魔法が存在する世界でシルドは、小さい頃から司書を夢見ていた。しかし、彼は貴族であり次期領主。所詮、夢は夢だった……。が、十五歳の誕生日を迎えた日、彼に前世の記憶が蘇る。それは本に囲まれて暮らしていたものの、司書の夢なかば死んだ前世だった。
自分の運命に諦めかけていたシルドであったが、前世の記憶も手伝って再度、司書になる決意をする。
目指すは、大陸を治めし王国『アズール図書館の司書』。存在そのものが不明とされている謎多き司書。そして夢を叶えるためには、まずはアズール王立学校に入学する必要があった。失われたとされる古代魔法の一つを携えて、世界最高ランクの司書へと歩み行く、若き青年の異世界物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 17:02:27
993332文字
会話率:45%
体感没入できるVRMMOのゲームがある。名はニルヴァ。ニルヴァでは四回目の死亡を持って人格や記憶の書き換えがあると規約にある。
ゲームの運営会社は太平洋上にある島国のイデア王国にあり、イデア王国の法律ではニルヴァの規約は合法とされてい
る。
ただ、被害は報告されていないので、多くのユーザーは規約を本当の事とは考えておらず、ゲーム上のスパイスと捉えゲームを楽しんでいる。
時任はニルヴァを楽しみたい人間からリアルマネーを貰って接待する仕事をしていた。評判は上々で会社員として働く以上には稼げている。
時任の選んだ職業は古代魔術師。攻撃力は弱く、強力な回復魔法や効果が強いサポート魔法もない。利点はマナ回復が早く、多くの魔法を覚えられること。
接待においてはお客さんに活躍してもらう必要があるので、古代魔術師は接待には向いていた。
いつも通りの接待のはずと出掛けた先で、偶然ニルヴァの世界を変える宝があると知る。
宝を手にすればニルヴァの運営会社ザ・ゲイブの未公開株と交換可能との噂だった。宝の秘密を知った時任の元に段々と怪しい女性たちが集まってくる。
これは何者でもなかったが、何者かになっていく誰にでも起きる青年の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 09:14:13
22155文字
会話率:24%
かつてアルカディアの賢者として名を馳せたアレクシス。しかし、彼の力を恐れた王国の重臣たちは彼を裏切り、家族を奪い、追放してしまった。絶望の中で生き延びたアレクシスは、復讐を誓いながら禁断の知識と古代の魔法を探求し続ける。
やがて、伝説の賢
者の遺物「知識の書」を手に入れたアレクシスは、全知全能の力を得る。この圧倒的な力を武器に、彼は再び立ち上がり、自分を裏切った者たちに報復の鉄槌を下すため、旅を始める。
旅の途中で出会った戦士、盗賊、魔法使いたちとともに、アレクシスは王国の各地で不正を暴き、民衆を救っていく。しかし、彼の前に立ちはだかるのはかつての重臣たちだけでなく、王国を影から操る巨大な陰謀だった。
最終決戦の舞台は、黒幕が潜む巨大な城。激闘の末、アレクシスは黒幕との一騎打ちに臨み、知識と魔法を駆使した壮絶な戦いを繰り広げる。彼の知恵と勇気が試される中、ついに黒幕を打ち倒し、アルカディアに平和をもたらすことに成功する。
戦いが終わり、アレクシスは新たな賢者として人々を導き、再び信頼を取り戻す。復讐の旅は終わりを告げ、新たな未来への一歩を踏み出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 11:08:57
3277文字
会話率:20%
この作品は、勇敢な冒険者たちが失われた王国の秘密を解き明かし、闇の力を打ち倒すために旅するファンタジー小説です。物語は主人公のエリックや彼の仲間たちが古代の遺物や神殿、図書館、聖堂などの場所を探し求めながら、様々な試練や敵との戦いに立ち向か
う様子を描いています。彼らは勇気と絆を示し、新たな仲間と出会いながら、平和を取り戻すために奮闘します。次なる冒険に向かう彼らの旅立ちと、未知の地での新たな試練と出会いが物語のクライマックスを迎えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 00:20:34
426文字
会話率:15%
記憶をなくした青年ロジタール。彼が森の中をさまよっていると、モンスターに襲われている老人を発見し、これを助けることに成功する。
ロジタールは老人に感謝されつつも、屋敷の留守を頼むというお願いをされ、やや強引に鍵を渡され、不思議な屋敷に足を
踏み入れる。
しかしそれはロジタールを屋敷へ封じ込める為の罠であり、ロジタールは訳もわからず屋敷内に幽閉されてしまう。
一方、その屋敷は各所で異世界へつながっており、その数も十を優に超える奇妙なものだった。更に時間や空間さえもねじ曲がっており、ロジタールの元を訪れる異世界者たちは後を絶たない。
衝撃波のみという地味な能力でありながら、攻防一体の強力なスキルを備えたロジタール。
ロジタールは自らに施された封印と彼の力、そして屋敷、世界の秘密を解き明かすべく、騎士、配信者、王国の兵士たち、過去人、魔王と勇者、スローライフ志望者、古の武将などなど、様々な人物たちとの交流を開始していく。
※不定期更新、時期と頻度、長さは未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 12:05:16
39158文字
会話率:46%
【完結保証!】☆初回以降は月~土のAM6時投稿予約済です☆
ここはドーナン王国。数十年前、突如として現れた瘴気。物理攻撃も、魔術攻撃も一切効かず、このままでは国は瘴気に飲まれて滅んでしまう…
そんな時、遥か昔、勇者召喚の儀を行い、
聖剣を携えし勇者が国の窮地を救ったという文献が見つかった。役立たずの給料ドロボーと揶揄される魔術師達がみんなで文献を読み漁り、ようやく召喚方法、古代文字で術を刻む魔法陣の内容が解読された。
魔術師全員で魔法陣を分担して書くも、新人魔術師のシアは古代文字を間違えて書いてしまう
「聖剣を携えし勇者よ!この国を救い給え!幸せへと導き給え!」
「ワン!ワン!!」
「……え?」
そうして現れた勇者様は……「ユーシャ」と古代文字で書いてあるドッグタグを携えてこの世界にやってきた、犬。
―…そう、ただのカワイイ、成犬。それも小型の、犬。
シアは特別なスキル「犬との疎通」を持っていたが、これには実は欠陥があって……
シアはユーシャ様のお世話係となり、通訳としてそのまま瘴気撲滅の旅に同行する。
スペクタクルなものは期待してはいけない―…
桃太郎的立ち位置のユーシャ様
ユーシャ様に意外にも忠実な犬役 イケオジ騎士団長オーレンツ
猿のようなお爺ちゃんっぽい魔術師長ゼニール(まさに二人は犬猿の仲)
キジのクチバシ代わりに槍を持った、顔馴染みの青年で城の巡回騎士ヴァンクル
そして、自分は朗読(ただの通訳)する添え物だと思うシアの、4人+1匹という超少数精鋭で、愉快にわちゃわちゃ、ほのぼの、時に真面目に、たとえ門番しか見送りがいなくても、自分の…いえ、お国の為に浄化の散歩に行って参ります!ユーシャ様のご聖水とご聖塊を携えて!!
「ワン!ワン!」
≪保護犬の成り上がりお散歩譚だな。チガウか!?≫
違いますっ!!
☆残酷描写は保険程度です。
☆犬は犬です。獣人でもないので犬×人の恋愛はありません。人×人の恋愛ものなので序盤で「恋愛ないな」と諦めないで下さいね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 06:00:00
104282文字
会話率:50%
余命3年...そう告げられた俺はあと先考えず歩道橋で命を投げ出した。...がしかし、気がつくとそこは異世界の王宮。ただ単に召喚魔法に巻き込まれただけの俺には何のスキルもなかった。王から直々に王国から追放された俺は、頑張って生きようと試みるが
、恐喝に逢い、王から渡された銅貨三枚、剣と食料を損失。全てを失った俺は高難易度ダンジョンに侵入し、この世界でも自殺を試みる。が、しかし一人の魔術師に助けられ、生きる希望を持つ。
そして俺は決めた。
俺と同じ境遇の人を救う為、前へ進むことを――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 15:55:33
986文字
会話率:15%
8XX年…平安時代、漁業の盛んな村の海底に…人魚の王国があった。
王国には王子が生まれた。
歌声とハープの音色で王国を守っていたので、
王子は海音 かいと と名付けられた。
海音はすくすくと育ち、人間界に興味を持った。
人魚も妖怪とされ
ていた昔の日本では、人間界と関わりを持ってはならない。
とある出来事がきっかけで、掟を破った海音は少女と密かに会っていた。
その現場を村人に見られてしまいーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 18:00:00
17655文字
会話率:37%
どこかのよく似た異世界でのお話。
神や魔物、勇者が存在する世界で、1000年もの平和な世の中が続いておりました。大陸で古くから栄る大王国の、辺境の領地から物語は始まります。
王都からいく筋も伸びる街道のひとつを、虫革の頭巾と蓑虫の外
衣をつけた小さな子供がよろよろ歩いています。
火焔を纏った剣を振う剣士が走り過ぎ、それを追う騎士を沼地に潜んでやり過ごし、彼方に見えた森の入り口にようやく辿り着いたと思いきや、関所の守り人に止められ、ここを通すわけにはいかぬとのこと。
押し通ろうとするも用心棒「神狩り」に戦いを挑まれ、なんとか撃退すると、今度は王宮貴族「鑑別技官」のお姉さんが立ち塞がります。たぶん「稀れ神」蒐集が生き甲斐の制服美女に、本気の外法力捕縛術を叩き込まれ、精一杯の抵抗を試みますが敢えなく捕らえられて?
「我れは……我れは、東方、烈山、光輝のミ・ズ・キ神」
幼神(おさながみ)カミクの運命やいかに。
ご注意 : 厨二病全開、エログロナンセンス、文章がくどい、ふざけている、いい加減にしろ、といった要素を多分に含んでいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 08:57:53
83684文字
会話率:51%
第一王子に媚びを売り、公爵令嬢との婚約を破棄に追い込んだことで、キャロルの義妹は夜会で糾弾された。
古代魔法の大家であるランサ公爵家を虚仮にするとは不届き千万!
王国に仇なす者を滅する古代魔法が放たれる。
義妹の身代わりで魔法を受けてしまっ
たキャロルは、なんと小鳥の姿になってしまった。捕まったらどうなるかわからない。
(ひとまず撤退よ!)
飛び出した小鳥キャロルが辿りついたのは、魔法使いの塔。
そこに住んでいた魔法使いイグナシオと暮らしながら、元の姿に戻る手立てを探すことにしたキャロル。だが、王国に監視されているイグナシオの孤独に触れ、いつしかお傍にいたいと思うようになっていく。
キャロルの未来はいかに。
※他サイトにも掲載中
※エブリスタへは改稿した形で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 20:02:50
11350文字
会話率:35%
ある日、普通の高校生だった主人公は、突然異世界に召喚されてしまいます。その異世界は魔法や魔物が存在し、古代の伝説や神話が現実となっていました。主人公は自身の特殊な力を発見し、仲間たちと共に冒険に身を投じます。彼らは王国の平和を守りながら、強
力な魔物や謎の組織と戦い、次第に世界の運命を背負う存在として成長していきます。しかし、彼らの前に立ちはだかる試練や裏切り、そして彼ら自身の内面の葛藤が、彼らの冒険をより一層困難なものにしていきます。果たして彼らは、世界を救うことができるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 13:43:02
1363文字
会話率:50%
七柱の神々を奉じる七種族――ディノサウリアン、マーマン、ドワーフ、エルフ、ゾアン、ハーピュアン、そして人間が暮らすセルデアス大陸。その長き大陸の歴史に深く刻み込まれた、ひとりの男の名がある。
「破壊の御子」ソーマ・キサキ。
古代セルデア
ス大陸の西域に突如として現れ、当時亜人類と呼び蔑まれていた種族を率いて反旗を翻すと、多くの街を焼き払い、いくつもの王国を滅ぼした。そして、大陸全土に戦乱と恐怖と破壊をもたらし、ついには史上最悪の破壊者にして虐殺者として今なおも恐れられる男。
しかし、その正体は現代日本から召還された、アニメや漫画が好きなごく普通の少年・木崎蒼馬だった。
レベルもスキルも魔法もない異世界で、何のチート能力も与えられなかったばかりか、自身で戦う力すら奪われた平凡な日本人の少年が、涙を流し、反吐を吐き、時には挫折を味わいながら、それでもなお知恵を絞って仲間とともに戦い抜き、歴史にその名を刻む大河戦記ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 01:18:49
3153230文字
会話率:30%
誰か来て! ここにヤバい人がいます!
どうやっても女の子にしか見えない、道具屋兼落ちこぼれ付与魔法剣士と、微妙なお年頃でショタコンの性癖を拗らせ気味のお姉様魔術士の二人がくりひろげるコミカルファンタジーです。
ここは東西に果てしなく長い
大陸の中央部にあるトアール王国。
その北部に位置する北の都。町の名前はまだ無い。
北の都には複数世代からなる、古代の地下都市や迷宮があり、冒険者ギルドには深層へと挑戦する冒険者たちが集まっていた。
道具屋こと付与魔法剣士の少年サントも、そんな冒険者の一人。
少年なのに可愛いだけが取り柄で、非力で役立たずと貶される彼の前に一人の女魔術士が現れる……。
この作品は「カクヨム」「ノベマ」他にも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 19:10:00
22314文字
会話率:40%
「小僧、お前の背中。ワシは好かん」そう言う赫い龍に俺は。「オレに言われてもそれは遅いことで仕方なく無い?」と、言い返してやった。この遅いには理由がある。それはこの文句垂れる赫い龍もご存知のはず……だった。
事の原因はオレの親父でオレは被
害者の筈だがこの赫い龍にとってはオレも当事者である。責められるのは当たり前だが理不尽を覚えてしまうのだよオレは。この背中に秘められた古代魔法は良く無いものだと知ってはいるが自由に生きていたい。
そう思うオレは赦されないのか?
父の魔術により、背中にある古代魔法の魔紋を押しつけられるルキア。それは人が持つものではない。でもその刻印を持って生まれるように仕組まれたルキアは父の道具に。いいように扱われてしまう。
だがある日、その父にも解放され「さあこれから」と思うルキアの前に赫い龍が現れた。しかもその龍はただの龍ではなく古から生きる古代龍にして今は竜神の赫龍王。そして其れに吊られるようにとある魔女までもルキアの前に現れる。
「竜も魔女も天使まで! お前らはオレに何をさせたい!?」
彼の行く末は何処にあるのか。
主人公ルキアが紡ぐ完全冒険ファンタジーです。
よろしくお願いします。
主要登場人物
ルキア 背中にある秘術を持つ少年。その所為で父にはある道具にされてしまう不幸な少年のはずだが本人はそんなことは微塵も思わない屈強過ぎる?主人公。
ライ ドラゴニア王国の王子でありルキアの従兄弟。ルキアを良く知る幼馴染であり親友のライ。ルキアの不幸も幸もよく知る少年。
リリィ ルキアの実の妹にしてライの義理の妹。ちょっと複雑な生い立ちあるドラゴニア国の王女。
ジャンヌ ルキアの叔父にしてライの父親。ドラゴニア王国現国王。ルキアの不遇を知る人物。
赫龍王 ??
魔女 ??
この先も出てきます。お楽しみにとよろしくおねがいします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 17:20:00
1521文字
会話率:3%
エリーゼ・ド・ラヴァレットとクリスティアン・デュ・マレー王太子は、星明かりの下で運命的な出会いを果たす。彼女は王宮の庭でクリスティアンと互いに真摯な言葉を交わし、二人は政略結婚を通じて国の未来を左右する重大な秘密に気づく。この結婚は、彼ら自
身にとっても、王宮の未来にとっても、ただの形式ではなく、新たな希望と古い腐敗との戦いの始まりを意味していた。
エリーゼとクリスティアンは、王宮の地下深くに眠る古文書と忘れられた魔法の遺物が保管された古い図書館に足を踏み入れる。そこで彼らは、王宮の初代王が遺した日記を発見し、王宮創設に至る苦闘と、初代王と古代の魔法使いたちが結んだ秘密の協定について知る。この協定が現代の王国にどのような影響を与えているのかが示唆されていた。
一方、クリスティアンは隣の棚から古びた地図を発見し、それが王宮の地下に広がる未探索の通路を示していたことから、二人は未知への探索を決意する。この通路が彼らを導くのは、王宮の地下深くに隠された部屋であり、そこには王国を揺るがす力を秘めた古代の遺物が眠っている可能性があった。
夜が更けるにつれ、エリーゼとクリスティアンは秘密の通路を探索する冒険に出発し、彼らの前には予想もしない真実が次々と明らかになる。彼らの探索は、王国の未来を大きく変える可能性を持ち、彼ら自身の運命をも変える冒険の第一歩となる。この一連の出来事は、彼らが王宮内外で直面する権力闘争や陰謀を通じて、真のリーダーシップを発揮する機会となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 01:26:05
13569文字
会話率:35%
山の王国の第一王子アルフレードは悪夢にうなされていた。二年前の古代種・一角竜の討伐で元婚約者ジルベルタを失ったのだ。討伐メンバーは皆罪悪感に悩んでいたが、それぞれ立ち直っていった。
アルフレードも懇意の神官長フランカの密かな手助けにより前向
きになる。そんな中、一角竜の犠牲者の鎮魂祭が行われ、隣国・海の王国の王弟ルフィーノも参加する。ルフィーノは海の王国を救った英雄たちを連れてきていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 10:10:00
171073文字
会話率:35%
男には帰らなければならない理由があった。
名は神楽仁(男主人公)。近未来(宇宙世紀)の日本に生を受けた45才。妻と娘がおり、若き頃は軍に在籍し、英雄と謳われた過去を持つ。民間に下っても有能でセキュリティー会社の重役だった。
ある日突然
、魔法とドラゴンの世界に魂だけ転移させられた。転移先はキース・バージヴァルという金髪碧眼の美男子。
18才で王国の第二王子。その容姿とは裏腹に、素行も頭も悪い。問題行動のあげく落馬して死んでいた。
国民とのお別れ会のその日、神楽仁はキース・バージヴァルの骸(むくろ)に入ってしまった。甦ったかっことなり、人々を驚かすのだがそれで終わりではなかった。兄のカール・バージヴァルが国の根幹にかかわるある事件を引き起こす。それによってキースは父・国王にも、さらにはその兄・カールにも、命を狙われるはめとなる。
善良と思えた兄のカール。しかし、彼もゲスだった。キースは罪を着せられ裁判にかけられることになる。そこに教会や議会の思惑、そして、三男ブライアンを王太子にせんとするエリノア王妃の野望も絡み、自体は混沌としていく。
殺されるわけにはいかない。現世に帰らなければならなかった。神楽仁を召喚した者は一体誰なのか、どういう理由で神楽仁が異世界に召喚されたのか。
キースとなった神楽仁は、智謀と魔法と古代兵器で破滅を回避しつつ、現世に帰還する方法を求め冒険をする。
旅で会った竜王。そして、世界樹。シーカーにドラゴンライダー。魔法に魔素や魔導具、ヴァルファニル鋼、箱舟ラグナロク。
世界の秘密、数々の謎。行きついた先は創造者と呼ばれる男だった。その男の口から驚くべき真実が語られる。
異世界全てが、生きとし生けるもの全ての生命を脅かす、男の巨大な陰謀だった。
異世界に行ったきりでハーレムを造ったり、スローライフを送ったり、恋愛はしない。モテたり、婚約させられたりはするのだが。
あくまでも異世界からの帰還を目指す破滅回避と冒険の物語。敢えてジャンル付けするなら、“異世界帰還もの”。
※もし、時短したい方がおられるのなら第三章まで読んで頂いて最終章(第十四章)に飛んで下さい。
なお、この物語は2年以上更新が滞っている『宮廷を追放されそうなゲス王子ですけど、中身はマジおっさんです。』を書き直した【完結バージョン】です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:36:14
478207文字
会話率:26%
異世界・ロスヴェルデ聖王国の宮廷筆頭大賢者・ギュンター・クーンは、迫りくる魔王国の侵攻を阻止すべく、多くの英雄たちと共に魔王討伐に向かう。
だが、仲間の裏切りにより処刑されてしまつたが、その命が刈り取られる寸前に、手古代王国の転生の秘儀
を発動。いつか魔王を倒し王国を取り戻すために、転生の旅路へと発った。
そして、転生した先は、一人の女子高生であった。
魔法の魔の字も存在しない現代・地球。
そこの女子高生の魂と同化してしまったギュンタは、偶然だが彼女自身とコンタクトを取ることに成功。
すべての事情を説明し、このまま彼女の体内に同居することを認めて貰ったものの、現代世界の知識を持たない大賢者にとっては、この世界は好奇心を満たすためには充分であった。
しかも、彼女の身体で魔法を使った場合、トンデモないペナルティーが発生するという。
一つの身体に二人の魂。
歳も世界も、性別も違う二人の人物の、まさに魂のふれあい。
果たして二人は、これからおこるハチャメチャな出来事をクリアできるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 12:58:56
33368文字
会話率:37%
人知を超えた美しさを持つ少女、メア・ラメント。彼女の正体は歌をいたい、音楽を奏でることで自然に の力をかりる、長命で強大な力をもつ種族、リーフローレライの最後の純血の生き残りであった。大きな秘密を抱えた彼女は"探し物"を
見つけるために、友人、アルテと旅に出る。
はるか昔の歴史の真実は彼女と共に。
彼女はこの旅路の果てに何を見つけるのか。
これは一人の少女の悲しみと喜びの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 19:06:46
790文字
会話率:0%
主人公ネイサンはミストリア王国の王立研究所に所属する下っ端研究員。25歳の時から所属しているが、これといった研究成果もなく45歳となった今でも3級研究員として毎日雑用ばかり押し付けられている。
彼の研究は古代言語ガラル語の翻訳である。謎
多き超古代文明ガラル帝国の主要言語とされるガラル語は、今は発音も意味も失われた幻の言語である。しかしもし再現できれば最も魔法に適した言語であるとも言われる。この翻訳にネイサンは研究者生命をかけていた。
その日、20年間に渡る研究が実り、ついに現存する唯一のガラル語魔術書「グリモワール」の一部が解読できる。早速その中の呪文の一つを使ってみたネイサンは、現代とは全く別次元の威力に驚嘆する。
研究員仲間から冷遇されているネイサンだが、唯一親しいとも言える同僚がいた。ジェイルという彼は、ネイサンよりずっと年下だったが3年ほど前に親しくなり、ガラル語の研究に唯一理解を示し、ネイサンの研究室にも頻繁に出入りしていた。ネイサンの研究の完成を知ったジェイルはともに喜び、街に誘って乾杯する。なれない酒に酔っ払ったネイサンは、ジェイルに送られて宿に戻った。
2日後、疲れもあり昼過ぎまで寝ていたネイサンは、街を見てとんでもない事を知る。ネイサンの研究成果が何故かジェイルのものとして発表されていたのだ。伝説の古代魔法の復活に国はお祭り騒ぎ、誰もがジェイルをたたえ、国最高の勲章が授与されるとまで噂されていた。わけが分からず混乱したまま、ネイサンが研究室に赴くと研究室長の教授から唐突にクビが宣告される。理由は20年間なんの成果も挙げなかったから。ネイサンはグリモワール翻訳成功のことを訴えるが、それはジェイルの功績だと聞く耳を持ってもらえない。退職金もなく体一つで放り出され、研究室においてあった資料さえもすべて没収された。
王国の学術界に絶望したネイサンは、王都を離れ一からやり直すことを決める。一方、ネイサンの研究を横取りして出世したジェイルと教授だったが、ネイサン以外に誰もガラル語は翻訳できなかった。成功したはずの彼らの人生は、少しずつ崩壊していく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-13 11:40:00
94493文字
会話率:52%