皆さまは、とても思い入れのある作品というのはございませんでしょうか。
神ゲーと言われたあの作品、クソゲーと言われててムキになって攻略した駄作、良くも悪くもない凡作。
数多の作品の中に一つ一つ思い入れや思い出が存在するかと思います。
キャ
ラが良かったが、ストーリーがイマイチだった作品。
ストーリーは良かったが、ゲーム性がイマイチだった作品。
全てにおいて文句の付け所がないような作品。
どれもが誰かしらの記憶に乗り、自分の中ではお気に入りと言えるような作品があるでしょう。
今回持ち出す作品も、そんな作品の中の一作の世界でございます。
生まれ変わる彼からすれば、青春を共にし、そして鮮明に思い出せるほどのお気に入りの一作。
もし仮にそんな世界に飛び込み、そして自由にしていいと言われればどんな反応を示すでしょう。
これは、そんなことを体験した一人の少年の物語です。
原作を気にしつつ、それでも順守するか、破壊するかは彼次第。
しかし、忘れてはいけません。
彼の世界はゲームの世界ではございません。
しっかりとした、現実であることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 23:00:00
50293文字
会話率:35%
私の名前は、アリア・フルール。公爵令嬢。
ある日突然甦った記憶は、私の生きているこの世界が、とある腐女子向けBLゲームの世界であるということ。
公爵家の御子息と婚約?
――いえいえ、貴方が好きなのは、三年後に再会予定の主人公(美少年)のは
ずですよね!?
でしたら偽装婚約致しましょう。
だって、"私"が望むのは、イケメン同士のアレコレを、自分自身が見ることだもの!
"私"が恋愛したいわけじゃない!
だったらこんな美味しい立ち位置、他の誰にも譲れませんっ!
この物語は、BL大好き腐女子の少女が、自分好みのカップリングを作るべく奮闘していたところ、気づけばその婚約者から溺愛され、みんなに愛されていく恋愛ファンタジー。
▷▷▷三章展開中▷▷▷
「好きだ。愛してる」「お前は、オレのものだ」「誰にも渡さない」
その言葉、本当は、私に向けられるものじゃないのに――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:00:00
1383351文字
会話率:36%
『どれだけ長い時間この世界にいようとも、苦しみは尽きない……。この世界は、僕らが苦しみ足掻く姿を見ている。もしこの世界が高次元の、人類の知り得ない何者かが作り出したものならば、きっと僕らを見て、楽しんでいるのだろう。』——第4章より抜粋
さまざまな悩みに苦しみ、足掻く人々がある喫茶店と店主の持つ《インカローズのネックレス》を通じてキッカケをもらい、自身の選択と想いによって、夜明けを迎える。
4つの章で描かれる喫茶店と人々の物語に、"あなた"はなにを見る?
※こちらアルファポリス、カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:00:00
41119文字
会話率:47%
頑健な身体と凶悪な目つきに恵まれた(?)せいで、生前は色々と苦労を重ねた主人公。次の世では穏やかな目つきと穏やかな人生を望んだものの……ふとした誤解と行き違いから、魂のまま二百年も天界で闘神と睨み合いを演じる羽目に。そのせいで眼力が魂に刻
み込まれてしまい……
強化――もしくは凶化――された眼力に見合う世界へと、手違いのお詫びに貰ったユニークスキルともども転生した主人公は、この世界が前世で流行っていたゲームと瓜二つな事に気付く。
ゲームの世界に転生したのか、それとも、この世界の記憶を持って転生した者が前世の日本でゲームを作ったのか。鶏が先か卵が先かのような疑問はさて措いて、前世のゲーム知識を上手く活用すれば、この世界で平穏無事に生きる事ができるのではないか。念願のスローなモブ人生は手に入れたも同然。神様ありがとう――と喜んだ主人公であったが……前世以上に強化されたステータスと眼力が、そんな手緩い人生を許す筈も無く……
歴とした平民生まれ平民育ちにも拘わらず、そして本人の切なる希望とは裏腹に、ゲームの主役が勢揃いする王立魔導学園の貴族クラスに放り込まれた主人公の、(憧れのモブ生活を送るための)苦難に満ちた挑戦が始まる。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 20:00:00
511343文字
会話率:51%
とあるキッカケを経て、自分が転生者である事に気付いたアリサ。同時に、この世界がとある乙女ゲームである事にも気付く。
「最悪だ! どうしてよりにもよって『狂い咲く彩華』の主人公なんだよ! もっとマシなゲームなんて、他に幾らでもあっただろうが
!」
『狂い咲く彩華』は、主人公であるアリサが攻略キャラ達との親睦を深めつつ、彼らと協力して『魔王』討伐を果たす乙女ゲームだ。
しかし『狂い咲く彩華』に登場する攻略キャラ達は、総じてクソ。客観的に見て、結ばれたいと一ミリも思わない曲者揃いだった。
主人公なんて辞めたい。攻略なんてしたくはない。しかし、自分が攻略しなければ『魔王』の手によって世界は終わってしまう。
コレは、攻略したくないとぼやきながらも、嫌々ながら原作知識を武器に攻略を進めていく1人の転生者の物語。
尚、アリサの前世は男性である。
「まあ……最悪の場合は、攻略キャラ達を暗殺するか」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 19:10:00
65814文字
会話率:26%
八歳のある日、自分の病弱な前世を思い出したテリア。そして、この世界が前世の自分が好きだったRPG乙女ゲームの世界だということに気づく。
でもそのゲームの中でテリアは悪謀とチートすぎるな力で皆を苦しめ不幸にさせる邪悪な中ボスだったけど!?
ゲ
ームの自分の姿は衝撃的だけど、まだ起きていない未来のこと。それなら変えることもできるだろう!
自分が犯すことを正し、おまけに中ボスのチートにゲーム知識のチートを合わせた力で、他の悲劇まですべて防ぐと誓うテリア。
前だけを見て走る公女様と、その後を追う多くの人々が作っていく物語です。
◈◈更新サイクル◈◈
毎週月~金の五日間、18:00に更新されています。
(最初週限定、土日も更新されます)
休日は構いません。土日じゃなければ、公休日でも正常に更新します。
予定日に更新されなかった場合は、活動報告を確認してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 19:00:10
1985170文字
会話率:37%
クラリス・エヴァレットは、美しく完璧な公爵令嬢──だけど、それは“表の顔”。
本当のクラリスは、この世界が乙女ゲームだと知る転生者だった。
本来なら、ヒロインが攻略キャラと恋に落ちて、世界を救うはず。
だけど、この世界のヒロインは
──ポンコツすぎた。
勉強はからっきし、魔術もさっぱり。運動は得意でも剣術は滅茶苦茶。
このままでは、世界は滅び、自分も死ぬ!!
「なんとしてでもヒロインを幸せに導いてみせる!」
クラリスは、ヒロイン支援に全力を尽くす。
だが、彼女が動くたびに──
「クラリス様、今日もよろしくお願いします!」
「君はなぜ、そこまで彼女に肩入れする?」
「ただ……どうしても感謝をお伝えしたくて」
「もしかして私を誘っているのかな?」
「……ほんと、無自覚にもほどがある」
ヒロインだけでなく、攻略キャラたちの視線が、なぜかクラリスに集中してしまう!?
世界を救うのはヒロインと攻略キャラの絆のはずなのに、悪役令嬢のクラリスがなぜか一番モテる!?
──これは、ポンコツヒロインを支える悪役令嬢が、世界を救うために奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 19:00:00
11417文字
会話率:19%
英雄一族と呼ばれるアレクトー公爵家の娘マリールイーゼ四歳。
彼女はひょんな事から記憶を取り戻した。
それはこの世界が知っているゲームの世界らしい事。
どうやら自分はライバルの悪役令嬢らしい事。
そしてその悪役令嬢は非業の死を遂げ
る展開しかない事。
だけど彼女は未プレイで知識として知っているだけのエアプだった。
更に本編が始まる前の時点で虚弱過ぎて先に病死しそう。
だから彼女は決意した。
「――私は絶対生き延びる! なんとなくしか情報知らないけど!」
これは一人の少女が生き延びようとする物語。
※シーン分け単位での構成なので文字数は超変動。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 18:10:00
91676文字
会話率:53%
ある日、目が覚めたら異世界で幼女に転生していたけど孤児! 転生特権も神の声もなし! チートなんてなかった!
この世界がゲームの世界だと気づいた時には転生から10年経過していたせいで、都合よく原作介入も出来ない!
そもそもゲームの内容よく
知らない!
とりあえず力と拳と暴力で生き延びようと思います!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 18:01:07
323385文字
会話率:32%
転生者である「俺」は、この世界がギャルゲー【Love or Dead】の世界だと知っている。
【LoD】ではヒロインたちが結ばれるか、あるいは死ぬかの二択しかなく、選ばれなかったヒロインたちは全員命を落とす運命にあるというクソゲーだ。
そして、なぜかモブの俺もその運命に巻き込まれることが確定している。
ヒロインたちと俺が生き残るためにはハーレムエンドしかなかった。
絶対にハーレムエンドを迎えるために、主人公を陰から支えようと奮闘したが、繰り返し間違った選択をし続け、誰も結ばれないという最悪のバッドエンドへを迎えた。
絶望的な状況の中で俺は自分一人犠牲になる決意して、車に轢かれそうになった桜月を突き飛ばした。そして━━━
カクヨムにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 17:55:19
82404文字
会話率:44%
気がつくとゴミ山の中にいた。そこは異世界で前世では強盗に襲われて死んだのだと思い出した。劣悪なスラム街に生まれた事に絶望しつつも、もう前世のような辛い死に方をしたくなかった。何よりたった一人の家族を守りたかった。そして、この世界が地球で人
気だった漫画の世界で、自分が序盤で死ぬ登場人物の一人だと気がついた。死にたくないし、姉も幸せにしたい。なら、あとはもう修行をするだけだ。力こそ正義の街で少女の物語がスタートする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 14:11:39
25955文字
会話率:58%
〈一言で紹介〉
神隠しに遭った男が異世界の江戸時代風な日本で妖狩りになる話
〈詳しい紹介〉
高校生の鴉羽 修斗(からすば しゅうと)はある日、帰り道によく見掛ける不気味な『神社のない鳥居』に吸い込まれ、気付いた時には見知らぬ森の中に居た。
そこで沙羅神 夜波(さらがみ よるは)という巫女と出会った先にあったのは江戸時代の日本を連想させる街並みと服装で暮らす人々だった。
そして、修斗は夜波の話からこの世界がその昔に日本の大陸が分裂した『もう一つの日本』であり、『神隠し』にあった者達が迷い込む異世界であること、さらに、この世界には大蛇や大蜘蛛、かまいたちなど人を襲って殺戮の限りを尽くす『妖(あやかし)』が存在することを知ると同時に、夜波の妹―月華(げっか)を助けたことで、この都での『沙羅神家』の複雑な立場を知ることになる。
そんな中、成り行きでその『妖』から人々を守る侍や忍者の居る『妖狩り』という組織へ入隊することになったシュウト。
そこで入隊試験へと挑むことになるものの、この世界に住む人間の体には『妖』が宿っており、『妖狩り』はその『妖』から力を借りて『妖刀』と呼ばれる武器を顕現することが入学試験の条件だったのだがー
「―ちょっと待て。刀じゃなくて、鴉(カラス)が出てきたんだが?」
他の試験者達が『妖刀』を顕現させる中、何故かシュウトが顕現したのは武器ではなく、どういうわけかただの鴉が現れたのだ。
突然のことに焦る修斗だったが、そんな彼の耳に大きな鐘の音が響く。
それは、里に『妖』が迫ることを知らせる合図であり、かくして一般人だった修斗の『妖狩り』としての生活が始まるのだった―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 12:26:54
27098文字
会話率:63%
病院で意識を失ったはずの月見里美奈は、気が付くと森の中にいた。
「この森の先、の、家、行ったら、君、死んじゃうッ……!!」
自分の手首を掴んで引き留めた青年・ガルーによると、彼は『彼女』を殺した犯人の疑いを掛けられ、処刑されかけたらしい
。
彼が語った内容に、肩にかかった赤いケープに、美奈はこの世界が赤ずきんの世界で、自分は『赤ずきん』に転移したのでは、と考える。そうして無実の罪で殺されたガルーを再度殺させないために、美奈は彼と協力することを決めた。
かつて読んだ童話に沿って祖母が住む家に向かうと、そこには老女の死体があった。
カクヨムにも当作品を掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16818093090276672926折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 12:10:00
13306文字
会話率:47%
■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢? あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイし
たことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん! 冗談じゃない、なんとか破滅するのを回避しないと! この世界には神様からひとつだけもらえる『ギフト』という能力がある。こいつを使って破滅回避よ! えっ? 私の『ギフト』は【店舗召喚】? これでいったいどうしろと……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 12:00:00
264422文字
会話率:34%
物語の舞台は天使と悪魔が人間を食い物にするハード系ファンタジー世界。一人の転生者が開発した【掲示板】魔法を切っ掛けに、彼らは自分以外の転生者の存在と、この世界が『デモンズガーデン』というクソゲーによく似ていることに気づきます。キャラロストに
より多くのプレイヤーが発狂し、バッドエンド以外の結末が見つかっていないゲームそっくりの世界で、転生者たちがワチャワチャ生き足掻くお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 09:00:00
101912文字
会話率:9%
現実世界でアトリエシリーズの中でもクソゲーと呼ばれるアトリエゲームをしていた主人公。
仕事の間で有給休暇をとっていたにも関わらず心何処かあらずに浸りながらいつのまにか有給が終わって慌てて仕事へといきいつもの電車に乗ろうとしていた。
しかしそ
の電車は遅延して更には駅内ホームで揉め事が起こる。
その揉め事がただの揉め事ではなく止めた方がいいと思い声をかけ止めたのにも関わらず、駅の路線から女子高生が落ちてしまい助ける。
だが助けて上へあがらせようとしたのだが何故かその女子高生はまたもや落下し電車がきて2人とも跳ねられてしまう。
跳ねられてしまった主人公は別の世界へと転生をし知らない男の子ラクトという男の子へと転生する。
そしてこの世界が自分の知ってる世界…クソゲーと呼ばれていたアトリエの世界だと気付きだしそれを確認する為この世界の事について探検をし確認する。
そしてラクトはこの世界である決心をする事ととなりこの世界での干渉はしないと心に決めたのだが……この世界の住人達がラクトを色んな所へと掻き乱されながら自分がこの世界に悪影響を及ぼすかもしれないという不安を抱いてのスローライフ冒険譚が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 02:00:00
229505文字
会話率:55%
史上最強の異能「破天裁魔」を持って生まれた主人公:ウルティノア・アルヴァルト、
通称【ノア】は全ての理を無視できるその異能で、文字通り縦横無尽、酒池肉林…
まさに天上天下唯我独尊といった生き方をしていた。
しかしやりたいことはほとんど出来て
しまうその能力ゆえ、対等な存在として異能生命体【センチネンクルス】を創造し、センチネンクルスが欲する力を次々に与え自らに最も近い存在へと昇華させた。
そうして生まれた個体の一体、【焔】(ほむら)というセンチネンクルスに持ちかけられたゲームに異能を使わずに挑戦してみないか?と誘われて興が乗ったノアはその勝負をしてしまう。
しかし、それは自身の異能の権限を賭けた勝負だった!
敗北してしまい異能の権限こそ完全に失わなかったノアだが、西暦2000年代にまで逃げて来なければならなかった。だがしかし。
そこには本来の歴史では存在しない強者たちが待ち構えていた!
当然、前回の敗北によって「破天裁魔」を利用できるようになった「焔」によって仕組まれた過去改変であり周到に用意された罠で、2度目、そして今度こそ完全敗北したノアは自身の異能はもちろん命をも奪われることになる。
死の直前に、自らの最後の異能行使により輪廻転生を可能にしたノアは、
西暦1000年代の時代に転生する。
「炎=アンクロス・ロード」として転生したノア。
やはりこの世界が、「焔」により、徹底的に異能因子の生まれた時点より先を過去改変された世界であることを確信したノアは元の人格「アンク」を手助けしながら自身の異能「破天裁魔」を取り戻すと心に誓う。
「さーて、“ガキんちょアンク”次はどうしたい?」
「だからオレの体は貸さないっての!」
3000年にも渡る時の壁を越えて組まれた師弟コンビが野望打ち砕く異能バトルファンタジー開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 01:08:07
77655文字
会話率:51%
あたいの記憶が蘇ったのは、睾丸の美少年…ではなく紅顔の美少年の幼なじみエイダンに緊張ほぐしの膝カックンをくらい盛大に転んだときだった。
同時にこの世界が前世で流行った少女漫画『スワロー☆ダンス』の世界だと気付いた。
ヒストリア・スワ
ロー
(今のあたいの名前だ。)
ヒストリア・スワロー
少女漫画のタイトルと同じスワローの名前を持つ私、察しのよい人は気付くかもしれないわね…
そうあたい、この『スワロー☆ダンス』のヒロインに転生してしまったのだ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 17:27:55
10135文字
会話率:56%
大地の奥底に封じられている神様は思いました。
『なに? いま異世界冒険って流行ってるの?』
彼は地上にいくつもの目を持ち、この世界が正しく成長しているか監視しています。
とは言え、さすがに異なる世界を見通す目など持っていません。
しかし
、自分が見通せない世界だからこそ興味があります。
『ならオレの眷属送り込んじゃえばよくね?』
自分と繋がりのある眷属の目を通せば、異世界の様子は自分にもわかるでしょう。
そして彼は自分の命令を聞きそうな、運の悪い眷属にその指令を与えたのです。
「あ、あなたはもしかして私たちの造物主様!?
い、いきなりですね、そ、それで私にその人選を行えと?」
『あー、いやいや、一人でやんなくていいよ、
向こうに送るのも一人にする必要ないし、
こっちの世界に影響なさそうな人物、適当に見繕ってさ?』
「わ、我らが主はアバウトなんですね・・・わかりました。
じゃあ、知り合いの子と相談してちょっとやってみます。」
他力本願、責任転嫁、いきあたりばったりの精神で行われたその計画は、
まず最初に、一体のお人形さんに対して行われました。
そのお人形さんは、見たこともないお屋敷の中で、
お尻をあげたポーズで這いつくばっていました。
気が付いたらいきなり、そんなところに飛ばされて、
自分がどんな態勢でいるかも、今は後回しにするしかありません。
現状認識も何もできていないまま、
薔薇の刺繍の黒いドレスの裾が膝下から床に拡がっています。
それでも、やがて彼女はゆっくり立ち上がりました。
ここがどこだかわからないけども・・・
そして思考回路も正常に作動するようになると、彼女は自分の仕事を思い出したのです。
この場所がどこであろうと自分のすべきことはただ一つ・・・
それは、
かつて大地の底に封じ込められし冥府の王が与えた崇高なる使命。
「私は鎌を振るう、汚れた命を絶つために・・・。」
そう、最初に送られたのは、都市伝説の主、「私メリーさん」!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 14:00:00
2432700文字
会話率:18%
3/5、書籍第2巻発売です!
ページ下部のバナーから公式サイトへと移動できます。
貴族の少年エルトは戦闘向きでない植物魔法の才能のせいで冷遇されていた。
しかしある日、エルトは前世が日本人であったことを思い出す。
さらにこの世界が、前世で
極めたゲームの世界によく似ていることにも気が付いた。
貴族では認められない植物魔法の才能も領地開拓には最適だった。
無人の領地をもらったエルトは、領地を発展させていこうと決意する。
前世の知識と植物魔法を組み合わせるとどんどん領民は増えていき、エルトは大貴族へ成り上がっていくのだった。
【コミカライズ連載中、下記のバナーからどうぞ!】【続刊決定!】【カクヨム様にも転載中です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 00:34:15
1439114文字
会話率:41%