耳の聴こえない少年が、知らない間に敵に狙われる!
そんな少年を陰ながら守る女子達。
幼馴染み、同級生、先輩、後輩、姉。沢山の女子達が少年を守る為、特別な力「おにぎり」を使い敵に立ち向かう。
女子達に秘められた力、少年の狙われる理由。
敵はど
ういう組織なのか、なぜ誕生したのか。
その理由は、読んで確かめてください!
耳の聴こえない少年と特別な力を持つ女子達が織り成す王道ファンタジー!
「沈黙の剣使(ちんもくのけんし)」と言う作品も投稿しております。この作品も読んでいただけると嬉しいです!(繋がりは今の所、何もありません)
気になったら、ぜひ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 00:42:18
19409文字
会話率:54%
出会いと別れの季節。
一人の少年が、期待と覚悟を胸に、日本で一番と言われている魔導者育成学校【私立魔導皇暗学院】(しりつまどうこうあんがくいん)に入学する。
そこで、幾多の出会いと別れを繰り返し成長していく王道ファンタジー。
人類を脅かす異
形の怪物【凶魔】(きょうま)に立ち向かう魔導者達の成長と絆の物語が今、始まる!
※「沈黙の剣使」「おにぎりの具、それは……。」も投稿しております。気になった方はぜひ読んでみてください!
(この作品はろう者を扱った作品ではありません。序盤の話でかなり心苦しい場面がありますので、心が柔い方は注意してご拝読ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 22:47:55
18111文字
会話率:55%
三河蓮と久保紗雪の幼馴染の2人は、充実した高校生活を送っていた。そこにある日、耳が聞こえないろう者、入野竜也が転校してきた。
最終更新:2024-10-21 12:00:00
14322文字
会話率:53%
中学二年生、耳が聞こえなくなった春崎円香はろう学校に入学する。そこで出会った雪乃、穂波という友人、そして、唯一の男子である美少年、真人。ある時、人との交流を最低限しかしない真人に、円香は勇気を出して話しかける。すると真人は、円香に意外にも優
しく接してくれて……? 図書室で逢瀬を重ねるうちに、初恋を奪われた円香は、真人と両思いになるが、円香には秘密があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 14:53:08
27562文字
会話率:47%
【簡単あらすじ】小さな国の虫愛ずる姫が、大きな国の学校でも素直に真っ直ぐ我が道をどこまでも突き進んだ結果、小さな国の隣にある国の王子様まで巻き込んでしまいました。
完結作『あの薔薇が咲き乱れる頃には』のカマキリエピソードを広げました。幼
虫と毛虫が出てきます。いじめ問題もあります。
本作だけで読めるように書いています。
また、本編をお読みになられた方は、最後に差し込む予定のおまけ部分を読んでいただけると、印象が元に戻ると思います。
※本編の本筋とはほぼ関係ないような軽いネタバレはあります。
《新規の方へのあらすじ》
グレーシアは大国リディアスの隣国にあるワインスレー諸国の一つ、ディアトーラの由緒正しき血筋を持つお姫様。慣例に従い、リディアスの学校へと入学した。
しかし、この学校、色々と問題がありそうで。
最初に失敗してしまったグレーシアにも不穏な雲が近づいてきている様子。
本来ならば友達関係やいじめ問題に悩みそうなものなのに、本人はいたって平気そう。
『種族? いいえ、ここにいらっしゃる皆さまは「哺乳類」「サル目ヒト科ヒト属」に属する同じ「人間」と呼ばれるものですわよ』
グレーシアはそんな風に思いながら、裏庭の花壇で今日も青虫でお友達のアミリアに話しかけて、嬉しそうにしている。
そんなグレーシア眺めながら、エリツェリ王子タンジーは、胸のすく思いがするのだ。
しかし、彼女をを眺めるのは、タンジーだけではなく、グレーシアのお弁当箱が盗まれたことをきっかけに、事態は悪い方向へと……。
本当は泣き虫なグレーシアが、少しだけ周りを見て歩めるようになるお話。
《既読の方へのあらすじ》
アルバートの時代が終焉に近づき、新しい顔ぶれが揃えば、新しい風が再び吹き抜ける。飛ばされぬように、追い風に乗り遅れないように。
風を読み、風を捕まえ、そして、その風の壁となり、その国を守るべき者たちだ。
たとえ酸っぱいレモンを囓っても、何も言わずに飲み込むこともあろう者たち。
だから、後もう少しだけ。
もう少しだけ、レモンは酸っぱいと素直に言える時間があっても、良いのかもしれない。
新しい時代に生きる者たちと、虫を育てる不思議ちゃんなグレーシアの学校でのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 10:18:30
62945文字
会話率:28%
ダーティ・スーとは、あらゆる異世界を股にかける汚れ役専門の転生者である。
彼は、様々な異世界に住まう主に素性の明るくない輩より依頼を受け、
一般的な物語であれば主人公になっているであろう者達の前に立ちはだかる。
政治は土足で蹴飛ば
す。
説教は笑顔で聞き流す。
料理はタダで食い尽くす。
転生悪役令嬢には悪魔のささやきを。
邪竜には首輪を。
復讐の元勇者には嫌がらせを。
今日も今日とて、ダーティ・スーは戦う。
彼ら“主人公”達の正義を検証する為に。
「……ついでに、お前さんの人生をハードモードにしてやるぜ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:39:10
880377文字
会話率:30%
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの
父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 17:08:37
307552文字
会話率:48%
日高さんは生まれつきで耳が聞こえない女子生徒。 耳が聞こえない私に理解できないだろうとネガティブなことを考えてしまう。 宗谷さんは友達がたくさんいて、人気のある男子生徒。 日高さんと友達でもない。いつも遠くから日高さんを眺めている。
最終更新:2022-07-03 15:14:35
5227文字
会話率:28%
耳の聞こえない主人公、水瀬歩。歩はある日、ひとりの少女、園川奏と出会い、一目惚れをする。しかし彼女は目が見えなかった。歩は仲を深めようと奏に接触してゆくが、上手くコミュニケーションが取れない。それでも歩は奏と仲良くなるため奮闘してゆく。お
互いのコンプレックスに向き合い、ふたりは仲を深めてゆく。果たして歩は奏に想いを伝えられるのか。耳の聞こえない歩と目の見えない奏のディスコミュニケーションラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 17:00:00
91521文字
会話率:41%
とある ろう者の半生記
最終更新:2021-12-20 23:46:14
1407文字
会話率:16%
神話が神話としてではなく、事実存在していた世界だったとしたら、何故彼等の世界は今存在しないのだろう。逆に、存在していないのだとしたら、何故神話という形で現存しているのだろう。
これは、もしも神話に生きる幻想となった彼等が存在していたとして、
其処に現代を生きていたであろう者、現世の生を終えてしまった者が、失われた神秘に触れ、第二の生を生きる物語。
初投稿です。
拙い文章ではありますが、書きたいし見せたい、そして感想や評価をしてもらいたいという欲求の元書いた作品です。
どうかよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 22:47:49
3251文字
会話率:5%
災いを被った者である被災者。それは、なにも大きな災害に遭って苦難を強いられる人々だけを指すのではなく、実は人は生まれた時から死ぬ瞬間まで、被災者なのではないか。我々は、日々何かしらの禍を被っている。心の中をもし窓ガラスのように覗けるとした
ら、チクチク刺されたトゲだらけでびっくりするかもしれない。自分自身の力でそのトゲを抜く勇気と力と経済力を持っている人など世の中にどれだけいるだろう。平和な毎日とは何もない状態、それがふつうで当たり前。でも実はサーカスの綱渡りみたくふつう(・・・)という細い綱の上を危なっかしく歩いているだけで、いつそこから転落してしまうか誰も分からない。大きな網の目のセーフティーネットからもこぼれ落ちてしまったら、人はどうして生きていったらいいのか。ある災害が起こって、そこに集まったボランティアたち、愛知県の小さな町で代々続く酒蔵を営んではいるが、親から譲り受けた家業を判で押したようにこなしているだけで、ボランティアをして人助けをすることだけが生き甲斐のような蔵元杜氏、各地で災害があると、まるで一時保護施設のように避難所に潜り込んで、一宿一飯の恩義でボランティアをしつつ、老母の年金で食い繫いでいる無職の中年男、日本の社会の中で苦悩する外国人留学生の悲哀、被災者であるろう者の生き難さ、認知症の家族を抱えた葛藤、そして彼らを支えサポートする社会福祉協議会の男性の様々なストレスなど、ふつうに生きたくても、そのふつうが出来なくて、もがきながらもそれでも生きている人々の有り様が各章に分けて描かれています。人が人として人を助け、その温情に人として『ありがとう』と感謝の念を持つ。最後に残るのは、お金でも権威でも損得でもなく、人の心であると信じたい。
毎日は皆忙しくて、時間と時間の狭間でどうにか生きているようなもので、時間があればスマートフォンだって覗きたいし、名のある作家ならともかく、無名の者が書いたものなど眼を通す奇特な方などいないかもしれませんが、もしよろしければチラリとでも見てもらえるとほんとに嬉しいです。コンクリートのように硬くて重い物語ではなくて、笑える要素もあるので日常の息抜きにでも読んでもらえれば幸いです。保育園の頃、お寺のお堂で正座をして両手の親指と人差し指をくっ付けて三角を拵えてお辞儀をすることを覚えました。どうかよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 00:00:00
57179文字
会話率:7%
その時、朱凜の全身は怒りで熱くたぎっていた。
ちょっと前まで、謁見の間の絢爛さに呆気にとられていた田舎者の姫の顔はそこにはなく、琥珀色だった瞳を怒りで金に輝かせながら、壇上のやんごとなき立場にあるだろう者達を、今にも噛みつかんばかりに
見据えている。
「……もう一度、お伺いできますでしょうか?」
朱凜は、荒くなってしまいそうな声音を全力で押さえ込みながら、問うた。
「うむ……こうして輿入れしてきてもらった朱凜姫には非常に申し訳ないのだが、第一皇子、フェルナートとの婚礼を取りやめたいと思っておる」
そう告げたのは、御年四十四歳になるガーヴィルグ帝国の皇帝、ランヴェール三世だ。男として脂ののったは堂々たる偉丈夫だが、さすがに自分が言っていることに非があるのは理解しているのだろう。顎の髭を撫でながら、その視線はどこか泳いでいる。
「何を……っ」
あまりに無責任な物言いに、思わず朱凜は声を上げそうになる。けれど、すぐ隣にいた外交官がそれを手で制し、視線で『お願いですから堪えてください』と訴えてくるので、朱凜は口を噤み、琥珀色に戻った瞳を落とした。
(どうしていつも、こうなるの……)
十七になるのに背も伸びず、凹凸もほとんどない身体、姫としての手習いごとなどはことごとく駄目で、よくできた兄弟、妹と比べられ、”みそっかす姫”と祖国で呼ばれていた朱凜にとって、この婚礼は唯一自国のために自分が役に立てるチャンスだった。
だから、苦手な勉強も、この国に関することは頑張り、教師からもお墨付きをもらうくらいにはなったのだ。
それなのに、結局ガーヴィルグ帝国でも朱凜は”みそっかす”でしかなく、第一皇子に相応しくないという烙印を押されてしまった。
朱凜は固く目を閉じた。襲ってきた虚無感で身体が一気に重くなる。
もうこのままどこかに行ってしまいたい——そう思った時だった。
「——遅くなりました」
凜然とした声と共に謁見の間にやってきた、青みを帯びた鈍色の髪の男——アースヴィルド第二皇子は王に向かってこういった
「フェルナート兄上と朱凜姫との婚礼を取りやめるのならば、私が朱凜姫を娶ってもよろしいでしょうか?」
思いがけない第二皇子の提案から、”みそっかす姫”と呼ばれた朱凜の新しい物語が幕を開ける——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 21:16:08
8949文字
会話率:32%
「あ――も――ッ! 最悪最悪! 最ッッッ悪ですッッッ!!」
寂れた教会に少女の声が響き渡る。魔王の脅威に脅かされた世界で、魔王を倒し世界を救う救世主となれるであろう者を召喚したはいいものの――――
「なんであなた、全裸なんですかッ!」
その男は、堂々と裸を見せつけるド変態であった。
服を脱げば脱ぐほど強くなるという残念なチートを持った露出男と、それに振り回される少女が行く、ポロリありの冒険譚。
世界を救うため、男は今日も服を脱ぐ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 16:15:00
6454文字
会話率:57%
「ようこそ、異世界へ! 君は選ばれた一人だ!」
高校生の望月翔はふと目が覚めると白い空間におり、目の前の神であろう者が言ってきた。
それは夢に描いていた異世界転移であった。
『能力創造』という作りたい能力を生み出せるチート能力も貰え、
不安と期待を胸に翔は異世界へと転移する。
だがその異世界は作り出された世界であり、おまけに翔以外にも別の世界からチート能力をもらってこの異世界に来ている者達がいた。
その中にはたった一人で異世界を壊そうとする少女も……。
そして異世界を壊そうとする少女と、異世界を守るために戦う者たちとの争いに翔も巻き込まれていく。
何故様々な者が別世界から異世界に呼ばれたのか、どうして少女は異世界を壊そうとするのか、そして翔が異世界に来た意味とは何なのか。
これは異世界に来た者が自分を見つけるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 22:53:52
63357文字
会話率:49%
どうしてだろう。何故こんなふうになってしまったのか…。
私の愛する人と、その隣にヒロインの女。
そして、愛する人をこれからも支えていくであろう者達に私は囲まれている。囲んでいる者達は今にも私を殺しそうな勢いで私を罵る。
何故こんなふう
になったのか分からない転生した私は思う。前世と違うこの世界で今度こそはと……愛する人と結婚し家族を造り幸せに過ごし幸せな人生を送ろうと決心したのに。
そして、私は愛した人が振りかざした剣によって
死んだ。
走馬灯のように思ってたことが現実だった。
なんでまた?悪役なの!神様は意地悪なの?!
もう、なってしまったものはしょうがない。
3度目の正直!今度こそは幸せを掴む。
――2度目の悪役令嬢、生きるのは3度目の人生を送る悪役令嬢の幸せを求める物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 22:00:00
93103文字
会話率:53%
「あらあら、令嬢ともあろう者が婚約者が存在する殿方と随分とベタベタしていることですわねえ?」毎度のごとく冷徹に言い放つ公爵令嬢の視線の先には第一王子に抱きしめられた男爵令嬢の姿があった。(ハタから見たならば)婚約者に色目を使う令嬢に敵意を向
けている図なのだが、実情は異なるようで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 18:06:47
5917文字
会話率:57%
8分間の異なる平行世界の事を聞いただろうか?
最高額硬貨の使用で発覚した昭和から平成への過渡期と同じくして分岐したとされるもう一つの日本。
僅かな違いから昭和65年が有る世界。
完全に独立しているより相互に通じ合っている世界達。それでも溶け
合う事は無く、お互いにもう一つの可能性で有るかの様・・・。
そんなある日、二つの世界を強制的に繋げる出来事が起きた。
地球人類とは異なるであろう者が造りし構造体ピン・モニュメントによって。
当初の交流は友好的だったが、時を経てやがて二つの世界は別々の歩みを見せ始めて行き、遂に戦いへと突入していった。
絆を結んだのか?それとも混乱をもたらしたのか?
人工知能と人型機器と宇宙施設と宇宙船が登場し、時空間跳躍技術が使用される。
作品は侵略を受けた地上でのストーリー、その戦いの終焉と平行世界に残る事を選択した人の想いを語ればと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 00:00:00
29531文字
会話率:51%
とある冒険者のエミルは、赤髪の美少女こと女剣士とパーティを組み、わずか1年で最高ランクのSへと至る。
しかし、Sランクへ昇格した際に、女剣士から前衛に立つなときつくいわれ始める。
そんなある日、勇者召喚が王国で行われた。魔王討伐パーティを募
集すると言う噂を聞く、当然Sランクに至った彼らにも声がかけられ同じパーティになる。しかし、勇者パーティに入ってからも女剣士の態度は変わらなかった。相変わらず邪険に扱われ続けられるエミルは自身が要らない子と思い起こし、パーティから離脱。
その後、パーティのいる町から遠く離れて辺境の町へ行く途中にボロボロの黒コートに身を包む銀髪の美少女に出会うも、見たことも無い冒涜的な化け物に襲われており、エミルは巻き込まれてしまう。
絶体絶命。そんなときに、銀髪で耳が長い大人の女性に助けられる。
エミルは思った。この人に着いて行けば、きっと強くなれると――
「宿屋の道は険しいわ!」
これは、そんな壮大な物語になるであろう者達が何もせずに宿屋の従業員としてファンタジーな世界を過ごしていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 00:28:32
61075文字
会話率:47%
「………ん」
ん、ボーっとする、浮上する意識の中で身体が重い。そして何も見えないなぁとぼんやり思った。
コハクは目を開けようとしても目が開けたのか開けなかったのかわからず、ただ目の前に広がる暗闇に変化はなかった。
次に身じろぎしようとしたが
動けない。重力が何倍にも掛かっているかのように身体が地面に吸いつけられるようで動かせない。
どろどろとした沼にどんより浸かっているような思考の中で真っ暗なで無音な世界に、コハクは夢か現実か理解できないままでいた。
なんせ、何も聞こえない、何も見えない。
(駄目だ。何が起きているのかわからない)
そもそもこんな情報の無い状態では判断できるはずがなかった。
次第に焦りを感じた。
俺はどうなった?どうなっている?
一番最新の記憶はなんだ……思い出せない。
捕まって薬で全身麻痺にさせられている可能性、死後の世界の可能性……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-26 03:21:57
9133文字
会話率:9%
それは僕が赤ん坊として生まれる前のこと。
世界には魔法と呼ばれるものが存在し、多種多様な民族や人種が魔法使いになる為の訓練を受けていた。
僕はその中でも上級の魔法使いで、国どころか世界そのものを統べる存在になっていた。
魔法の鍛錬に励
みつつ、自分の後釜となるであろう者を育てつつ、国々の治安維持と世界の平和と安定を守れるよう、日々を過ごしていた。
なのに、僕は不幸な事故に遭い、死亡した。
それを憐れんだ神様が、新しい世界へと転生してくれた。
…魔法というものがない世界へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 01:10:22
460文字
会話率:0%