この物語は、作者の私が言うのも変なのだが、多分、自分の人生上での「最高傑作」の推理小説だ。
この物語は、石川県金沢市の駅前の、高級ホテルで、ホテル・コンシェルジュの仕事をしていた美女、そのあだ名が、高校・大学時代に、『聖母マリア』と呼
ばれてきた、清純無垢の女性が、めちゃくちゃに強姦殺害される事から始まる。
あだ名のとおり、キリスト教の超厳格な家庭に育ってきた彼女は、当然の如く、男性経験は全く無く、その殺害現場は、悲惨極まるものであったと言う。
だが、これが、逆に災いし、男性関係を、石川県警が全力を挙げて捜査するも、男性の陰は全く見えない。
ここに、新人刑事ながら、石川県警の試験で、全科目満点で入って来た刑事が、猛然と、動き始めるのだ。
彼の父親は、石川県警の巡査部長だったが、この新人刑事が小学生の時に、夜間、何者かに刺されて死亡。現在でも、犯人は捕まっていない。
その新人刑事は、父の敵を探すべく、高級官僚の試験を受けずに、この石川県警に、入庁してきたのだ。
その最初の事件が、俗に言う『聖母マリア殺人事件』だった。
相方の上司と、二人で、徹底的に、捜査するのだが、何しろ、男性関係が全く無いのに、女性専用の賃貸マンションの一室で、誰かと、缶ビールを飲んでいた事までは分かっている。そして、その缶ビールには、睡眠薬のハルシオンが混ざっていたのだ。
間違い無く殺人事件である。
これは、果たしてどう言う事だ。
しかも殺害された、いわゆる『聖母マリア』の体内からは、誰のものか分からない精液が見つかっているのである。
果たして、新人刑事は、『聖母マリア殺人事件』の真犯人や、自分の父親を殺害した事件の真犯人を、探し出せるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 12:14:06
27838文字
会話率:51%
不本意ながらも契約社員として今まで頑張って働いてきた私。
スキルは相当上がっているのに、身分はいつまで経っても契約社員のまま。
世の中が不景気だって分かっているけど、安定した雇用で働けないストレスはやはり大きい。
いつまでも世の中のせいにし
ていたって何の進歩も望めないから、今日も過酷な就職活動に臨みましょうか、と応募したとある会社の面接試験で、面接官から思わぬオファーが?
お世辞でも初々しいとは言えない新米秘書の、ドタバタでバタバタな日常の始まり、始まり~!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 21:17:36
47507文字
会話率:27%
地上はモンスターで溢れていた。
魔王という異形の得体の知れない存在が人間たちを苦しめている。
我こそは勇者だと名乗る人達が莫大な賞金を目当てに日々モンスターと戦ってレベル上げをしている。
そして最終的な目標はもちろん魔王討伐。そして世界に平
和が訪れる……らしい。
だがしかし私はそんなものと戦う気はない。なぜかって?それは怖いからに決まっている。
自分にそんな力は無いのは分かっている。だって考えても見ろ。魔王だぞ、魔王。
神ですら倒す事は容易ではないのだ。そんな存在にこんな自分が果たしてまともに戦えるだろうか。
自分の事はよく分かっているつもりだ。つまりあれだ、要するに私は臆病なのだ。
そんな自分は小金を狙って小さな店を切り盛りする商人を目指すのが一番だと思っている。
その生き方が一番賢い選択だと言えるだろう。
神様には本当に申し訳ないと思っている……のだができないものはできない。
だからせめて冒険で得る事ができる商品を売り買いして小金持ちになり恵まれない子供たちに施しをする。これが一番正しい生き方だろう。
「ああ、神様。どうかこのような怠惰なしもべをお許しください。でもできないものはできないのです……。」
私はまず近場にある穴場のお店で冒険者に重宝されそうなアイテムをしこたま買った。
薬草や毒消し草と聖水やたいまつ。それに安物の武具を全て買い占めた。
少し危険なモンスターが出る場所などで傷ついた冒険者などに売ればそこそこ儲けが出る。
私はこの地方一体にある街や村を巡って全財産をこれらにつぎ込んだ。
そのあとで私が各商店から要注意人物に指定されたのは当然である。案の定どこの店からも出入り禁止となってしまった。
私はそれらの買い占めたアイテムを銀行の保管庫に預けて旅に出た。
「さあ、どこへ行こうか。」
しかし行く宛もなく私は近くの村にある一番安い宿に一年程泊まった。
その村の一番安い物を食べて生活していたのだがある時、資金が底を尽きてどうしようもなくなった時に隣の部屋からある情報が小耳に入った。
「隣の街の教会で薬草や聖水などが全く無くなってしまったらしい。」
それにどうもこの一年以内に戦争が近くで起きていたようで信徒たちが暴徒から身を守る為の防具なども必要なのだとか。
これはチャンスだとばかりに私は隣の街へと赴く事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 21:55:23
3397文字
会話率:33%
社会人10年目、職場で突然にいじめを受けストレスで死んでしまったアラサー主人公の「ヨシノ」。そんな彼女は異世界で桜の木(異界木)として転生を果たす。誰も人がいない森の奥で、優しい魔物達に囲まれてゆっくりのびのびと成長する「ヨシノ」。しかしあ
る日一匹のゴブリン(魔物)がやってきて、桜の木=「ヨシノ」を斬り倒そうと襲い掛かってくる。「ヨシノ」は、ゴブリンをどうやって撃退するのか!?そして、桜の木とゴブリンの出会いは世界に何をもたらすのか。分かっていることは桜の木とゴブリンが結ばれることはないということだけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 18:44:22
7056文字
会話率:48%
自分でも狂っているのは分かっている。己の快楽のために手段を選ぶことなく、人を裏切る自分にも嫌気がする。でも、仕方ない。仕方ないだろ?
俺の、脳はさ、すでにやられちまってんだよ。めちゃめちゃにさ。ぐちゃぐちゃにさ。もう取り返しのつかないところ
まで来てんだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 12:12:57
1145文字
会話率:24%
朝一番に起きて雨戸を開けて、新聞を取りに行く。
それが俺の朝の日課だ。
いつものように郵便受けを開けると、新聞の下に複雑に折り込まれた白い紙を見つけた。
それは、宛名がない手紙のようなものだった。
差出人は分かっている。
けれど、彼女は何を
知らせたかったのか。
待ち合わせ場所の変更を伝える手紙、そこに隠された謎とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 20:50:15
2598文字
会話率:20%
境響17歳。親しい友人はいない。舐められない、いじめられない、そんな環境で学校生活が送れればよかった。
クラスメイトの橘遥。彼女は友人が多い。誰にでも優しく、誰とでも仲良くできる。でもそんな彼女は私には孤独に見えた。「橘さん」そう彼女を敬称
付きで呼ぶ人間達に嫌悪感さえ抱いていた。
「私だけが彼女の孤独を分かっている」
そんな考えが私の中に渦巻く。
きっかけは偶然だった。夜の散歩に出掛けると彼女に会った。
「橘」
気がつくとそう声を掛けていた。
彼女は驚いて私を見つめた。突然のことで驚いたからか、それとも…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 21:03:33
130483文字
会話率:63%
【荒筋】
魔王! 魔王だと!? そんなものは貴様たちが何とかすればよいだろう!
よくもそんな下らぬことで我々を召喚などしてくれたな!
恥を知れ!!
それよりも貴様! 貴様たちは分かっているのか?
今この瞬間にも、貴様たちが無遠慮に荒らす
大地のどこかで、貴重なハーブやスパイスが種としての絶滅の危機に瀕し、あるいは失われようとしているのだぞ!?
クミン、コリアンダー、ターメリック、クローブ、カルダモン、オールスパイス、レッドペッパー、ブラックペッパー、シナモン、フェヌグリーク……。
どれか一つでも失われてしまえばスパイスカレーは作れないのだぞ。
タイム、セージ、ローズマリー、パセリ、ローリエ、セロリ、玉ねぎ、ニンジン……
ブイヨンを取るのに必要なハーブや野菜が一つでも欠ければ、美しい欧風カレーは生み出せぬのだぞ。
大麦、小麦にライムギ。米。トウモロコシ。その他雑穀類全て。
よもや適当な管理をして品種が滅茶苦茶に入り混じってはおらぬだろうな!? 人類が英知をかけて改良してきた素晴らしい品種の数々。それぞれに特徴のある穀物を適当に植え適当に育てれば、その美しくも特徴ある味わいが混じり合い、その違いがすべて台無しになるのだぞ!
貴様らは下らぬ争いの足元で踏みにじってきた植物たちの叫び声が聞こえぬのか!
見よ!
この世界を作った神だか女神だかは無頓着に地球産の植物の種を世界にばらまいたから、あちこちに葛がはびこり木々は枯れ、野原をオオキンケイギクが埋め尽くし、河川敷をアレチウリが覆い隠している。
奴ら特定外来種が栄華を誇るその陰で、食を彩る素晴らしい草木が次々に失われているではないか!
魔王などにかかずらっている暇などない!
そんなものは貴様たちで何とかしろ!
オレはスパイスやハーブを守るのだ!
彼らを保護し、食の文化を守るのだ!
オレは、
オレは……!
オレはカレーが食いたいのだ!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 12:00:00
183338文字
会話率:16%
「着きましたよ。これから、あなたは、このSAGASAGAの世界で、新しい人生を生きていくことになります。僕の言っている意味は、今は全く分からないと思いますが、形式上はノンプレイヤーキャラクターとして…。」
「ノンプレイヤーキャラクターとは
?」
「NPC。この世界では略してそう呼ばれます。それも次第にこの世界で暮らしていけば分かると思います。死んでしまって空想の世界へ生まれ変わったと思ってください。ただ、何故、あなたが輪廻の環の中に入らず、この世界で生きていくことになったかは…。そこにいらっしゃるこの世界を創造された御神様達の一柱ショロトル様が答えて下さるとの事です。」
この物語は、戦中、戦後を必死で生き抜き、高度成長期の日本社会の歯車の1つとして、家族の為に我武者羅に働き続け、はかなくも病に倒れ、その人生を全うした年老いた男が、未知なる新世界に異世界転生し、TUEEEEEEでチートな能力で正義の味方として悪者をギッタギタバッタバタにする予定の正統派テンプレ系な作品です。
★作者より★
特に設定も考えず、勿論、主人公の名前も考えず、超見切り発進で書いています。ツッコミどころ満載の作品です。中途半端で終わる可能性も大です。作者が個人的に絶賛「心の風邪」にかかっており、全くワクワクする事や楽しい事が思い浮かばず、幾つか連載している本命作品の続きを書く気力もないのですが、何か書き続けないと、更に書けなくなりそうなジレンマがあり、初のテンプレものをリハビリ目的で書くことにしました。
作者自身「心の風邪」になっていますので、優しい励ましの感想やレビューほか受け付けますが、辛辣な内容の感想&レビューはブロックや削除させていただきます。誤字脱字も多いと思いますが、親切にお教えくださっているのは分かっているのですが、かなり落ち込むので誤字脱字は制限します。
◎本作品は同作者の他作品と同時系列に存在する物語です。ご興味あるかたはそちらも是非、読んであげてください。また、他の作品同様、この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 22:36:59
15162文字
会話率:49%
僕はお前が好きだ。
僕は何回もそのことを否定しようとした。他の女の子と付き合って、その子のことを好きになろうとしたこともある。でも、駄目だった。その子は僕のことを好きになってくれた。でも僕は昭夫が好きだった。僕たちは行き止まりだった。
そして、僕は彼女に本当の事を言った。彼女は涙を流して、僕の元を去った。
彼女は最後に言った。
「その恋はむくわれないわよ」
僕もその事はわかっている。分かっているからこそ、つらかった。僕はそんなとき、ウイスキーを飲んだ。でも飲めば飲むほど、昭夫への思いは募った。僕の胸は張り裂けるくらいだった。なあ、昭夫。お前のことが好きなんだ。僕に微笑んでくれないか? 僕はそれだけで涙を流すだろう。
僕はお前に酔って何回も電話しようとした。電話して、お前の事が好きなんだといいたかった。でも、僕はその勇気が出なかった。僕は拒否されるのが怖かった。お前に変な目で見られるのが怖かった。拒否されると僕はおそらく、ばらばらになってしまうだろう。それくらいお前の事を愛しているんだ。
昭夫を好きになった「僕」。現実はなんて残酷なのだろう。青春小説。BLです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 18:05:29
2432文字
会話率:21%
元婚約者は男爵令嬢のフリーダ・ザックスと浮気をしていた。
その上、
「お前がフリーダをいじめているのは分かっている!
お前が俺に惚れているのは分かるが、いくら俺に相手にされないからといって、か弱いフリーダをいじめるなんて最低だ!
お前のよ
うな非道な女との婚約は破棄する!」
私に冤罪をかけ、私との婚約を破棄すると言ってきた。
両家での話し合いの結果、「婚約破棄」ではなく双方合意のもとでの「婚約解消」という形になった。
それから半年後、私は幼馴染の王太子と再会し恋に落ちた。
私と王太子の婚約を世間に公表する前日、元婚約者が我が家に押しかけて来て、
「俺の気を引きたいのは分かるがこれはやりすぎだ!」
「俺は充分嫉妬したぞ。もういいだろう? 愛人ではなく正妻にしてやるから俺のところに戻ってこい!」
と言って復縁を迫ってきた。
この身の程をわきまえない勘違いナルシストを、どうやって黙らせようかしら?
※ざまぁ有り
※ハッピーエンド
※他サイトにも投稿予定。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 17:25:26
10966文字
会話率:24%
日本の天才少女、異世界に転生!!!!!
その少女は天才であるが故に周囲から疎まれ、いつかは自分に自信が持てなくなり…
だが、異世界に転生したなら、もう自信を持って、前を向いて生きていこう!
そう決めた主人公は、第2王子であるアシュリルからの
婚約破棄に大賛成。
持ち前の自信のなさを生かし、憎まれずに婚約破棄という任務を完遂し、
最強能力で楽々暮らす事にしますが、力は強すぎると排除されるという事が身に染みて分かっている
主人公は、''自称''最弱として生きていく!!!!!!
そんなこんなでちょっとだけポンな主人公の楽しい楽しい異世界ライフ!!!
あぁ、この先どうなってしまうのか!!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 10:00:00
301文字
会話率:0%
お姉様曰く、ここは乙女ゲームの世界だそうだ。
そして私は悪役令嬢。
よし。ちょうど私の婚約者の第二王子殿下は私もお姉様も好きじゃない。濡れ衣を着せられるのが分かっているならやりようはある。
━━これは前世から家族である、転生一家の国外逃亡ま
での一部始終です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 20:00:00
7963文字
会話率:50%
日本ではしがないパート勤めの平凡な主婦、異世界では世界最高峰の創造士として一級品の腕前を持つ美人の魔女。
異世界に永住してしまえば余生は安泰だと分かっているけれど、幼少期から抱いてきた「書籍化してプロのラノベ作家になる」という夢はどうし
ても捨てられない。
そんな彼女は、今日も日本と異世界を往来する二足の草鞋を履く生活を送っている模様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 22:52:38
6344文字
会話率:19%
一人の勇者がいる。
かつて聖剣を手に、仲間と共に魔王を討った“伝説の勇者”オレン。
その仲間だった魔法使いの3番目の弟子の助手、それが自分なのだと少年は言う。
町の便利屋助手として働く彼は、子供の頃から勇者に憧れ、いつかは自分もそんなすごい
人間に、と夢見るも、実際は赤の他人のような関係でしかなく、偉大で伝説的な勇者には程遠い、まだまだ未熟な存在でしかないとちゃんと分かっている。
だが、彼について語る人の話を聞いてみると、どうも少し様子が違うようで……
さらに別の人間が話を始めると、状況はますます変わっていく。
果たして、勇者オレンとは、実際にはいかなる人物なのか。
本当に強い、本当にすごい人間は誰なのだろうか。
「小説家になろうラジオ大賞」のために書かれた1000文字超短編に加筆修正を加えた【完全版】です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 17:10:48
15696文字
会話率:1%
古代日本、同じ飛鳥時代ではあるが、その始まりの時。日本史的には邪馬台国(やまたいこく)から大和朝廷(やまとちょうてい)が形作られ、ようやく国家の体をなしてきた時代。
まだ、朝廷の力は確立されておらず、各地方の豪族《ごうぞく》とよばれる一
族が、倭の国の支配をもくろんでいた。また、現在の中部・関東以北においては、異民族とされる蝦夷《えみし》といわれる者達の勢力下にあった。
大和の国で権力の中心にあったのは、大和朝廷の他に、蘇我氏(そがし)、物部氏(もののべし)などの豪族《ごうぞく》と呼ばれる一族、勢力等の存在もあった。
大和朝廷の聖徳太子は、一族が豪族の蘇我氏に殺され操られ、叔母が蘇我氏の意向に沿った女王になる条件として、摂政につかせてもらったのでした。そして、倭の国(わのくに)という一つの国としてまとめようと、大陸の中国に習い、仏教の教えを中心に、ひとつの強力な律令国家として、この国を統治していくことを目指しておりました。
その後、自身の皇子、長男は、蘇我氏により殺されて大和朝廷は、蘇我氏によって思うがままに操られていくのでした。
蘇我氏に、天皇家は次々に殺されてゆき、傀儡の皇極女王の時代、その長男、中大兄皇子と弟、大海人皇子は、蘇我と戦い、北の民、蝦夷と戦い、大和朝廷を確固としたものとしてゆくのです。中大兄皇子は、蘇我入鹿を暗殺。大化の改新で、日本の基盤を強固なものにしてゆく。そして、日本として大陸、中国と対峙してゆくのです。
皇子達に流れるⅮNAは、聖徳太子の十七条の憲法。
中国、唐に攻められ壊滅してゆく朝鮮半島の百済の国。
昔からの友好国。
助けを求められれば、負けると分かっている戦いでも臨む。
日本、初の大惨敗、朝鮮半島での白村江の戦い。
自分の思う事を通し続ける兄、妻の父親、政治上での協力者まで自殺に追い込む。非情な戦いを続ける兄に、弟、大海人皇子は、反発出来ない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 18:45:12
29751文字
会話率:13%
古代日本、同じ飛鳥時代ではあるが、その始まりの時。日本史的には邪馬台国(やまたいこく)から大和朝廷(やまとちょうてい)が形作られ、ようやく国家の体をなしてきた時代。
まだ、朝廷の力は確立されておらず、各地方の豪族《ごうぞく》とよばれる一
族が、倭の国の支配をもくろんでいた。また、現在の中部・関東以北においては、異民族とされる蝦夷《えみし》といわれる者達の勢力下にあった。
大和の国で権力の中心にあったのは、大和朝廷の他に、蘇我氏(そがし)、物部氏(もののべし)などの豪族《ごうぞく》と呼ばれる一族、勢力等の存在もあった。
大和朝廷の聖徳太子は、一族が豪族の蘇我氏に殺され操られ、叔母が蘇我氏の意向に沿った女王になる条件として、摂政につかせてもらったのでした。そして、倭の国(わのくに)という一つの国としてまとめようと、大陸の中国に習い、仏教の教えを中心に、ひとつの強力な律令国家として、この国を統治していくことを目指しておりました。
その後、自身の皇子、長男は、蘇我氏により殺されて大和朝廷は、蘇我氏によって思うがままに操られていくのでした。
蘇我氏に、天皇家は次々に殺されてゆき、傀儡の皇極女王の時代、その長男、中大兄皇子と弟、大海人皇子は、蘇我と戦い、北の民、蝦夷と戦い、大和朝廷を確固としたものとしてゆくのです。中大兄皇子は、蘇我入鹿を暗殺。大化の改新で、日本の基盤を強固なものにしてゆく。そして、日本として大陸、中国と対峙してゆくのです。
皇子達に流れるⅮNAは、聖徳太子の十七条の憲法。
中国、唐に攻められ壊滅してゆく朝鮮半島の百済の国。
昔からの友好国。
助けを求められれば、負けると分かっている戦いでも臨む。
日本、初の大惨敗、朝鮮半島での白村江の戦い。
自分の思う事を通し続ける兄、妻の父親、政治上での協力者まで自殺に追い込む。非情な戦いを続ける兄に、弟、大海人皇子は、反発出来ない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 18:38:51
50380文字
会話率:18%
「お兄様が戦死されていていて何か現実逃避したいと思って科学に打ち込んでいる……それは私も皆も分かっているの……ケドもうあの悲劇から一年……その一年もたっているの……お兄様のことは残念だけど皆もう前を向いて歩きだしているのよ! 貴方も何時まで
泣いているつもり? 私との婚約だってもう危ないところまで来ているの! ねぇ私の事をちょっとは考えてよ……」
敬愛していた兄が戦争で俺を戦死してから、一年が過ぎていたが俺は目の前で死んだ兄に申し訳なくて立ち止まったまま灰色の日々を過ごしていた。
婚約破棄で絶世の美女と称される第4王女のアリシアが勇者と婚約するかもしれないという噂を聞いた俺は、愛する婚約者を救う為無謀にも勇者に挑む事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 00:14:31
13725文字
会話率:52%
世の中にゲームという娯楽が普及して1世紀が経つ現代社会。
あらゆるジャンルのゲームが世に出され、ゲーム業界はある種の飽和状態に陥っていた。
ゲームジャンルの中では王道とも言えるRPGも例外では無く、長いゲームの歴史の上でシステムや物語は開発
し尽くされどれもこれもが似たような物ばかりになっていた。
そんな中、大手ゲーム会社のRYSが《IGNAS》というオンラインゲームの配信を開始した。
事前情報は一切無く、内容も不明。
ただ1つ、プレイしたユーザーからの情報で分かっている事はゲームデータが定期的に消去されてしまうという事。
これまでに無いゲームが配信された事に興味を持った1人の少女がIGNASを攻略するべく画面に向き直る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 23:16:55
17553文字
会話率:18%
自分がすべきことは分かっている。
さぁ、幕を下ろそう。
次も逢えることを願って。
最終更新:2022-01-01 21:00:00
999文字
会話率:17%
わたしと葉子は幼稚園からずっと一緒の,いわゆる腐れ縁ってやつだ.親友ってなんだか恥ずかしくて照れくさいから葉子には面と向かっては言わないけどわたしはそう思っている.
高校まで一緒になるとは思っていなかったから少し驚いた.
上田桜は昔から臼
田葉子とと一緒に居ることが多く,偶然高校も葉子と同じ公立高校に通うようになった.それぞれ趣味も嗜好も性格も違うのに不思議と馬が合う.
お互い過度な干渉はせず,自分の時間は自分の時間と割り切っている.相手の行動もなんとなく想像がつくし,相手も自分の事が分かっている.そんな関係が心地いいのだ.
高校という新天地で別々のクラスで別々の部活動の2人は時間的に,精神的に,徐々にすれ違うようになっていくのだが.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 11:49:05
32108文字
会話率:32%