※こちらの小説は現在連載中の【Last Rotor - Resurrected as Kit -】本編の主人公である、【キット=レイター】の過去編になります。どちらから読まれても大丈夫なのですが、過去編の更新は不定期なので本編をゆっくりと
読まれた後での閲覧を推奨します。(本編の方も同じ様な更新頻度なのでご了承頂けると幸いです)
月夜に照らされた淡く儚い桜の花びらを悠々と舞い散らせる、ある春の季節、少年は凛とした弓士の少女に出会った。青く照らされた黒い髪の少女を、この夜を飛ぶ【青い烏】と例えた。聖域と呼べる、真夜中の神社の中で巡り合わせは神が起こした必然的偶然かそれとも____。
四月の初め春の風が心地良い季節。
少年の通う、高校に一人の転校生が来た。それは紛れもなく、あの月夜の少女だった。お互いにあの日の記憶は鮮明に残っており、意図的に避けるようになりいつしか言葉を交わさなくなっていた。
しかし、それを次第に【気になる】という感情の裏返しだという事に気づき初めた矢先、少女を放課後の教室で見る。同じクラスと言う時点で遭遇率ではかなりの高確率な事は分かり切ったことだったのだが、それでも確率で言えば今のこの時だけは、【低確率】だった。普段は気丈な態度と清楚な少女が俺の瞳の中で悲しく泣いていた____。
もしかしたら、この時点で二人の結末は決まっていたのかもしれない。
どれだけ、距離を取っても切り離せない見えない【何か】から逃げようとする少女と【何か】を探し続けている少年の二人の____
________たった、数ヶ月の時間の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 20:50:10
57002文字
会話率:45%
「草履隠し」あらすじ
のどかな山里を見下ろす大きな山があった。その山は村人達が恐れ敬う山で、数々の伝説や曰くが今も語り継がれている山だった。
その山裾に或るリゾート計画が持ち上がり、その工事は村人達の思いとは裏腹に順調に進んでいった。け
れどもある日、その作業中に重機が斜面を転がり落ちるという事故が起きた。しかもその事故とは本人が言うにはそれは単なる事故ではなく、信じ難い不思議な事故だと言い張り、もうあの現場には出たくは無いと現場監督の山崎に告げた。更にその補充として雇った二人の作業者が、一人は事故に遭い、もう一人は忽然と姿を消すという事態が起きた。そんな状況に、山崎は頭を抱え込んで思い悩んだ。そんな時ふとした事から、村に住む木村源司とその孫の一樹と知り合った。源司は山崎にその山に纏わる話と、その山の聖域との結界を教えた。そしてその後、再度一樹と顔を合わせた山崎は一樹に誘われて木村家に行くこととなった。その席で山崎は偶然、予てより密かに恋心を抱いていた咲子と、その娘の弥生と出会った。そしてその席でみんなと打ち解けた山崎は、それから彼らとの関係を深めていった。しかしその山に伝わる不思議で奇怪な話と共に、いつしか彼らは、その語り継がれる伝説の渦中へと引き摺り込まれていく事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-23 08:00:00
65587文字
会話率:11%
普通の高校生がとあるVRMMOに入ることとなる。その名はジャスティス オブ サンクチュアリ。
「正義の聖域」で戦うべきものとは?
最終更新:2020-04-25 00:00:00
28457文字
会話率:61%
古来より魔法を駆使して様々な発展を遂げてきた人類だが、更なる快適さを求めて魔法のみならず科学も向上して今や、魔法あっての科学、科学あっての魔法となり豊かな生活が続き平和な日々を送っていた。
そんな中、大陸の端に聳え立つ大気圏まで届くロードマ
ウンテンの頂にあるとされる神の住まう聖域[エデン]を目指さんと、科学者達が開発した空船(スカイシップ)が離陸する。
目的は更なる高みと科学の限界という理由だった。
好奇心に駆られた人類にとっての挑戦だったが、聖域を汚そうとする人類に神は激怒し、使いであるドラゴンを地上に送って人々を破滅へと追いやった。
長らく続いた平和によって戦う術を持たない人類は、まず都市を守る為に少ない魔力を最大限まで向上させてフィールドを全体に展開させる都市防衛領域機構を開発して護りに徹したが、ただの時間稼ぎにしかならずにドラゴン達は殺戮を繰り返す。
守るだけではただ殺されるのを待つだけだ。ならばドラゴンに対抗出来る戦力をと、各国が総出で造り上げた唯一の戦闘機械兵、搭乗式二足歩行型対竜機兵[Anti Dragon Chevalier]通称ADCが導入され、軍を組織した人類は反撃の選択肢を取った。
改良が続いたADCのお陰でドラゴンとも互角に渡り合えるようになったが、数年たった今でもその争いは続いており、激戦区であるロードマウンテンと隣接した国には各国から派遣された優秀なパイロット達が集う。
その最前線に立つ最強と名高い一小隊の隊長ヴァレル・リロードは自分の部下達にしばしば手を妬いていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 18:45:05
11195文字
会話率:67%
中世ヨーロッパ。
魔女の嫌疑を受け、聖域の森に落ち延びた四人の女性たち。
神の声を聞き、超常なる力を得て現世へ還された修道女トゥーラ。
植物の気を読む薬草屋ローザ。
癒しの気を流して病を治すトナカイ族の少女オト。
星の告げを読み解く予知
能力を持つ貴族の娘ベアトリス。
肩寄せ合う彼女たちに、とうとう追手がかかりーーー。
一方、現代。
<最初の四人>が祀られ、天候魔女、治癒魔女、天文魔女、そして薬草魔女たちが生き継ぐ「魔女村」。
あと一年で成人を迎える薬草魔女のベリィは、<四聖女>の筆頭であるはずの聖トゥーラの呪いが蘇る、という予言を聞いてしまう。
火炙りで刑死した聖トゥーラは、『悪逆の魔女』と記され、不可思議な吸血鬼伝説も伝わっていた。
やがて、魔女村には相次いで事件が起こるーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 00:37:25
257852文字
会話率:30%
高校二年生の坂本一郎は放課後、学校の屋上でいつもギターを弾いていた。
一人ぼっちの軽音楽同好会。
人間関係を煩わしく感じていた一郎にとって放課後の屋上は、誰にも邪魔されない、言わば聖域だった。
しかしある日、そんな聖域に一人の少女
がやってくるようになる。
人間関係を諦めた少年と、人間関係に悩む少女の出会いと成長物語。
みたいな感じで書けたらな、と思っています。
初投稿です。1ページ2000文字、5~10話程度でまとめようと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 23:51:29
2108文字
会話率:5%
【聖域のアルタネイティブ】
「――俺がなるんだ、ヒーローに」
ある日、主人公たちが手にした力は、自分を女の子へと「変身」させるシステムだった――
地方都市・秋音市に暮らす久野洋平と菊谷荘司は、連日報道される婦女暴行事件が
異世界から
の侵略者【エネミー】によって引き起こされている事を知る。
幼い頃からヒーローを志していた久野洋平はエネミーを倒す為に、
エネミーから離反したシェリルより渡された変身装置・アルターシステムを用いて変身し、
アルタネイティブ・レッドとして、秋音市を守る為に戦う事を決意する。
【アルタネイティブ・ヴァンプ】
「やっぱりボクは可愛くて――最強だねっ」
秋音市の零峰学園高等部で女神と称される少女・七瀬七海は
五百年前に現れた異世界からの来訪者【ヴァンパイア】の生き残りに襲われる。
しかし、そんな彼女を救った人物が、七瀬七海に惚れた女装少年、主人公・瀬上直哉。
彼は、ヴァンパイアと戦うためのシステム【アルターシステム】をもってして
アルタネイティブ・ヴァンプに変身し、戦う事を決めるのである。
【災い殺しのプリステス】
「……私の命なんて、価値は無いんです。でも……大切な人達は、守りたい。だから――変身っ」
少女・神崎美咲は臆病な少女である。
彼女は道端で倒れているギャル・宮越花江を助け、
正反対な性格に翻弄されながらも仲を深めていくが
花江は聖堂教会という組織に属する
【災い】を討つ巫女【プリステス】だったのだ!
災いに敗れかけ、力を消耗している花江は、美咲に向けてこう言い放つ。
「ごめんね――ちょっと美咲を、食べさせて」
世界を災いから守る為、今プリステス達が刃を抜き放つ!
※こちらの作品は【聖域のアルタネイティブ】、【アルタネイティブ・ヴァンプ】、【災い殺しのプリステス】というタイトルにて「ノベルアップ+」様でも同様の内容で完結まで掲載しており、こちら掲載分は加筆修正などを行ったシリーズのまとめモノとなっておりますが、内容自体に変わりはありませんのでお好きな方でご閲覧下さい。
※コメント、評価を頂ければ泣いて喜んでいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 00:09:36
529283文字
会話率:45%
主人公・龍大大和は(自称)普通の男子高校生である。
最愛の妹・理沙が今日はカレーを作ってくれる、これはケガをしないように早く帰って見守らねば!
なんて考えていると、気が付くとそこは異世界。
事情を知ってる人に色々聞いて、彼からの一言。
「
理沙のカレーを一口食わせてやるから、元の世界に返せ」
そんな事は出来ないようで、異世界から戻るため、兄は一生懸命奮闘します!!
※合計30000文字行かない位の短い作品です。
※ノベルアッププラス様へ同様の内容を掲載しております。
※ノベルアッププラス様にて掲載しております『聖域のアルタネイティブ』『アルタネイティブ・ヴァンプ』他と世界観が共通していますが、見ていない方でも楽しめます。(多分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-01 17:11:15
27404文字
会話率:44%
クリサンセマム王国の聖女アリスは、『聖域』から突如現れた異世界の人間である。聖域から出てきた事、その手の甲に聖痕を宿していた事から聖女として迎え入れられた。
彼女は知っている。この世界がゲームの舞台である事を。
五人の男性から一人を選ん
で愛を育み、悪役令嬢シルヴィ・ウィステリアから齎される数々の障害を乗り越えて幸福な結末を迎える恋愛シミュレーションゲーム。自分がその主人公である事を。
しかしアリスの推しは五人の攻略対象ではなく、悪役令嬢シルヴィ・ウィステリア。
ゲームと異なる人格のシルヴィはそれでも魅力的で。いや、寧ろ今のシルヴィこそアリスにとって理想の推しであった。
シルヴィによる虐めは勿論なく、物語を進める事もない。攻略対象の一人、第一王子ヴァイス・エル・クリサンセマムの人格もゲームと異なるが、彼女にとってはどうでも良い。
推しと仲良く日常を謳歌できればそれで満足。
その筈だった。
予定より一年も早く、唐突に発生した糾弾イベント。念の為にと準備していたシルヴィの逃げ道を、まさか使う事になるとは思わなかった。
攻略対象の一人にして協力者であるアラン・ウィステリアと共にイベントの発生場所へと向かう。
予め用意していた合鍵を使って扉を開き、アランと重ねて推しの名を叫んだ。
「シルヴィ様!」
「シルヴィ!」
────斯くして、物語は動き出す。
主人公はアリスではなく、悪役令嬢シルヴィ。彼女の伝説は、隣国ディヴァインウォルフから始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 17:32:45
6152文字
会話率:40%
神様になった、飼い猫溺愛おっさんの話。
本編完結、現在は不定期に後日談を投降中。
惑星圏ひとつを管理する星神になって、聖域と言われる大陸で、ダラダラ生活しながらも現地や日本で出会った方達とアホな事をやりながら楽しく過ごす物語です。
各
章に差し込んである人物紹介もフラグが立ててあります。回収してあります。
アファー様から閑話休題に違う読みのルビを付けることを了承頂きましたので、どんどん使っていきます。
桜島小太郎様より新幹線の中での情景の引用の許可を頂いたので、鹿児島県指宿市に行く回にて使わせていただきます。
お二人の好意に感謝です。
ブックマーク、評価、感想、誤字報告、レビューなどお待ちしております。
カクヨムに加筆修正版を投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-31 02:13:28
679429文字
会話率:40%
オリジナル曲の歌詞として、創作したものです。
最終更新:2020-03-09 17:00:00
233文字
会話率:0%
舘家の三兄弟、聖人、賢人、優人の恋愛模様。三部作です。愛しい彼女の為に、野郎どもが右往左往するお話。
絶対聖域のお姫様:聖人×蛍=お兄ちゃんキャラ×年下少女。聖人は隣に住む8才年下の幼馴染・蛍に、いつしか『妹以上』の想いを抱くようになってい
た。けれど、蛍は彼を兄のように慕っていて……。愛しいけれど、手は出せない――そんな相手にジリジリする聖人のお話。
難攻不落のお姫様:賢人×雛姫=暴走ワンコ×籠城美少女。賢人はある雨の日、恋に落ちる。相手は難攻不落の壁を張り巡らせた同級生・雛姫だ。猛攻をかける賢人にも、過去の傷から人に打ち解けることが怖くなった雛姫はなかなか折れてくれなくて……。ゴール目がけて脇目も振らずに突き進む賢人のお話。
博愛無私のお姫様:優人×唯香=合理主義者×博愛尽くし系。優人は兄が働く病院で一人の女性に遭遇した。彼女は無駄働きが嫌いな優人とは正反対で、病院ボランティアに精を出す看護学生だ。自分のことより他人のこと、そんな彼女といると、時に苛々し、時に心地良く……。女に嵌まるなんて有り得ない、そう信じていた優人が深みに転がり落ちていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 10:22:19
235420文字
会話率:32%
田んぼに突っ込んだと思ったら毒沼にいた。いきなり異世界サバイバル生活!
まさか自分が召喚されたチート勇者だったなんて知らなかったから聖域開拓してキノコに野菜に薬草育て、牛や鶏も飼育して、オールマイティーな農家として生活中。
冒険なんて危
険なことはしない。
生きていけるならそれでいい。
危険な魔界で生きのびるため、魔族のフリして生きてます!
残念系主人公の異世界ほのぼの(?)農業生活の幕開け
第一章、のんびり聖域開拓編
第二章、勇者とは(哲学)発展編
第三章、娘さんを僕にください結婚編
ハッピーエンドの三部構成です
また、再投稿作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-10 20:28:47
151383文字
会話率:37%
女神アカリが、ファンタジーな世界で天使や精霊に全てを任せて、星を運営していく話。ただいま、聖域の住民募集中。基本的に天使達の案を許可するのが仕事です。得意スキルと口癖は、(全て任せる)
最終更新:2020-02-10 07:00:00
166967文字
会話率:49%
聖域と精霊と神様。
突拍子な世界に戸惑いつつも、それらを受け入れていく優羽香。
そこに、新たな訪問者が───
幸せを夢見る少女たちの物語。
最終更新:2020-02-05 17:10:06
8872文字
会話率:52%
『万年Fランルーキー"フォグ"』
16歳の頃に田舎を飛び出して冒険者となった彼は、10年が経ってもFランクのルーキーを卒業出来ないでいた。
力も無い、金も無い、ルーキーを卒業出来ない。ないない尽くしのフォグだが、彼
には唯一無地の特別なスキルが備わっていた。
『ランダムスキラー』
それが、彼のスキル。唯一無地のスキルとして特殊性SSSランクの評価を受けるほど珍しいスキルのランダムスキラーだったが、スキルが判明してから10年が経っても、その力を開花する事がない欠陥スキルだったのだ。
そんなスキルを持つフォグは、冒険者となって10年目のある日、ルーキー専用の下宿所を追い出されてしまう。
宿屋に泊まるどころか、飯を食う金も無い。しかも今年Fランクを卒業出来ないとクビになってしまう。追い詰められたフォグはある決心をする。
『どうせのたれ死ぬなら、最後に足掻いてやる!!』
決死の覚悟を決めたフォグは、ルーキーの卒業条件であるポイズンウルフを倒すため、聖域の森へ向かう事に。そこでフォグは、運命の出会いを果たす。
「私、転生して来たんです!」
不思議な服装をした女性──"ユメノキョウカ"と出会う事で、フォグの落下人生は急上昇していく?
※アルファ様、カクヨム様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-03 20:38:57
82849文字
会話率:48%
カラスとは異なる生物『鴉(からす)』と暮らす少年、澄人。
彼はあるとき異世界のとある儀式に巻き込まれ、鴉の聖域、クロウサンクチュアリに転移した。
そこは鴉好きの澄人にとって理想的な環境。
しかし、澄人の所有する鴉、グレイは灰色という特殊な
色の鴉だった。
最初は周りからミスカラーだと軽蔑されるが、特異彩色という貴重な鴉だと判明し、徐々に認められていく。
成り行きで入学させられた鴉使いの養成機関、クロウアカデミーでも研鑽を積み、澄人はその才能を開花。
鴉使いとして充実した日々が続くはずだった。
しかし、とある陰謀が計画され、徐々にその姿を現わし始めていた。
澄人は鴉使いとしての特異な能力を活かし、仲間とともに聖域を守るため奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-03 09:33:58
166386文字
会話率:35%
地球の生命誕生と共に古代から続くあらゆる生物の王ともいえる絶対的な存在が2種存在していた。
お互いの種の唯一の頂点であり、天敵。
長きに渡り、彼らは種を密かに遺し、脈々と記憶と力を継承続け生きてきたが、現代の片方の種が、天敵であるもう片方の
種にあろうことか戯れか、惚れ、求愛する。
果たして天敵同士。信じられない。信じられるわけがない。
だが・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-29 01:29:27
956文字
会話率:0%
広大な森と川とに分かたれた東国と西国は長い長い間戦争が続いていた。
東国は東国最強の魔法騎士ルース・レイが当主を勤めるレイ家を中心として。
西国は西国最強のイヅチ・ガドーが当主を勤めるガドー家を中心に日夜争いを繰り広げていた。
その
長きにわたる戦争に終止符が打たれたのはつい最近のことだ。
両国が奪い合っていた聖域とされる森の主である聖獣の言葉を聞いたルースとイヅチが互いの一族を始めとした者達を説得し、停戦を成し遂げたのだ。
そして、停戦から三月が経ち、ようやく講和が結ばれようとしている。
これはそんな西国最強魔法騎士の妹と東国最強魔法騎士の弟の話。
※題名は予告なく変わる場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 17:00:00
81344文字
会話率:38%
魔術師、武之内朱子がかくまう少女、アリス・キャロル。<夢>に関する魔術を研究する悲劇の一族であったアリスは、朱子もまだ知らない様々な力を持つ勢力から狙われる。一方、奈須野紫子もまた「三日の間だけアリスを守ってほしい」という知人の願いをききい
れ、アリス・キャロルと行動を共にしていた。しかし、ここでもアリスを狙う魔の手が襲いかかるのだった。――令和に入り、平成の伝奇を再び蘇らせる短編ローファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-18 00:35:43
7097文字
会話率:56%
両親からの虐待にあって、人々に心を閉ざしている姉の香久夜と弟の照司。二人は保護された施設から逃げ出してさまよう中、不思議な世界に迷い込みます。
見ず知らずでありながらどこか懐かしい世界。そして二人をはぐくむ人々のことも、何故か姉弟は知って
いました。二人はいくつものトラブルを経ながら、人々に受け入れられていきます。でも、二人がどこか心を開ききれないのは、この世界に馴染むにつれて、自分たちが何のためにこの世界に来たのかということ。
二人にはおぼろげながら、この世界の狂ってしまった造物主スエラギ様を救う事が自分たちの使命だと自覚し始めます。ただし、それは危険に満ちた旅を意味しました。意思を持った鎧、この世界で最後の一頭になった孤独な牝の龍が加わって、姉弟はスエラギ様の元へと旅を始めます。旅の途中で出会った人々とのふれあいで二人の心は成長してゆきます。やがて聖域を囲む迷いの森ウナサカの縁に到着した彼女たちに賢者のフクロウが案内者として加わった。
危険な旅を共にいる彼女たちは、いつしか家族という意識が目覚めていた。元の世界で香久夜が得られなかった家族がここにはあった。しかし、せっかく作り上げた家族を、狂ったスエラギ様との戦闘で失ってしまう。
でも……、
そんな姉弟を最後に包んで訪れた優しい奇跡は?
「血の繋がりやて? ちょっと違うわ。家族って、きっと、思いを一つにした人たちのことやねん」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 08:10:44
170949文字
会話率:37%