私は、戦いが嫌いだ。
もし、こんな私でも生まれ変わることが許されるなら、次は平穏な生活が送りたい。
みんなが生きることができる、そんな世界に…。
「操り人形の宇宙ーにんぎょうつかいのそらー」
ローレッタはテルース王国の古参貴族の
家に生まれた。
古参貴族と言ってもローレッタのプラット家は万年男爵家。
未だに王国最下級の星系貴族であった。
そんなプラット家が治めるプラット星系(領地)は広大な星間宙域を治める王国にあって、その中でもとりわけ、辺境の中の辺境、そのまた辺境だったから領地にはちっぽけな主領星(テラ)と到底人が住めるとも思えない幾つかのくず惑星、それに小惑星(石ころ)しかなかった。
当然、領地には大した資源、産業はなく、プラットの家は貴族とは思えないほど貧しく、とにかく、とにかく金がなかった。
ローレッタは3番目の娘である。
彼女には家を継ぐ権利も分け与えられる財産も何もなかった。
両親はローレッタを大して大事だとは思っていなかったのだ。
そんなローレッタには生まれる前から役割が決まっていたのである。
だから、両親は貴族として最低限の教育は施したが、あとは放任でローレッタは平民に混じり伸び伸びと育っていった。
そして、月日は流れローレッタが14歳を迎えたその日、ローレッタは王立宇宙軍士官学園へと送られることになった。
彼女の両親は成人を待たずしてローレッタを家から追い出したのである。
しかし、彼女の両親は知らない。
実はローレッタがかつて王国を恐怖のどん底に叩き込んだ撃墜女王。
帝国の人形使い(パペットマスター)、マーリン=ロイスの生まれ変わりであることを。
ルビ多め、不定期更新、文章少なめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 17:00:00
68092文字
会話率:33%
『想い願ったストーリーは きっと未来に届くから』
ヘットフォンから聞こえる魔法少女のアニメのオープニングソング、それは『魔法少女ひとみ・アイゼン』の主題歌。
私と一緒に活動していた魔法少女、愛染瞳の生きてきた証。この世界に記録してくれてい
る作品のフレーズ。
「涙でさよならは、したくないからね」
そう、言葉にしていた彼女はもういない。
この世界に存在しているのはただひとりの私……魔法少女、久遠未来だけだ。
こんな私でも、いつか前を向いて未来を見つめる日がやってくるのだろうか。
これはひとつの物語が終わった先の、魔法少女の日常を描いた物語。
基本、毎週土曜日と日曜日の投稿を考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 11:55:47
278586文字
会話率:52%
父親がいない若菜は、母親と血の繋がらない兄と一緒に平凡でも幸せに暮らしていた。そんな暮らしも、彼女の母親が亡くなると一変してしまう。
母親の死後、自分の父親がヤクザの頭領であったと知らされるのだった。
キーワード:
最終更新:2025-04-25 22:27:31
1648文字
会話率:31%
昔から、物を書くのが好きだった。
しかしいざ他人に見せようものなら、一斉に駄文と嘲られた。曰く、ただの独り善がりでしかない、と。
しかし一人、こんな私でも良いと言ってくれた。私の詩を、望んでくれたのだ。
自分を喪った、一人の物書きと一人
の作曲家の、僅か半年間の日乗である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 12:01:44
15173文字
会話率:28%
「パトリシア、お前を離縁する」
チャリオン朝ベルトラム王国の王妃パトリシア=プラムは、子供ができないからという理由で、十九歳にして国王カイン=チャリオンから離縁を言い渡される。
元々彼女はプラム朝ベルトラム王国の王女であり、権臣シュラ
ウドにより幼くして女王に立てられ、彼の従兄の子であるカインと結婚させられて王位と国を譲らされ、父や一族も殺された身の上だ。
怒涛のように襲い来る理不尽に屈することなく、神殿に身を寄せて治癒術士としての研鑽を積む彼女の前に、かつての幼馴染、タリアン=レロイが現れる。
タリアンに好意を抱きつつも、シュラウドの目を憚り一歩踏み出すことができないパトリシア。
そして、彼女の人生を踏みつけて平和を謳歌するベルトラム王国に、世界征服を企むアンゴルモア帝国の魔の手が迫る!
ベルトラムの運命は、そしてパトリシアの恋の行方はいかに。
※本作はベトナム史上唯一の女帝・李昭皇こと李仏金(リ・パット・キム)の生涯を異世界恋愛物として脚色したものです。固有名詞は元ネタをもじったものですので、「ヨーロッパ諸言語として見たときに統一感が無さ過ぎる」といった苦情は受け付けません(笑)。
また、史実に寄せているため、作中で一気に時間が流れる描写があります。ご注意ください(それでも史実よりはイベント前倒ししたりしています)。
恋愛がメインでざまぁはおまけです。あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 19:31:00
32157文字
会話率:25%
没落寸前のカーター家には美しい両親と三人の子どもが住んでいた。天使のような可愛らしさをもつ妹とこの家の跡継ぎとなる優秀な弟が生まれてから、両親に似ていなかった長女のペルルは厄介者扱い。居場所がなかったペルルはこっそり作った秘密基地で王子の従
僕をしていると言う少年に出会う。優しい彼に気を許していくが、自分なんていなくなったほうがいいと嘆く少年を一喝した。「それだけは言っちゃダメ。生きてさえいればどうにでもなる、こんな私でも生きている」今まで口にしたことがなかった思い。辛いのは少年だけじゃないと慰めていたハズなのに、いつのまにか自分が慰められている。“いつか幸せな家庭を築こう”叶わないと分かっていてもそんな約束をして二人は別れた。――――あれから8年。カーター家に突然王宮から報せが届く。「娘を王宮に迎え入れたい」喜ぶ両親とさらに美しく成長した妹を横目に、ペルルはため息をついた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 21:31:37
21912文字
会話率:40%
オリビア・ユーリ、彼女は白霊姫と呼ばれている。その理由は、白い髪に白いヴェールのせい。一種の呪いのようなオリビアの姿を恐れて誰もオリビアには近づこうとしなかった。そんなある日、あるパーティー会場の庭園でノアと名乗る男と出会い…。
こんな私で
も婚約できるのでしょうか?
婚約者がほしいオリビアと、何か裏がある男とのすれ違いのストーリー、始まります!
・個人的には一日一話づつ読んでもらえると嬉しいです
・感想、評価等をぜひ送ってもらいたいです
・投稿は不定期です。少し投稿に時間がかかることがありますが、温かい目で見守ってくれるとうれしいです
初めての長編の小説投稿になります!皆さんの率直な意見を聞きたいので、感想欄に改善点や良かったところなどをたくさん書いてくれると嬉しいです!!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 12:00:00
16488文字
会話率:57%
中高女子の進学校に通う高二のサトミは、幼なじみのタカコとも、挨拶程度しか話さない気弱な女子。話しかけられても、モゾモゾとしか話さず、クラスの皆んなにモゾミとあだ名をつけられている。家族とだけ会話が成立している間柄。そのため、スマホ操作が唯一
の、特に、パンクロックが、好きな女子。でも、バレンタイン近くなると、恋焦がれ出して、恋に夢中になるが、空想で、満足している。そのサトミに降りかかる恋は成就するのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 17:37:01
67399文字
会話率:14%
こんな私でも生きられている。
なんて素晴らしい世の中なのだろう。
最終更新:2021-07-16 02:28:30
1302文字
会話率:0%
親に身を売られ移送中にアストリア国の中でも権力を持つ、
バキトラ公爵家に拾われ、人生が180度一変!!!?
幸せな生活をすることになった?リディの人生物語。
最終更新:2020-12-08 22:37:07
169419文字
会話率:29%
好きなものを好きと、嫌いなものを嫌いと、言える人間になりたい。
こんな私でも、私だけの物語をそっとこの世界に落としてみたい。
今までの自分とこれからの自分。
本当にただの独り言です。
最終更新:2020-11-03 18:08:21
2211文字
会話率:0%
お腹痛いんだってば。
最終更新:2020-05-09 15:51:25
211文字
会話率:0%
純愛です!
性別なんて関係ない!
最終更新:2020-03-08 16:32:52
3799文字
会話率:64%
入学したての女子高生・里緒は、ひょんなことから覗き込んだ管弦楽部にクラリネットの才能を見出され、流れで入部することになってしまう。
そこはコンクールの出場経験もない、初心者だらけのオーケストラ。待ち受けるのは、元気で、のんびりしてて、ちょっ
ぴり個性の豊かな仲間たち。
「こんな私でも少しは役に立てるかな。仲間だと思ってもらえるかな」
不安と期待にまみれながらクラリネットを握る里緒は、しかしその裏に、誰にも言えない暗い過去を抱えていて──。
これは、内気で弱気なクラリネット吹きの少女が、幾多の試練を乗り越えて舞台に立ち、誰にも負けない「自分の音」を手に入れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 21:00:00
1101793文字
会話率:36%
引き立て役&盛り上げ役の私...。
見た目は、ぽっちゃり体型で痩せたら可愛くなるよと言われるけど、、、?
そんな私は、実際には引き立て役&盛り上げ役、、、。
こんな私でも、モテますか、、、?
最終更新:2018-06-21 03:00:00
1973文字
会話率:50%
やっぱりね、何の変哲もなく、可もなく不可もなく当たり障りのない人間より、変人でも変態でもいいから、何かしら突き抜けてる人間の方が良いと思う……思わない?
突き抜けてるおかげで、こんな私でもイケメンの部屋にあがれたんだから。
最終更新:2018-03-23 05:00:00
11652文字
会話率:51%
全くの素人が作品を1つ書き終えて、今感じている事は、今しか書けないのかなと書いてみました。
小説と言うものをわかっている方には、当たり前の事を言ってるだけだと思います。
同じように初めて書いてみている作者様が不安になった時に、こんな私で
も書いてるので自信持って下さい的な意味で載せています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-09 22:12:37
3330文字
会話率:6%
交通事故に遭い、幼少期をほとんど闘病に費やした。大学入試直前で鬱病を患った。大人になっても、職を転々とし人並みの幸せというものとは全く無縁の生き方をしていた。しかし私はマリと出逢えた。二人の子供にも恵まれた。今はこんな私でも味わえる「幸せ
」をしみじみと噛みしめている。このエッセイが、誰の生きる力にほんの少しでも貢献できればと願っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-08 20:55:57
16740文字
会話率:16%
「優斗。ごめんなさい。私は、あなたにちゃんと感謝できていない。こんな私でも、助けてくれた?」
1年前の春、幼馴染の優斗を失った結衣は、高校2年生になった。
1周期で思いにふける結衣は、優斗が亡くなる前に手渡されたお守りの存在に気づく。
それは、彼女を「あの日」へと誘うーー。
※以下の投稿サイトにも掲載されています。
・カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054880993784折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-11 18:40:28
104942文字
会話率:58%
生まれて初めてできた彼氏に「別れよう。やっぱりなんか無理みたい」と言われ、たった3か月でフラれた自分に自信がないぽっちゃりOLが少しずつ前向きに自分を磨き頑張る話
最終更新:2016-03-18 10:00:00
20613文字
会話率:54%