六年前、侯爵令嬢の馬車が襲撃される事件が起きた。
私は『被害者』となった。
……月が綺麗な夜だった。
廃工場に打ち捨てられ、ただ死を望む私を見下ろす男がいた。
銀色の髪に、青の瞳の背の高い男。
ぼろぼろの屋根の下に差し込む月
明かりを背景に、吸血伯爵と呼ばれる男が笑った。
「フォーリー……俺こそが犯人だ。俺を恨め。……悔しければ追いかけて来い」
……ああ、そうだ。
こいつが、犯人だった。
私を襲わせた、全ての元凶。
全てを狂わせた男。
ーー絶対に、許すものか。
復讐を誓った私は侯爵令嬢としての生活を捨て、剣士として生きてきた。
しかし。
十八になった私にはそろそろ結婚相手が必要だと、お父様が釣り書きを用意した。
提案されたのは……犯人の吸血伯爵!?
ついに復讐の好機がやってきた。
因縁に燃える侯爵令嬢と、不老不死の吸血伯爵の間に、果たして愛は生まれるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 09:00:00
104681文字
会話率:28%
「退治するためだけの図鑑は……きっと必要ない。誰もがモンスターを知ることができ、いざというときには身を守ることができる。そんな図鑑が必要なんだ」
とある魔法の研究をしながら、のんびりと日々を過ごしていた魔法剣士のソラ。
ある日、モンスター
図鑑を作成してほしいという依頼が冒険者ギルドを通じて舞い込むのだった。
最初は戸惑っていたソラだが、とあるモンスターとの出会い、そのモンスターを巡る事件が起きたことにより、図鑑の重要性を理解し始める。
そして、人とは異なる姿を持つ異種族との出会いを経験することで更なる情報を伝えていく必要があると感じ、モンスター図鑑を深化させた『異種族・モンスター図鑑』を作成しようとするのだった。
人・モンスター・人とはちょっと異なる異種族との交流で、お互いのことを知り合い、知識を1つの本にまとめてゆく物語。
カクヨム様にも投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427955584022折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 07:00:00
1559097文字
会話率:41%
朝と午前に機嫌が悪く見える父、冬野春花、思春期真っ盛り娘、雪は、二人暮らしで平和の日々を送っていた。冬野の妻の命日1週間前、娘の通っている学校で爆発事件が起きた。同時刻、父のカフェにも爆発事件が起こる。
最終更新:2024-12-11 01:08:48
3822文字
会話率:10%
私、藤咲瑞穂(ふじさきみずほ)はオタクで腐女子な高校二年生。
友達と共に二次元の薔薇を愛でる、優雅で平凡な日常を送っていた。なのに、「藍沢健人くんの笑顔かわいい! 圧倒的受けすぎる!」と、ひょんなことから塩顔イケメンな三次元の推しができて
しまう。
推しを眺めることも、日常の一部になりつつあった。だがしかし、「藤咲さ、健人のこと好きでしょ」と推しの親友、砂糖顔イケメン瀧田くんにバレて、さあ大変! ……って違う! 断じてガチ恋などではない!
推し本人にも絶対伝わる……。きっと引かれて終わりだ……と思ってたのに、あれれ。私、いつの間にか二人に付きまとわれるようになってません……?
私の腐友達に惚れたバスケ部の男子に協力したり、個性が強すぎる吹奏楽部の仲間や、これまたキャラの濃い家族との事件が起きたりなどなど。私の優雅で平凡な日常が、てんやわんやの日常へと変貌を遂げてしまった!
※念のためR15としていますが、気にせずお読み頂けます。
※本作品は毎週一話更新となります(具体的な曜日、時間は決めておりません)。更新の際はTwitterにてお知らせ致します。また、同じくTwitterにて登場人物のイラスト等も掲載していきますので、ぜひ美化しながらご覧ください。よろしければ月見 エルのTwitter(▽ https://twitter.com/otukimi_ll )のフォローをお願い致します。泣いて喜びます。
※番外編は、主人公以外の視点でのお話です。
※カクヨム、エブリスタでも連載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 22:36:23
152851文字
会話率:46%
いつもと変わらない日常の中、高校の授業中に窓際の席でボーっと外を眺めていた主人公。しかし、その光景が一変したことで彼の穏やかだったはずの日常は変わっていく。
何故なら、『人が落ちていくのが見えた』から。
しかし彼のその驚き叫んだ声にクラ
スメイト達が急いで窓の下を見るも、遺体は無かった。
疲れてるんだよ、などと声を掛けられた主人公だが、あまりにもリアルな映像に幻とは思えず。
いつもと同じように授業が始まり、静けさに包まれた教室で
『人が・・・落ちていった!!』と叫び声が轟く。
主人公が見えた映像から、僅か10分後のことだった。
それはまさに彼が見たそのままで。
自分がおかしくなったのかとフラフラして帰宅する主人公の前に、ギリシャ神話で有名な『パンドラ』を名乗る少女が現れ、彼に『パンドラの箱』の底に残っていた希望を意味する『エスペランサ』を与えたと言う・・・
それは『10分後に起こる悲劇が垣間見える』というものだった。
主人公は、エスペランサによって次から次へと見せられる悲劇を防ぐため、奔走する・・・
という、普段はラブコメ、事件が起きたらシリアスというお話です。
特に推理物を意識しているわけではなく、トリックとかはほとんど無いです。
あくまでヒューマンドラマと、エスペランサを軸に作成しています。
素人の拙い小説ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 21:18:30
129702文字
会話率:43%
2024年、4月。異常気象や太平洋での大津波、戦争など、世界では不穏なニュースが連続する中、北海道、阿嘉霧市(あかむし)、阿嘉霧極東高校(あかむきょくとうこうこう)のパソコン部にて、不思議な事件が起きた。
生徒五人がパソコン室の奥、用具
室への扉を開くと、そこには不思議なレンガ造りの迷宮が広がっていたのだ。
現れた怪しげな『ダンジョンマスター』が言うにはこのダンジョンの果てに棲む『巨人』の力によってこのダンジョンが世界に侵食しているのだという。それを食い止めるべく、部活のメンバーである五人と顧問一人が挑むことになる。
モンスターだらけの迷宮で、レベルアップでステータスを上げ、頂上にいる『巨人』を討て!
カクヨムにも同作品を投稿しています。
(URL)
https://kakuyomu.jp/works/16818093073106115264折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 18:00:00
277341文字
会話率:37%
青森県の山奥にある寒村で殺人事件が起きた。事件現場となった神社の新雪の上には足跡がふたつ。ひとつは被害者のもの。そしてもうひとつは、なんと神社に納められていた人形のものだった。はたして犯人は巨大な藁人形『御人形様』なのか。
村にはカルト教
団と科学第一主義の結社が滞在し、『御人形様』の所有権をめぐって日夜小競り合いをくり返していた。このふたつの怪しげな団体は殺人事件に関わっているのか。それとも――
豪雪が降りそそぐ下北半島の地で起きた怪事件に、恒河沙の兄妹三女『恒河沙縛』が挑む。
『恒河沙の兄妹』シリーズ長編第四弾。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 17:00:00
347650文字
会話率:57%
ある日、とある中学校から大勢の人間が忽然と消える神隠し事件が起きた。被害者は生徒と教職員合わせて三百余名。前代未聞の行方不明事件を前に社会は震撼する。だが、後日、突如として事件は最悪の結末を迎えた。
結果だけをお伝えしよう。生還者はたっ
たの1名のみ。果たして、誰がどのようにして生還することが出来たのか。
これは事件を遡り、行方不明になった者達が地獄の様な異世界から生還するまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 20:05:25
31402文字
会話率:29%
※メインはBLです※魔法学園に通うアティアンナの婚約者はこの国の三番目の王子である。最近、その婚約者と仲が良い下級生の女子がいじめられており、どうやら生徒達はアティアンナを主犯格と見なしているようだ。
疑いを晴らせないまま、アティアンナの目
の前でその子が階段から落ちる事件が起きた。そして卒業前最後のパーティーの夜、とうとう王子から、一連の事件の犯人はアティアンナではないかと問い詰められてしまい……というのはサブで、絶対に付き合いたい公爵が泣き落としにかかる話。ジリアン×メデオのガチムチ受です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 21:37:27
8498文字
会話率:49%
王国の辺境に位置する小さな村で年に一度の祭の準備が進められていた。しかし、その華やかな祭りの日、恐ろしい殺人事件が起きた。
犯人と目されたのは、殺されたギョームと同居していた長男のエミールだった。
エミールは強く無実を訴えたものの、確実な証
拠がなかったため村の長老たちは判断を下せなかった。そこで司祭アントンの提案で、エミールに対する「神明裁判」が行われることとなった。これは神の意思をもって被告の潔白を示すという、この村の修道院に伝わる「火掴みの試練」であった。
多くの村人たちが見守る中、エミールは目隠しをされ、震える手で炭火の上に置かれた鉄の棒を掴んだ。
「神よ、どうか私をお救いください…」とエミールは小さく呟き、鉄の棒を握りしめたエミールがゆっくりと手を開くと、彼の手には火傷一つ見当たらなかった。村人たちは息を飲み、次の瞬間、驚きと歓喜の声が修道院に響き渡った。
「奇跡だ……神は彼を赦したのだ!」
だが、本当にエミールは無実であったのだろうか。もし彼が無実であれば、本当の犯人は誰なのか。
王都の犯罪捜査官ダリーのもとへ村から一通の手紙が届くと、ダリーは村へ捜査に出向くことを決めるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 23:46:20
22132文字
会話率:39%
情報を持つエネルギー粒子『マジック・アイ』を利用できる者を『権限者』と呼んだ。
生まれつき全身麻痺の障害を持つ青年ル・ゼ・ジャセルも『権限者』であり、彼は十五年先の未来を予測することができた。
彼が作り上げた予言書には、『マジック・アイ』を
巡っての世界の変化について書かれてあったが、その全貌を解読する前に、予言書が盗まれる事件が起きた。
予言書の内容で判明しているのは、短い詩と四人の人物名だけだった。
予言書の行方がわからないまま、時は過ぎていき、その期限である十五年目を迎えようとしていた。
現在の世界は、『権限者』による治安の乱れが問題視されるようになっていた。
『マジック・アイ』を利用した事業者たちが集う業界団体『IMEA』は、治安維持対策として『権限者』同士による闘技大会『WGBG』を開催することにした。
高額賞金の設定に動かされた『権限者』たちが集まってくる中、羽蕗 梨菜も『WGBG』に参加することになった。
彼女は、予言書に出ていた四人の名前の内の一人だった。
長編小説「マジック・アイ」の続編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 13:06:08
335813文字
会話率:36%
シエナには二人の幼馴染がいた。
イライアスとセレスティア。
二人は顔のせいで高飛車な悪女扱いをされていたシエナと仲良くしてくれた。そんな二人が、彼女は大好きだった。
なのに。セレスティアがストーカーのせいで亡くなったのだ。
一緒にいたイライ
アスも重傷を負い、途方に暮れるシエナ。
それなのにとある貴族令嬢が、今回の事件が起きたのはセレスティアがストーカーを誘惑したからだと言ったのだ。
そのせいで自分を責めたイライアスの体調はさらに悪化し、とうとう自殺未遂まですることになる。
それを見たシエナは父親に懇願し、イライアスと結婚することになる。そして二人は療養と称して、彼の領地にある静かな別荘に移り住んだ。
それから五年。彼は以前と変わりないくらいにまで回復したのだった。
それを機に王都に戻ると決意した彼を見て、シエナは思う。これならきっともう大丈夫だろう、と。
それと同時に、思う。自分がこのまま彼の妻でいるのは、間違っていると。だから言ったのだ。
「イライアス。私たち、離婚するべきだと思うの」
その一言で、傷だらけの二人の止まっていた時間が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 14:10:00
42424文字
会話率:29%
今から7年前。世界を震撼させる大事件が起きた。
それは軍人とギルドによる力で食い止めて平和になったと言う。まだ私が一桁の年齢に起きたものだけど印象に残っている話だ。更に昔には大戦もあったりと現在では考えられない争いの絶えない最悪な時代だと思
う。
しかし、諦めずに頑張った結果が今の時代を築き上げて手に入れた平和。物騒にイメージされる軍隊は破棄され、ギルドと呼ばれた組織も解散されて新たに作り直された。
世界は平和だ。昔が嘘かのようにどうしようもない程に安心して生きていける幸せな世界。
英雄なんて呼ばれた人間も時間が経つに連れて薄れていき、誰しもがぬくぬくと育つ世の中に問題はない。
ただーー。
そこで生きていくにはあまりにも持て余す力を私は有していた。並外れたこの才は寧ろ7年前くらいに必要なものであったのに何の間違いか、こんな平和になった世界に取り残されてしまっている。
異端で異質で異常としか言えない嫌悪する力を。
※
エブリスタ掲載前作 【旋律を奏でる蒼天】の次回作です。
この作品だけでも問題なく読めるストーリーでありますので気兼ねなく読んで下さい。
ちょっと更新は遅めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 18:55:02
780797文字
会話率:36%
この世界の神はとある事情で自分たちの力を十個の結晶に封じ、神晶としてその力を代表者…【アングレカム】に託す。その後神たちは日々アングレカムの継承の日を見守ってきたが、十代目アングレカムの継承で事件が起きた。星の侵略者デインズの襲来により、神
晶の一つを奪われ、挙句の果てには残りの神晶九つは様々な時代へ、世界へ、別次元へと散った。神晶を拾い、その輝きに選ばれたことから晴れてアングレカムになったのは未来の研究員、異世界の王女、別次元の生命体…………そして面倒くさがりの普通の女子高生…………王寺文葉。未来からきた研究員…渡野香によりアングレカムについて知った文葉は、己が手に入れた神の力に戸惑いながらも宇宙規模の事件に巻き込まれていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 23:24:17
62261文字
会話率:66%
横浜南署管轄内で強盗傷害事件が起きた。
SNSでグリムという指示役に遠隔操作され
た実行犯が「浪岡満生という青年に騙された」
と供述する。護城翔子は行方不明だった満生の
捜索願を受理したとして調査を開始。
満生が接触した便利屋の社長・赤羽真
代から
翔子は情報を得る。満生はどうやらトランスジ
ェンダーで、トクリュウグループのリーダー神
谷という男に恋していた、という。桜庭千春刑
事課長は、「グリム=神谷」の可能性があると
して、翔子と二係長の堂前瑠璃を組ませて捜査
させる。
瑠璃の機転で別の実行犯を逮捕。そのうちの
ひとりは、満生のことを知っているよう。
「アイドルで問題児」翔子には、義理の父親
に売春を強要されていた亜美という少女を発砲
により救った、という過去がある。便利屋を再
度訪れた翔子は、真代の秘書・愛子にそのこと
を告白する。愛子にも何やら秘密がありそう。
瑠璃は上海に潜伏するトクリュウグループを
日本に移送するために飛び立つ。グループの中
に氏木という怪しげな人物がいる。
一方横浜南署では、真代がグリムの正体を明
かす、と出頭する。供述によれば、満生は被害
者であり、グリムこと神谷の手で悲惨な目に遭
って自殺したのだと言う。また満生の母・君江
も満生が死んだ、と証言する。
彼女らの供述に、不自然さと意図を感じる千
春達捜査官。そこに実行犯からの新たな供述。
曰く、グリムは神谷ではなく、現在瑠璃達が連
行しようとしている氏木という男、だと。満生
は実は生きていて、氏木を狙っている。真代達
の供述は陽動作戦、と捜査陣は結論づけた。
翔子は上海からの便が到着する成田空港に向
かう。そこでは満生が氏木に銃口を向けていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 20:30:00
32572文字
会話率:37%
全ては【昔々あるところに】から始まった。
神々への信仰心を失った人間は照葉の創世者を崇め次第に闇へと支配され、暗闇に住まう影者へしして唯一、信仰心を失う事の無かった女の死によって、大きく歯車が動き出した始めた。
己の影を操る神咲 橙矢
最
高神の血を受け継いだ桜樹颯
新月の夜、
二人は神を襲う影者達に粛清と癒しを与え続けていたそんなある夜に事件が起きた。
橙矢は忘れ去っていた自身の過去について思い返すも
幸せに満ちた日々では無かった。
それでも小さな幸せは存在した。
そして、
橙矢と颯を待ち受けていたのは黒狼の刹那だった。
刹那は『昔話を......』と話し終えると橙矢にある事を願うも、許して貰えなかった。
三人は橙矢が育った村へ訪れる。
懐かしむ顔は居らず、悲しき別れの前に
『最後の場』
を目指すよ告げられた。
最後の場で三人の前に現れたのは、照葉を創り上げた女と武神であり大犬神。
橙矢のある疑問により大犬神を封印する事が出来た。
だが、女は怒り狂い容赦なく襲いかかってくるも、
橙矢の機転の速さに手も足も出なかった。
勝利に喜ぶも、
大鬼神の全てを引き継いだ橙矢は鬼神化が完全なものへとなる。
橙矢の暴走を止める事が出来る颯もまた、大神の全てを引き継ぎ、暴走し始める。
そして、互いに大神の支配により、武神二神の因縁の戦いが始まる。
《神VS人間》《鬼×狐》
少し変わった組み合わせのお話ですが、
【和】を感じつつ、
このお話を楽しんで頂けたら光栄です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 21:53:18
7334文字
会話率:50%
ある日、世界中で行方不明事件が起こるようになったそれは誘拐や拉致とは言い難かった。なんでも人が目の前でパッといなくなるそうだ。そんな事が多く続いたある日人が消えた場所から1冊の日記と思われる物が見つかった。そこには一文しか書かれていなかった
。しかしこの一文をきっかけに世界は大きく変わった。
「異世界にいます」
最初は何かのイタズラだと思っていた。だが、日記が見つかった場所で行方不明になった人物の筆跡と一致。
この一連の行方不明事件を異世界誘拐事件と名付け最初に行方不明事件が起きたアメリカを本部に調査を始めた。これは、この事件の被害者の身辺捜査を行う2人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 23:59:37
2421文字
会話率:39%
バラバラ事件が起きた、人肉が冷蔵庫にタッパーに入れられていたという事件だ。
俺は特にニュースとかは興味ないのだが、その事件が起きたのが、職場の先輩が住むアパートだったから、少し気になっていた。
犯人はいったい誰なのか……君達は分かるだろうか
最終更新:2024-10-08 22:06:43
1998文字
会話率:50%
雲居十志郎は霊に憑かれ易い体質をしていた。学生時分に悪霊に憑かれ、自分の意志に反する行動を取らされていた。 そんな雲居を補導し、ある場所に放り込んだのが、警察官の狩谷宗介だった。
その場所で雲居は修行し、己の身に神の力を宿す方法学んだ。
そして、その力を使って、主に霊に悩まされている人を救う仕事に就いたのだった。もちろん、それだけで日々の生計の全てを賄える訳はなく、なんでも屋のような仕事もしていた。
ある日、京都と兵庫の境の福知山で事件が起きた。女子中学生の拉致事件である。
女子中学生の清水佳奈は地元の半グレに山へ連れていかれ、そこで10数人の男の慰みものにされてしまった。
佳奈を拉致した半グレのほとんどが、山中で遺体となって発見された。また車やバイクもめちゃくちゃに壊されていた。
しかし佳奈は家に帰ってこず、佳奈の姉の華美は精神的ショックを受けている両親に代わって警察に捜索願を出しにいった。一向に佳奈は見つからず、華美は警察署に嘆願に出掛けた。華美は雲居の知り合いの狩谷にで会った。
狩谷は、これは不可思議な事が起きているのではないかと、華美にそのような事の専門家に相談する事を勧めた。そして狩谷を経由して雲居に仕事が回ってきたのだった。
雲居は神社、御札、御守りに二礼二拍一礼をする事によってその身に神の力を受ける事が出来る。それを使い悪霊に動物霊に悩まされている男、酒蔵の経営者が抱える悩みを解決していった。
狩谷の頼みを聞くのが不本意ではない雲居だが、仕方なく福知山へ向かう事にしたのだった。そこでこの事件がただならぬ状況になっている事を知った雲居は、福知山の山中に華美を伴って向かったのだった。
果たして雲井達は山で佳奈と、佳奈に憑りついている酒吞童子と邂逅した。驚いた事に、佳奈と酒吞童子は華美を殺そうとしてきた。
佳奈は小さい頃から華美にコンプレックスを抱いており、酒吞童子の力を借りてその恨みを解消しようとしていたのだった。
雲居は華美から遠く離れた神戸の地、雲井の本拠地で酒吞童子を迎え撃つ事になった。地の利があって圧倒的有利になると思いきや、酒吞童子は道中で自分をパワーアップさせてくれる酒を手に入れており、雲井を圧倒してきた。
絶体絶命の状況に陥った雲井だったが、鬼に強い神の力を偶然借りる事が出来、辛くも酒吞童子を佳奈から祓う事に成功したのだった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-15 23:10:07
90206文字
会話率:41%
夜会で殺人未遂事件が起きた。
犯人とされたのは、第一王子の婚約者であるティナ・セルラト。
ティナは無実の罪を着せられて、投獄されることになった。
牢に入れられる直前、階段から転がり落ちたティナは、
王都から遠く離れた小さな村の外れ、魔術
師クロードの家に転移していた。
クロードはティナの首に〝種〟が植え付けられていることに気づく。
それは過去にクロードから全てを奪ったもので、今ティナの魔力を枯らすもの。
クロードは〝種〟と冤罪事件は密接に関係していると考え、
利害が一致した二人は、冤罪事件を引き起こした黒幕を探し始める。
ティナに殺人未遂の罪を着せたのは誰なのか。
ティナに種を埋め込み、魔力を奪ったのは誰なのか。
過去にクロードを苦しめた種とは。
次なる殺人事件も起きてしまい――。
魔力を奪う種と冤罪事件の黒幕を二人は追っていく。
☆同じ傷を持つ孤独な二人が寄り添いながら、お互いが大切な存在になっていくラブストーリー
☆冤罪事件と種にまつわる謎を解くミステリー
8月中には完結します、ハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 20:33:23
164050文字
会話率:48%