン配信だ。
凶暴なモンスターの蔓延るダンジョンに挑む探索者の中でも、特に人気なのが、中の情報をリアルタイムで届けるダンジョン配信者。
ダンジョンに入る勇気のない者でも、まる
で自分で探索しているかのような臨場感溢れる配信が流行らない理由はない。
金も名誉も手に入る配信者は、今では若者の憧れだった。
そんな配信者に憧れた1人の少年、クソ陰キャぼっち向井誠は探索者の資格を得ると片っ端から有名ギルドに面接を申し込んだ。しかし、なんのコネも能力もない誠がいきなり受かるはずもなく撃沈。中小ギルドでさえ彼を採用することはなかった。
そんな中、怪しげな馬マスクを被ったゼブラと名乗る男は「最短最速でスキルをゲットさせてやる」と、彼をスカウトする。
誘いを受け(実際は金に釣られただけ)早速第1層のマル秘情報を教えて貰うも、その方法は奇声を上げるというにわかには信じられないような内容だった。
初配信で奇声を上げてダンジョンを駆けずり回る誠の姿は、動画がアップされると直ぐにバズり良くも悪くも知名度は急上昇。
そして次の2層攻略の鍵はまさかの最臭兵器だった──
これはクソ雑魚陰キャぼっち(守銭奴)の向井誠が、ひょんな事から人気配信者に成り上がり、本当に偶然たまたまダンジョンの秘密を解明する……かもしれない物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 18:07:16
62844文字
会話率:24%
あ、は、初めまして。本山莉羅(もとやま りら)と言います。
私、異世界転生して念願の魔法使いになっちゃいました。何言ってるか分からないと思いますが本当にそうなっちゃいました。
そしたら何と! フーリエちゃんという可愛い魔法使いと出会って、
一緒に旅をすることになりました! もう感激で泣きそうです!
でもフーリエちゃんはぐうたらで旅の資金調達はほとんど私に任せっきりだし、旅も苦労が絶えず……
おまけに私は、感極まると挙動不審になったり嬉しさや喜びに悶えたりしてしまう、いわゆる限界オタク。
さらにさらに会話が絶望的に苦手なコミュ障。
こんな私に異世界旅なんてできるのでしょうか? 不安しかありませんが転生した以上は頑張るしかないです!
よ、よければ、私達の自由奔放な旅に、皆さんもついてきてくれますか?
ノベプラでも連載中です→https://novelup.plus/story/209106256折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 22:19:58
317146文字
会話率:57%
魔物には現代武器の一切が効かず、宇宙空間でも活動でき、毒物なども一切通用しなかった。
このまま世界は滅びる、そう確信させる程の脅威が奴らにはあった。
だが、人類は滅びなかった。
同じく異界から現れた【ステッキ】と呼ばれる奇声生物により
、この世界に魔物へ対抗する力を持つ魔法少女が生まれたからだ。
ステッキは少女にのみ力を貸すと言われている。
そんな世界で男に生まれた主人公にとって、魔法少女とはテレビの画面の存在……だったはずが
「なんで俺が魔法少女になってるんですか!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 20:00:00
20087文字
会話率:55%
主人公の水谷聖香はある場所に立っていた。白い本によると、そこはある殺人事件が発生した場所だった。水谷が目を閉じサイコメトラーを行うと、一人の男が水谷にナイフを突き刺した。水谷はその場で蹲った。水谷を刺した男は喜び飛び跳ね、奇声を発して北へ逃
亡したシーンを幻として見ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 13:02:49
734文字
会話率:0%
人類が知性を得た代償か、地球は残された大地すら、砂と海が飲み込んでいく運命にあった。
地上より突き出た巨大な黒柱によって通信手段を阻まれるなか、人々は限られた土地でつつましく、されどたくましく生きていた。その黒柱は生活のいち風景となり、
いつしか<ジャミング・タワー>と呼ばれるようになる。
やがて人類は寄り添うように統一国家「地球連合」を樹立。黒柱の妨害を免れる独自の通信網<UCS>を整えることに成功する。
さらに半世紀あまりが経つと、次に人類は、宇宙へ逃げ場を求めた。人型を主とする巨大作業用重機<グスタフ>の普及がそれを後押ししたのである。
結果、循環型社会としては未成熟ながらも、地球と月の中継点に<レジデンス>と呼ばれる人工居住地が建設される。月への移民計画<プロジェクト・ノヴァ>が始動するのはこの頃だ。
こうして再び人類は、アポロ計画から実に一二三年の時を経て、有人の調査隊を月面へと送り込む。
久方ぶりに銀砂を踏んだ彼らの使命は、新天地に適したクレーターを探すことだ。
だが、彼らとの交信は即日、途絶える。
救援が向かうのに、そう時間はかからなかった。が、これも突如として消息を絶つ。
人々はいよいよ「よもや月になにかあるのか」と訝しんだ。ゆえに続く第三陣の装いは、さながら軍隊の様相を呈した。
そして彼らはようやく、宙域を漂っていたグスタフの残骸を発見する。
回収された行動記録器。それに残されていたものは、非常に奇妙な映像だった。
月面にそびえ立つ白い塔の下、一面を黒いなにかが埋め尽くし、蠢いている。
人影だ。
その、おぼろげで輪郭のはっきりしない人影が、耳をつんざくような奇声を上げながら駆け、機体に次々と群がってくる。搭乗者である男の悲鳴で締めくくられるそれを見て、学者らは首をひねった。
「――月面に人がいる?」
時は流れ、西暦二二〇〇年。
世界からつま弾きにされ、月の庇護なしでは国という体裁を保てない小国・日本。
威武神楽夜(いぶかぐや)は、その山中で弟・朔夜(さくや)とともに養父の帰りを待つ、黒髪赤眼の少女である。
なくした過去を求めるかの娘が、黄金の騎士と対した時――。
終焉への引金は引かれ、ひとりの少女の、そして人類の、夢の終わりがはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 21:05:06
794505文字
会話率:29%
日本で最も天国に近い病院だと言われている、高山中央病院。
そこが、頭おかしなお調子者・|鶴喜亮《つるきりょう》の入院先である。両足を骨折しても、彼は笑顔を絶やすことはなかった。
それどころか、車椅子をゲットした日には奇声を上げながら廊下で全
力疾走、あろうことか危うく謎の美少女・ガラス姫とぶつかりそうになり……!?
そして、彼女が抱えているある秘密とは……?!
ハイテンションでハートフルな病院コメディー、開幕!
毎週月、木曜日朝6時に更新いたします!
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・地名等は架空のものであり、実在する人物。団体等とは一切関係がありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 16:02:43
108806文字
会話率:41%
猫被りならぬ獅子被り、北部の英雄と言われているが中身はロマンス小説を愛する一読者、貧乏侯爵レオン・リガード。
「キエエエエエエエエ!」
そんな俺は、王都へ行く最中、奇声を発し剣を振る令嬢に恋をしてしまった。
ところが彼女は心酔してい
る小説の令嬢そっくりで……。俺はどうすればいいんだ。
英雄の皮被ったロマンス小説小心者オタク公爵×オタク薩摩JK(記憶なし)転生悪役ド根嬢
(悪役ド根嬢は破滅しない〜推しへの愛と根性で全て解決しますの〜とつながってます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 08:23:16
5121文字
会話率:47%
好き嫌いが原因で両親と喧嘩し、家出した少年は家から遠くの田舎村へ迷い込み、リンゴの木が生える公園へたどりつく。
しかし田舎村では夜になると、不気味な工事作業員らが奇声を上げて大笑いしながら公園の小屋を叩き壊そうとする。
彼らの狂気に少年は恐
怖を覚え、村から逃げ出すが……
実際に見た夢を元に書きました。怖かったというより、とにかくとち狂っていた感じでした。
転載元↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18809208
この作品は、ピクシブの他、カクヨムやエブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 00:00:00
3204文字
会話率:36%
明るく元気で前向きなお節介焼きの少女ジャスティーン・レインズフィールドは伯爵令嬢でありながらとある事情から、奨学金でカレッジに通う17歳の少女。
ある日、兄から火急の知らせを受け慌てて領地の屋敷に戻ると、家財道具がほとんどすべて持ち出されて
おり「ナンジャコリャー!」と奇声を上げる。
しっかり者の母が亡くなってから数年、元々お人好しで疑うことを知らない坊ちゃん気質の「お父様」のおかげで我が家はいつも火の車。ジャスティーンもカレッジに通いながら、朝は使用人のフリをして厨房を手伝い、夕方は良家の子女の家庭教師、夜は魔術具を自作して販売するという内職をしつつ、貴族令嬢社会ウフフアハハの体面をなんとか取り繕っていたのだが、ここにきてついに我が家は滅亡の危機にあるようだ。
世間知らずな父が借金の連帯保証人のハンコを押してしまい、債務責任者が逃亡したため、我が家がその莫大な借金を負う羽目に。家財道具はもちろん、屋敷や家伝の領地をいくら売り払ってもなお足りない!
絶体絶命の大ピンチで人生を絶望視していた時、幼馴染の伯爵家がこの惨事を聞き付けてジャスティーンとの「結婚」を条件に支援を表明する。渡りに舟とばかりに飛びつくジャスティーンだが、婚約の顔合わせに訪れたのはウィリアムではなく、「魔王」と悪名高い傲岸不遜な冷血公爵で??
持参金ゼロで嫁ぐ代わりに「魔術具のレシピ」を所望され、その代わり好きに生活していいと言われて魔術具を作りまくって好き勝手していたら、逆に気に入られて溺愛されるだなんて聞いてません。
※現在のところ残酷な描写はありませんが、念のためキーワードに入れております。
2023/04/19-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 14:30:10
15787文字
会話率:39%