子爵令嬢のアリナと伯爵令息のレイモンドが婚約を交わした。
アリナがレイモンドに抱いた第一印象は“石のような人”であり、その印象通り会話が弾むタイプの人間ではなかった。
例えばアリナが「私を愛して下さいますか?」と聞くと「自分で考えてくれ」と
、答えをアリナに委ねる。
とはいえアリナが「私たちは愛し合っていると言いふらします」と言うと、さすがに「勝手なことをしないでくれ」と止める、という具合だ。
そんな二人は婚約者同士交際を重ねるが、事件が起こる。
アリナの父が不祥事を起こし、領地を没収され、アリナの家は名ばかりの貴族になってしまった。
心を痛めたアリナは、自分からレイモンドに“婚約の解消”を申し出るが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 16:40:10
7335文字
会話率:44%
悪魔の親方が昼寝をしていた。穏やかな魔界の昼下り。りろりろりろろん、りろりろりろろん、鳥が鳴いている。
えろっちゃいむ!突然ちびっ子の声が響いた!
わたくしの名前は、マリーゴールド・ジョゼファ・ブラウニー!神に愛された存在。それは妬みを
引き寄せるもの。キィー!わたくしは次こそは!次こそは!
神は天から彼女を見守る。
おお?そのような展開は望んておらぬ!勝手なことをするな!これこれ!ちょっとまてい!
このお話に出てくるアイテム、呪文、世界観は、名前は有名どころをお借りしておりますが、その使い方、内容は作者の趣味に走っております。なので使い方違うぞー。となるやもしれません。
あしからず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-04 21:59:23
9736文字
会話率:35%