同じ会社に勤めていながら、顔を合わせることもなかったふたりの女性――
事務部でひっそりと働く白川若葉と、社内でも名を知られる凛とした上司・黒川若菜。
日常の交差点では交わることのなかったふたりが、ある日偶然に目を合わせる。
けれどその時、ふ
たりはまだ知らなかった。
自分たちが、もうすでに“別の名前”で出会っていたことを――。
ネットの中で「茅ヶ崎渚」として活動する若葉は、小説投稿サイトで憧れの作家「結衣と姉 希望の王」に出会う。
彼女の書く物語に心を揺さぶられ、勇気を出して送った一通のダイレクトメッセージ。
それがきっかけで始まった、名前も顔も知らない“渚”と“ベルおねーちゃん”の文通のような関係。
現実の世界では、少しずつ距離を縮めていく若菜と若葉。
仕事の合間に交わす短い会話、何気ないランチのひととき。
そしてネットの世界では、小説という架空の場所を通して、深く強く繋がっていく“渚”と“ベルおねーちゃん”。
同じ人だと気づいてしまった若菜は、その事実を伝えるべきか悩みながらも、ふたつの世界で育まれる友情と信頼に、静かに心を揺らしていく。
この想いを、どの言葉で伝えればいいのか――
現実の自分と、小説の中の自分。
本当の「わたし」はどこにいるのか。
誰かと心を通わせることのあたたかさと、ほんの少しの切なさを抱えながら、若菜は最後の一歩を踏み出そうとしていた。
これは、ふたりの女性が“物語の中”と“日常の中”で静かに出会い、
少しずつ、確かに、お互いを大切に想い始めていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:46:25
8972文字
会話率:32%
目覚めたとき、俺は小さな火だった。
記憶も言葉もないまま、森の祠で揺れていた俺に声をかけたのは、
光を知らぬ少女――ルーナ。
彼女が与えてくれた名前と、あたたかさ。
それが、俺の旅のはじまりだった。
名もなき炎と盲目の少女が紡ぐ、再生と絆の
幻想譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 18:21:04
38776文字
会話率:22%
春、大学2年生の村田洋一は、無口で目立たない存在だった。何事にも控えめで、人付き合いも得意ではない彼は、どこか空虚な日々を淡々と過ごしていた。そんなある日、偶然出会った藤城祐希――同じ大学に通う明るく朗らかな女子学生――とのやりとりが、彼の
静かな世界に小さな波紋を投げかける。
藤城は表向きは社交的で誰とでも仲良くなれるタイプだが、実はどこか他人との間に一線を引いている。周囲に合わせながらも本音を隠すのが癖になっていた。けれど村田の不器用でまっすぐな人柄に、次第に心が揺らぎはじめる。
二人は同じ授業をきっかけに距離を縮め、互いの存在を意識しながらも、友達以上恋人未満の関係を少しずつ育んでいく。日常の中で交わす何気ない会話、すれ違いや沈黙に込められた小さな想い――恋愛というには淡く、友情というには近すぎる関係性に、二人は戸惑いながらも確かな絆を築いていく。
だがそれぞれの胸の奥には、まだ誰にも見せたことのない“空洞”があった。過去の失敗や人間関係の傷、言葉にできない不安――それを埋めようとするのではなく、ただ「分かろう」とする姿勢が、互いを優しく変えていく。
この物語は、決して派手ではない。でも、静かに心の奥に触れてくるような、そんな等身大の恋と成長の記録。大学という人生の岐路に立つ中で、“自分のままで誰かとつながること”の難しさとあたたかさを、そっと描き出していく。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-31 16:05:34
10706文字
会話率:37%
部屋の片付けをしていたら1冊の日記を見つける。
それは半年付き合っていた彼女との思い出が書かれていた。
楽しく、悲しく、後悔が残って苦しいけど
最後はしっかりあたたかさに包まれる。
感動の本気のラブ・ストーリー。
キーワード:
最終更新:2025-05-08 13:29:51
6215文字
会話率:48%
たったの2年間しか付き合っていなかった彼女が
別れてから約4年経ったとき、突然僕のアパートへ
訪ねてきた。しかも彼女には旦那がいるのにも関わらず僕とふたりきりでお茶を飲み始める。彼女との回想やこれからの将来の不安などを、過去の記憶をさかのぼ
りながら描く、切なさとほんのりあたたかさがただよう物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-19 19:58:11
3346文字
会話率:28%
ため息を雲にして、、綿雲を、枕にして
夢をみようよ
並縫い、返し縫い、創ろう創ろう
あなたと
あたたかさが沁み入るひとときに書いたうた
キーワード:
最終更新:2025-02-22 17:11:00
591文字
会話率:0%
魔女の力を持つが故に村の人から忌み嫌われ生きて来た孤独な女の子の話。
唯一彼女を一番愛してくれた祖母は死んでしまった。
そんな彼女がアルトフールという謎の土地を目指し、旅をする。
沢山の仲間と出会い、色づく世界を知って、心のあたたかさに触れ
ていった彼女を待ち構えるものは一体何か。世界は彼女に何を見せるのか。
自サイトで連載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 12:00:56
255975文字
会話率:41%
私は本当の恋を知らない、きっと。せつなさはいつかあたたかさへ、穏やかな恋物語です。
→恋というものを知らない私に、あなたを愛する資格はあるのだろうか。
静は子どもの頃好きだった女子に想いを拒まれて以来、ひとを好きになることに臆病になっている
。そんな彼女の元に或る女性から一通のメッセージが届いて……女性同士の恋をせつなくあたたかく綴る恋物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 07:01:49
3389文字
会話率:24%
冬の薪ストーブ。
しみるような、あたたかさ。
を、思い出し。
キーワード:
最終更新:2024-10-12 06:17:05
213文字
会話率:0%
──私の存在は、死に際の魔女が遺した、最後の願い。
「王立魔法鑑定局」は大魔女シュリエが遺した《祝福》を管理するための機関。魔法も勉強も苦手なクユイは唯一の特技で鑑定局に就職し、出会った上司に一目惚れする。不思議なことに、厳しくも面倒
みのいい上司イルードは、夢に見る男と青い瞳が重なった。
知らないはずなのに懐かしさを感じたり、言動が被ったり、不思議と心情を察してくれるイルードに接する度、夢を見る頻度が増えていく…内容は覚えていないのに、あたたかさと寂しさを残して。
恋心を捨てきれなかった男女が拗らせた願いは、今私が叶える。
異世界(の中での)転生ものです。
目指せ溺愛。
短いので完結まで毎日上がる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 12:00:00
58242文字
会話率:48%
主人公は江原友貴(えはらともたか)29歳彼女なし。現在ブラック企業の営業職続けている社畜サラリーマン。
2023年のクリスマスイブ、大雪の中、過労で倒れ、凍死してしまった哀れな江原を、神は救済措置として転生させることに。
転生してイエズス会
宣教師の家系で育った、かつて江原だった男・ユーリは、黄金の国ジパングへの布教チームに志願し、死ぬ直前に願った夢、日本の名湯巡りを成し遂げるために渡航する……!!たどり着いたユーリの目の前に広がっていたのは、戦国時代末期の日本だった。
バテレン追放令を出したばかりの豊臣秀吉!秀吉の馬廻衆として頭角を現す、のちの真田幸村こと源次郎!癖の強い多くの戦国武将たちとの交流、そして日本全国の名湯巡り!盛りだくさん戦国温泉ドラマチック群像劇!
湯気立つ温泉のようなあたたかさで見てください!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 17:06:34
9844文字
会話率:43%
へっぽこな女神に呼び出され、世界を救うことに。
可愛いだけの女神に振り回されつつ、変なモンスターたちを退治する。
ここは人々からあたたかさが奪われた冷気の世界。
主人公は、世界に火を取り戻すことはできるのか?
最終更新:2024-07-23 04:09:20
1477文字
会話率:33%
この世界は魔族の住む魔領、人間が住む人間領に分けられていた。 その魔領を統治していた魔王がある日弟によって殺されかける。 殺されるよりは自害した方がいいと考えた魔王は自ら自爆し死ぬ。
はずだった。 だがなぜか魔王は生きていて、とある村に拾わ
れ村の人たちのあたたかさに触れてそこで出会ったルーナやデルタとともに戦争のない世界を目指すようになる。
「俺は再び魔王へとなる。 戦争をするためではなく、平和でいつまでも笑えるような世界を作るために 」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 14:00:00
30427文字
会話率:63%
引きこもりの主人公が、母親のあたたかさに気づき、自分の殻を破る物語。
最終更新:2023-12-01 10:04:51
998文字
会話率:27%
こころさんが出会う人々との日常ストーリー。
何か悩んでいたり、苦しんでいる人たちとこころさんが出会い、こころさんが少し心にあたたかさを灯してくれる物語。
最終更新:2023-11-24 18:04:58
19514文字
会話率:38%
「鬼に金棒」ってことわざが好きじゃない。
最終更新:2023-08-25 07:00:00
508文字
会話率:0%
ぞう組になるあおくんは、パパとママから青いえんぴつをもらいました。
あおくんはえんぴつのえんちゃんと楽しく遊び、えんちゃんはどんどん短くなって、ついに消えてしまいます。
忘れても、きっと残る。あたたかさを繋ぐ物語。
最終更新:2022-12-02 12:38:46
996文字
会話率:73%
二十六歳の会社員・大汐真帆は、二年前に父を亡くして天涯孤独の身。学生時代から付き合っていた彼氏とは、少し前にひどい別れ方をした。
恋愛するのはうんざりだけど、家族が欲しい――そう思った真帆は、マッチングアプリに登録し、一人の男性と会うことに
。待ち合わせ場所にやって来たのは、中学時代の同級生である五十嵐穂高だった。
「結婚してくれ、今すぐに」
父親との折り合いが悪い穂高は「親の決めた見合いを破棄したい」という理由の元、結婚相手を探していた。互いの利害が一致した二人は、その日のうちに入籍することに。
彼との結婚生活を通して、孤独だった真帆は家族のあたたかさを思い出す。一見クールで無愛想な穂高だけれど、真帆に対してはいつでも誠実で優しい。
(でもそれって、「家族だから」大事にしてくれるんだよね?)
形から入った結婚のはずが、思いのほかぐいぐい来る夫に戸惑う真帆。果たして二人の結婚生活に、本当の愛は芽生えるのか?
※この作品はエブリスタにも掲載しています。
※素敵な表紙はsmzさんに描いていただきました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 20:00:00
188148文字
会話率:49%
両親を亡くして天涯孤独となった私のもとに届いた、まさかの知らせ。
「えっ、私があのノートン家のご令嬢?」
ある日自分が地元の名家ノートン家の隠し子だと発覚して、立派なお屋敷に迎えられたフィリア。
けれど、それは悪夢のはじまりだった
――。
待っていたのは粗末な屋根裏部屋と、性悪な継母と異母妹にこき使われるタダ働きライフ。
その上身売り同然に変態男との婚約を言い渡されて、もううんざり!こんな屋敷とっとと逃げ出して、自由な暮らしを取り戻そう。
男装して身を隠し、平穏な生活を送るフィリアのもとにある日やってきたのは、ノートン家の腹違いの兄リガルド。
気づけば屋敷に連れ戻され、リガルドと一つ屋根の下令嬢暮らしをすることに。
けれど、兄と言うには近すぎる距離と執着に、かつて抱いていたほのかな想いがよみがえり、ドキドキが止まらない!
しかしある時、許されない恋心に揺れるフィリアの前に、屋敷を追い出され復讐に燃える継母の魔の手が飛びて……。
実は血のつながらない兄の執着と独占欲に振り回されながら、天涯孤独なフィリアが周囲のあたたかさに見守られて本当の幸せを見つけていく物語。
※近親相姦ものではありません。
執着強めな不器用美形男子と、しっかり者だけど実は寂しがりやな少女のじれじれ恋愛ものです。
※性的描写はありませんが、人身売買や性的な犯罪を匂わせる描写が一部あります。
そのため、R15とさせていただきます。
※以前別サイトでUPした『身売り同然に婚約させられそうになったので逃亡します~男装の元令嬢は腹違いの兄から逃げ切れない』を大幅改稿したものです。
内容がかなり異なるため、別作品としてUPいたします。
※アルファポリス様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 21:03:08
117584文字
会話率:29%
僕は寓話『北風と太陽』にでてくる「北風」のように強引に懐柔しようとしてくるヤンデレ彼女、織女彩咲(おりめささ)のもとから逃げだした。
そこで出会った同じ児童養護施設出身の女性、星迎真霜(ほしむかえましも)。
彼女は親の会社の倒産で多額の借
金を背負ってしまい大人の風呂屋に沈められそうになっていた。
再開は本当に偶然だったけど、自分の未来に希望もなかった僕は、代わりに文字通り身体を売って彼女を助けることにした。
それから彼女は、寓話の「太陽」のように、あたたかさで気づいたら取り込まれているような献身っぷり。
実は裏で暗躍するタイプのヤンデレだった。
※開幕から割と過激な描写が多いので苦手な方はご注意。
※ざまぁとかそういう展開は無いと思うので、あしからず。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 05:00:00
138526文字
会話率:27%
割とファンタジーチックなお話かもしれません。
私がケータイを持ち始めた時から抱いていた気持ちを込めて書きました。
古臭い考え方かな。伝わるといいな。
最終更新:2022-05-14 20:23:13
1930文字
会話率:31%