神代の時代から、人は守り神と共に生きてきた。人は守り神を信仰し、奉ることで様々な加護を得る。守り神は人々の信仰を糧とし、代わりに富や名声、時には人ならざる能力までも与えてくれた。
豪商、羽立野(はたての)家の娘三葉(みつば)は妾の子として
空気扱いされていた。どうせ数年後には父の道具として政略結婚させられるのだろうと人生を諦めていた時、兄の明興(ともあき)が公の場で「婚約破棄」をやらかしてしまう。その上、婚約者である蛇頭江奈(じゃとうえな)には「妾になれ」とまで告げる傍若無人ぶり。
呆れ果てた三葉は空気である立場を最大限利用して、羽立野家から逃亡し見知らぬ家で女中として働き始めた。……はずなのに、何故か当主の弘城(ひろき)から「婚約者」認定されてしまう。これから私、どうなるの?
異世界、なんちゃって大正時代風のあやかし譚。
この作品はアルファポリスなどでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 17:00:00
9527文字
会話率:33%
桜子は、術者の家系に生まれたのに術が使えない人間の少女。
妖狐族の家に引き取られ、虐げられながら暮らしていたが、売られそうになる。
危機を助けたのは、あやかし族の皇子、京也だった。
『運命の番』といい、天狗皇族には伴侶を溺愛する性質がある
。桜子は京也の運命の番だった。
「きみは、かわゆい。しかも、俺の運命の番なのだ。結婚しよう!」
京也は芥川龍之介を真似して恋文を書くような、妄想癖持ちの文筆家だ。
流行小説のゴーストライターでもあり、一言でいうと変人である。
これは、不憫な桜子が溺愛され、才能を開花させていく和風あやかし・シンデレラロマンス。
※他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 19:09:48
113035文字
会話率:42%
神域管理庁就職四年目の紅玉は神子補佐役として神域で働いている。妹である水晶は神に選ばれた神子であり、清廉な神力を持つ尊き存在。そんな妹を守る為、先輩職員の蘇芳と共に水晶の傍に仕え、日々を送っていた。
「こら、晶ちゃん! ゴロゴロしながらお菓
子は食べない! 蘇芳様、甘やかさないでくださいまし! 神々の皆様はお静かに!」
今日も今日とて十の御社に紅玉の怒号が響き渡る。
そんな紅玉は神力が全く無い〈能無し〉――神域管理庁では災いを招く存在として忌み嫌われていた。しかし「三年前の悲劇」を繰り返さない為に、今度こそ「守るべきもの」を守ると決意している。例え無茶をしてでも――。
そして、紅玉は影に隠れて暗躍する――それが彼女のもう一つのお仕事である。
*****
19.11.15 あらすじ修正
一章:終了。内容長めで、甘さ少なめ
二章:終了。甘さ増やしたつもり
三章:週1予約投稿中。甘さ増えたか自信がない
四章:執筆中。甘さ増えていく予定
五章:草稿完了。甘い(当作品比)
六章:草稿完了。激甘(当作品比)
長い目で付き合ってください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 19:00:00
1525103文字
会話率:48%
――義妹にメイドに大正浪漫風女給さん。
少女達との同居生活が突然始まった!?
親友だった女の子が義妹に、憧れていた先輩が自分のメイドになっちゃった。
しかも女の子たちがみんな、俺を誘惑してくる!
この少女たち、俺は好きなように手を
出してもいいらしい。
貧乳義妹は俺に惚れてるっぽいし、俺が恋してるメイドさんはOKサインだしてるし、クールな巨乳女給はスケベだし。
これは、一人の善良な男子高校生と、性に興味津々な三人の美少女との、ちょっとエッチな青春物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 00:37:41
108892文字
会話率:35%
仄暗い瓦斯燈に照らされた黒渦(CLOSE)な世界の物語
大正浪漫風混沌系サスペンス
町の商店街を抜けた先にある一軒のカフェー「時茶屋」
美麗の女主人と無口な少年、そしてはつらつとした女給の少女が今日も“特別なお客様”を出迎える
彼女
らの仕事は客にカフェーの美味しい珈琲を提供する事
だがカフェーの仕事とは別に、黒く渦を巻く別の顔があった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 19:00:00
86768文字
会話率:45%
帝都を脅かす<怪異因子>という化け物を討伐するための隊の隊長に、齢十六で就任したのが双子のホノカとヒノカだ。
問題児扱いされている二人。しかし就任した隊もお世辞にも評判が良いとは言えない。
かつて帝都にこの隊ありとまで言われたのが、今は見る
影もない状態で。
「隊の連中は隊長の指示を聞かない、単独行動が多い、やる気がない、出動すれば騒動を起こしてくる」
「どこかで聞いたような話ですね」
「指示を聞かないのと、やる気がない二点を除けば、まんまお前らだよ」
なんて言われる始末。まぁ命令ならば従うのが軍人だ。話を受けてその隊へやって来た双子だったが、その就任初日、とある殺人事件が発生する。
その犯人として浮上したのが、六年前に双子の父を死に追いやった張本人――――帝都の切り裂き男と呼ばれる猟奇殺人犯だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 19:43:29
80064文字
会話率:36%
女狐という蔑称で蔑まれ女学校では浮いた存在、家では異母姉に虐げられ、後妻の娘という立場のせいで使用人からも虐げられ、母は亡くなり頼りの父は前妻の忘形見である姉を甘やかし現状は見て見ぬ振りだった。そんな不幸な少女薫子はある時、国で英雄的扱いを
受ける軍人の家に嫁ぐこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 12:00:00
109381文字
会話率:45%
第四王女として育ったわたしは、十二歳の誕生日に乙女ゲーム「恋に落ちた花園で」の世界に転生した事実に気付いてしまう。
ゲームでは、女王に即位するわたしの王配候補選びが十六歳の誕生日からスタートする。
しかし、わたしの推しキャラは、庭師のカイと
いうモブキャラの青年。
カイとくっつくルートへの軌道修正が可能かもしれない……と奔走すること、四年の年月が流れたものの肝心なカイとは恋愛に発展していません。
わたし、一体どこで道を誤ってしまったというの?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 20:43:44
112550文字
会話率:36%
「うわあああああ!! チョークが折れたあ!? テロリストの陰謀だ!!」
仙法・気法・魔法の全てを使いこなす最強の蒼脈師『花一華(はないちげ)ユウキ』は、超がつくネガティブな性格だった。
チョークが折れただけでテロリストの陰謀、雨が降っ
ただけで世界が終わる等、誇大妄想の数々を繰り出しつつも、太正国最強の戦闘部隊『狼牙隊』の隊長を務めていた。
しかしある日テロリストの罠にはまり、ユウキの率いる部隊は壊滅。ただでさえネガティブだった性格が一層ひどくなってしまう。
そこで太正国政府は、リハビリの一環としてユウキを蒼脈師養成学校の教師にし、高等科一年一組の生徒たちに、ユウキを立ち直らせるための極秘任務を言い渡す。
それは生徒たちにユウキを励まさせつつ、優秀な成績を収める事で、ユウキに教師としての自信を付けさせる作戦だった。
さばさばした性格の優等生『渋川サクラ』
座学は得意だが、実技は壊滅的な落ちこぼれ『桜葉ツバキ』
好戦的な熱血漢『瞿麦(くばく)ソウスケ』
飄々としてつかみどころのない『三笠サザンカ』
エロい事しか頭にない野生児『夕顔キュウゴロウ』
五人の生徒たちがユウキの繰り出す数々のネガティブ発言に苦心しつつ、彼を立ち直らせるために奮闘する大正浪漫風味の和風ファンタジーコメディ。
※この作品はカクヨム・ノベルアップ+・LINEノベルでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-21 20:18:11
178651文字
会話率:54%
少女の純真無垢な恋は、時に残酷である。
久遠寺志摩は、男爵家の令嬢として生を受けた。
幼いころの大病が原因で病弱ではあったが、それでもと望まれた許婚や溺愛してくれる家族がいて幸せである。そして自らも、それ以上を望むのは贅沢であると思ってい
た。
が、志摩は知ってしまった『恋』を手放すことができなかった。たとえそれが、大事な人たちを傷つける行為だとわかっていても……
過去自作Webサイトにて掲載していた作品です。若干の手直しをしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-31 21:09:36
40448文字
会話率:33%
実際とは少し違う、大正時代風の時代背景。
お嬢様と軍人の逃避行。
捻くれ者の軍人が出会ったのは、現状からの脱出を渇望する、上官の家の深窓の令嬢。
腹黒男と、世間知らずのお嬢様の旅は、当人達の意志を超えた大きな仕掛けの一部で……。
以前公
開していたものの改稿版となります。
そこまで大きな変化は御座いませんが、登場人物(?)といいますか、キャラが中盤で一匹増えたり、以前よりも一割程度中身が増強される予定です。
また、予定しておりました続編の【南十字星(仮)】は、こちらの作品が投稿完了後にシリーズとして、評判を見つつ鋭意制作予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 17:19:32
112113文字
会話率:27%
十二番街の一番奥に佇むカフェー「雨宿亭」。そこは幻想と現実とが入り乱れる不思議な場所。
最終更新:2013-12-01 21:01:45
3035文字
会話率:47%