『ミステリーエンジェル』と呼ばれる現象がある。
誰かに助けられた。誰かの戦闘を見て感銘を受けた。誰かにお給料を払った。名前を確かに聞いた。しかし、誰なのかが分からない。顔も、名前も、声も、服装も、髪の色だって思い出せない。そんな現象は、
国から国へとまるで一人の悪戯な天使がその正体だというように起こった。
でも、この現象を起こしているのは天使でも、モンスターでも、ましては神でもない。その正体は、アンジュ・クレアーレ。「会って一日したら絶対に忘れられてしまう少女」だった。
これは、忘れられる少女のお話である。
「えっと……もしかして、アンジュ、さん?」
「え」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 15:55:20
2541文字
会話率:47%
「マッチ売りの少女ってこんな気持ちだったのかしら」
両手をすり合わせながら呟いた。とうとう降り出した雪が上空からはらはらと落ちてくる。少しでもそこから逃れたくて抱えていた膝をぎゅっと体に引き寄せた。
「なんなのよ」
気付いたら今までと
まったく違うところにいた。さっきまで下校途中の雑踏の中にいたはずなのに。周りにいたのは日本人ばかりだったはずなのに、一瞬にして変わってしまった。コンクリートはなくなり。周りにはレンガの建物が並んでいる。歩いている人の目の色も髪の色もばらばら。着ている服も普段見ないようなものばかり。連絡手段は全く使えない。そんな中、助けを求めたくて、見回した周りからは不振な眼で見られていた。
思わず隠れるように逃げ込んだ路地裏。その中でもまだ綺麗そうな軒下に座り込んだ。何かのお店だろうか、扉の横には看板がぶら下がっていた。その文字すらやっぱり理解できない。
寂しかった、不安だった。怖くてたまらなかった。これからどうしていいのかなんてわからない。
「たすけて…」
思わず出た願いは誰にも聞かれることなく消えると思っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-26 19:02:25
5192文字
会話率:28%
魔術師であり冒険者業を営む私は、時折珍奇な依頼を受ける。『カリモートの栄花』に係わった話はそのうちの一つである。
身長体格、髪の色目の色、顔の造作まで私と同じ『彼女』は私と共に冒険業を営む武闘家である。
今回の依頼人は王都の教授。荷物持ちの
助手がいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-22 22:42:36
7067文字
会話率:26%
この世界は宝石と髪の色で溢れている。そんな世界で白い髪を持つ唯一の少女、サファイア・トルマリン。奴隷の彼女は残虐非道な王に仕えていた。そうまでして彼女が守りたかったもの。そうして、彼女に手を差し伸べたのは――――黒髪の怪盗だった。これは小さ
な世界にいた少女が大きな世界を見るまでの「おはなし」。
※これはリメイク版です。奴隷表現がそこまで、いや皆無と言っていいほどありません。気楽に読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 20:58:25
36386文字
会話率:45%
「外の世界に連れ出してくれたのは3人の脱走王子(現:怪盗)とそれを手伝った怪盗でした。」時は16世紀。世界は「宝石」と「髪の色」で溢れていた。そして世界では珍しいとされる「純白」の髪の色持つ15歳の少女。一生、奴隷として生きるつもりが怪盗の
予告状をきっかけに4人の怪盗に目をつけられてしまった少女の波瀾万丈なお話。「私はどうなってしまうんでしょうか?」「「「「決まってる!俺達に盗まれるんだよ!」」」」※まぁ、こんなお話・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-07 13:59:06
21354文字
会話率:35%
異人と呼ばれる動物の姿をした人間、そして人間など様々の人種がいる世界があった。
人間の椎谷政則は「黒髪」で珍しい髪の色をしていた。
彼らは過ごしてきた日常の中で少しずつ成長していく、椎谷政則を除いて。
最終更新:2016-12-03 22:06:34
1603文字
会話率:37%
あるところに、魔女がいた。
何て魔女かって? 魔女に名前なんてないさ。
だって彼女は名乗らない。……いや、名乗れないのだから。
だからそうだな、さしずめこう呼んではどうだろう。
風に揺らめくふんわりとした長髪の色をとって、『緑の魔女』と
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-22 18:42:19
29080文字
会話率:27%
街で三大劇場と知られるフォルラン劇場。
その門番として片言の言葉で意思疎通が難しいが、剣の腕は折り紙つき、異国の珍しい瞳や髪の色から新たな劇場の客寄せの為に住み込みで働く青年が一人。
不可能だとも、適うはずのないとも、わかっている事なのに、
それでも約束を果たすために方法を模索しながら生活する青年の物語。
初心者の初投稿作品ですので、気軽に読んで頂ければと思います。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-06 10:18:32
62527文字
会話率:47%
大陸を師匠と旅するルチカは、訪れたリュオール国の歓楽街に一人置き去りにされる。希色と呼ばれる珍しい髪の色を持つルチカは、一仕事終えて戻る途中、誘拐される。助けてくれたのは一緒に誘拐された青年と騎士団。ほっとしたのも束の間、今度は騎士団に捕
らえられる。騎士団でなぜか野良猫扱いされ、首輪ならぬ手錠を掛けられた。繋がる相手はルチカを助けた青年。彼は人に畏怖を与える色彩を持っていた。共に過ごす間に、二人の距離は急激に縮まっていく。飼い主と猫として。怠惰な飼い猫と成り果てたルチカは、再び師匠と会うことはできるのか。という感じのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-02 08:03:02
225442文字
会話率:32%
一年前とある出来事で学園の生徒から人殺し呼ばわりされている主人公エイジ・ブレインは孤独な生活を送っていた。だがある日雪のような髪の色をした美少女スノウに出逢うことによって彼の人生は大きく動き出す。そんな中、裏でうごめく謎の敵キング。彼は王
の首を回収し、最強の王になることを目論んでいた。エイジはその計画を阻止するため、キング討伐に動き出す……エイジを中心として動き出すバトルファンタジーがここに始動する!
※完結しました。スマホ表示推奨です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-23 12:25:46
109898文字
会話率:67%
平凡であると言い張る主人公の斎藤 鈴。彼女は、常に幼馴染や幽霊みたいな後輩、執事みたいな腹黒担任、危ない奴な保険の先生、吸血鬼と人間の混血で不登校な同級生、ヤンデレの塊みたいな後輩(女)に囲まれ、生きてゆく。
「なんで僕の友達たちは、ヤンデ
レばっかなのかなー?何ー?いじめなのー?」
あ、確か、創造神の分身がいたような…
若干、別の小説にでてくる人がいるけど…気にしない、気にしない!
鈴の喋り方、髪の色の秘密や如何に…!28/7/17折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-21 11:00:00
15314文字
会話率:51%
魔力武闘学校。ここは特別な能力をもった人が外国の超人から国を守るために鍛えられる天才学校。
そこで、出会った透き通るような青色の瞳と髪の色をした少女と、さまざまな任務をこなすことにー!?
最終更新:2016-07-09 10:03:59
1738文字
会話率:13%
トモハ族の僕こと、ラングは思い悩んでいた。
なんで、僕は父さんと似ていないんだろう。いや、そもそもトモハ族の皆と全然似ていないじゃないか。髪の色は違うし、身長も顔も全然違う。それに、あの夢はなんなんだろう。
16歳になり成人したラングは父
親に思いを打ち明けます。
「父さん、僕、森を出たいんだ。うすうす気づいていたけど、僕はこの森の人間じゃないんだろう。僕、外の世界が知りたいんだ。僕が何者なのか、知りたいんだ。」
ラングの冒険の始まりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-12 23:19:33
14162文字
会話率:40%
伯爵令嬢アリシア・キルスは公爵家の長男であるウィルキス・ディン・バーグの婚約者。スカーレット色の髪にエメラルドの瞳が特徴のアリシアは、オルカンド王国の薔薇と褒めたたえられるほどの美貌を誇る。
しかし、ウィルキスは別の女性にばかり笑顔を向
ける。その女性こそ、「豚姫」と陰で呼ばれる、はっきり言って決して美しいとは言えない女性だった。
ウィルキスに笑顔を向けてほしいアリシアは、ウィルキスに尋ねる。どうして自分に微笑んでくれないのか。それに対するウィルキスの答えは、「アリシア様の髪の色は目が疲れるから」
――どういうこと!?まさか私の長所である、この美しい髪の毛が私の足を引っ張っているなんて!
伯爵令嬢のアリシアがウィルキスの理想の女性になるために頑張る話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-14 22:00:00
100437文字
会話率:60%
北の山には白い竜が住んでおり、もう十年以上は雪が降り続けている。
そんな伝承めいた話のある雪国の外れにある森の中。雪のような白い髪をもつ双子の兄妹がお父さんと三人で暮らしていた。
しかし、ある日お父さんから、双子は森の外の村で暮らすように言
われる。
村では双子の髪の色は竜の呪いだと気味悪がられることになってしまい、双子は寂しさからお父さんに会うため、村を抜け出して森へと帰るのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-12 20:18:51
38779文字
会話率:51%
親に虐待され、臓器売買で殺された銀はなぜか創造神になっていた!?のんびりと過ごしたいと自分勝手な理由で龍神に全部仕事を押し付け、妖怪になって自由気ままに歩いて行く。そんな物語。この世界で銀はどう生きていくのか...。
この物語は時間軸のずれ
などいろいろありますが、気にせんとみてってください。
受験があるので不定期になります!余裕があったりしたら投稿します。
多分一か月に一回ぐらいになると思いますが、今後ともご贔屓に!
8月5日名前を楓から銀に変えました!ちょっと髪の色と合わせたかったし、狐状態の時の名前を付けるのも楽なのでw
ハーメルンに改稿版を移すことにしました!ここは残しておきますが、もうUPはしません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-09 19:04:01
22107文字
会話率:55%
カミィユと同じ髪の色をした少年、シュイロ・ヒール。
彼は冒険者なのだが……?
最終更新:2015-10-14 12:00:00
1723文字
会話率:49%
人間からは想像上のものとされ、伝説の中で忌み嫌われている魔族。そんな魔族の住む世界の偏狭で、一人の少年が母と二人で住んでいた。髪の色で仲間から苛められ、何も言い返すことのできない内気な少年。そんなとき、母の身に異変が……!
この作品は、
私が連載している小説「Legend of brave」のスピンオフ作品です。本編の多大なネタバレを含む可能性がありますので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-01 00:00:00
6777文字
会話率:66%
シエールイ・トゥルーウは小さい国の第一王女で、王位継承権第五位を持つ少女だ。顔は整っているが、やせ過ぎ、暗い髪の色、頭がいいということでどうしても敬遠されるタイプであった。
月に一度の家族で団らん後、領内で見つかった奇妙な石碑を調べに行っ
たところ異変に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-22 09:00:00
95946文字
会話率:46%
顔も名前も知らない人と私は恋をした――――
月の都の姫君が地上の帝に嫁いで幾星霜。赫映国(かぐやこく)の後宮は新たな主人を迎えた。
髪の色を理由に左大臣の父親から冷遇されていた訓子(のりこ)は、女御となった腹違いの姉・倫子(りんこ)に仕
えている。
ところが入内して半年経っても倫子の元に帝は来臨せず、訓子は己を可愛がってくれる姉のために、願いが叶うとされる夜想草(やそうそう)を摘みに内裏の外れに一人赴く。
そこで出会った青年と御簾越しに会話した訓子は、夜想草にそんな効果はないと教えられる。落胆する訓子だが、青年が奏でた筝曲によって慰められた。
その後、二人は互いの顔も名も明かさずに語り合う仲となる。
倫子が唯一心を許せる存在として、そして姉以外に誰にも心を開かないと決意していた訓子は、次第に筝の相手に惹かれてゆく。
ある日、倫子の元に帝の来御が告げられる。聞き覚えのある声と筝の曲は、訓子が出会った青年と同じで――?
※後半に同性と恋愛関係を持つキャラが登場します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-26 11:49:49
5761文字
会話率:21%
髪の色が濃く暗い人間である程、強い魔力を持っている世界。特に黒い髪と黒い目は莫大な魔力を持っている事を示す。
しかし、そんな世界に召喚された日本人の少女は、力を求めて呼ばれたにも関わらず、一切の魔力を持っていなかった。
一方で、その力で暴
虐の限りを尽くした王の血を継いで産まれた少年は、その力と血によって産まれながらにして罪を背負っていた。
共に漆黒の目と髪を持つ、少女と少年のお話
※なろうコン応募作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-29 12:00:00
41236文字
会話率:35%