侯爵令嬢のローズ・ウィリアムズは傾国の美女である。
それは公然の事実だ。
艶やかな美貌に絶妙なプロポーション。巧みな話術を武器に男遊びを繰り返す。
彼女と一夜を共に出来た男は、周りからの評価がぐんと上がる。
けれどそんな彼女の本性は、実
は奥手で恋の一つもしたことがない、夢見る少女だった。
変な男を寄せ付けないための強い女の擬態はいつしか一人歩きして、大抵の男はビビッて近付かない。
ついには処女のまま、第一王子との婚姻を結ぶこととなった。
噂で聞く王子は、穏やかで紳士的で誠実。
浮気・不倫が当たり前の貴族社会では稀有な存在だ。
一途な恋に憧れるローズは、そんな彼との結婚話に胸を躍らせていた。
けれど迎えた初夜。
王子は紳士的とはかけ離れた態度で、ローズの意向など無視して酷い言葉を浴びせかけたのだった。
※実際の貴族社会に則した世界観ではありませんのでご注意ください。
あくまでも架空の王政・架空の貴族社会です。
※アルファポリス様にて「肉食系草食令嬢と草食系肉食王子が結婚した結果」というタイトルで連載していたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 21:20:42
40853文字
会話率:28%
大学1年のユキが学校との往復で遠巻きに眺めていた、オシャレなカフェ。
バイト募集の張り紙を見つけたユキは、夏休みだけアルバイトをしてみよう、と思い立つ。
そこで出会った、先輩とのやりとり。
* * *
カクヨムの【KAC2021】
参加作品であり、それを転載・修正したものです。
お題に合わせて期限内に短編を書くという企画で、この回のお題は『直観』でした。
(※カクヨムでのタイトル:『馴れたイケてる先輩と不慣れな可愛い後輩』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 21:20:36
4151文字
会話率:46%
ライティーザ王国の王太子アレキサンダーの側近に、その人ありと言われるのが、乳兄弟のロバートだ。ライティーザ王家に建国当初から使えてきた使用人の一族の本家の長男だ。
ロバートは、アレキサンダーに忠実かつ優秀な男だ。次々と愛人を変えてい
く父親バーナードを毛嫌いするためか、ロバート自身には浮いた噂の一つもない。あまりにも女性と縁遠いことから、由緒ある一族の血が絶えることを懸念する声もあった。先日ようやく、とある女性と婚約した。
事情を知る人々は、遅いとか、奥手だとか、生真面目にも程があるとか、準備が悪いとか、散々言いつつも、祝福した。残念ながら、そういったロバートへの評価は全て正しい。
「似たようなものですから」
アレキサンダーの妻グレースは、相手の女性をそう語る。
そんな二人と見守っていた人達のお話
「マグノリアの花の咲く頃に」 第三章 9)ー11)本編読後を強くおすすめいたします。
ローズからの視点と、見守っていたとある二人のお話。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 13:00:00
8668文字
会話率:53%
高校二年になった俺は、今まで彼女がいたことはない。
そして、隣に住む幼馴染も同じく彼氏がいたことはない。
このままでは灰色の高校生活になってしまう。
それを打破するために、練習することにした。
幼馴染と協力し、お互いが恋人を作るための練
習。
『恋人練習』だ。
お互い、異性に対しての接し方レベルがあまりにも低すぎる。
お互いを練習台にして、スキルを磨き、そして恋人を作る!
これは、異性に対してちょっと奥手な二人がお互いを恋人に見立てて練習していくスクール&日常ラブコメ。
二人に理想の恋人ができるのか?
「ちょっと、なんでエスコートしないのよ!」
「はぁ? なんでエスコーとなんかするんだよ! 一人で歩けるだろ!」
「そこは彼氏らしく手を取りなさいよ!」
「そ、そうなのか? 必要なのか?」
「当たり前でしょ! ほら、早く手を取りなさいよ!」
この二人、この先一体どうなることやら……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 19:07:23
15200文字
会話率:47%
1番に好きな人との恋に奥手になり、告白さえ出来なかった私が次に付き合った人の良さそうな男性に対して何故か直感が降りて来る話
最終更新:2021-05-07 15:33:32
451文字
会話率:0%
レイアン王国には代々対立を続ける二家の大貴族がある。両家の末裔である二人は、互いに親である当主より「貴族学院にて相手の末裔を篭絡せよ」との命を受けた。かくして〈氷の貴公子カロス〉と〈人形姫シャルロッテ〉の、冷酷な仁義なき情報戦が始まった。
ただし、両家が一つ見落としていることがあった。それは冷酷な賢才であるはずの〈氷の貴公子〉と〈人形姫〉が、二人揃って恋愛に疎く、奥手でチョロかったことである。
※本作は他サイト様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 17:00:00
9921文字
会話率:26%
ラベスの妻となったネイベリルは大人しい女性で……。
最終更新:2021-04-22 04:25:18
1059文字
会話率:39%
11万PV越えました。ありがとうございます。
のんびりストーリーにお付き合いいただき、ありがとうございます。ブックマーク、評価もありがとうございます。とても嬉しいです。
公爵家令嬢のエリザベスが自分が乙女ゲーの将来の悪役令嬢ポジであるこ
とを知ったのは六歳の頃。断罪追放イベントを回避しようと精一杯がんばるものの、ストーリーの強制力に逆らえず、結局追放されることに……。
とにかく、せっかく転生したんだし、目指せ穏やかのんびりライフ!
断罪追放イベント無事終了? までが長い前置きで、第一部になっています。
第二部、ラブラブ夫婦になろう編? こちらでやっと本編のスタートです。
第三部、雨降って地固まる編? 恋に奥手な二人の自己主張。
第四部、互いの望むもの ―― 始まりました。ここは流石にほのぼののんびりとはいきませんでした。ハッピーエンドに向けて、がんばれ。
一時の楽しみを提供できたら幸いです。
更新は基本不定期ですが、毎日を目指しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 00:00:00
944407文字
会話率:35%
恋愛奥手の城崎晴は、郵便屋さんである。
同僚の小桜夏子のおかげで、彼女の一番の親友である山上亜希子と出会い結婚した。
がしかし、楽しい新婚生活も3ヵ月になろうとする時、突然亜希子は逝ってしまった。
そんな時、ずうっと空き家だった古い家に誰か
引越ししてきたのだろうか。
1通の手紙が届いた。
晴は、塀で囲まれたその家の門をくぐりぬけ手紙を配達に行った。
そこで朝風亜子という、夏子と高校時代の友達だったという人と出会う。
でもその朝風亜子とは、いったい誰だったのか?
青森県深浦町にある、夕日がとてもきれいな大岩海岸のもとで繰り広げられる
ラブストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 18:28:37
80665文字
会話率:23%
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしま
う。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
※この作品はアルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 00:00:00
324944文字
会話率:54%
地味でこれといった特徴のない主人公真鍋 冬馬は同じクラスの花宮 春菜に恋をしていた。
臆病で奥手な主人公の背中を押す友人、何かに悩む片思い相手、その片想い相手の心の拠り所。思春期の想いがすれ違い絡まり合いやがて解けなくなるほどに道は逸れてい
く。
儚く脆い心のぶつかり合いが見せる泡沫で間違った恋愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-16 20:08:07
19716文字
会話率:54%
Gカップ系JKの宗像さんは、付き合って半年のカレシの芦屋くんと、そろそろ一線を越えたかった。
けれど奥手なカレシはなかなか手を出してくれない。それにヤキモキしたカノジョは、自慢のおっぱいでの誘惑に打って出る。
「触りたいんでしょ? いいん
だよ。きっとキモチイイよ」
あの手この手、女子の全てを使ってカレシをその気にさせようとする宗像さん。
その柔らかさの暴力に耐えきれず、芦屋くんはとうとう手を伸ばして…………。
ふにふにふわふわ、ちょっとえっちな短編ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 21:16:42
6245文字
会話率:28%
佐藤一樹は、少しだけ奥手な、でも平凡な高校二年生。
彼には、「誕生日が同じ」である二岡綾音という幼馴染がいた。
幼い日に「二人だけの特別」を共有した二人は、この歳になるまで仲良く育った。
今日、四月二十日は、そんな二人の、ちょっと特
別な一日。
ここ数年、恒例になった「二人だけの誕生日パーティー」をする二人だったが、
途中から、綾音の様子が少しおかしくなっていき-
これは、同じ日に生まれた二人の、ちょっとだけ特別な一日の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-09 18:56:44
5849文字
会話率:51%
お節介を焼くのが好きな俺、鈴木縁はある日、親友から一目惚れをした相手がいると相談される。
お相手は同じく、俺の幼馴染で親友の女の子。和風美人な容姿に親しみのある性格で、大変モテるのだが、
奥手なのが玉に瑕だ。
俺は、二人の間を取り
持つために、幼馴染な後輩の少女に相談することにした。真面目だし、
可愛いし、ファッションに聡いし、俺とは長年の付き合いだ。女として意識したことは一度や二度じゃない。
そんな俺と後輩が始めた親友同士の縁結びだが、ある日、俺は彼女から告白される。
憎からず思っていた可愛い後輩に告白されて、両想いであることを知った俺達は
付き合い始める……当の親友を差し置いて。
ゆっくりと進む俺たちの恋と日常。そして、親友二人の恋路に、相談屋としての日々。
そんな俺たち二人と親友二人は、ボケたりツッコんだり、時には悩んだりしんみり
しながら、関係を深めて行く。
それはこんな俺たちの愛と友情の物語。
「親友同士の縁結びをしていたら、幼馴染な後輩女子と結ばれていた件」から改題しました。
※カクヨムにて同時連載中です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897401133折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 02:08:15
107270文字
会話率:56%
故郷で処刑をされた令嬢が出会ったのは、奥手が過ぎて異性の前だとがちがちに緊張してしまう天狗だった。早く嫁を取って一人前にならないと、天狗は故郷を追い出されてしまう。幽霊となった悪役令嬢は、奥手な天狗に手を貸すことにしたのだが……。
※なんちゃって和風ファンタジーです。天狗や妖怪に関して、独自の解釈でお話を進めてまいります。ご了承ください。残酷な表現はさほどありませんが、首はもげます。
※完結いたしました!お暇な際にお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 19:27:28
63000文字
会話率:54%
赤ずきんは恋に恋するお年頃の女の子。
ここ一年間ずっと遠くでうろついている灰色のオオカミ(人狼)が最近とても気になります。
「そこの灰色狼!!! 鉛玉ぶっ放されたくなければ今すぐここへ来て名乗りを上げろ!!」
うちは代々優秀な猟師の家
系なんだから、そっちが来ないなら、こっちから行ってやる。
アグレッシブな赤ずきんをなめないでよね。
襲いに来るならさっさと来い!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-11 18:36:10
7498文字
会話率:37%
主人公の橋本基通は過去・現在に色々あり、恋愛に対してネガティブに思っている。それでも、あの子が気になってしまう。
奥手な主人公と、いろんな登場人物の思惑が重なる作品。の予定
テスト投稿なので悪しからず。
最終更新:2021-02-05 21:32:11
2567文字
会話率:52%
騎士となって出世街道を驀進しようとしていたギルバードはある日名も知らない一般家庭の少女アイリーンの護衛を命じられる。ギルバードは出版社に身分を偽って潜入すると、アイリーンはベストセラー作家であった。けれど、アイリーンにはそれ以上の秘密があっ
た。エリート騎士と秘密の魔女と異世界の魔獣が帝国で起こる不思議な事件を解決していく。奥手な魔女の初恋が今動き出す。第二部1/14から開始します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 10:14:31
58292文字
会話率:69%
グレート・ドルトン王国の第二王子
クリスティアン・アレックスは敵兵に夜襲にあい、命からがら塹壕に逃げ込んだ。
負傷のせいで遠のく意識の中で感じたのは、その場にあり得ない誰かの優しい手と香り、、、
無事に生還できた第二王子は【命の恩人】探
しを始めるが、簡単かと思いきや恩人探しはなかなか手がかりが出てこない。
そんな中やっと掴んだ情報は
———戦場の聖母マドンナと呼ばれる匿名の報道カメラマンだった。
誰をも魅了する女性慣れした現代の王子様と、勇気があるけど、奥手で恋を知らない女性が、じれったいけど少しづつ心を通わせわていく。
王子の一目惚れと見初められた女性が、様々な困難を乗り越えて、繰り広げていく溺愛ラブストーリー。
別名【王子頑張れ物語?!】
どうか読む人皆さまの胸がキュンキュンしますように。
※ヒーローとヒロインの出会いまでに時間がかかります。
※作者の好みを詰め込んだご都合主義の王道恋物語です。
※緩い現代の設定です。
※後半、戦争表現が若干あります。
※日本以外の国名、団体名は架空の名称です。
※ムーライトノベルズ様掲載をR15に改稿しました。
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完結まで、毎日、20時、21時にだいたい2話ずつ投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 21:00:00
274149文字
会話率:25%
マリアンヌシリーズの三作目です。
ハロルドはアレクサンドル公爵と公爵夫人マリアンヌの長男。
温厚で優秀なハロルドは、伯父のグリード国王に付いて次期国王としての研鑽を積んでいる。
女性に奥手なハロルドは、令嬢が入り込みそうもない場所で困って
いる姉妹を見かけて声をかける。
大人しそうな姉に心惹かれるが、どうしても瞳の色が思い出せず、(瞳の色が知りたい)と思う。
十六才の王太子と控えめで大人しい二十才の令嬢のほんわかした恋の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 18:29:00
11103文字
会話率:50%
この国では重婚が許可されていた。政略結婚とは別に、恋愛結婚ができるというものだ。
しかし、恋愛結婚願望を持ちながらも、それを達成できていない男性たちがいた。彼らは独身貴族会というただ仲のいい独身男性で話すだけの会を作り、毎月会議と称して集ま
っていた。皆出会いがないなど嘆いている中、その会に所属するフレッドは絶賛恋愛中であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 21:42:40
8128文字
会話率:33%