ふくよかさが富の証と言われる祥国で、皇帝崇悠(すうゆう)は胃腸が弱い体質ゆえに痩身を維持していた。
五人の妃たちは皆、皇帝に相応しい立派な体格にするべく崇悠を太らせようと、脂っこい料理や大量の炭水化物を勧めてくる。
そんな毎日に嫌気が
さしていたある日、六人目の妃を娶るという話が出る。
これ以上妃を増やされてはたまらない。縁談を断ろうと出かけた先で出会ったのは、絶世の美貌を持ち、胃に優しい料理を出す娘。
密かに心惹かれていたところ、娘は言う。
「わたくしは幽山を統べる一族が姫。黎 春柳《れい しゅんりゅう》と申します。陛下に嫁ぐ日を待ち遠しく思っております」
なんとこの娘こそ、崇悠の六人目の妃だった!
俄然うきうきして春柳が嫁いでくる日を心待ちにする崇悠。
しかし崇悠は知らなかった。
春柳は絶世の美貌で人を虜にし、類稀な好奇心で人々を振り回す、かなりの変人だということに!
あらゆるものを臆せず口にし、料理のためならなんでもする。
後宮の面倒なしきたりもなんのその、崇悠の食事改善に邁進し、ついでに他の妃に接触しては己の好奇心を満たす日々。
素材に萌えて、料理に恋する。
天女の面の皮を被った残念美人妃による後宮での皇帝食事改善物語が今、幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 08:00:00
12162文字
会話率:31%
猪や虎が行き交い、猿も住まないと噂の険しい山間に十六歳の娘、紫乃(しの)は猫又妖怪の花見と共に暮らしている。
紫乃は三年前に亡くなった母の教え、「高貴な身分の人に関わるとお前は殺される。山で誰にも見つからずひっそりと暮らせ」という言葉に
従い静かな暮らしを送っていた。
だが紫乃はある日、川に流れ着いてきた一目でやんごとなき身分だとわかる美貌の男をやむを得ず助ける羽目になってしまう。
しかも助けた男はよりにもよって、今代の皇帝・凱嵐(がいらん)であった!
凱嵐は紫乃の料理を気に入り、紫乃の意見を無視して皇都にある皇帝の住まう宮、天栄宮(てんえいきゅう)に無理やり連れ帰り、しかも二百人が働く皇帝のための厨房・御膳所の御料理番のトップへと据え置いてしまう。
こんな場所にはいられない、一刻も早く逃げ出さなければと思う紫乃であるが、反面かつて宮に存在したという「伝説の御料理番」の噂が耳に入り……。
紫乃は花見と協力しつつ宮中にて天才的な料理の腕前を見せつけ、次々に紫乃を見下す人物を黙らせていく。
皇帝の胃袋をがっつり掴んでしまった紫乃の明日はどっちだ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 09:42:31
290930文字
会話率:45%
アセノヴグ大陸
その昔、邪竜神デモゴルゴが大陸を支配しようと目論見、大陸各地に眷属を送り込んだ。
それに抵抗する人々との戦乱が長きにわたり続いた。
人々もバンディカ帝国を中心とした精鋭を揃え抵抗を試みるも、
圧倒的な竜の力に人は次第に追
い詰められ、屈服するのも時間の問題と思われた時、
女神の使いが地上に現れ、勇敢な5人の若者に神器を与える。
神器の力は絶大で、各地の眷属の竜達は悉く倒されていった。
5人の若者は劣勢であった人々の希望となり反撃の狼煙となった。
やがて邪神竜の住む居城に5人の若者が一堂に会し、人の存亡をかけた決戦を挑む事となる。
長い戦いの末、邪竜神デモゴルゴの討伐を見事に果たす。
だが平和が訪れたのも束の間、大陸の各地では邪竜神配下の残党や、盗賊によって荒廃していた。
バンディカ帝国の皇帝は神器を持つ5人の若者を復興の旗印として、爵位と領地を与え大陸の各地を
治めさせた。
それから40年、5人の若者も年を取り、生を全うした者、後世に託した者、病で生を終えた者、
それぞれの生を全うし、世代が変わり、人々に戦乱から復興の兆しが見えてきた頃の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 06:00:00
348661文字
会話率:37%
大規模な自然災害により絶滅寸前となった兎耳族の生き残りは、大帝国の皇帝の計らいにより宮廷で保護という名目の軟禁下に置かれている。
彼らは宮廷内の仕事に従事しながら、一切の外出を許可されず、婚姻は同族間のみと定義づけられ、宮廷内の籠の鳥と化し
ていた。
そんな中、宮廷薬師となった兎耳族のユーファは、帝国に滅ぼされた亡国の王子で今は皇宮の側用人となったスレンツェと共に、生まれつき病弱で両親から次期皇帝候補になることはないと見限られた五歳の第四皇子フラムアーク付きとなり、皇子という地位にありながら冷遇された彼を献身的に支えてきた。
フラムアークはユーファに懐き、スレンツェを慕い、成長と共に少しずつ丈夫になっていく。
だがそれは、彼が現実という名の壁に直面し、自らの境遇に立ち向かっていかねばならないことを意味していた―――。
柔和な性格ながら確たる覚悟を内に秘め、男としての牙を隠す第四皇子と、高潔で侠気に富み、自らの過去と戦いながら彼を補佐する亡国の王子、彼らの心の支えとなり、国の制約と湧き起こる感情の狭間で葛藤する亜人の宮廷薬師。
三者三様の立ち位置にある彼らが手を携え合い、ひとつひとつ困難を乗り越えて掴み取る、思慕と軌跡の逆転劇。
※自サイトからの作者本人による転載です。
※アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 22:45:36
535511文字
会話率:44%
現代日本で暴れまわってたら死んだ。そうしたら異世界に行く羽目になった。そしてオレは幼女になった。
二一世紀日本を恐怖のどん底に陥れた世紀の無法者にして最凶の超能力者『ルーシ・スターリング』。だが、裏社会の皇帝として君臨するまであとすこしの
ところで、オーバドースをして死亡。そして、自称天使でポンコツの『ヘーラー』と天界とやらで出逢い、「天使を失った街」ロスト・エンジェルスへ転移することが決まった。
しかし、ヘーラーの策略(?)によって、ルーシは銀髪碧眼幼女としてロスト・エンジェルスへ転移してしまう。男として積み上げてきた栄光をすべて失ったルーシは、それでも暴れまくるという自身の意思に従い、九歳か一〇歳程度の美少女の姿でロスト・エンジェルスの裏社会を征服しようとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 21:48:23
435284文字
会話率:58%
転生者で推しと結婚と気づき幸せな皇妃様と、そんな皇妃様に絆されてすっかり溺愛している皇帝陛下。
帝国の皇帝夫妻に纏わる物語。
以前書いた短編「捨てられる予定の皇妃ですが、皇帝が前世の推しだと気づいたのでこの状況を楽しみます!」に纏わる関連
する物語になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 21:35:48
465411文字
会話率:40%
「お初にお目にかかります。私はマドロール・ティドランですわ。本日からよろしくお願いします」
彼女はマドロール・ティドラン。
ティドラン王国の王女にして、この度、同盟のために会ったこともない他国の皇帝の元へ嫁ぐことになった。
――彼女は
その姿を初めて見た瞬間、前世の記憶を思い出した。
そして目の前の夫になる人が彼女の推しであったことと、この世界が漫画の世界であること……そして彼女がいずれ捨てられる皇妃であること。
そのことを思い出した彼女は、「推しの妻になれるとか最高!! いずれ捨てられるとしてもこの思い出だけで生きていける」と夫に対する溢れんばかりの思いを語った。
いずれ、捨てられる気満々の皇妃は推しとの期間限定(と思っている)結婚生活を謳歌していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 19:15:37
14845文字
会話率:40%
架空の国、架空の時代
亡き父の遺言通り、蒼石観音の秘密を探り、千年ぶりに西乃国の龍を召喚した主人公劉煌は、親の仇は打てたが、恋は実らず、12年思い続けてきた小春を中ノ国に置いて、彼自身は西乃国で即位した。
祖国復興のために邁進している中
、劉煌はやがて出自不明な女医と出会い、彼女と恋に落ちてしまう。紆余曲折の後、彼女の真実の出自を知った劉煌は、彼女を皇后に迎えるべく奮闘するが、結納の日、彼女は劉煌を庇って隣国の皇帝の刃を受け絶命してしまった。(以上今までのあらすじ)
失意の劉煌らの前に、千年前からの因縁につながる朱雀(不死鳥)が現れ、劉煌の願い通りに簫翠蘭を蘇らせるのだが、なんと蘇った彼女は劉煌のことをまったく覚えていなかった。
最愛の人が蘇った喜びも束の間、彼女から自分の存在が抹消されていることを知った劉煌は、激しい失意の中、なんとか簫翠蘭の心を取り戻そうと奮闘する。
しかし、簫翠蘭を狙う隣国の皇帝も中ノ国の龍の召喚に成功してしまったため、千年以上良好な関係を築きあげてきた参語三か国の緊張は、13年前の西乃国政変で皇帝となった劉操の時代よりもさらに高まってしまい、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 21:34:43
90820文字
会話率:28%
皇后である母が亡くなり、一人でぼんやりしていたことから“無気力皇女”と揶揄われていたアイティアだが、八歳の頃、前世を思い出す。
この世界が乙女ゲームだと気づき、ラスボスの邪神が出てきて沢山の民が死ぬことになると知ったアイティアはヒロインや攻
略対象をそっちのけにして、最強の皇帝を目指し、のし上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:40:00
42413文字
会話率:25%
転生と回帰を経た皇女ヴェリアは知っていた。父である皇帝の暴走により国が滅び、弟は自分を庇って命を落とし、自らも敗戦国の皇族として処刑される未来を。
だから、ヴェリアは悪女となった。密かに政治に介入し、父である皇帝を失脚させ、皇国の皇帝
になろうとしたのだ。
すべては滅び行く皇国と、死にゆく運命の弟ノクスを救うために。
だが、その計画は他でもない愛する弟に阻止されてしまう。
ヴェリアの立てた計画で救われる人物の中にヴェリア自身は入っていなかった。
それを知ったノクスは姉の計画を乗っ取り、自分の代わりにヴェリアを敵国――ヴェリアが密約を交わした安全な地へ、人質という名目で送ろうとする。
彼は、自分だけが生き残ることをよしとしなかった。
「姉様にばかり辛い思いはさせられない。今度は――僕が姉様を護る番だ」
「……違う。今度は、私があなたを守る番なのよ……っ」
ヴェリアは前世でもノクスに守られたことを思い出し、再び弟を犠牲に生き延びることに激しく抗う。しかし、ノクスの意思は固く、彼女の説得は届かない。
こうして、ヴェリアは安全が約束された地へ送られることになる。はからずも、ヴェリアは破滅の運命から逃れることになった。
だが、ヴェリアもまた、自分だけが幸せになることをよしとはしなかった。
「私は必ず帰ってくる――だから、首を洗って待ってなさい!」
そうして人質となったヴェリアは、滅び行く皇国と愛する弟を救うため、敵国の王族にある取引を持ちかける。これは、愛する者たちを救うため、運命に抗う人質皇女のレコンキスタ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:10:00
37287文字
会話率:46%
覇権主義国家ヴァレリア帝国。
その国は肥沃で広大な土地と豊かな資源を抱え、優れた技術力で高い国力を誇る国でもあった。
そして、覇権主義の名の通り、ヴァレリア帝国は周辺諸国への侵略と併呑を国是としており、拡大政策の名の下に隣国に積極的に侵略
戦争を仕掛けてはそれらの国々を併呑し、その領土を広げていた。
そんな帝国にある時、一人の姫が生まれた。
その名をアルメリア・フォン・ヴァレリアといった。
彼女の出自は帝国が征服したある王国の姫君を母に、帝国の皇帝を父に持つ。
これは、後に『白銀の戦乙女』と讃えられる事になる帝国に生まれた姫君の、血と屍で埋め尽くされた覇道を歩む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:00:00
22303文字
会話率:49%
精霊に愛された国、ベッティオル皇国。精霊たちは初代皇帝を気に入り、契約を結んだ。そして、歴代の皇帝とも契約を結んできたのだ。おかげで様々な恩恵を受けてきた皇国。ところが、次代の皇帝(皇太子)だと目されていた第三皇子は精霊と契約を結べなかった
。第一皇子、第二皇子と同様に、呼び出しにさえ応えてもらえなかったのだ。納得のいかない第三皇子と皇妃。『精霊の儀』を控えている未成年の第一皇女は生きた心地がしない。波乱の皇家。
そんな中、リタはベッティオル皇国の北に隣接するボナパルト王国との国境近くの辺鄙な村で一人(と動物たち)でのんびり暮らしていた。まさか自分が皇帝の隠し子だとは知りもせずに。平和な毎日に突然変化が訪れる。とっても奇麗な顔をした男を拾ったことにより……。
※設定はふわふわ。
※予告なく修正、加筆する場合があります。
※いずれ他サイトにも転載予定。
※誤字脱字報告歓迎。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:00:00
116566文字
会話率:57%
雨妹(ユイメイ)には秘密が二つある。
一つは前世の記憶があること。もう一つは崔(サイ)の国の皇帝のご落胤――かもしれないということ。
大往生した前世で華流ドラマオタクだった雨妹は、生後宮を見たいという欲望だけで後宮の宮女募集話に頷く。
※第4回カクヨムWEB小説コンテスト、キャラクター文芸部門特別賞受賞、カドカワBOOKSにて書籍化されています。大量加筆の新エピソードてんこもりなので、気になる方はチェックしていただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 15:00:00
1039961文字
会話率:26%
丞相の娘として生まれながら、蔡 重華は生まれ持った髪の色によりそれを認められず使用人のような扱いを受けて育った。
一方、母違いの妹である蔡 鈴麗は父親の愛情を一身に受け、何不自由なく育った。そんな鈴麗は、破格の待遇での皇帝への輿入れが決まる
。
しかし、わがまま放題で育った鈴麗は輿入れ当日、後先を考えることなく逃げ出してしまった。困った父は、こんな時だけ重華を娘扱いし、鈴麗が見つかるまで身代わりを務めるように命じる。
皇帝である李 晧月は、後宮の妃嬪たちに全く興味を示さないことで有名だ。きっと重華にも興味は示さず、身代わりだと気づかれることなくやり過ごせると思っていたのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 14:01:17
277795文字
会話率:35%
……長い眠りから覚めた気がした俺が見たのは、見慣れない石造りの天井と、心配そうに俺をのぞき込んでいる綺麗なお姉さん。
そして小さくなってしまった子供の体と、二つの記憶。
一つは日本で冴えないアラフォーサラリーマンをやっていたもので
、もう一つはアムルサール帝国の26代皇帝、アムルサール26世。11歳のもの。
幼い皇帝の記憶によると熱病に罹って死んでしまったらしく、そこに俺の魂が入って生き返ったらしい。
――大国の皇帝とか人生勝ち確なのではと舞い上がったのも束の間、すぐに様子がおかしい事に気付く。
皇帝の死に際だったというのに、殺風景な部屋には付き添いが一人だけ。医者も大臣もいない。そんな事ってあるのだろうか?
不審に思って情報を集めた俺は、間もなく知ってしまう。
この国は宰相によって牛耳られており、皇帝はただのお飾り。宰相の意に添わなければ簡単に挿げ替えられてしまい、その数はこの40年で21人。皇帝の平均寿命は15歳という、まさに使い捨ての存在である事を。
――勝ち確人生のはずが一転、命の危機に瀕した俺はなんとか生き延びる方法を。
できれば王宮から多少の資産と、美人なお姉さんを連れて逃げる方法を探す事を決意する。
この物語はそんな打算に満ちた俺が、恩人の少女と幼い皇帝の記憶に残っていた望みを叶えるために。平凡な人生経験と読書好きだった知識を活かして国を取り戻し、恋した女の子と一生を添い遂げる。そんな純愛帝国再建記……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 08:30:00
657866文字
会話率:19%
公爵令嬢アリアンナは、顔に刻まれた呪いのせいで「醜い化け物」と虐げられていた。婚約者の王子からも、実の妹である聖女リリアーナからも蔑まれ、ついに満場の貴族の前で婚約破棄と国外追放を言い渡される。
「お前のような醜女は我が国の汚点だ。とっと
と消え失せろ!」
全てを失い、雨に打たれながら国境を彷徨うアリアンナ。死を覚悟したその時、漆黒の馬車が目の前に停まった。
「ようやく見つけたぞ、我が至宝」
現れたのは、冷酷無比と噂される敵国ガルヴァニア帝国の皇帝、ジークハルト。
彼はアリアンナを「醜い」と笑う者たちを一睨みで黙らせると、彼女の前に跪き、その手を取った。
「その呪い、俺が解き放つ。お前こそが、世界を救う“本物の聖女”なのだから」
絶望の淵から、敵国の皇帝に攫われたアリアンナ。
彼女を待ち受けていたのは、身も心も蕩かすような激しい溺愛と、彼女が秘めた本当の力が目覚める、劇的な運命の始まりだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 04:56:39
2197文字
会話率:24%
東雲龍也はかつてサッカーにおいて天才少年と言われていた。しかし14歳で1年近くサッカーをできない程の大怪我をしてしまう。そして東雲はサッカーを辞めた。
東雲はそれから受験勉強を始めそれなりの高校である白麗高校に入学する事になった。白麗高校
では必ずどこかの部活には所属しなければならなかった。白麗と言えば野球と言われる程に野球の名門校であった。それに比べてサッカーは部員が少なく廃部寸前と言われるほど弱小校であった。
東雲はどこの部活に入ろうかと考えていた時に、東雲の過去を知っていた白麗高校サッカー部キャプテンの西園寺司に声をかけられる。それから東雲は少し悩んでからサッカー部に入る事を決意する。
こうして一度途切れた東雲龍也のサッカー伝説が再び日本のサッカー界に嵐を巻き起こしていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:00:00
4393文字
会話率:12%
人間の少女と獣国の皇帝。住む世界も身分もまるで違う、でもどこか似ている二人が出会いう。そこから互いに心通わせ、少しずつ近づいていゆく。その二人が歩む足跡は歴史の1ページとなる。少しシリアス、ほんの少しのバトル要素な異世界で異種族恋愛物語。
最終更新:2025-06-05 22:10:48
150558文字
会話率:39%
この世界を統べるのは、世界の自然を守護する《守り人》であるダークエルフ族。
その長であり、世界最高峰の存在を「黒の皇帝」というが、そのダークエルフ族の権威も厚顔無恥な「ヒト」によって失われつつあった。
本来であれば、自然は豊か、実りは豊富。
数多ある種族たちは平和に暮らし……――だがそれも、遠い過去。
増幅する「ヒト」、富と権力に取りつかれた「ヒト」の跋扈によってそれらは失われ、大地は止めようのない戦争をくり返し、世界は静かに滅びへと向かっていた。
――ダークエルフ族の長であり、「黒の皇帝」である少年・ラトゥ。
彼はある日、自分たちと同盟を結ぼうと調停を持ちかけてきた「ヒト」の国のひとつに赴き、まだ即位したばかりの少女、赤の女皇帝と知り合うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:50:00
20059文字
会話率:20%
世界は最初、一匹の竜の咆哮から創世された。
――いま、世界はその世界創世期の真っただ中。
世界最初の種族とされる竜族は、その頂点に自然元素を司る五匹の竜を「竜の五神」として、《空》、《水》、《風》、《火》、《地》の部族に分かれて過ごしていた
。
そのうちの《風》族が住まう天空宮では、愛らしい幼竜が豆まきをして遊んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 20:03:07
7404文字
会話率:32%
世界最初の種族である竜族が「神」として世界を創世している、世界創世期。
ひょんなことから迷い込んでしまったハイエルフ族の少年・白の皇帝は、彼らに保護されながら寵愛されていた。
ある日、白の皇帝は「竜の五神」のひとりである《風》神が暮らす天
空宮で、不思議な子ども……幼竜と出会う。その子どもは誰かに似ていて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 20:00:00
36038文字
会話率:27%
リリィは、父親と弟の三人で辺境の貧しい村で暮らしている。
しかし、元々家族は裕福な貴族、フィデラル子爵家として王都の近くに住んでいた。
今から7年前に、ある事件が起こった。
フィデラル子爵邸が放火で焼け落ち、リリィの母親が亡くなったのであ
る。
不幸はそれだけにとどまらず、焼け落ちた屋敷跡からフィデラル子爵が不正をしていたとされる文書が発見された。
子爵は必死にこの冤罪を否定したが、当時の皇帝は彼を辺境の地へと追いやったのである。
そうした過去を背負っていきていたリリィに新たな出会いが訪れる。
「ようやく見つけた、我が花嫁」
リリィに求婚しに来たのは、父親に処分を下した元皇帝の息子、アルベルトだった。
彼は父亡き後、皇帝となりその戦果や冷酷さから『冷徹皇帝』と謳われている。
だが、リリィは知っていた。
彼こそがフィデラル子爵邸に火をつけたと噂されていた人物だったからだ。
しかし、彼からは衝撃の事実が告げられる。
それを聞いたリリィは、自らのある『才能』を使い、彼と契約結婚して復讐することを誓う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 20:32:53
6008文字
会話率:33%
柳生凛子(17)はある日突然、異空間から現れたドラゴンを一撃で倒した騎士に異世界に攫われてしまう。
「ええと……まさか、あ……あの……お師匠様は……女……ですか?」
ーー前世が勇者だったらしい?
ーーお腹に世界を滅ぼしかけた
破壊龍を宿している??
ーー異空間からやって来てドラゴンを一撃で屠った騎士はまさかの皇帝陛下?!
前世は“絶世の美女”…にも見えなくもない女顔の勇者♂ 今世は女子高生♀ の異世界を救う予定の笑いあり?涙あり?友情あり?の波瀾万丈のラブストーリー。
※ 以前、事情によりまっさらに消えてしまった小説をのんびりと書き直して遊んでいます。
※ 人物図鑑を設置してます。
※ 絵は趣味で描いているので、邪魔にならないように【人物イラスト】(←作者の遊び場)にのみ投稿して遊ばせて貰っています。見てしまった責任は取れません。ですが、絵はその部分と活動報告くらいにしか記載しません。絵は邪魔という人はそこだけ注意して読んで下されば快適かと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:22:04
822045文字
会話率:41%
好きな人のお嫁さんになる。シャノンのその夢はあっけなく打ち砕かれた。
どうやら自分は和平交渉のために帝国の皇帝と結婚するらしい。世界の血統のいいとこどりとも言えるシャノンの結婚は、ペットの子どもをあげるかのようにあっさりと決まった。
それな
りにショックを受け、泣き暮らしたシャノンは皇国に向かう道中魔獣に襲われて死にかける。だがその時、シャノンの中に流れる古代神聖王国の血が目覚めて―――
そして、一度死にかけたシャノンは悟った。
「やっぱ命あっての物種よね。お飾りの皇妃? なにもしないのに養ってもらえるなんて天職では!? 体も強くないし、帝国でぬくぬくさせてもらおう!!」
一転、お飾りの皇妃に前向きになったシャノンだったが、結婚式の後問題が生じた。
「……侍女が、誰も来ない……」
まずは侍女を探さないといけないようだ。
〈楽して生きたいシャノンが頑張らないために頑張るお話。〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 22:54:02
631365文字
会話率:46%