ジャンキーでメンヘラで退廃的な生活を送っていた便利屋は、妹に送り付けられてきたオートマタの面倒を見ることになる。
オートマタの登場で、便利屋の生活は大きく一変する。
厄介ごとに巻き込まれながら、二人は次第に距離を縮める…ことができるのか?
最終更新:2020-10-09 04:55:40
4091文字
会話率:11%
――雲間から射す光と鐘の音は、〈翳りの街〉の退廃の色を濃く浮かび上がらせる。
そこでは空は常に灰色で、不安が降る。不安は積もりに積もって闇となり、問いかけることを覚える。そして人々の耳に入り込み、まるでそれが甘露であるかのように、囁く。
そんな退廃の街で、芸者(げいじゃ)たちの楽舞(がくぶ)は、ほんのひとときだが、闇を払う唯一のものであった。
芸者の中に、とあるピアニストがいた。不安と絶望を奏で、人々の恐怖を肯定し、その魔法のような音楽で闇を払う彼を、人々は〈カミコ〉と呼んだ。
彼は今日も音を紡ぎ、そして五線譜に新たな命を吹き込む。
闇が囁き、果実が歌い、雲間の光は鐘の音を降らせる場所で起こる、断片的な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-09 00:36:53
54082文字
会話率:43%
どこまでも暗くて、どこまでも淀んでいる。
隣人である闇は常に囁きかけ、生きるものを惑わす。
それでも、翳りの街は完成された世界だった。
街に端は存在せず、ゆえに中心も存在しない。
端を目指して歩いてゆけば、ぐるりと回ってもとの場
所にたどり着く。
だから、完成された世界。
――それまでの記憶をすべて失い、完成された退廃の街に投げ出された少女は、
虚ろな心を抱え、葬送の歌を口ずさみ、花を探し、死したものを土へと返す。
ある日少女は、街の出口を探す少年と出会い、言葉を交わす。
闇が囁き、果実が歌い、雲間の光は鐘の音を降らせる場所で起こる、断片的な物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-28 19:00:00
14646文字
会話率:50%
魔力を扱って事象をおこす魔導技術、魔術が存在する世界。
防護具を介さない魔術行使は人間の脳を破壊し、廃人化させてしまう。そしてその破壊された脳が見せる極彩色の幻影は人を容易く異端者へと堕落させるのだった。
人の尊厳と中央大聖堂の権威のため
に取り締まりを行う異端審問官のロドスは、今日もお告げに従って異端者の巣窟へと赴く……
この作品は「カクヨム」でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-25 17:43:04
9278文字
会話率:48%
完結しました!
魔法使いの国に生まれた少年には、魔法を扱う才能がなかった。
無能と蔑まれ、両親にも愛されず、優秀な兄を頼りに何年も引きこもっていた。
そんなある日、魔法の国は魔物の襲撃を受ける。そして同時に少年の魔物を操る能力も目覚め
る。
能力に呼応し現れた魔獣は、少年だけを助けた。
滅びた故郷を去り、少年は様々な国を渡り歩く。
残酷な呪いを知り、凄惨な日常を知り、少年は自らの能力を平和のために使うと決意する。
悪魔の家畜として扱われる人間、退廃的な生活を送る天使、人との共存を望む悪魔、そして地の底に封印された堕天使。
彼らと関わって、少年は何を学ぶのか。
少年は歪んでいく世界を救うことは出来るのか。
少年は……自らの幸福を、見つけられるのか。
そして、全てを仕組んだ者を出し抜けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 09:00:00
2959972文字
会話率:55%
平凡な少年ノリはある日、一緒にお化け屋敷に行こうと言う幼なじみの誘いを断ってしまう。
――そこから穏やかだったノリの日常は崩れていく。
誰も居ないマネキンだらけの贋造の街。そんな不可思議で、人外の化物が暗躍する街に、たった一人放り出さ
れたノリは絶望の中、キューと名乗る尻尾の生えた少女と出会い行動を共にしていく。
毎日夜に投稿しています。
評価、感想批評諸々お待ちしてます。励みになります。
一話一話が短め(新聞の連載小説と同程度)なので駄菓子感覚でお楽しみいただければと思います。
Twitterやってます。
https://twitter.com/S5Umt
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-15 23:16:53
122943文字
会話率:38%
サエキは、彼には知り得ない断片的な世界へ訪れることとなった。その退廃的な世界観の中に母の面影を思い出す。そんな中アサギリは現れる。「扉」は開かれ、僕と彼女は、失われた母の『残鶯』を追い求める。
最終更新:2020-08-16 22:16:14
2943文字
会話率:29%
異世界の『武士』によって社会と政治が変わってしまった世界。悪徳と退廃に血塗られた最果ての街、エンドタウンで『堕ちた武士』ラットと『謎の少女』スフィアが出会う。「この二人を――どうか殺してちょうだい」少女の口から出たのは、二人の武士の殺害依頼
。その依頼がラットとスフィアを『将軍』の後継者争いへの渦中へと誘う。本格的ハードボイルド小説。
※カクヨム、アルファポリス、ノベルアッププラスにも掲載しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 20:10:44
100066文字
会話率:58%
ある日、世界中で人口の約一割の人間が超能力に目覚めた。
超能力者と超能力を持たない無能力者、この二つはある事件を切っ掛けに争い始める。
超能力と無能力者が争い、勝った勢力がその国の覇権を手に入れ、負けた勢力を奴隷のように扱った。
日本でも二つの勢力をによる争いが起きるが、主戦場である東京が突如灰色の光に包まれた。
ーー灰色の光が止んだ後の東京は全てが風化し、争っていた二つの勢力、全ての人が消えており、退廃の都と化していた。
一体誰がやったのかは分からないが、東京にいた全ての超能力者と無能力者が一瞬にして消され、日本中が恐怖する。。
大惨事を引き起こした超能力者は、東京の現象と畏怖が込められこう呼ばれるように為った。
『退廃の王』と。
「さあぁ! 退廃する刹那を楽しめぇ!」
面白かったら、評価・感想・ブックマークをお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 00:54:45
41719文字
会話率:47%
人類文明が宇宙へと広がり、長い年月が過ぎた。
かつて栄華を極めた青い星、今や見る影もなく退廃していた星には、一人の少年と一基のAIが過ごしていた。
ある日、彼らの下に小さな宇宙船が落ちてきた。中から出てきたのは宇宙をさまよい続けていたという
少女。
少年たちは、彼女を母星へと送り届けるための旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-12 23:47:58
9008文字
会話率:35%
生まれつき顔が怖い青年"|奈良輪(ならわ)|凛太郎(りんたろう)"。
彼の顔はまるで「悪魔」のように不気味であった。
しかし彼自身は、親切で紳士的で正義感の強い性格であった。
そんな彼はふとしたことから死んでしまい
、神様の力によって異世界へ転生した。
彼は異世界へやってきた際に、一番に心に決めていたことがあった。
「勇者になる」ということだ。
異世界で出会った親友"ムサシ"と共に、荒廃した異世界を旅する。
勇者を目指すために、今日もリンタローは変身する。
白いヒーローの姿に・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 06:19:21
5240文字
会話率:25%
異形頭のサーカスのお話。
団員たちの日常を描いた短編集になる予定。
タイトルも暫定なので良いのを思い付いたら変えるかも。
好きな世界観で好きなものを書いているので細かいことは決めてないです。悪しからず。
異形頭と人間が共生している世界。
退廃的で、文明は進んでおらずエネルギーは蒸気機関で賄われている。電気はなく、街灯はガス灯。
そんな世界の片隅にある、サーカス団員達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 01:04:39
1615文字
会話率:11%
なんか日本に魔王と魔物が湧き出してそれに人間も反抗して、そんな所になんかすげぇやつが出てきてボコボコにして部下に東京、大阪、名古屋を東都、聖都、灰都と名前を変えて支配させて。
なんかすげぇ時間たって、その謎に触れる。
あと多分オレンジジュー
スも飲む。めっちゃ飲む。俺が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 10:29:56
5645文字
会話率:12%
多額の金銭と引き換えに妖怪変化を斬り伏せる『妖斬り』の青年、『紅色』
一つの躰と、一振りの太刀で、この世に何を残せるのか。
現代社会の狂乱を一振りの太刀とともに見つめ続ける、退廃的和風伝奇、ここに開幕。
※NOVEL DAYS、カクヨムと
の重複投稿をしています。
https://novel.daysneo.com/works/2f6bb587d6ef7b18d3cc8d0f07858377.html
https://kakuyomu.jp/works/1177354054902135559折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 22:33:17
12912文字
会話率:46%
「この世で不必要なものはすべて手に入っているが、本当に必要なものは何も手に入らない」
登場する青年期の人物は生きていくうえで、前進、獲得、推移、喪失の人類普遍のプロセスを背負い
欲望と期待と失意を味わう。
考えてみると世界は修羅の巷ではある
けど、主人公の洋二は、恒久不変のプロセスの例外者であり、もしもこういって許されるなら異邦人である。
バイセクシャルで君主的なイタリア料理店の経営者の松田
女性としての美貌を持っているのに、自身の生きていくべき指針を見つけられず、それを糧にすらできないれい
中卒で世間的な幸福はもはや自分には当てはまらないと超然とした生活を送る義夫
ダンス、ラップ、ヒップホップカルチャーに憧れて生きるが、日本という舞台では自分は輝けないと感じ、夢がいつしか退廃と堕落にまみれてしまうたける
今のとこ、登場させる主な人物はこういうお先真っ暗な人物ばかりだけど、これを書いている僕自身、日々の生活の中で、考えがころころと変わるので、この小説の登場人物の結末がどうあるべきかもわからないし、主人公の洋二すら、どうなるかもわからない。
どう考えてみたところで人間の世界は暗く悲しいが、明日になれば、僕は幸福かもしれない。
すると、この小説の結末は全然違うものになると思う。
だから、あらすじというのは僕には書けないし、構想力、という点でも、僕は小説を書く技量に欠けている。
僕は僕自身の日々の考えをこの小説に投影する。
もしもこの小説を読んでくれる人がいるなら、その人はきっと、他人の日記を興味本位で読むような変わった人に違いない。
そういう人がいれば僕は嬉しい。
あらすじとは違うかもしれないけど、何か書かなくちゃいけないので、そんなことでも書いて、この小説の題名を未完としたいと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 05:52:09
15218文字
会話率:38%
20年前。
技術が発達し、異形の者や獣人が共存し、魔力がエネルギーとして動力源になっているのが当たり前の世界。
ある日、世界一の大国パルデンスの国王が暗殺された。
暗殺者は、今までなんの脅威もなかった人狼。
それ以降魔法が扱える者、異形の者
、獣人など、魔力によって生まれた存在は悪魔の使者だと世界から迫害され隠れながら生きている。
これは、闇を背負った退廃した世界の片隅で根を張る、一人の男の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 13:40:38
48335文字
会話率:1%
街の郊外、退廃した家屋が並ぶ。
そこを穿ったように、小さな墓地が佇む。
年季が入った墓地、その敷地内に寂れた家がある。
そこには、ひっそりと2人の兄妹が暮らしていた。
『目の前の事に抗え。爪痕は残すくらい、ずっと抗え。自分が弱虫
なんて思うな』
これは。妹想いの兄と不器用なその妹。
――そして、弱虫の少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 14:00:00
12962文字
会話率:32%
有希根の未来は、齢3歳から約束されていた。
順風満帆と言えなくもない生活を営んでいた矢先、両親が同時に死亡すると言う悲劇に遭う。
傷心し、生活を退廃的に過ごし日々。そんな彼女に親友、マーヤが提案する。
「あなたの両親の原因を探っ
てみない?」
その一言から始まった彼女の現実的な復讐方法。
あげるとしたら大体週一です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 03:58:29
4262文字
会話率:42%
お部屋と、日常。
2人のちょっぴり悲しいお話。
最終更新:2020-05-11 22:42:11
1523文字
会話率:49%
時は2069年、日本。社会に不満を抱えた若者による革命戦争が続く近未来。少年は両親の死をきっかけに自殺を図るも闇医者「桃華」に助けられ未遂に終わった。体を失った少年は少女型サイボーグ「玲音」として生かされる。
「玲音」と革命戦争の裏に隠
れた大きな陰謀、退廃した東京某所「旧イケブクロ」を舞台に繰り広げられるサイバーパンクミステリー×ガンアクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-27 21:37:22
68649文字
会話率:45%
この世界には魔女 (sorceress) はいても魔法使い (sorcerer) はいない。
それは、人と超常を結びつける書物『魔導書』が女性にしか読み解けないためである。
魔導書に触れ、超常と通じた女性は魔女となり、時に人々から頼られ、し
かしたいていは迫害されてきた。
やがて魔女は人間社会から離れ、密かにその存在を守り、育てる共同体を形成した。
IIA (International Invocation Assembly) ――国際聖隷機関の名を持つその組織は、またの名を国際魔女養成機関という。
記憶喪失の少年・伊能顕人 (いのう けんと) は、そんな男子禁制の学舎で目を覚ました。
彼を待ち受けていたのは、隠れ住み退廃を待つ魔女と、彼女たちと敵対する英雄。
そして、自我を失い暴走する怪異――セイレーン。
立ちはだかる幾多もの障害に、顕人はこの世でただひとりの魔法使い (ソーサラー) として立ち向かう。
「――合一・開始 (ヘノーシス・スタート)」
これは、現代を生きる魔女と、そこに現れた一人の魔法使いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 00:48:08
14621文字
会話率:35%