「悪く思うなよ。俺だってこんな事、したくないんだ」
そう言って自分の娘を山に捨てるくそ親父。
したくないんならするなよ! 心を入れ替えて、しっかり子供を守れよ!
その叫びむなしく、くそ親父は子供を残して去っていく。
少女の心が絶望に染まる。
私はいらない子。その思いが自身の心を殺す。
深い深い深遠へと沈む。
瞬間、スウィッチする意識。
「ふっざけんな! この期に及んで、責任転嫁かよ! 口減らしの為に、こんな山奥にこの子を置き去りにするなら、ちゃんとその罪を自覚しやがれってんだ! 阿保が! あ? ああ?!」
叫んだのはティティルナの前世である男のジオル。
なぜだがわからないが、ジオルの意識が現世に復活。
現世のメイン意識であるティティルナに呼びかけても答えはなし。
こうなったら、ティティルナが生きる意欲を取り戻すまで、自分が頑張るしかないか。
と、思った矢先、隣にちんまい黒いものが。
おわ! おまえ誰だよ! は? 魔王?
魔王がどうしてここにいるんだよ?!
こうしてジオルの第二の人生が始まりを告げた。
ゆるゆる設定ですので、するどい突っ込みはなしでお願いします<m(__)m>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:20:00
712815文字
会話率:36%
B級の冒険者グランには"ニホン"という国で生きていた前世の記憶がある。その記憶の影響か、自分のスキルや強さをステータス画面として見る事が出来る。そのステータス画面の職業の項目には"勇者"という文字が!
? だけどグランが転生した世界は平和すぎた。魔物はいるが、それは生態系の一部。魔族やその王もいるらしいけど、種族の一つとして人間と共存している。あれ? じゃあ勇者って何するの? っていうか、俺より強い人間いっぱいいない? 勇者っていうけど、ちょっとオールマイティなだけでただの器用貧乏では? あれ? 俺ってもしかして中の上くらいの凡人では? 勇者? 何それ? 全然普通の人じゃん? 俺いらない子じゃね? よっし、それなら田舎に引き籠ってだらだらスローライフ生活だ! 美味しいご飯と快適便利生活! 特化型ではないけど、何でも卒なくこなせる器用貧乏も悪くない! 田舎でのんびり暮らそうと思ったら、以前の仲間が押しかけて来た! やめろ! 俺はスローライフを満喫したいんだ! 器用貧乏勇者の飯づくり&物づくり辺境ライフ!
カクヨム様でも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 01:51:03
4191401文字
会話率:23%
なぜか異世界召喚された。
だけど、勇者は一緒に召喚された友人で、オレはいらない子だった。
せっかくの異世界を満喫すべく、冒険者となることに。
異世界で気ままに暮らす『オレ』の話。
最終更新:2025-06-04 21:53:03
2391513文字
会話率:23%
小学五年生の女の子、美月の家のそばの丘には『おてんばさん』と呼ばれる小さいさくらの木が生えている。隣の大きいさくらの木とぶつかりあってアーチを作っている。ママと仲たがいしたおてんばな女の子が、月夜の晩に、そのアーチをくぐり、時空を超えて、や
さしいママさがしに消えてしまうという言い伝えがある。
ある晩、自分より仕事を優先するママとささいなことで口論となった美月は、家を飛び出し、そのアーチをくぐってしまった。
気がつくと、美月はジージとチャーチャン(美月のおばあちゃん)の家のそばのさくらの林の中に立っていた。そして同い年の朋子に出会うが、それがこどもの頃の自分のママだと言うことを知る。
朋子には姉や妹がいて、ひとりっ子の美月にはうらやましい。しかし、朋子は、チャーチャンが、「どうして、朋子だけ、あんなふうに生まれちゃったのかしら」と漏らすのを立ち聞きしてから、バカでガサツな自分は、いらない子なんだと感じるようになっていた。朋子の落ち込む姿に次第に同情する美月。
そんな朋子が、美月のマネをして、やさしいママを探してあのアーチをくぐりたいと言う。日暮れ時、そのアーチに『おてんばさん』の精霊が現れる。精霊が朋子をやさしいママのところへ送り出そうとしたそのとき、チャーチャンが散歩に連れて行ったはずの犬、コウタロウが急変を知らせに駆けつける。チャーチャンがバイクにはねられ、重体だというのだ。
病院ではジージが朋子のことを待っていて、美月と朋子に、朋子が極度の未熟児で生まれ、生死の境をさまよっていたこと、それを乗り越えて育っている朋子を、チャーチャンは一番愛しく思っていることを告げる。
誤解をさとったふたりは、精霊の力を借りて時間を遡り、チャーチャンを事故から救出する。
こどものころのママに共感し、チャーチャンとママと自分という命の連続性を感じ取った美月は、現在のママの元へもどることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:10:24
37376文字
会話率:32%
両親が立て続けに亡くなったロミアの元に『伯爵』と名乗る男から手紙が届く。その伯爵は、何とロミアの実の父親であると名乗り出た。
自身が養子に出されていた事実を知ったロミアが伯爵家に戻ると、公爵家長男レドの誕生パーティーへの参加を提案されたロミ
アだったが……。
「おい、誰かこの娘を摘み出せ!」
なんとレドに不審者扱いされ、追い出されてしまう。
屋敷の外に放り出されたロミアが夜風に震えて呆然としていると、そこに一台の馬車が遅れて到着した。
ロミアを心配し手を差し伸べたジュリと名乗る彼は、不審者だと誤解されたロミアから事情を聞き、彼女を伯爵家の屋敷まで送っていったのだが……。
──俺の初恋の人が、何故こんな扱いを受けているんだ……?
……素性を隠していたジュリが、幼い頃にロミアと出会っていた隣国の皇帝【氷獣の帝王】ジュリウスである事を、彼女はまだ知らない。
これは三姉妹の【いらない子】として養子に出され親に捨てられたはずの貴族の次女が、長年の初恋を拗らせたイケメン皇帝に全力で溺愛されながら、互いに支え合って生きていく恋物語です。
どこまでも顔が良く、物理的に強く、誰よりも愛が重く、一族の宿命がしんどい系の男がお好きな方の心に刺されば嬉しいです。
※この作品はカクヨム様で先行公開していた作品を、大幅に改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:13:59
113079文字
会話率:37%
主人公は姉と妹と三人で村に住みながら、魔石の発掘を趣味として行っていた。
美人過ぎる姉妹と違い、普通寄りの主人公は村人達からいらない子扱いの空気を受けていた。
主人公が作った良質な薬は買うくせに、空気や視線や態度で自発的にいなくなって欲しい
と周りがじわじわと追い詰めようとしている。
それに憤るのは主人公が大好きな者達。
村人達は気付いてなかった。
美人を売り込もうと思っても、期間限定だということに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 05:50:00
5053文字
会話率:29%
獣医学校。
そこは、力によって全てが決まるこの国で、『いらない子達』があつまる学校だった。
そんな学校の門をくぐる少年が一人。
彼の名前はクリストファー・デイビス。
『灰色に近い黒目』という、最弱を表す目の色をしていた…。
けれど。
獣
医学校の『いらない子達』が、偶然でなく必然的に集まったことを、だれが予想しただろうか。
そして、その獣医たちによって、この国が壊されることになることを。
この物語は、1人の少年によって始まった。けれど、主人公は彼ではない。
見習い獣医たち、全員がこの物語の主人公である。
ーーーーーー
書いてた小説を元に、新しく書き始めました。
内容は大きく変わっています。
残酷な描写あり、は一応です。
異世界転生や転移は含まれます(少し)
ぜひぜひブックマークやコメントお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 00:05:13
43023文字
会話率:44%
両親にすら不要とされた少女が、聖女の〝おまけ〟として異世界に召喚されてしまった。
日本には帰れない。この世界での役割もない。中途半端な存在となってしまった少女・ニコは、はたしてこの異世界で必要とされ、幸せになれるのか?
コンビニですれ違っ
た女子高生の聖女召喚に巻き込まれ、ニコまで異世界に転移した。聖女である女子高生と違い、何の役目もないニコはローデンヴァルト侯爵家の後見を受けて生活することに。日本では実の家族から〝不要品〟扱いされていたのに、侯爵家のニコへの態度はとても温かった。特にローデンヴァルト侯爵の孫であるアロイス様はニコに優しく、ニコにとっても彼は特別な人になったのだけれど……
・他サイトにもタイトルを変えて掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 18:10:00
30810文字
会話率:29%
わたしは生ごみ。だって、おかあさんとおじさんにそう言われたから。
わたしはハエ。だから、びゅんびゅん飛び回って絶対に捕まらないの。
わたしはヤモリ。だから、隠れるのが得意で絶対に見つからないの。
わたしはゴキブリ。だから、逃げ足が速
くて絶対にぶたれたりしないの。
わたしはハチ。だから、わたしをぶったら刺しちゃうんだから。
わたしは鳥。だから、この家から出て空を自由に飛ぶの。
わたしはオオカミ。だから、家で独りぼっちでも平気。
わたしはイルカ。だから……海を自由に泳ぎたいなぁ。
わたしはいらない子。だから、ぶたれても蹴られても泣いちゃいけないし他の人と口を利いちゃいけないし何か聞かれたら大丈夫って言うしおなかがすいたって言わないの。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-09 11:00:00
1336文字
会話率:0%
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あの姫様は絶対に怪しい。だって光る指輪つけてるし。これはさっさと逃げなくては。
あのお姫様は怪しいわね。だって戦争には不都合な事を話しているわ。これは
早急に逃げる必要があるわね。
2年2組の男子高校生、高音風舞は前期中間試験中に異世界に転移した。
異世界に召喚された彼は王族の様子に不審な点を感じ同じクラスの美少女、土御門舞と共に樹海へと転移したのだが、王族は帰還のできない召喚に責任を感じて誠意を持って全てを話しただけでただの勘違いであった。
ステータスポイントを全て転移魔法の為につぎ込んだ高音風舞は、ステータスを万遍なく上げた土御門舞に助けられながら「あれ?俺、いらない子じゃね?」と感じながらも樹海を探索していると美しい金髪の少女が倒れているのを見つける。
二人で彼女を保護していると目を覚ました少女が自分は魔王で謀叛を起こされて逃げて来たのだと語った。
「相変わらずお主の転移魔法はデタラメじゃな」
「風舞くんはチートキャラね」
「なんで急に耳を触るんですかぁ?って、ひゃう!?」
これは、勇者であるはずなのに万能美少女や魔王に助けられてばっかりな転移魔法ぐらいしか取り柄のない主人公が、チートキャラを目指して日々奮闘する物語である。
多分。
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※大体一週間に1話投稿しています。
※感想には全て目を通していますが、諸事情によりお返事できない場合もございます。
※表現の不自然な点などをご指摘いただきました感想は修正した旨をお伝えした後、数日で削除させていただきます。ご了承ください。
※上記項目以外にも諸事情により、いただいた感想を削除する場合がございます。ご了承ください。
※イラストは最下部のリンクからどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 18:32:00
2969449文字
会話率:62%
魔力が少ないと、乳母の元に捨てられたラミュレン。だがそこも安住の地ではないようで。
様々な別れの物語です。
最終更新:2024-02-28 17:22:09
16205文字
会話率:24%
✿ジャンル的にはロボットモノのファンタジーだと思います✿
戦いをはじめる二つの大国。
近隣の国々は、否応なしに戦争に巻き込まれていく。
戦争に巻き込まれた小国のひとつバーディガン王国。
少年はちいさな村で生まれた。
いらない子供……村は
貧しく子供たちは商品として売られていく。
体が弱く売れ残る子供。
泣きそうな少年を引き取ったのは、一人のドワーフだった。
少年は、リュカ・アルダンという名前を貰う。
引き取られた先には、同じように拾われた子供たちがいた。
子供たちの首には首輪を思わせる黒い痣があった。
戦争に巻き込まれる子供たち。
リュカは怖かった。戦うのが怖かった。逃げ出したかった。
しかし、首に刻まれた痣『呪いの首輪』は、リュカに逃げることを許さない。
魔導巨兵(マシンドール)と呼ばれる魔法の効かない鋼鉄の巨人たちが交錯する戦場で、リュカは生きるために武器をとる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 01:10:37
108938文字
会話率:23%
真珠湾攻撃だけでは生ぬるい。ついでに他でもどでかい作戦をやるべきだ。
そんなこんなで始まった豪州東海岸砲撃作戦。新時代の砲艦外交は何故だか変な方向に転がってしまう。
扶桑も山城もいらない子じゃありません
太平洋を縦断、横断した二つの投機的な
作戦が、戦争の趨勢に大きな影響を与えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 00:02:54
7478文字
会話率:53%
少女有布子は過酷な世界にいた。
だが彼女は学び、仕返しし、自由へと旅立って行く。
最終更新:2023-07-09 01:54:10
8150文字
会話率:21%
いきなり異世界へ拉致召喚された岩永善次郎(いわながぜんじろう)27歳。その世界は職業やスキルのある世界だった。善次郎と一緒に召喚された女子高生3人は、召喚時結構良い職業とスキルを授かったのだが、善次郎はなぜかなにも授からなかった。そのため、
善次郎を召喚した連中からいらない子認定されて幽閉されてしまう。職業もスキルもない善次郎だったが、実は大量のスキルポイントを持っていた。スキルポイントを使って得たスキルで召喚元から逃げ出した善次郎は、便利スキルを使って自分を拉致召喚した連中に釘を刺しつつ、勝手気ままに現代アイテムを異世界に持ち込んで快適ライフを楽しむ。カクヨムにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 08:15:55
1505452文字
会話率:43%
ひょんなことがきっかけでVRMMOをすることにした主人公ちゃんが他とは違う特殊なプレイスタイルを確立していったり、イベントで大暴れしたりして目立とうとする話。TS要素ちゃんはどうにか入れようとしたがどう考えてもいらない子だったので永眠しても
らってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 01:00:00
3099文字
会話率:29%
ボクは、モチフワの三角おにぎりのぬいぐるみだ。おにぎりのぬいぐるみって、ちょっと変わってるみたい。大好きなあやちゃんが、新しく来たモフモフぬいぐるみの兎のモピーに、夢中になっちゃった。ボクって、もしかしていらない子なの……? 置き手紙を書い
て家出をしたら、なんと家の前は坂道で、おにぎりころりん!て転がっちゃった。転がったボクは、おにぎりだもん、止まれない。わーん、一体ボクは、どこに行っちゃうの~!?
4~7歳向け。
文章全体にリズム感を持たせていますので、ぜひお子さんと朗読・音読などでお楽しみいただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 12:04:59
3965文字
会話率:28%
ルポライターの伍代智世は、とある事件の取材で、都内にある一軒の家を訪ねる。その家に、引き籠るように暮らす、一人の女性に話を聞くために。
かつて祖母と暮らした家で、今も一見静かに一人暮らしを続ける彼女の、「影」とは…。
最終更新:2022-08-25 03:56:19
2707文字
会話率:0%
ノウェンはいらない子として生まれた。家族からは蔑まれて終いには捨てられた。愛情を与えられなかった彼に幸せは訪れるのか。
この世界は神から一つ能力が与えられる世界です。
最終更新:2022-08-22 22:16:49
12366文字
会話率:18%
ある日突然異世界に召喚されちゃうお話し。
3人呼ばれたけどもしかして私っていらない子?
用事が終われば好きにさせてもらっていいですか?
じゃあ遠慮なく~
最終更新:2022-08-21 00:00:34
31863文字
会話率:23%