先日、73歳の父が逝去した。片手で数える程しか本屋がない南国の離島に住む父は、わざわざ飛行機に乗って都会の大型書店に本を探しに行くほど無類の本好きだった。
そんな父の遺品整理をしていると、山積みの書籍の中から萌葱色をした無地の古びた本が出
てきた。どうやら父が27のときに書き、手ずから製本したものらしい。
タイトルは『人生論』。いわゆる父の黒歴史だが、その中身は非常にまっとうで、父なりの哲学で綴られた文章がとても美しかったため、これを家族だけで消化するのはもったいないと思い、私の独断でネットの海に放出させていただく。
親愛なる父へ、恨むなら自身が小説家の息子を持ってしまったこと、そしてネットが存在する「時代」を恨んでほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 21:17:53
4799文字
会話率:0%
発展を遂げた超大型書店は、自我に目覚め、建物を肉体として、巨大な怪獣のように立ち上がった! それを危惧していた「書店生命学」の研究者・焦沢博士は、密かに開発していた秘密兵器で、自立歩行大型書店を打ち倒せるのか!? バカバカしいシュールなコ
メディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 00:40:50
2464文字
会話率:22%
繰り返される毎日に、嫌気が差した訳では無い。
けれども食傷し、見知らぬ土地へと降り立ちたくなった。
降り立ったのは、数ヶ月に一度訪れる本の街。
日常に潜む酩酊と幻想。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いま
せん。
注意事項2
何度訪れても、いい街だと思いますよ。
主人公は渡ではありませんが、大人の女性をイメージしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 14:09:44
1122文字
会話率:0%
何の気なしに本屋街を歩きたくなった。
隣人を誘うと、ご機嫌にいてくる。
大型書店で見つけた紅茶、猫の店で見つけた茶器セット。
お揃いを強請るのは、女特有の感性だろうか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座い
ません。
注意事項2
紅茶ブランドを
『フランツ・カフカ』にするか『ヨゼフ・ラダ』にするかで考え中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 07:26:38
1501文字
会話率:50%
一度手放した小説とまた巡り会う為に、古書街を訪れました。
大型書店をふらりと訪れても、やせ細った出版社ブースには存在せず、ただただ新刊が並ぶばかり。
そうして訪れた雑貨屋さん。可愛らしい山猫さん。
注意事項1
起承転結はありません。
短編
詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
元ネタはとある雑貨屋(?)さん。
タイトルと相まって大丈夫かな( '-' )と思ってます。
アリスちゃんのマグカップが欲しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 16:58:37
944文字
会話率:0%
三鷹市に静かに佇む大型書店──元村書店。ある書店長がその書店でめぐり逢った事件とは──?
最終更新:2023-10-17 18:55:25
4198文字
会話率:40%
大型書店の中心で(気持ちだけ)叫ぶ、「本が買えない!」。
①本屋が無い
②絶版になる
③電子書籍はいつまで読める?
最終更新:2023-01-25 01:13:13
1595文字
会話率:6%
大型書店や大きな図書館。無目的にお散歩。なんということなく惹かれる背表紙とその題名。リアルワールドに限らず、ネット空間でも、そういう感覚があるなあ・・・と、思う今日この頃です<(_ _)>(*^-^*)いつもお付き合いいただきあ
りがとうございます<(_ _)>(*^-^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 10:34:35
590文字
会話率:0%
書店員の清川ゆかり(28)と出版社の営業部員の佐藤(23)の物語。
結婚に憧れはあるもののコンプレックスのせいですっかり諦めモードな清川さんと彼女に好意を抱く年下の佐藤さんのちょい甘い恋愛話をお楽しみください。
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清川ゆか
りはとある大型書店の店員で理工書の担当。28歳の彼女は20代での結婚を臨んでいるものの自身のコンプレックスやご縁のなさのせいでこれまで叶わずにいた。
そんなある日、後輩の結婚話を朝から聞かされ、ゆかりは落ち込みながら仕事をする羽目になる。
そこに現れたのは版元の営業部員でゆかりより年下のイケメン・佐藤。
つい佐藤に結婚願望を漏らしてしまったゆかりの運命は……?
**本作は「ベリーズカフェ」と「ノベルデイズ」でも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 19:50:38
2277文字
会話率:29%
大洗出身の幸子は大学を出て二次志望の大型書店に勤める。
ただし勤務先は大阪の梅田だ。
幸子は、なにかとワリを食ってしまう。
口下手で人間関係がヘタクソなのだ。
そんなある日、中学からの友だち……いや、知り合いの小林がやってくる。
小林は陸
上自衛隊の新品三尉。
書店と自衛隊では休日が一致しない。
クリスマスの翌日。
やっと有給休暇をとって、戎橋で小林を待つ幸子の上には、陽気なグリコマンが見下ろしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-21 13:27:30
4642文字
会話率:49%
高校二年生の黒井愁翔は学校に行かず、暗く閉ざされた自室でゲームなどで無為な時間を過ごしていた。しかし彼がこのようになってしまったのは勉学の遅れや人間関係のストレスではない。数年前に心不全を起こして自身の心機能を失い、人工心臓によって延命され
た身となっているためであった。そうして終わりまでの時を過ごしているだけの彼は、しばしば姉・哀奈とその友人で心理カウンセラーの神咲鈴に連れられて半強制的に外出をすることが日課となっていた。そんないつも通りのある日、愁翔は彼女たちと共に隣町の大型書店に赴き、帰宅したが車を降りた途端に意識を失って昏睡状態に陥ってしまう。そして愁翔が次に目を覚ましたのは現実世界には存在しないような浮島であった。この世界は一体何なのか。ここから黒井愁翔の、謎の世界からの帰還の旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-20 23:02:32
183156文字
会話率:42%
遂にその時が・・・6月下旬、朝早く父は逝った。
初七日が済んだ後、唯一父の幼馴染、たみさんのところ父の遺骨を持って訪ねた。そのたみさんに父と母の意外だった仲を聞かされた・・・
私が作った本は神戸の大型書店のライトノベルコーナーに一冊だけ挟ま
っていた。※例によって本文の字数違ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-16 02:05:16
457文字
会話率:0%
男は、夢を見たことがなかった。
特に多くを望まない。
望むとすれば、未読の文庫本が手元にあることくらいである。無欲だ。
いや違う。
夢とは将来の夢や欲望ではなく、睡眠時に見る夢のことである。
夢を見たい、と思った。
それが引き
金だったか、悪魔が現れた。
主人公の気の迷いのおかげで出てこれたらしい。お礼に何でも望みをかなえてやるという。
瞬間、「夢を見たい」と望もうとした。しかし、それは悪魔が望んでいるものだと感じたので、やめた。
とっさに出た言葉は、「見た夢を実現してほしい」。
これならいくら悪魔でも問題ない。
なぜなら、夢を見たことがないのだから。悪魔が意地悪をしようとしても、ないものはないのだ。
しかし、悪魔は笑った。
瞬間、思い出す。
この悪魔に三十五年前に会っていたことを。
そして、悪魔の真の望みは主人公にそういわせることだったのだ。
他サイトの、比較的縛りのきつい競作企画に出展した旧作品です。2007年11月。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-24 11:20:02
4094文字
会話率:28%
大型書店内の離れ小島、文具売り場で働くアルバイトの遠野さんと愉快な仲間たち。
この話はフィクションです。実在の会社、人物、他諸々とは一切関係ありません。ないんだってば。。※TIINAMIより転載作品、一部改稿。
最終更新:2012-01-21 13:30:55
28637文字
会話率:51%
町一番の大型書店の、あるベンチ。アカシアと名乗る悲運の少女と、彼女の願いを叶えてあげようとする、協調性の無い4人の人。その一人、日常に飽きた主人公が織りなす、ほのぼのとした青春小説です。
最終更新:2008-08-13 01:46:04
626文字
会話率:34%