幼少期から神殿で暮らしていたトレヴァーは、いつも同じ日に預けられたレイモンドに助けられていた。
だが、レイモンドに魔力があることがわかり、彼は魔塔に行ってしまう。
その前に、トレヴァーとレイモンドはある約束をした。
それは、
大人になったら一緒に冒険をするというもの。
それから十数年の月日が経ち――トレヴァーとレイモンドは、冒険者として一緒にパーティーを組み、冒険者ギルド『カリマ』に所属している。
とある日、依頼帰りに森を歩いていると、「きゃあっ」という声が耳に届いた。
聞き覚えのある声だったので、声のしたほうへ足を進める。
いつもお世話になっている宿屋の看板娘が、魔物に囲まれていた。
彼女を助けた翌日、衛兵が宿屋まで来てトレヴァーとレイモンドに、
「きみたちが急いで森から出てきたという証言がある。どういうことか、説明してくれるだろう?」
と問う。
今朝、森の中でズタボロの男性が見つかった。
森から急いで街へ向かうトレヴァーとレイモンドを、誰かが見ていたらしい。
トレヴァーは、疑われたことにレイモンドの機嫌が急降下したことで、彼が怒っていることに気付く。
「オレらが犯人じゃなかったら、ちゃんと謝れよ!」
レイモンドはそう宣言し、冒険者ギルド『カリマ』に所属している全員で犯人を見つけることを決意した――……。
対人戦が苦手な聖騎士と、明るい賢者の絆が深まる物語……のつもり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 21:10:00
55759文字
会話率:53%
マリエ・セントクレア伯爵令嬢は、行動力だけはある変わり者と評されていた。貴族の令嬢には珍しく、魔法学校に通っていた。とはいうものの魔法の実力が図抜けているなんてこともなく、卒業後は縁と運があって美形のレイモンド・バーナードムーン侯爵令息と結
婚した。しかし嫁入り前にレイモンドは隣国バセラとの戦争に出征してしまう。子作りを期待されていたのに、美形令息と公認でキャッキャウフフできる機会がお預けだ。マリエの行動力が火を噴くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 07:47:45
6282文字
会話率:31%
「コーデリア・イーストレイク侯爵令嬢。君に問いたいことがある」
ピンク髪の愛らしい男爵令嬢ドナの教科書が破られ、私物が紛失した件で、コーデリアの仕業ではないかという嫌疑がかかった。どうやらレイモンドはコーデリアを婚約破棄することまで考えてい
るらしい。魔力の強いコーデリアは『威圧』という、他人を服従させる力を使えた。男爵令嬢ドナを『威圧』し、真実を吐かせることを選択する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 07:45:39
4336文字
会話率:52%
急募:節度ある交際と、犯罪捜査を両立する方法。
魔法学院の医学部・魔法医学科で学ぶ伯爵令嬢フランシスは、「初恋の当て馬」騒ぎを経て、婚約者の有責で婚約を解消。
協力してくれた法学部のレイモンドとは一年を経て恋人関係になった……のに、
互いの多忙のせいで、会話は研究のことだけだった。
やっと休日に出かけたと思えば、通りがかった火災跡で、顔見知りの警部に捜査への協力を求められる。
ここが三件めの美術品盗難事件の現場で、犯人らしき男のほか、多色の炎が目撃されたのだと。そして火元近くには、有名画家が若い頃に描いた『麗しの乙女』が切り取られた痕跡が……。
「人為的な火災の可能性がありますね。レイモンド様はどう思いますか?」
「僕の好みを聞く時より、生き生きしてない?」
――証拠品は、時間とともに失われる。
魔法法医学者と検事を目指している二人は信念に従って証拠品の採取を始めたものの、フランシスは自分の中に溜まっていくもやもやに気付いてしまい……。
ちょっとした謎と、理想と現実に悩みつつ少しだけ進展したい二人のお話です。
※こちらは短編『つかぬことを伺いますが ~伯爵令嬢には当て馬されてる時間はない~』(N9156IS)のその後の話ですが、読まれていなくても大丈夫です。
短編から長編(短編連作)に改稿作業中につき、短編から世界設定、人物設定など、一部変更があります。
前作よりミステリ寄りで、事件の内容上、念のためR15推奨になっております。
この作品はカクヨムにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 07:25:27
18360文字
会話率:44%
「フランシス、俺はお前との婚約を解消したい!」
魔法学院の大学・魔法医学部に通う伯爵家の令嬢フランシスは、幼馴染で侯爵家の婚約者・ヘクターの度重なるストーキング行為に悩まされていた。
「真実の愛」を実らせるためとかで、高等部時代から度
々「恋のスパイス」として当て馬にされてきたのだ。
静かに学生生活を送りたいのに、待ち伏せに尾行、濡れ衣、目の前でのいちゃいちゃ。
忍耐の限界を迎えたフランシスは、ついに反撃に出る。
「本気で婚約解消してくださらないなら、次は法廷でお会いしましょう!」
そして法学部のモブ系男子・レイモンドに、つきまといの証拠を集めて婚約解消をしたいと相談したのだが。
「高貴な血筋なし、特殊設定なし、成績優秀、理想的ですね。……ということで、結婚していただけませんか?」
「……ちょっと意味が分からないんだけど」
しかし、フランシスが医学の道を選んだのは濡れ衣を晴らしたり証拠を集めるためでもあったように、法学部を選び検事を目指していたレイモンドにもまた、特殊設定でなくとも、人には言えない事情があって……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 22:12:19
14174文字
会話率:51%
ギフトと呼ばれる能力を持っていることが当たり前の世界で、ギフトを持っていないミカエル・トレントはプロスペラーレ国騎士団討伐隊イーサ隊に所属していたが、ある任務がきっかけで“討伐隊のお荷物”と呼ばれているエレナ隊への異動を命じられる。
エレナ
隊を抜け出すために成果を上げようと躍起になるミカエルだったが、エレナ隊に一緒に過ごしていく中で全員の秘められた覚悟と過去を知ることになる。
レイモンド・ランドルフは恋人のために。
シャノン・ヴァレンタインは家族に自分の力を認めてもらうために。
エレナは家族を殺すために。
そしてミカエルもーー。
それぞれの過去と向き合う時どんな決断をするのか、乗り越えた先には何が残るのか。
彼らの仲間のような、友達のような、家族のような心温まる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 15:31:07
29655文字
会話率:49%
長年片思いしていた幼馴染のレイモンドに大失恋したアデレード・バルモア。
自暴自棄になった末、自分が不幸な結婚をすればレイモンドが罪悪感を抱くかもしれない、と非常に歪んだ認識のもと、女嫌いで有名なペイトン・フォワードと白い結婚をする。
初顔合わせにて「君を愛することはない」と言われてしまい、イラッときたアデレードは「嫌です。私は愛されて大切にされたい」と返す。
あまりにナチュラルに自分の宣言を否定されたペイトンが「え?」と呆けている間に、アデレードは「だったら私は貴方を愛さないので、貴方は私を愛することでお互い妥協することにしましょう」と詰め寄る。ペイトンは、何故かこの想定外の提案を承諾してしまう。
かくして、愛され妻と嫌われ夫契約が締結された。
出鼻を挫かれたことでアデレードが気になって気になって仕方ないペイトンと、ペイトンに全く興味がないアデレード。温度差の激しい二人だったが、その関係は少しずつ変化していく。そんな中アデレードを散々蔑ろにして傷つけたレイモンドが復縁を要請してきて……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 20:19:21
212021文字
会話率:47%
聞き上手のキッテ様 ~追放監禁された私に青い小鳥が舞い降りて気づけば王都の情報通 だから白いフィクサーになりますね~
https://ncode.syosetu.com/n0350ji/
https://ncode.syosetu.com/
n3274ji/ (本編後日談)
を合わせた連載版になります。
新録は10話からです。既読の方はこちらからお読みください。
キッテ・スクライブは、王太子レイモンドとの婚約を破棄され、王都から追放された。原因はレイモンドの父である国王お付きの占い師シェオル。キッテは占い師に、自身がいずれこの国を滅ぼすと予言されてしまったのだ。
失意の中、彼女は王都から郊外の森の中にある屋敷に連れて行かれた。
屋敷の敷地から出てはいけないというルールのもと、死ぬまでここで暮らすようにという命令だった。まだ何もしていないキッテを死罪にすることはできない。だから、彼女は軟禁された。屋敷はキッテを閉じ込める檻だった。
孤独に沈む少女の元に――
お喋り好きな青い小鳥が舞い降りる。そこから始まる華麗なる逆転劇!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 08:30:00
247573文字
会話率:42%
キッテ・スクライブは、王太子レイモンドとの婚約を破棄され、王都から追放された。原因はレイモンドの父である国王お付きの占い師シェオル。キッテは占い師に、自身がいずれこの国を滅ぼすと予言されてしまったのだ。
失意の中、彼女は王都から郊外の森の
中にある屋敷に連れて行かれた。
屋敷の敷地から出てはいけないというルールのもと、死ぬまでここで暮らすようにという命令だった。まだ何もしていないキッテを死罪にすることはできない。だから、彼女は軟禁された。屋敷はキッテを閉じ込める檻だった。
孤独に沈む少女の元に――
お喋り好きな青い小鳥が舞い降りる。そこから始まる華麗なる逆転劇!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 20:03:03
15885文字
会話率:33%
子爵令嬢のアリナと伯爵令息のレイモンドが婚約を交わした。
アリナがレイモンドに抱いた第一印象は“石のような人”であり、その印象通り会話が弾むタイプの人間ではなかった。
例えばアリナが「私を愛して下さいますか?」と聞くと「自分で考えてくれ」と
、答えをアリナに委ねる。
とはいえアリナが「私たちは愛し合っていると言いふらします」と言うと、さすがに「勝手なことをしないでくれ」と止める、という具合だ。
そんな二人は婚約者同士交際を重ねるが、事件が起こる。
アリナの父が不祥事を起こし、領地を没収され、アリナの家は名ばかりの貴族になってしまった。
心を痛めたアリナは、自分からレイモンドに“婚約の解消”を申し出るが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 16:40:10
7335文字
会話率:44%
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、
したくなかった。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 06:00:00
13857文字
会話率:32%
メイリフローラは初恋の相手ユアンが大好きだ。振り向いてほしくて会う度求婚するも、困った様にほほ笑まれ受け入れてもらえない。
それが十年続いた。
だから成人した事を機に勝負に出たが惨敗。そして彼女は初恋を捨てた。今までたった 一人しか見ていな
かった視野を広げようと。
そう思っていたのに、巷で「氷の騎士」と言われているレイモンドと出会う。
好きな人を追いかけるだけだった令嬢が、両手いっぱいに重い愛を抱えた令息にあっという間に捕まってしまう、そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 19:00:00
22144文字
会話率:27%
ミリアム・ワイズは高校の同級生であるモード・チェスタット伯爵令嬢に声をかけられた。「一緒に来て! 謎解きなんて絶対に無理だもの!」モードは連休にダートランダー公爵の孫で大学生のレイモンドから別邸に招待されたが、招待を受けるには三つの条件が
あった。一つ目は平民で役に立ちそうな友人を一人同行させること、二つ目は謎解きに参加すること。三つ目は謎が解けなかったり失格になったりした場合は屋敷に滞在できないために帰ること。普通ではない条件だというのに、レイモンドを夢のような恋人や結婚相手と思う女性は多く、招待を受けたがっていた。「お礼もするわよ? 好きな本を買ってあげるわ!」「一冊の本で私を釣るつもりでしょうか?」「十冊。新刊でどう?」本好きのミリアムはモードに同行することを了承した。
古本屋の娘である本好きのミリアムが謎解きに挑戦!
ダートランダー公爵家の別邸で何があるのか。モードとの友情など、人間関係も織り交ぜなら紡がれる物語。(たぶん)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 12:00:00
159742文字
会話率:57%
大学生の海翔は、女神エリシアの仕業で、エドガー・レイモンドという名前の貴族の子に転生し、異世界を生きることになった。時間停止を使いこなす俺は、この世界で最強らしい。
しかし、一人だけ時間停止の効果が通じない、例外の少女がいた。その名はラ
プラス。
打倒ラプラスを掲げ、仲間を集めるが、その仲間が俺の前世の知識を使って、一夜で高層ビルを建てたり、パチンコ店を開業したりやりたい放題。
俺についたあだ名は、皇帝・宗教狂い・戦王・金融王・カジノ王・タワマン王・鉄道王。
おかしな仲間たちと打倒ラプラスを目標に、昼はS級冒険者、夜は世界一の富豪になり、最後は世界を支配する皇帝になる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 22:05:32
10245文字
会話率:35%
カトレアの婚約者レイモンドは王女の護衛だ。護衛になってからというものエスコートはキャンセルされ約束は反故にされ続けている。王女は美男の護衛たちをはべらせ、特にレイモンドにべったりだ。どういうつもりかと悩むカトレアだったが、ある時王子に寄って
こられて、はたと気づいた。権力者のセクハラ断りづらし。もしやレイモンドも!?カトレアは真意を探ることにした!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 17:05:38
4196文字
会話率:35%
アストリア王国の特命調査官レイモンド・クロフォードは、二年前に起きた謎の死亡事件の真相解明を命じられる。被害者はナヴァール伯爵家令嬢マリー・ド・ナヴァール。公式には事故とされたその死の背後に、レイモンドは不穏な影を感じ取る。
調査を進めるう
ち、マリーの婚約者だったギデオン・ド・ヴァロワ公爵の関与が浮かび上がる。しかし事態は思わぬ方向へ。マリーの怨霊が目覚め、ヴァロワ家に呪いをかけ始めたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 08:50:00
10730文字
会話率:39%
ここは獣人の住む世界。舞台は19世紀後半のロンドン。
垂れ耳うさぎ属のローズマリーは、ささやかで平穏な日常を送ることが何よりの喜びだった。
しかし、お隣にトラ猫属のレイモンド教授を首領とする怪しい3人組が引っ越してきて・・・
*宮崎駿監督
の『名探偵ホームズ』が好きで、獣人ものにチャレンジしてみました(汗)
*同作品の中では、モリアーティ教授のファンです。
*ご都合主義なので、合わない方はそっと閉じてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 13:28:20
24166文字
会話率:40%
こちらの作品は以前に投稿した『冷酷公爵と純天然庭師』の大幅な書き直しをした作品です。以前と結構内容等が違ったりしています。
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢「アレスリア・レイモンド」。少しズレてる彼女は人形のように愛らしいが、そのせい
で少し気味悪がられたり…
婚約破棄された数日後、領地の借金の肩代わりをしてくれる隣国の貴族『氷の公爵』と呼ばれ人々に恐れられている「クロード=アウグスト」に嫁ぐことになった。
彼と結婚した日の夜、クロードに「夫婦関係なく好きに生活して良い」と言われたアレスリアは本当に好きに生活することに…
アレスリアは宝石やドレスよりも花が好き。
そんな彼女の趣味はガーデニング(園芸)!
でもこの世界では貴族がガーデニング(園芸)をするのは《はしたない振る舞い》に入ってしまうそうで…
だったら【庭師】になれば良いだけ!
でも公爵家の庭師と公爵夫人を両立させるのはとても大変…
純粋で鈍感でちょっとズレてる元伯爵令嬢の
庭師が氷のように冷たい公爵様を振り回す!
簡単には溶けない氷も時間をかけてちょっとずつ溶かしていけば……
クロードの家名、国の名前等を変更しました。
以前の作品よりもアレスリアに対して冷たい言葉を口にするクロードやユリウス等が登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 14:42:28
418785文字
会話率:51%
26年思い続けた兄・孔明と結ばれ、バラ色の刑事生活を送る桔梗原鸞。しかし、かつて逮捕した広東マフィアのボス・レイモンド・タンの護送を任命されたことで、歯車が狂い始める。鸞に一目惚れして執着するレイモンドの罠で、護送団が行方不明に。孔明はかつ
てフランス外人部隊の兵士であった過去を取り戻し、鸞の上司で孔明の先輩にあたる霧生久紀と共に救出へと向かう。鸞と孔明の凄腕ぶりが遺憾無く発揮され、アクションシーンも盛り沢山。
レイモンドに嫉妬する孔明と、レイモンドに盲愛される鸞の、二人の愛の行方は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 00:48:12
64244文字
会話率:54%
【第1部(約11万文字)まで完結保証!】
同人18禁ゲーム【悪堕ち王子の快楽ダンジョン】に転生した主人公、もと日本人のアルト・レイモンド。
〝王家の権力争いで命を狙われた王子アルトは、逃亡生活のすえ、瀕死の状態でとあるダンジョンに転がり
込んだ。
邪悪な瘴気に魅入られ、魔族に変貌し、ダンジョンマスターとして君臨。モンスターを強化したり罠を開発して、探索に来た女冒険者たちを非道な手でやり込めるようになる――〟
というのが本来のゲームシナリオ。
しかし、その通りに進めるとアルトには破滅が待っている。
「それくらいならひっそりと暮らしたい!」
人畜無害なダンジョンを装い、自分が快適に過ごすためにあちこち改良するアルト。《クリエイト》スキルと生来の凝り性で、ダンジョンをいじるのに没頭する。
見た目の恐ろしいモンスター娘たちも、《キャラクターメイク》の能力で美少女に。
そうしているうち、やがて女冒険者たちが攻略にやって来た。
アルトは彼なりの『撃退方法』で対処するが――そのあまりの気持ち良さに女冒険者たちが入り浸るようになって……!?
強気な剣士、清楚なシスター、狡猾な盗賊、お忍びでやってきた隣国の皇女まで……信じて送り出した美女・美少女たちが、そのダンジョンから帰ってこない!!!!
※カクヨムからの転載です。
※○○○シーンはありません。
※鬱展開や、女の子が酷い目に遭うシーンはありません。
※「ダンジョンに夢中になった女冒険者たちが恋人や婚約者よりもこちらを優先させちゃう」的な意味ではちょっとNTR?(BSS?)あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 22:00:00
113593文字
会話率:46%
「どうせ互いに望まぬ政略結婚だ。結婚までは好きな男のことを自由に想い続けていればいい」「……あらそう。分かったわ」婚約が決まって以来初めて会った王立学園の入学式の日、私グレース・エイヴリー侯爵令嬢の婚約者となったレイモンド・ベイツ公爵令息は
軽く笑ってあっさりとそう言った。仲良くやっていきたい気持ちはあったけど、なぜだか私は昔からレイモンドには嫌われていた。
そっちがそのつもりならまぁ仕方ない、と割り切る私。だけど学園生活を過ごすうちに少しずつ二人の関係が変わりはじめ……
※※大したざまぁはない予定です。気持ちがすれ違ってしまっている二人のラブストーリーです。
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 18:29:47
107243文字
会話率:43%
「ルーファス・アスクウィス! 貴様をこのアスクウィス侯爵家から追放する!」
侯爵家嫡男のレイモンドは愛する妹を老富豪との政略結婚から救うため、暫定当主の継父ルーファスを侯爵家から追放した。正義の味方のつもりだったレイモンドだが、次々と明
らかになる事実により失墜していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:00:00
48518文字
会話率:37%
「お前との婚約は、今日この場で破棄するっ!!」
夜会という衆人環視の中で、婚姻の日取りも決まりかけていた婚約者から、婚約破棄を言い渡されたのは、侯爵令嬢のシルヴィア。
シルヴィアには、リリアという三歳年下の愛らしい容姿をした異母妹がいる
。
社交界では、優しく慈悲深い妹を虐げる、冷酷な姉という噂が囁かれていた。
シルヴィアにとって、衆人環視の中で婚約破棄を言い渡されるという、屈辱的な状況の場。その時異母妹のリリアは、シルヴィアの婚約者であったカルロスの腕の中で守られるように、抱き寄せられていた。
嘲笑を周囲から向けられるシルヴィアへ、他の出席者とは違う視線を向けていたのは、同じ夜会に招待されていた王弟のレイモンド。
複雑に絡み合った繋がりが、氷姫と揶揄され、虐げられていた令嬢の未来を変えていく──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 10:03:15
196294文字
会話率:31%