十九歳のマリアンは、かなり年上だが美男子のフェリクスに一目惚れをした。
そして公爵である父に頼み伯爵の彼と去年結婚したのだ。
しかし彼は妻を愛することは無いと毎日宣言し、マリアンは泣きながら暮らしていた。
ある日転んだことが切っ掛けでマリア
ンは自分が二十五歳の日本人女性だった記憶を取り戻す。
そして三十歳になるフェリクスが今まで独身だったことも含め、彼を地雷男だと認識した。
「君を愛することはない」「いちいち言わなくて結構ですよ、それより離婚して頂けます?」
別人のように冷たくなった新妻にフェリクスは呆然とする。しかしこれは反撃の始まりに過ぎなかった。
※アルファポリスでも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 00:34:36
23335文字
会話率:41%
機道ユウは既に世界を救っていた。
20年前地球外より飛来した謎の隕石『サイバーメテオ』は、世界中のあらゆる機械を暴走させ人類の積み上げてきた文明を蹂躙した。
機道ユウは6歳の時、それをたった一人で止めたのだ。彼は天才だった。
その後ユウは奇
跡の動力機関『ディバインエンジン』を開発し、その恩恵によって人々は世界を復興させた。
余りにも偉大な功績にユウのことを神と崇める者も少なくはなかった。彼が18歳の若さでこの世を去った時は、世界が悲嘆に暮れ、それを信じられない者もたくさんいた。
だがその1年後。世界に再び危機が迫り、同時に実は機道ユウが生きていたことが判明する。
ディバインエンジンを悪用し世界を蝕む邪悪を前に、人びとはもう一度彼に救いの手を求める。
だがユウは言い放った。
「俺は人間が嫌いだ。世界を救ったのは間違いだった」と。
世界を救ったはずの少年の正体は、他人の不幸に同情も感傷も抱くことは無い最低最悪の冷血漢だった。
彼にいったい何があったのか。そもそも彼はなぜ世界を救ったのか。
世界はまた救われるのか。人類に未来はあるのか。
カギを握るのは機道ユウが自ら組み上げた一台のオートバイ。神秘の心臓を持つそのマシンに奇跡が起こり魂が宿る時、止まっていた物語が動き出す。
始まる一人と一台の旅路。この戦いはきっと神話になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 21:38:10
121755文字
会話率:40%
武術家の家で育った隼人と柚季。
いつしか師匠を超えて世界一の武術家になる!
そんな志を抱え、日々修行に励んでいたところ、師匠の提案で武術学校に通うことに!?
今更学校なんかで学ぶことは無いと文句を垂れていた二人。だが、その学校は各々の流派に
誇りを持つ強者たちが跋扈する弱肉強食の世界だった。
立ちふさがる強敵達を乗り越え、二人は世界最強の武術家になれるのか――
学園バトル物語、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 18:44:24
24813文字
会話率:35%
「婚約破棄してくれ」と突然の申し出を受けたのはルイーズ・フォンテーヌという令嬢だった。しかし、彼女は動じることは無い。なぜなら、彼女の正体は、天才結婚詐欺師ーーティナだからである。その正体を知らぬまま、婚約者のルシアンは彼女の涙に心を揺さぶ
られ、膨大な慰謝料を支払う羽目になる。
(馬鹿ね、ルイーズもフォンテーヌ子爵家も存在しないのよ)
ティナは詐欺に成功し、満足したのもつかの間、なぜか実兄を殺して王太子となった『極悪王太子』のアリスティドに攫われて……?
「なあ、俺と一緒に悪役になってよ……――可愛い結婚詐欺師さん」
(し、正体がバレてるぅ……!?どうして!? ていうか、悪役ってなに!?)
アリスティドは、ティナの詐欺師としての能力を生かし、この国に蔓延る『犯罪組織壊滅のため』に協力して欲しいのだという。しかしながら……
「ははっ、君は殺してしまいたいくらい可愛いな」
この王太子はなぜかティナのことを溺愛するような素振りしてくる。
婚約者になって囲われるし、甘い言葉を囁いてくるし、なんだかずっと距離が近いけど……それならいっそ、この最低最悪極悪王太子のことを逆に利用してあげるわ!
☆超訳あり結婚詐欺師令嬢(?)と実兄殺しを噂される極悪王太子の嘘つき悪人同士のラブコメです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 18:00:00
50183文字
会話率:40%
精霊が当たり前に存在する世界ユグリエル。
この世界では精霊と契約を結ぶことで精霊の力を借りて悪魔や邪霊と戦う精霊師と呼ばれる職業が存在していた。
精霊師育成学校ユートレア学院に所属する2年生ローク・アレアスも精霊師の一人として将来を
期待されているが、彼には少しばかり不思議な点があった。
精霊師になる上で欠かせないもの、それは契約の儀によって繋がる己の相棒たる契約精霊の存在だ。多くの精霊師たちが契約精霊と絆を深め、己の技量を磨いていく中で何故か彼だけは一向に自らの契約精霊を呼び出さないのだ。
けれども契約精霊を呼ばず、その確かな実力で多くの精霊師たちを倒していくロークの姿に気付けば学院内で様々な憶測が飛び交うようになっていた。
曰く、契約精霊が強大過ぎて呼び出すと周りに被害が及ぶから呼び出せない。
曰く、今彼は自分が本気で戦える相手を探しており、契約精霊を呼び出す機を窺っているのだと。
曰く、契約精霊を呼び出せれば学院最強の姫様にすら勝てるのでは無いかと。
そして気付けば隠れた実力者なんて呼ばれるようになったロークだったが、本人は決してそんなことは無いと否定する。
果たして真相は如何に?
この作品はハーメルンにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 21:08:03
313123文字
会話率:53%
天下統一を目前にして、京都本能寺に於いて明智光秀の謀反により追い詰められた信長。燃え盛る火の中で、介錯しようとした森蘭丸の目の前からのぶながの姿が消えた。
本能寺で死んだ筈の信長の遺体は発見されていないし、現代に至るまでその謎が解かれた
ことは無い。
21歳の学生・織田真人《おだまひと》の意識は、ある組織により、信長15歳の時の意識と入れ替える目的で500年前の世界に送り込まれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 08:33:46
47508文字
会話率:31%
「君を愛することは無い」
「あっそ」
「え…!?」
「悲しくは無い、のか?」
「逆に聞くが、今日初対面の奴に愛情とかあると思うんか?」
_こんな感じのストーリー!!
最終更新:2024-11-15 16:30:02
1418文字
会話率:49%
政略結婚と噂され宮殿内からは不満の声が多く上がった。良く言えば平和的、悪く言えば世間知らずな公爵令嬢パメラ。
顔合わせからグラディス陛下は終始不満気な顔であったが、本心ではメッチャ乗り気。一応体裁上は「お前で興奮することは無い」と強がり
言ってはみたが、その下では兎にも角にもギンギンのビンビン。
男という生き物を理解する機会も無かったパメラは、殿下の言葉を鵜呑みにし、公務と銘打たれた夜の仕事に、ただ陛下の顔色を伺うばかりであった。が、やがて周囲との差に陛下へ疑問の念を抱くようになり…………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 07:10:00
1923文字
会話率:77%
ある特定の言葉しか話せなくなる奇病【女騎士病】
それは突如として発病し、決して治ることは無いと言われている。それでも我が子を想う親の気持ちが突き動かした先に待ち受ける運命とは―――!ー
最終更新:2019-08-22 22:56:22
2143文字
会話率:74%
約100年前に突如として現れた摩訶不思議な能力、特殊能力。それは人類の持つ能力から人各々、特定の一点に特化した力であり、時を経て様々な目的で使われるようになった。悪用されることも多く、犯罪の温床となり、社会に暗い影を落としていた。
そんな
中、植物を操る特殊能力者がクラウディス王国で殺人を犯しているとの噂が広まり、人々は恐怖に怯えていた。万年見習い雑用騎士トルカドは、そんな中、王から一つの重大な使命を託される。それは、とある少女・ルカの護衛であった。
力のないトルカドは、自身の限界の中で精一杯努めようと決意。しかし、特殊能力所持者であり、死ぬことは無いと自信を持つルカは護衛を拒み、自らの実力を証明するため、植物使いの能力所持者の元へ向かう────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 00:28:27
8465文字
会話率:32%
アルメニア共和国にある、楽園の名を冠しながらも楽園から程遠いと称される魔の都「エデン」
世界中のマフィアや犯罪組織が集い、様々な品物が取引されている。
銃器などの兵器、高額な美術品やその贋作。
違法な薬、臓器に至るまで。
欲望の一大市場であ
るこの都市では金と権力に魅せられ、毎年多勢の人間がやって来るが、その殆どは二度と故郷の土を踏むことはない。血と硝煙、退屈に事欠くことは無い楽園。
その悪党の都エデンの中でも特に選りすぐりの悪党共。クズの中のクズが集まる最低最悪の無法地帯、ジェイルタウンにて中華料理屋を営むデュランとウィリアム。
そこにやって来た一人の少女、アイラと繰り広げる非日常的な日常。
ちょっぴり血生臭い、複雑怪奇な物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 12:36:54
402980文字
会話率:49%
地元ラジオ局に就職した西條蒼(さいじょうあお)には大学時代に好きだった先輩、横川優斗がいた。
告白する事なく先輩が卒業し、もう会うことは無いとその想いに蓋をしたのにまさか研修先で再開するなんて!
今度こそは…と思い、少しでも距離を詰めよう
と用事がなくても横川に会いに行っていたが、ある日、とんでもないミスをして横川に迷惑をかけてしまう…。
*ボーイズラブ要素が含まれています。
Rシーンは全てカットしてありますが、匂わせる表現などがあります。
嫌悪感や苦手意識を抱く方はブラバをお願いします。
後日R18版をムーンライトノベルズの方へUPします。
ラジオ離れが進んでいると言われている昨今、ラジオ好きとしてラジオ業界の裏側で繰り広げられる日常のバタバタを、番組製作以外の目線から少しでもお届けできればと思っております。
小説1本目で書きたいことに文章力が追いつかず、所々説明っぽくなってしまっています…。
まぁ、初めてならこんなもんだよね…ぐらいの気持ちで読んでいただければ有難いです。
専門用語などは現場で使用されている言葉をそのまま使用しております。
この小説を書く時に聴いていた楽曲のプレイリストなども上げたいなと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:00:00
89976文字
会話率:43%
援助交際
暴力表現有り。
愛とは。
茉冬の愛が正しいのか
桃羽の愛され方が正しいのか
環境のせいで歪んだ形はもう元に戻ることは無い
最終更新:2024-10-23 04:11:59
2191文字
会話率:28%
目覚めると記憶が無く、森の中にある石造りの家で全裸で目覚めた青年は、自身の中にいるメイ・ウォーカーと名乗る女性に己の現状を伝えられる。
とくにやることは無い。自由に生きろと言われ、ナインと名付けられた青年はメイと共に世界を旅する。
この先に
ある真実と己の存在理由を知るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 08:00:00
514939文字
会話率:40%
「私には愛する女性がいる」
フィッシャー伯爵を引き継いだ私、クラフト・フィッシャーは、結婚式を終えた日の夜、つまりは初夜に、妻であるエルフリーデにそう告げた。
この結婚は政略だ。貴族にとってはよくある当たり前の話。そして結婚と小作り
の義務さえ終えてしまえば、互いに恋人を作る事も当たり前の話。
だが、私は既に愛する人がいた。
それゆえに、エルフリーデと真に結ばれることは無い。いずれ離婚するために白い結婚とさせてもらう、と。言うつもりだったが……。
「そうですか、では子供を作りましょう」
「え」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 01:11:03
9841文字
会話率:57%
狂った修道女ロゼッタさんに『悪魔』として召喚されてしまった村上悟(ムラカミサトル)は、奴隷制度が機能してるファンタジー世界で生きていくことになってしまった。
ロゼッタさんは「悪魔である」と思い込んでいるが、村上悟には特別な力など何も無く……
。
ロゼッタさんを言葉巧みに欺きつつ、村上悟は何も分からないこの世界を手探りで理解しようと試みていく……。
♦♦♦備考♦♦♦
いつ更新できるか全く分かりませんし現時点ではプロットも無いも同然のただ流行りに乗っかろうとしてる金の匂いが酷すぎる完全試作品です。
『±0』の片手間に、趣味のような感じで更新していくかもしれません。自分で書いといてなんですが『±0』は思想が強すぎて書きづらいし楽しくないので、そういうのとは無縁のエンタメ寄りの方向性を意識してく予定。
基本エロ無し、グロ有りです。
消すことは無いと思いますが、マジで更新頻度は迷子なのであんま期待しないでください。そもそも『±0』が終わったら活動拠点も移す予定なので、正直本作は置き土産みたいなもんですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 10:44:59
12918文字
会話率:33%
前回のあらすじも次回予行も世界には無い
けれどこの世界の先はあるが見ることは無い
だってこんなつまらない世界に価値なんて無い
本作は小説家になろうとアルファポリスと
カクヨムとノベルアップ+で投稿しています
最終更新:2024-10-09 11:04:19
1048文字
会話率:0%
まあ何も言うことは無い
タイトルの通りに過ぎない
本作は小説家になろうとアルファポリスと
カクヨムとノベルアップ+で投稿しています
最終更新:2024-10-09 09:35:17
607文字
会話率:0%
見たことはあるが行ったことは無い神社。
ある日、神社の中の桜の木の下で綺麗な女の子と出会った涼。
だが、その女の子は______________人だった。
最終更新:2024-10-06 19:32:49
2205文字
会話率:27%
この世界には"魔法適性"と呼ばれる概念が存在する。
魔法適性は、魔法に対する才能を数値化したようなもので、個人によって1〜100まで数値が決まっており、100に近いほど優秀な魔法使いになれるとされる。
その中でも、
魔法適性100の人間は"100年に1人の逸材"と呼ばれるほどの貴重な存在であり、魔法の道において困ることは無いという……。
その一方、魔法を極め"賢者"と呼ばれる存在になりたい「ルセ・ラポルト」という青年がいた。
しかし、彼はそんな魔法の醍醐味のような存在とは程遠く、受験前の魔法適正検査では"魔法適性1"という魔法使いとしては死刑宣告にも等しい測定結果を出してしまった。
そのせいで周りから馬鹿にされ、夢見ていた魔法使いとしての道を諦めようとしていたルセ。
しかし、そんな彼に転機が訪れる――。
ある日、ルセの家に「死神」と自称するメイドが現れ、彼女の"ある提案"を受け入れたルセは、自信満々で魔法使いとしての道を再び歩み始めたのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 14:44:33
3004文字
会話率:36%
「……キミの魂を、私にちょうだい」
「は?」
彼女は笑顔で、口から血を流しながら言った。
……正気じゃない。意味が分からない。
いくら何でも、ふざけすぎだろ。
なんたって今。
「俺たち、死にかけてんだぞ……」
俺の焦りはこれっ
ぽっちも伝わらないようで、彼女はにへらと笑って見せた。
「ふふっ、だいじょーぶ。私たちは死なないよ、キミを今ここで死なせはしない」
少しドキッとする。
異性から言われたら惚れること間違いなさそうなセリフを添えて。
「どこからそんな余裕出てくるんだよ」
強がっているようにしか見えないその表情は、身体中の痛みを我慢しているのか。
なんにせよ、彼女の笑顔が消えることは無い。
こうなったのは、こいつと出会ってからだ。
全身を包む雨音を思い出す──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 00:01:00
45114文字
会話率:31%
魔法少女
この世界にはある少女と契約した者がその名を与えられる。
一つ、魔法はその者が一番思いがある事、想像、出来事が魔法へとなる。
二つ、魔法少女は死ぬことはできない。
三つ、魔法少女は自殺、自分の魔法で自分を傷つけることはできない。(例
外は除く)
四つ、魔法が付与されてない攻撃は一切魔法少女を傷つけることはできない。
五つ、魔法少女は魔法少女になった時点で成長過程は止まり、その後成長することはない。
六つ、男性が魔法少女になることはない。
七つ、魔法少女はある条件が達成することで、魔女へと変貌する。魔女へとなった魔法少女は速攻始末する。
今後追加される項目あり。
現時点にて、災害の魔法少女を超える魔法少女は未だに確認はされていない。
魔女または魔法少女のレベルは-s以上上がることは無いことをここに書き記す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 21:29:54
5078文字
会話率:14%