十七年前。半島の覇権国アレッシアは海洋国家ハフモニとの戦いに勝利した。アレッシアの建国に寄与した名門中の名門、『ウェラテヌス』はこの戦いにおいて国家の助けとするべく私費で造船のみならず無産市民への武器の配布も決行。結果、名声は上がったが蔵
は空になり、一気に衰退への道をたどることになってしまった。
名門でありながら次男エスピラ・ウェラテヌスをまるで奉公のように同じ貴族であるセルクラウス一門に貸し出すほどに。
ウェラテヌスの不幸はまだ続く。
十二年前に父が戦地で死亡し、十一年前に長男が死ぬと心労が祟ったのか母も後を追うように居なくなった。一門を継いだ叔父も九年前に亡くなる。
こうして、若干十一歳にして一門の代表となったエスピラはアレッシア一の権力者タイリー・セルクラウスに取り入り、十九にしてその娘、メルア・セルクラウスを貰った。
そして今。
名門の復活を志すエスピラの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 05:49:51
4272496文字
会話率:33%
好きだった人と、私。
臆病な私はなにも出来ないのだろう。
最終更新:2022-04-28 13:02:34
237文字
会話率:0%
私《わたくし》こと柊城雫、21歳は、本日気付けば乙ゲーの悪役令嬢たるリリィローズ・シエン・ジュリエスト(3)となりました。
そして今。
「リリちゃぁぁぁあああん!!愛してるぅぅぅうううう!!」
ゲームの諸悪の根源(|リリ(わた
し)が悪役令嬢となる所以)で、私に冷たいはずの姉の、腕の中に居ます。
何故。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
R15フラグは保険です。恋愛要素も出てくるかさえ不明。
「占いツクール」というサイトにもアップしようかなと思っている所存です。
バリバリのギャグです。
以上作者でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 00:00:00
1914文字
会話率:8%
私立藤ヶ崎高等学校は、エリートの卵とみなされた者のみが通えるとされている名門校。4月1日、108名の入学者がその門をくぐった。
校則により外部との連絡が一切禁止とされている学校の敷地内には、ショッピングモールを始めとした様々なアミューズ
メント施設がある。生徒には毎月学内の施設で使えるポイントが支給され、悠々自適な生活が送れる―――はずだった。
支給されたポイントを奪い合う、騙し合い。
向き合うべき己の過去や未来、そして今。
暗躍するひとりの生徒。その生徒の目的とはなんなのか。
泥だらけになりながらも進み続けた者に待っているものは、一体なにか。入学者108名は、無事卒業することが出来るのか。
大人でも子供でもない、春が青い一瞬。その3年間を元手にした人生ゲームが、始まる。
*毎週日曜9時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 09:00:00
67741文字
会話率:42%
我の名は『バハムート』。
ドラゴン族の中でも珍しく、黒い鱗を持って生まれた。
自他ともに認める最強のドラゴン、のはずだった。
どうやら我は、自分が思うほど強いわけではなかったらしい。
意識を失う前、我の瞳に最後に映ったのは、我に
向かって剣を振り下ろす人間の姿。
人間の力など我の足元にも及ばない。
そう侮っていたのだが……不覚。
そして、屈辱。
薄れゆく意識の中で思った。
もしも生まれ変わっても、この誇りだけは失いたくない、と。
そして今。
「今日は転校生を紹介しまーす。
馬葉ばはくん。自己紹介してねー」
「む。『馬葉 夢人(ばは むうと)』だ。よろしく頼む」
我はどうやら、人間に転生してしまったらしい。
※この作品は、異世界転生ファンタジーではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 11:58:14
3879文字
会話率:13%
秘太刀“斬壺(きりつぼ)”。
その技を以て、老剣客はかつて岩を斬り、壺を斬った――割ることも砕くこともなく、真二つに――。
ただしそれができたのは、若き日のたった二度だけ。
そして今。辛苦の末に流派を継いだ彼が対峙するのは、剣才その
もののような少年。それはまるで、老剣客の積み上げたもの全てを嘲笑うかのような存在。
もし、奴を斬ることができる技があるなら――それは一つ、“斬壺”。
凡人対天才。
今、その戦いが始まり、そして終わる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 15:14:08
11039文字
会話率:34%
「アンジェリーヌ・ド・バルテルミー!グラース王国王子、ローラン・ド・ラ・メローの名において、お前との婚約をハ(スパコーン!!)ギヘッ!?」
田舎貴族の令嬢リリアーヌは第二王子とその取り巻きたちにチヤホヤされていた。本人はまったく望んでもい
ないというのに。これまでも「王子を誘惑する悪女」と陰口叩かれていたのに、王子が婚約破棄でもしようものなら、その評価が確定してしまう。
そして今。目の前でまさに婚約破棄しようとしている第二王子を止めるため、リリアーヌはその後頭部を思いっきり引っ叩いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-24 21:10:35
8261文字
会話率:38%
僕はオトを作る生き物だ。
その旋律やリズム、詞は電波によって世界に撒き散らされ、誰かに届く。誰かに。
オトは僕の人生だ。幼い時は楽しませてくれた。少し前までは救いだった。そして今。僕を苦しませてくれている。
最終更新:2020-12-11 23:56:18
469文字
会話率:32%
2次元美少女達は復讐を決意する。
彼女らを量産し、利用し、廃棄し続ける3次元の人間達の虐殺行為に対して。
そして今。
3次元に生きる人間達に、生死を賭けた『人気投票』を強制する。
最終更新:2020-09-27 21:12:20
214752文字
会話率:18%
その光景を見た時前世を思い出した。
帰宅したら夫が見知らぬ女と我が家のソファーでキスしているところ。
そして今。どういうわけか外国人に生まれ変わったらしい私は婚約者が実の妹の部屋のベッドの上で妹とキスしていた。
「失礼」
と言って妹
の部屋のドアを閉めた後。考えたのは「幽閉も暗殺も嫌だからこのまま王太子妃として嫁いで公務・執務・外交だけこなす人生を送りたい」だった。
そんなわけで王太子妃としての責務の一つである跡継ぎ問題は妹に任せる事にしよう。
2020.8.21オマケ執筆開始。ランキング入りを果たしていたのでお礼を込めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 08:00:00
21320文字
会話率:48%
むかしむかし、魔法技術がとても進んだ王国がありました。
魔道具が発達し、道には馬がない馬車が走り、街は夜でも明るく、離れた人といつでも会話ができて、遠くの国の商品も簡単に買う事ができました。
魔道具を作る技術も進み、誰でも簡単に魔道具が
作れるようになりました。
次々に自動化され、やがて魔道具の生産は魔道具が行うようになりました。
王国の人々はとても便利に楽しく暮らしていました。
しかし、時が経ち人々は気が付きます。
魔道具に頼りきっていたため、魔道具を作れる人間がいなくなっていた事に。
修理する魔道具が壊れ、生産する魔道具が壊れ、資料を遺していた魔道具が壊れ、ついに魔道具は過去の物となりました。
そして今。
失われた魔道具を蘇らせようと研究する女司祭が今日も神に祈りを捧げます。
「神様。若くて有能で性格がよくて、あと料理や家事もできて、イケメンで高身長で私にだけに優しい助手が欲しいです」
『……』
欲張りすぎたでしょうか。
神の答えはありません。
女司祭が祈りを済ませ立ち上がった時、研究所のドアを叩く音が響く―――
これは、一人のITエンジニアが異世界の魔道具を蘇らせ、世界の危機を救ったり救わなかったりするようなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 12:25:54
2414文字
会話率:40%
かつて人類は別次元への「穴」アストラルゲートを開くことに成功し、異界の精霊や神獣を捕獲し魔法という技術を得た。しかしその蛮行は異界からの侵略という災厄をもたらす結果となる。
追い詰められた人類は精霊と人類を融合させた生体兵器を開発。侵略者を
駆逐しゲートの封印を成功させる。
それから100年余り。精霊戦争と名付けられたその災厄で崩壊した軍や警察機構にかわり、ハンターと呼ばれる者たちが世界の治安を担っていた。
そして今。ゲート封印の綻びから生じた穴から異世界の少女がひとり、この世界に落ちてきた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 23:51:14
72615文字
会話率:41%
古の大地レムリア。かつて神々の存在が認知されていた時代に、魔術師達による魔術と秀才達の唱えた理論により文明が発達し形成された大地。
この地では古よりある儀式が行われていた。『魔王選定の儀』。それは、名前の通り魔界の王を選定する儀式。
そ
れは、神々が魔界の王を定めるため、才ある人間 六人に刻印を与え、それを見つけ出し契約をした悪魔各六匹をそれぞれ番とすると、人間が持つ刻印を奪い合わせ、最後まで勝ち残ったものを魔王とするといった単純なもの。そして、その勝ち残った番には祝典として願いを叶える権利が与えられた。
そして今。再び、六人の人間に刻印が与えられ、それを求める悪魔達が地上に蔓延り始めた。しかし、此度の儀式は少し形を変えており、レムリアは闇に包まれようとしていた。
これは、そんな儀式に巻き込まれた騎士の青年、ヘクト・フォン・ゼーゲブレヒトの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 21:16:49
34030文字
会話率:43%
97年前のある日。一人の科学者『新嶋 新』が、人に遺伝子的変化を起こし超能力を授けると言う謎の原子『NgーA』を発見する。すると、この原子を求めて多くの国々が新嶋の持っている原子を求め、彼の命を狙う。
そんな中、世界で重要な役を担っているブ
リタニア国が突如、『NgーA』は我が国が手にいれた。
と発表する。それと同じ頃に新嶋が姿を消す。
そして今。全てが持っている能力によって決まる日本に、無能力ながらに世界に挑む『國嶋 大輝』を画く異能力バトルストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-29 00:39:32
39379文字
会話率:39%
小石がこいしになり、そして今。その流れは不可逆である。
最終更新:2018-01-09 19:12:17
2692文字
会話率:6%
夜の山で繰り広げられる異形の者たちの宴。
とりわけ一組の男女の髑髏がその中心にあった。夜闇と火明かりに照らされた、狂乱の宴の渦中の彼らの過去。そして今。
最終更新:2017-10-09 23:47:16
966文字
会話率:0%
片や正規兵を持つ帝国。
片や帝国に反発する民衆をまとめた商人。
この戦争は簡単に決着がつく。
誰もがそう、思っていた。
商人の采配、彼が雇った女将軍。
特にその女将軍は驚異的な力を見せた。
そして、その妹、弟たちすら戦線に投入した。
更にその妹、弟たちも目まぐるしい活躍を見せる。
だが、突如戦争は終わりを迎える。
戦死者がゾンビとして蘇る。
街の至る所で『闇』が湧く。
原因不明の病が流行る。
戦争どころではなくなった両軍は一時休戦を発表し、事の解決にあたる。
先の女将軍を筆頭とする組織『ラフィドール』の結成であった。
そして今。新たにラフィドールに入った一人の少年兵。
彼の疑問が、大きな騒動を巻き起こすこととなる。それはまだ、少年兵すらも知らない話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 00:22:56
938文字
会話率:15%
古よりに魔王軍に推し進められた人類は大移動するように南下した。激しい交戦の末、盛り返し活路が開いたかと思われたが『帝魔』と呼ばれる魔族が出現…絶望の時代に変化する。そして今。魔、そして人に殺さる運命を辿った残された者達。
(RPGみたいな
物語かな?ボチボチ連載します)
主人公ベルムは、なんとなく行く事となった旅の途中、親友を助けて死を待っていた。だがそこに見知らぬ声が響く。抗うか、ならばそうしよう。意識が遠のく前に見たのは、一人の少女。
彼は少女の従者となり、戦うことを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 00:19:10
11319文字
会話率:12%
その世界には魔王がいた。魔王は言葉を持たぬモノたちを統べた。
人々に望まれ、勇者たる資格を持つ者たちが集い、魔王たちと対峙した――
そして今。世界には多くの〝勇者〟たちがいる。
勇者たちは人類の希望であり、同時に恐怖の象徴でもあった。
力なきものは暴力に怯え、ただ祈り救いを待った。
数多の願いは形をなし、〈聖誓印(ゲシュシール)〉として顕現した。
曰く、人は生涯に二度神秘を願い、叶えることができる。
一度目は己に。二度目は誰かに。
ただし、誰かに願う時に悪しきものを抱けば己の願いを食い潰す。
そんな〝奇跡〟は同様に勇者たちにも与えられていた。
多数の〝勇者〟と勇者から〈魔王化(ダクプリズム)〉化した〝魔王〟が
混在する世界で一人の男は旅を続けている。
彼は〝勇者〟でありながら、それを否定する。
これは誰かに呼ばれた〝勇者〟の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-10 23:53:05
61604文字
会話率:35%
数百年前、地球は汚染され尽くし、人間は地球化に成功した火星へと移動。
数十年前、国家、政府の作り上げた金と権力が全てである世界のルールに納得のいかない企業は政府と大規模な戦争を起こし、勝利した。
数年前、新たに地球化が可能な惑星を発見し、侵
略した。
そして今。企業は世界の平和、貧富の差の減少に向けて計画を実行中。企業の求めている理想にはまだ
先が見えないほどに遠い。
さらに人口の増加によって、人間が暮らしていくには地上だけでは足りず、海の上に人間の暮らせるスペースを作り、そこで人間が暮らし始め、増加しつつある。
地球では再び人間が暮らせるように汚染物の排除などが行われ、山、森、川、海では生き物が生きていけるほどに戻っていた。
後は建物、道路の完成を待つだけ。といったところである。
この物語の主人公、ロン・ラーウェルは火星で生まれ、生活は貧しく母、弟、妹のために12歳で家族の元を離れた。
19歳のある日、偶然発見したメイスに乗り、傭兵になることを決意。
運で生き延び、努力で力をつけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-08 11:41:08
562文字
会話率:40%