時は室町、戦乱の世の日本。
人食い鬼が出ると噂の山で、男は不思議な白装束の旅の坊主と出逢う。
道中、坊主の口から語られるのは、賽の河原で出逢った一人の子供と鬼の物語。
所詮此の世は生き地獄。
その目に泪を浮かべ、情けをかけた罪により地獄と
云う名の浮世に落とされた地獄の鬼「首葛籠」と、彼に見逃されたひとりの鬼の仔「空也」。
時に慈しみ弱きを助け。
時に慈悲なく悪しきを葬る彼ら。
室町の世を渡り歩く彼が語るのは、平安末期の哀しき儚き世の移り変わりと……各地の伝承や妖語り。そして己の父を探し……葬り去るまでの物語。
葛籠になった鬼の真の罪と罰とは、少年の逝く末は……?
琵琶の音と共に此処に語るは、憐れ戯れ珍道中——。
※本作はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 21:13:28
32816文字
会話率:37%
ある男は気がつくと赤ん坊として異世界に転生していた。
その世界は少しおかしな世界であり、違和感のある世界であったが、最大の違和感は別のところにあった。
そう、男は女として転生していた。
その男は前世でとある武術の流派で修練しており、鍛えた
武を生まれながらに身に付けていた。
そして男が6歳の時、孤児院の近くにある森で秋の恵みを収穫していた時、物語が動き始める事件が起きる。
見た目は美少女、中身は修羅。地獄の鬼すら斬り伏せる、男の異世界生活が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 17:00:00
35307文字
会話率:47%
側頭部から巻き角と羽が生えた13歳の鬼の少女シークとシルクハットを被った250cmほどの毛むくじゃらのぬいぐるみの様な生物イルは彷徨う亡者を捕獲し天国や地獄に送る仕事を生業にしている。今2人がいるのは地獄の鬼の居住区である。
亡者の魂とは
人間界から天国や地獄に向かう途中のものや溢れ出したもの逃げ出し隠れたものである。
地獄行きの人間の魂の中には凶暴化して問題を起こすものが多く地獄の一般の鬼社会の中で社会問題になっているそれらを片付けるのがシークやイルのようなハンターである。
この作品はミッドナイトノベルズ様、カクヨム様、ノベルアップ+様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 00:02:52
225141文字
会話率:58%
仏教には六道と呼ばれる世界があった。
六道界には、天人界 人界 畜生界 餓鬼界 地獄界 修羅界が存在する。
例えば今貴方が居るその世は人界と呼ばれます。
そこに住まう者達は死ぬと能力を持ち地獄界に堕ちて来る………。
その亡者を裁く者こそ、地
獄界の王 閻魔大王である。
裁かれた亡者は生前犯した罪を償う為、それぞれの小地獄に住む。能力を持つということは何かしらの反乱も有りゆるという事。それを無くすために閻魔大王には一人の部下がいた。名を”鬼神の鬼龍”。後に六道の各地に名を残す鬼となる。
これは、地獄の鬼神が織り成す、ハチャメチャダークファンタジーの世界。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 23:00:41
59558文字
会話率:48%
今からおよそ数百年前、極楽浄土の神と地獄の鬼の間に子供が産まれた。その子供は蛍(けい)と名付けられ、あの世ではなくこの世で生きることとなる。
蛍は村の孤児として生きて過ごしていたが、生まれつき妖怪が見える体質で村人たちからは恐れられた。
とある理由で若くして亡くなった蛍は生まれ変わり、人間と妖怪、どちらの道を選ぶかの旅を用心棒のカラカサと共に続けている。
それは今も、どこかで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 17:16:34
1486文字
会話率:52%
渡世の義理で今生を全うしたは良いが、三途の川の向こうでは親分が「てめぇ、こっちに来たらしょうちしねぇぞ」と怒り狂っている。あん親あっての子の儂じゃ。地獄の鬼がなんと言おうとも渡っちゃいけねぇ。儂は帰るぞ。帰らにゃ親分に顔向けできねぇ。小舟
の上から兎にも角にも降りるしかねぇ。よくわからねぇが船頭を蹴り飛ばして次の船に飛び移る。そしてまた飛び移る。八艘飛びで現世に舞い戻ったるわ。おらおら罷り通らせい。ゲシッ。
「うん。馬鹿はもっぺん死んでなおそっか」
あと僅かで岸辺にたどり着くとドリャアと小舟から飛び出した瞬間、岸におった婆の櫂の一降りで何処かにグルグルと意識の底まで落ちていった。(だれが婆やねん!?)なんか言うとる奴がおるが、もうどうでもええわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 15:49:26
111005文字
会話率:40%
地獄の鬼の仕事は、罪人を懲らしめる事。
では、地獄の鬼の子供は?
※3000文字に満たなくて童話祭りに出せない…。
地獄の話なので残酷描写が欠かせないのですが、私的には残酷に描写していません。
が、人それぞれの感じ方なので、残酷描写有り
にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-13 11:19:11
2433文字
会話率:33%
陰陽師、史実においては占い師や現在で言うところの気象予報士的な事や祈祷を生業としていた今で言う公務員とされている。
又、物語やゲームにおいては妖怪や悪霊を祓ったり滅していたとされている、そしてそれらに必ずと言ってもいいほど出てくる名前
が、安部晴明その人である。
では、安部晴明とは何者なのかその存在は確かに歴史書の中にも名前が確認され陰陽術を広めた第一人者とされているが、その実態は謎だらけであり、多くの嘘か真かも知れない伝説が語り継がれている。
曰く、九尾の狐の子、曰く、木葉でカエルを潰した、曰く、魂の移しかえが出来る、曰く、死者の蘇生が出来る、十二神将と呼ばれる準神族を従えていた、地獄の鬼すら顎で遣う、その他数多くの伝説が残っている。
そして今現在において安部晴明は人々から、信仰をえて神格化されている。
此れはそんな伝説で神様な安部晴明が神々の無茶ぶりのせいで異世界に転生させられた腹いせに異世界無双を繰り広げて行く物語。
そんなありきたりでご都合主義前回の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-13 17:22:06
277文字
会話率:58%
人は死んだらどうなるのか?人類がずっと探し求めているものである。死という壁が故人の隔たりを作る。
かの有名な仏教は六道の転生を説いている。妖精のような存在になれる天人道、動物のようになってしまう畜生道、畏怖の対象とされてきた地獄の鬼たち
。六道には色んな種族が存在している。もちろん人間も...
肉体という限界を捨てた亡者たちは経験値と強さが比例していくことを知り、自己治癒のない霊体は回復薬で治療することを覚える。
当時無職のヘキナはとある少女を助けると、謎の組織に襲われ死亡。ゲームへとなったあの世の世界へと転生した。あの世でも少女を助けるため、とある異能力を貰い、始まりの地へと降り立つ。そこには夢にまで見たRPGの世界、心を躍らせながらプレイヤーの1人になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 19:55:30
31424文字
会話率:52%
「改めまして――閻魔庁事務部記録課所属の赤木勇儀という鬼です。このままだとあんた達は死んだ後、地獄行きですよ」
突然やってきたのは先日転入してきたクラスメイト。どこからどう見ても人間にしか見えない自称鬼の赤木勇儀に、唐突にそう告げられた死
刑宣告というか死後宣告。自称鬼は、今から善行を積めば地獄行きを回避できると言っているけど、そもそも俺って地獄に落ちるような悪い事やった覚えないんですけど……冤罪だろこれ。てか、あんた達ってことは、俺だけじゃなくて俺の幼馴染みも地獄行きって事かよ!?
地獄行きを取り消すために奮闘する少年少女達と、生前の所業を閻魔帳に記録し地獄へ落とす事を業務とする地獄の鬼達が紡ぐ物語。少年少女達は地獄行きの切符を手放す事ができるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-20 12:34:46
34249文字
会話率:53%
地獄の鬼、昔は罪人追い回すのに忙しかったけど、今は血の池のほとりで雑談さ。
異世界転生が普通になって数年後のあの世を舞台に鬼二人がだべります。
最終更新:2016-12-03 00:00:00
2992文字
会話率:84%
『地獄』の総務部長と人事課長が幸子さんに会いにやって来た。最近『不思議が池』からの地獄送りの成績が悪い。このままだと、幸子さんは地獄の鬼としての勤務に、配置換えさせられそうだと。そうして、地獄の『悩み事相談所』の所長として、候補者を推薦し、
決まったら呑み込んで地獄送りにするようにと。そうすれば、幸子さんは『不思議が池に』留まれるだろう、と。推薦された男と、男を密かに慕いながら、他の男と婚約した女の、地獄での冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-27 14:55:12
33964文字
会話率:58%
くだんとは、予言をする聖獣。歴史に残る大凶事の前に生まれる。短命。
鎌倉時代の草創期。くだんは源頼朝の長女、大姫として現世に現れた。
大姫は地獄の鬼を「しもべ」と呼び、配下にしている。鬼たちは人間として生まれて、聖獣くだんに仕えること
で、己の業を洗い流すという。
鎌倉の御家人でもある海野幸氏は、大姫からこれから出会うはずの「恋人」の危機を予言され、阻止するよう命じられる。彼はかつて、その娘との恋ゆえに地獄の鬼となり、今生で共に大姫に仕えることで許されようとしているらしい。幸氏には覚えのない話。納得できないまま、同輩の比企宗員とともに鎌倉を発つ。
一方で、北条家の傍流に生まれた少女、ささめは、鎌倉御所へ仕えるために伊豆を出た。従姉妹のかがりには妬まれるが、ささめが望んだのではない。ささめは故郷に居場所がなかった。あやかしに好かれるため、周りからは「不吉な娘」と疎まれていた。両親もなく、庇ってくれていた許嫁まで奥州の戦で行方不明となってしまった。ささめの味方は、あやかしの叶野(かなの)だけ。そんな寂しい境遇が、彼女を気弱で流されやすい性格にさせていた。
旅の途中、ささめは死霊に魅入られ、狙われる。幸氏の「守る」ということばに心奪われるが、彼らに、叶野をあやかしだというだけで追い払われてしまう。さらに彼らは、ささめは人間ではないと告げ、しもべとして大姫に仕えるよう強要する。
そこへ死んだはずの許婚が生還してくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-31 00:20:43
75030文字
会話率:31%
なにも我慢せず、ただ、好きに生きていた男が死んだ。
これでやっと終われると安心していたが、不思議な場所で目を覚ます。
そこには地獄の鬼がいて、怠惰の罪で地獄に落とされた。
落とされた場所は、一見普通の田舎風景だが、罪を償う異世界だった。
償
う方法は、怠惰を我慢し、『我慢汁』を溜めること。
魔物に変えられた男は、償いの生活を始める。
ただ、ただ、悲惨な状況が続きます。
こんな運の悪い奴がいるのか?っていう感じで見てもらえばいいです。
基本的に報われません。
ネット小説大賞に応募してみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-02 20:00:00
155630文字
会話率:33%
借金の形がわりの代償として売られてしまった薩摩ふぶきは人身売買の輸送列車の中で頭のネジが一本外れているような美少女閻魔小鳥とであう。
列車内で小鳥の優しさや人間らしさに心をうたれた薩摩ふぶきは列車が武装集団に襲われて列車が横転したさいに気を
失っていた閻魔小鳥を背負い
逃げ出す。列車を襲った武装集団は閻魔家の私設軍隊だった。閻魔家の私設軍隊に捕まった薩摩ふぶきは捕虜として捕まるが気がついた小鳥に救われる、その際に
結婚相手になってくれと頼まれてる。空に浮かぶ孤島にある閻魔家に到着する。
閻魔家とは閻魔大王を代々輩出している名門の家だった。
閻魔三姉妹、長女はぐれメタルの異名をもつ元冥界神・閻魔ひより・次女稀代の人形使い閻魔凛・そして三女の閻魔小鳥、小鳥が薩摩ふぶきを婿として連れて帰った
事に小鳥の婚約者であるミカエルは大激怒して薩摩ふぶきに決闘を申し込む。しかし、薩摩ふぶきが閻魔家に来た事には全て裏があった。
薩摩ふぶきは死んだ三人の兄の魂の生まれ変わりだった、そして本来の閻魔小鳥を救う為に再び呼び戻された。
死んだ兄の嫁であったひよりと小鳥が薩摩ふぶきをめぐってお互いに自らの所有物と明言していざこざが起こる。
その仲裁に入った閻魔大王は閻魔家に伝わる伝統行事・地獄の鬼ごっこにて決着をつけよと二人を説得する。
地獄の鬼ごっことは地獄に住む極彩色豊かなゲイおにぃ達から逃げて、閻魔三姉妹が持つ三種の神器をゲットすると言うゲームだ。
ミカエルや閻魔大王から直接任命されたふぶき専用メイド小鈴の活躍によりひよりや凜から三種の神器をゲットする、そして、小鳥が待つ地獄の36丁目にていったい何が待ち構えているのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-11 21:35:35
101346文字
会話率:18%
死後、閻魔大王によって六道の一つ、地獄道へと落とされることが決まった天見猛。そのことを理不尽と感じた猛は脱走を図る。刑の執行前に地獄の鬼の隙を突き、抜け出した先は――修羅道であった。
戦いの日々。生き残るためだけに他者を殺す。そこは地獄から
も隔離された世界であった。しかし、理を無視して迷い込んだ猛は『お前の物は俺の物』という餓鬼道の概念も持ち込んでいた。殺す事で他者のエネルギーを奪い取り、やがては日の当たる世界へと舞い戻る。
「さあ、新たな人生を楽しむか……」
地獄に行くはずだった男が異世界にもたらすのは混沌や絶望か、それとも幸福か……。
※超不定期連載。気分転換をするときに執筆・投稿します。そのため残酷な描写が他の作品に比べて強い傾向があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-18 16:30:41
65638文字
会話率:9%
高校二年生相生梓。ある日地獄に迷い込んだところ角をはやした父を発見。その後まあ色々あって、見事地獄の雑用を押し付けられるようになりました。もう嫌だ。なんて呟いてるうちにトントン拍子に進む出来事を梓は…傍観するはずがことごとく巻き込まれてしま
います。(実際の地獄とは多いに異なります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-17 15:42:52
2514文字
会話率:57%
ごく普通の中学生である吉原郁人はある日の晩に拉致されてしまう。
目を覚ますとそこは妖怪の世界=あの世《アンダー・ワールド》だった。
その世界で一番偉い閻魔様の勝手な思い付きで、郁人を使って新妖怪を作り、人間界に新しい妖怪ブームを作ろう
と企む。
しかし、死んだ人間と違い、壁をすり抜けたり、透明になれたり出来るはずがなく、それを三人の家庭教師――九尾の狐、魔女、メリーさんを付けて、生身でも出来るように訓練させられる。
そこでの生活にも慣れ始めた頃、郁人は不思議な夢を見始めた。夢なのに、実際に体感してしまうほどのリアルな夢に郁人は精神的にも参りかけてしまう。その夢を三人も見ていることが分かり、そのことを閻魔様に相談すると、三人が郁人の前世の恋人だと判明。郁人がここに連れて来られた真の理由と同時に前世の記憶を取り戻した三人は、あの時、出来なかったことを今、実行しようと甘え始める。
三人がそんな変化を見せる中、郁人も同じように訓練の成果が現れ始めた。
郁人の変化に伴い、町ではある事件が起き、「その犯人が郁人ではないか?」、と疑われてしまう。閻魔様もしぶしぶ町に住んでいる住人の意見を聞き、郁人を城に泊まるように命じる。
その日の夜、こうなることを狙ったように閻魔が一連の犯人である地獄の鬼に襲われる。地獄の鬼は郁人の前世の魂に紛れ込み、一緒に転生していたという真実が閻魔様によって伝えられた三人は、閻魔様を守るため、郁人を救うため、鬼との戦いが始めるのであった。
OVL文庫大賞に応募しております。
※1 校閲終了しました。もう一回読み直してもきっとまだまだ直す所があると思いますが、区切りをつけるため、終了します。大変ご迷惑おかけしました。
※2 PVが9000超えました。本当にありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-23 12:18:54
133250文字
会話率:45%
〇季節外れの鬼灯は、白い雪上に紅く染め上がった。鬼の御霊はとおりゃんせ。さ迷う女の躯は、まるで夏の蛍のように舞う雪虫の誘いとともに、提灯の燈に似た鬼灯を摘み紅く染まる。愛しき者を待つ御霊を、かつて如何なる刄をもってしても掠り傷一つ付けられな
かった地獄の鬼の角を斬り落としたと伝わる名刀“角落とし”を腰に携えた流浪人に浄化を求めるのであった※どの地方にもよく聞く昔話のひとつでです。ジャンルを歴史にしたのは、物語の源が実話を元に構成されていたためです(盗賊征伐)◆郷土資料提供、昭和・伊原哀護/著、(´з`)y-~~~前トキしろう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-12-05 18:01:35
12115文字
会話率:34%