ティアは神殿で働く身寄りのない下働きの少女。神殿では聖女様からいびられ、他の人たちからも冷遇される日々。 ある日、濡れ衣を着せられ、体よく神殿から追い出されてしまいます。行く当てもなく途方に暮れていると、ふさふさの白い毛をした大きな狼が姿を
現し・・ ふっとしたことで神様の加護を受け、聖女の資格をえてしまったが、あんな神殿など戻りたくもなく、もふもふの神様と一緒に旅に出ることにしました。 本当の居場所を、自分で見つけるために――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:51:48
304123文字
会話率:25%
普通。その言葉が似合う人生を送ってきた。後悔がないと言えば嘘になる。しかし、それが自分の人生だと思うと、なんだか納得してしまう。
私は皆が思い浮かべるであろう普通の人生を送り、今サラリーマンとして東京と言う都市を動き回っている。そんなあ
る日、私はステージ4の癌だと宣告された。人生に不満は無かった。私よりも不幸な人生を送る人間なんて十億と居る。まだ、食えているだけマシだ。そんな事は駅前のホームレスを見る度にそう思えた。それでも、何か心に引っ掛かる。こうして病室で一人寂しく寝ているが見舞いに来る人なんて居なかった。私には妻子が居ないが為に、お金は腐るほどある。それこそ余命の時間は個室の病室を借りて、それでも余るぐらいには。
「何の為にお金を、仕事をしてきたのだろう」
お金をいくら稼いでも使う事は無かった。仕事をいくらしても心からの満足は得られなかった。そして唯一残せるお金も相続する先が居ない。
別に私が特別不幸なわけでは無い。そんな事は社会にでれば耳にタコができるほど聞く言葉だ。そんな事は言われなくても分かっている。世界で一番上になる事はとても難しいが、一番下になる事も同様に難しい。故に、私より下の人間なんて腐るほどいる。そんな事は分かっている。分かってはいるのだ。
静かな病室をギョロリと睨む。その掛布団から出た細く枯れ枝のような腕は見るに堪えない。首を傾けると横に置いてあった鏡に自分の姿が映る。中年とはいえ未だふさふさに生えそろっていた髪の毛が抜け落ちている自分の姿が映る。
「…」
私よりも不幸な人間は山ほどいる。それな事は社会にでれば耳にタコができるほど聞く言葉だ。でもそれは、なんの救いにもならない。私より不幸な人間が居たって私には何の救いにもならない。
「一体私の人生は何だったんだろうか」
何も残せなかった人生。何も成せなかった人生。ただ、生きただけの人生。それは本当に生きているのだろうか?それは単純に死んでいないだけではないのか?
普通。その言葉が似合う人生を送ってきた。後悔がないと言えば嘘になる。しかし、それが自分の人生だと思うと、なんだか納得してしまう。でも、もしも、もしも次が在れば私は今度こそ生きてみよう。まだ見ぬ世界を旅して。大切な人と出会って。そして、後悔しない人生を、死んでいない人生を歩んでみよう。その日、私は、死んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 22:00:00
195159文字
会話率:34%
地中海に面する港町に黒い猫が住んでいる。黒猫が時計塔によじ登って、何気なくその針に触れてみると、その町の時間は止まってしまった。これ幸いにと、猫は美味しいごちそうを盗んだり、憧れの好きな猫(こ)にキスしてしまったり、ふさふさの芝生に寝たり、
好き放題やっていた。好き放題やれるずなのに、なぜか食べて恋愛して寝ての繰り返ししかできない日々が嫌になってきて、ずーっと夜も朝も来ないノスタルジックな夕焼け空を見ているのが苦痛になって、猫はふさぎ込んでしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 20:30:28
5635文字
会話率:6%
私はあやかしの母と人間の父から生まれた妖狐の娘です。きつねのしっぽと耳があります。
両親が亡くなり独りぼっちになったある日、町に降りた私は人間の男の子に「嫁にする」と言われ、一緒に暮らすことになりました。
でも彼は、つやつやでふさふさな私の
しっぽを狙っています……!?
私は食べても美味しくありませんよ!!
これは両親を亡くして独りぼっちになったもふもふヒロインと、実家で虐げられていたあやかし祓い屋の少年が、幸せになっていく物語です。
※設定など緩め。軽い気持ちでお読みください。
あやかし和風ファンタジー。トレンドと毛色は違うかもしれませんが、読んでくれたら嬉しいです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 20:10:34
16842文字
会話率:42%
乗ると死んでしまうという噂のバス。
出会った二人の少女は、それぞれの想いを抱きながら、そのバスに乗る。
主人公は現実に実感がなく、感情が動くこともなく生きている小学生の女の子。普段は「おかしい子」とまわりから思われないように、普通の子供の
ように喜怒哀楽を演技して過ごしている。
バスの噂にも興味がない彼女だが、最近は、興味が持てる対象が出来た……それは、同じクラスの、孤立した美少女だ。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 15:18:22
9999文字
会話率:33%
十年前、私が体験した奇妙で不思議な話です。
最終更新:2022-08-16 12:00:00
2041文字
会話率:10%
僕はコンビニで高校時代のクラスメイトと偶然再会した。
「ラジオが壊れちまったんだ」
元、クラスメイトのトシオはそう言う。しかも何だか様子がおかしい。
ラジオ、とは一体……?
最終更新:2022-07-25 04:26:30
3223文字
会話率:35%
【ざっくりあらすじ】
何者かによって現実世界から転送されてしまった。その世界は獣人の居る世界だったり魔法があったりする世界だが、主人公は全てをケモミミ様のために行動していく。冒険、魔物討伐、ケモミミ以外の美女も、主人公強い、そんなお話です
。
【あらすじ】
林信希(はやし まさき)は夢にまで見た、ケモミミふさふさの獣人が居る異世界に転送されてしまう。最初に居た町でいきなりかわいい獣人たちと出会う信希だが、差別や迫害の対象になっていた彼女たちを救うために、彼女たちを引き連れて王都に向かうことになる。
徐々に自分が持っている強すぎる力を自覚する信希は、獣人たちを助けるためにその力を使っていく。現実世界では女性経験のなかった信希だが、どうやら生粋のスケコマシで同行する彼女たちは信希に惹かれていく。
彼女たちと冒険を続ける信希は、この世界のことを知っていき何を選択していくのか──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 08:29:17
354551文字
会話率:63%
「猛獣のお世話係、ですか?」
父は頷き、王家からの手紙を寄越す。
国王が大事にしている猛獣の世話をしてくれる令嬢を探している。
条件は結婚適齢期の女性で未婚のもの。
猛獣のお世話係になったものはとある領地をあげるので、そこで住み込みで働い
てもらいたい。
猛獣が満足したら充分な謝礼を渡す…
「なぜ、私が?私は家督を継ぐものではなかったのですか?万が一選ばれたらしばらく戻ってこれませんが」
「その必要がなくなったからよ、お義姉さま。私とユミル様の婚約が決まったのよ」
婚約者候補も家督も義妹に取られ、猛獣のお世話係になるべくメイドと二人、王宮へ向かったが…ふさふさの猛獣は超好み!
いつまでもモフっていたい。
動物好き令嬢のまったりお世話ライフ。
もふもふはいいなぁ。
イヤな家族も仕事もない、幸せブラッシング生活が始まった。
ハピエンです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 19:19:31
76277文字
会話率:30%
『永久ふさふさオイル』『永久マッシュオイル』『永久綺麗なパーマオイル』『永久直毛オイル』……大手頭髪会社「リーブネイチャー」は画期的なヘアオイルを開発した。
それぞれ髪の毛や頭皮に馴染ませるだけで、その効果を発揮する。それを知った人々はヘア
オイルを購入。そして理想の髪型を手に入れた。
「てっぺんハゲの横田」もその内の1人で『永久ふさふさオイル』を使用。
薄い頭からふさふさな髪を手に入れた。
しかし髪に対する欲望がまだ止まらず……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 17:00:00
9968文字
会話率:36%
繭子には人ではない、不思議な友人がいる。
月に一度、満開の花を一緒に見てお茶を飲む、そんな関係。
だがある日、繭子は彼にしばらく会えないと言われてしまう。
「次は雪華草を見に行きましょう」
その約束を頼りに、繭子はお茶会の誘
いを待つ。
けれど1ヶ月が過ぎて、2ヶ月が過ぎて、半年がたって。
あっという間に1年が過ぎて、雪華草の咲く季節がまた終わってしまう。
そして2月、珍しく繭子の住む街に雪が積もった……。
全5話、15日の7時までに完結します。
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藤乃 澄乃さま主催、「冬のキラキラ恋彩企画」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 07:00:00
5186文字
会話率:20%
「それってあなたの感想ですよね?」「はい、そうですが、何か?」
最終更新:2022-11-15 12:00:00
2785文字
会話率:41%
人と魔族の和平の証として、従姉妹の公爵令嬢の身代わりとなり、魔族の首領、ドン・サンチェスの元へ嫁ぐことになったアンドレア。
魔族の首領は獣人である。岩のように大きく、口が顎まで裂け、鋭い牙を持つ恐ろしい姿をしていると噂される。
しかし、森の中でアンドレアを出迎えたドン・サンチェスはどう見ても、
でっかい熊さんのぬいぐるみにしか見えない!
しかも、
ふさふさの長いしっぽまである!
「サンチェス様は、熊さんではなくて、猫ちゃんだったのですか?」
「え。猫でも熊でもありません、獣人です。」
ドン・サンチェスはちょっぴり気を悪くして、しっぽをふりふり言った。
こうして、アンドレアは大好きなしっぽ付きの旦那様をひたすらもふもふしまくって幸せに暮らしました。おわり。
ただそれだけのお話です。
もふもふに癒やされたい全ての人へお届けします。
☆短めのお話になると思います。
☆ただでさえ平仮名多めの文章に、ふわふわ、もふもふ、ふさふさ、多用で少々読み辛いかもしれません。
☆性的な描写や残酷な描写が出てくる場面があります。そして、ほんのちょっぴりざまあ要素もあります。そこまで過激ではありませんが、不快に感じる事があるかも知れませんのでご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 00:26:06
123677文字
会話率:36%
前世の「私」は動物好きだった。特に猛獣と呼ばれる動物たちがお気に入りで……
前世の記憶を思い出したメーラ・ルロワは伯爵令嬢。そしてこの世界は、獣を先祖に持つ獣人だらけ。
騎士やメイドや執事にも、獣耳や立派な角にふさふさのしっぽが
あって……え、どれも私にはついてない!
獣人の世界だというのに、生粋の人間に生まれたメーラ。16歳の誕生日、母に紹介された婚約者も人間で……
せっかくならライオンや狼みたいな強くて大きくて、もふもふな旦那様が欲しいです!
憧れの猛獣ゲットのために婚約破棄と婚活に勤しむことを決意したけど、どうしても惹かれてしまうのは可愛いうさ耳男子……!?
この作品はpixivにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 19:02:02
107419文字
会話率:53%
昨日。私は一年お付き合いをしている彼からプロポーズされた。それを喜んで受けたけれど、私は彼から一度も「好き」と言われたことがなかった。彼は王国第三騎士団団長のアレク。私はただの事務官。彼はなぜ「好き」と言ってくれないのだろう。だから私も彼の
ことを――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 07:00:00
7536文字
会話率:46%
俺は貧しい家に5歳で転生した。農家で、小さなな畑を耕し、父は野山に分け入って野兎やイノシシを狩って生計を立てていた。レベル3の世界だ。
文明レベル7の記憶を持った俺は、新しい技術を取り入れて環境を変えていった。やがて、村長になり領主になった
。さらに、国の中枢に入り込んで、国を乗っ取った。いや、正当な手段でだよ。
それから、1000年をかけて、産業革命を推し進め、星を支配するようになった。
さらに、500年。宇宙に進出することになった。名前をルーレット・カガクという星間行商人の始まりである。。
長い耳と、丸くてふさふさの赤い尻尾がチャームポイントだ。
「セバス、あそこにしよう」
これから、あの星でサバイバルを楽しもうという趣向である。
近くに川が有って、少し離れたところに森がある。当面の住処として洞窟があればいい。
この星は稀有なことに魔法があるらしい。期待しよう。
「それでは、ルーレット様、50年後の再開を楽しみにしております。お健やかにお楽しみくださることをお祈りしております」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 07:59:39
124831文字
会話率:23%
友達に勧められて購入したものの、パッケージすら開けてないゲームの世界に転生した。
ジャンルは乙ゲー。
なんとなくだけど、この都合のいい展開は多分ヒロインポジションのはずだ。
しかし、姿を確認したら猫だった。
真っ白いもふもふな毛並み
に青い瞳、長いふさふさの尻尾。
正真正銘の猫だ。
ヒロインポジションだからなのか、それともみんな猫好きなのか。
それは分からないが、とにかく愛され、敬われ、何をしてもお咎めなし。
攻略キャラにもモブキャラにも愛される。悪役令嬢でさえも、敵意を向けてこない。むしろ溺愛される。
なぜなら猫だから。
ある意味理想の暮らしを手に入れた主人公の、ゆるゆる異世界生活。
☆一話辺りが短いです(千文字程度)
☆ゆるゆる設定です
☆7千字程度の短編なのですぐ読めます!
☆全7話です
※アルファポリスから転載したため、そちらの方から先読みできます。
→https://www.alphapolis.co.jp/novel/288668871/285463974折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 20:35:19
6883文字
会話率:44%
王太子夫妻を救うため、魔女の呪いを受け獣化してしまった騎士が辺境の町にやって来る。
騎士団独身寮の管理をしている一家の娘アニカは、不安を感じながらも、不幸な境遇の彼に少しでも快適に過ごしてもらいたいと思っていた。
ケモミミと尻尾が生えてしま
ったせいで地方に飛ばされた騎士と、長閑な町に暮らす娘の物語。
*アルファポリスさんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 22:31:14
73428文字
会話率:40%
就職を機に一人暮らしを始めた際に母親に持たされた「いつ使うの?」というものがたくさん入った段ボール箱。その中に入っていたのは、オフホワイトに金のラインで美しい模様が描かれた素敵なカードたちだった。カードに書いてある、この世に存在しない文字を
なぜかふとした瞬間に読めてしまう"私"。しかも、カードの名前を呼ぶとそのカードの力が解放され、具現化するようだった。
言葉は"話せない"個性豊かなカードたち。綺麗な青年だったり、ふさふさの白い子狼だったり、青い鱗がきらめく小さな竜だったり。でもなぜか、私のことを心から愛してくれていることが伝わる。
全てのカードを具現化したとき、みんなが一際嬉しそうな顔になった。理由を聞こうとする前に、目の前が白んで──
-------------
ご都合主義の溺愛チート異世界転移モノです。
R15を保険でつけてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 04:44:07
41134文字
会話率:12%
力と魔法が支配する緑深き大地<ガイア>
そこには人族が支配する3つの王国がありました。
数多部族が存在する中で、一番の勢力を誇ったのはヒューマンと呼ばれた人間。
武具を揃えて他部族を圧迫し、3つの王国を打ち立てたのでした。
神の眷属であ
った龍神を崇める人族の中に、信徒の少女が居ました。
彼女は15歳を迎えて成人となり、人々に教えを説く旅に出たのです。
青みを帯びたふさふさの銀髪を腰まで垂らし、シスターの衣装を纏い・・・
まだ年端のいかない少女が旅立ったのには・・・本当の目的がありました。
彼女は自分探しの旅に出たのです。
黄色いリボンで隠された・・・彼女自身の秘密を知る為に。
一体自分は何者なのかと?
自分に課せられた運命とは?
少女は謎の鍵を握る人物を求めて旅を続けるのでした。
遥か・・・遥か遠い最果ての国を目差して・・・
少女が旅の途中に出逢う事になった少年<アイン・ベート>
少年との出逢いが、彼女の運命を切り開く事になります。
魔物が徘徊する世界<ガイア>で。
少女と少年の遥かなる旅が続きます・・・
※転載はご遠慮下さい。
谢绝转载。
Please do not reproduce the contents and do not share it with any 3rd party.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 20:16:31
162125文字
会話率:33%
文学界新人賞で箸にも棒にもかからなかった作品です!
箸にも棒にもかけず、気楽に読んでください。
そうすれば全く何の関心も持たずに平常な日常に何の支障も得もきたすことなく
読み終えられること間違いなしです。
あと、きっと仕事がうまくいきます
。髪もふさふさになるかもしれません。
上記効能は本編とは全く関係ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 00:35:45
43868文字
会話率:44%
『い、痛てえ!』
ぶつかった衝撃で、吹き飛ばされた俺は、空中を飛びながら、何故か冷静に懐に抱いたその小さな物体を観察していた。
『茶色くて・・・ん、きつね色?モフモフしてて、とっても柔らかく肌触りがいい。子犬?耳が大きいな。シッポもふさふさ
。・・・きつね?・・なんでこんな街なかに、キツネが?ん?狐?マジで?』
次の瞬間、地面に叩きつけられた。
信じられない痛みの中、薄れゆく意識。
***************
普通の高校生が、通学の途中で事故にあい、気がつくいた時目の前には、見たこともない美しい女性がいた。
チートを授けられ、現在と過去、この世界と別世界の絆をつなぎとめるため、彼は旅立つ(転移)することになった。
***************
「ちーと?」
小首をかしげてキョトンとする。
カワイイし!
「ああ、あなたの世界のラノベってやつにあるやつね。ほしいの?」
手を握って、顔を近づけてくる。
何やってんねん!
・・嬉しいけど。
***************
「えへっ。」
涙の跡が残る顔で、はにかんだ女の子の頭の上に、三角のフワフワした毛を生やした耳が、ぴょこんと立ち上がったのだ。
そして、うずくまっていた時は、股の間にでも挟んでいたのか、まるでマフラーのようにモフモフしたシッポが、後ろで左右にゆれていた。
***************
今度の舞台は近東、人類文明発祥の地の一つです。
※アルファポリスに投稿済作品です
※HPとMPの取扱を変えました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 18:04:07
181713文字
会話率:46%