みのまわりで不運や奇怪なことばかり起こる不幸体質のハルは、『辻切センター駅で首狩り魔人が出る』という都市伝説を聞く。『魔人』という頓狂な言葉から、ハルはうわさを信じなかった。しかし、幼なじみで完璧なラックを持つはずのアンリは、首狩り魔神を探
すと言い残して姿を消す。ハルは都市伝説の存在を仮定し、首狩り魔人に会わないよう願いながら、アンナを探しに夜の駅に足を踏み出す。
――SAN値を削る冒険が始まる。
グロ注意。斜め上展開注意。
【完結済】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 20:00:00
36755文字
会話率:13%
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】
はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
※別サイトでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 12:30:39
114067文字
会話率:66%
ここは、精霊と人間が共存する国・インベルディア王国。
私の名は精霊王・イクルド。
私は500年前、最愛の女性を目の前で殺された。
彼女は「絶対にまた会えるから。次こそ一緒に平穏に暮らしましょう。...約束」そう言い残し人と精霊のために
その命を捧げた。
次に会えるその時には必ず守ると誓い、彼女が転生するたびに見守ってきた。
そして、ようやく500年の時を経てこのインベルディア王国に彼女の転生が確認された。
次こそは、彼女を守り約束を果たすために私はどんなことでもしよう。
たとえ、国が滅びる結果になったとしても。
今世こそ平穏に暮らしてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 01:37:14
5911文字
会話率:34%
魔界から現れた魔導王を討伐もしくは撃退する為に立ち上がった最強の四人がいた。聖剣ランドルフ、重剣士ゴラード、付与師ローネリア、そして魔導師フリード。四人は魔界の魔物相手に戦い抜き、やっとの事で魔導王を撃退することに成功したが、その弾みで時
空間に切れ目が入ってしまう。それに吸い込まれそうになった聖剣ランドルフを庇った魔導師フリードが必ず戻ると言い残し、亀裂に吸い込まれてから20年。
「やぁ、久しぶり。元気にしてた?」
英雄となった3人の元に懐かしき友が戻ってきた。何故か12歳の子供姿で。
これは、子供姿になってしまった英雄魔導師が、身元を隠してまた最初から冒険者を始める新しい冒険記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 20:42:52
17472文字
会話率:66%
祖父が亡くなってしまい山奥の村に引っ越す事になった主人公、俺こと黒陰千早。
祭りの夜、話しかけてきた変わり者の少女、鈴と過ごす(もとい、振り回される)、高校2年の夏休み。しかし、鈴は「どうせなら、星になりたかった」と言い残して消えてしまう。
そして、6年後。
千早は――、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 07:00:00
849文字
会話率:29%
世界初の、自分で考え、変わることが出来る人型ロボットが誕生してまもなく。心をもち、愛情があろうとも、自分の判断で変わることの出来るロボットを世間は認めなかった。軍事転用さえ、変わることが問題視された彼女は、廃棄が決まった。そして廃棄当日。開
発者である芋田ライズは、極秘に彼女を探査機体の中に紛れ込ませて、宇宙へと逃がした。近いうちにまた会えると言い残して。そして、100年が過ぎた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-08 12:38:24
3089文字
会話率:14%
主人公の高野真夏はどこにでも居る高校二年の女子高生。好きな人は居るけれど昔お隣に住んでいたアメリカ人の6歳年上のお兄さん。お兄さんがアメリカへ帰国する日真夏にお兄さんが大切にしていたぬいぐるみを渡し、真夏に大人になったら真夏とこのぬいぐるみ
を迎えに行くねと言い残して行きました。
そして月日は流れ11年後。
真夏は高校2年生に。夏休みのある日2学期から来る外国人の英語の臨時講師と出会います。
ただよく見ると11年前にアメリカへ帰国したお隣のお兄さんにそっくり。
そこからまた真夏の時間が動き出しますが、11年も経っていると状況が一変していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 14:32:55
37886文字
会話率:56%
ジェフはやさしい狼。ウサギに姿を変えた妖精ウィッチと出会い、二匹はなかよしになる。
マリアは美しい娘。その歌声に引きつけられ、ジェフは人間のマリアに恋してしまう。ジェフに心配と嫉妬を抱くウィッチは彼を妖精の国へと連れて行く。そこで、ソデチ
ンやおかしな妖精たちに出会う。妖精の国では人間の姿になったジェフ。勝手が違う体と、ちょっと強引なウィッチ。妖精の国だから「空を飛びたい」と言ったジェフの望みを叶えようと、ウィッチは入ってはいけない棘の森へと向かう。そして、やはり魔女ガブリエルを蘇らせてしまう。
一方でマリアは狼ヨーゼフに追いかけられて妖精の国へ迷い込む。そこで子犬に姿を変えたマリアは五つ子の妖精と共に、元居た森へ帰ろうとするが、ガブリエルに捕らえられてしまう。
ガブリエルの邪悪な力で封印されていた怒りの感情を抱く妖精たち。このまま滅び行く国をジェフのやさしさが救った。天使アウリエルの分身であったガブリエルはアウリエルの元へと帰る。ジェフとマリアは無事森へ戻り、ジェフはマリアの家の番犬代わりとなる。これでマリアと暮らせる。しかし、喜んだのも束の間、マリアは王子に見初められ、城へ行ってしまう。
寂しさにやせ細るジェフ。見かねたウィッチが再びジェフを妖精の国へと連れて行く。それはジェフを犬にしてもらうために。犬になれば城にいるマリアのそばで暮らせる。犬になったジェフとウィッチは空飛ぶ箒で城を訪ねるが、兵士に威嚇され逃げる。
こんな仕打ちを受けてもまだ人間に恋するのかと詰め寄るウィッチ。そして、ジェフに気持ちを告白する。しかし、ジェフは無欲にマリアを慕うばかり。ウィッチは諦めて妖精の国へと帰る。生まれ変わったら、次はあたいのところへ来るのよ、と言い残して。
季節は流れ、冬。命の灯が消えかけたジェフの元へ城からの馬車がやってきた。かすむジェフの目に映ったものは、あの愛しいマリアだった。マリアがジェフを城に連れに来たのだ。「ごめんね。さみしかったね。ごめんね……」マリアはジェフを抱き締めた。そして、ジェフは呟くのだ。ウィッチ。まだ君の元へは行けないみたいだ。もう少し待ってておくれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 17:00:00
81918文字
会話率:59%
「絶対に見つけてね…」
そう言い残して僕の前から姿を消した柊小鳥。
彼女を見つけられないまま月日は流れ、気づけば10年が過ぎていた。
小4の頃に終わったはずの『かくれんぼ』。
だがそれは10年が経った今も継続中だと知り、二十歳になった僕は今
、小鳥を探す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 23:00:00
110899文字
会話率:58%
「会いたい人がいるの」
そう言い残し、ある夏の夜、先輩は遺書を残していなくなった。
先輩を追いかけ事故に遭った自分が目を覚ますと、10年前に一度だけ先輩と会ったことのある時間へと戻っていた。僕の知らない先輩の時間。楽しい時間の中で先輩を支え
続けた仲間たちが抱えた秘密。そしてその中で僕が知った、先輩しか知らない事実。先輩が最後に「会いたかった人」とは。僕は先輩の後悔を探す。
※この作品は以前に掲載していた「さよならにはまだ早い」の修正版です。
こちらの修正が終了しましたら、あちらを削除します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 19:30:02
78422文字
会話率:40%
『君さぁ、女の子の素敵な所を知らないからそうなるんだよ』階段から落ちて命を落とした俺に神は鼻をほじくりながらそう言った。『だからさぁ、色々特典つけてあげるから、一遍女の子と向き合ってごらんよ』
そう最後に言い残した青い果実は、俺を異世界に
転生させた。馬鹿を言うな。どんな事が起きようとも、俺の信念は揺るぎはしない。男こそ、オスこそこの俺が求める唯一の形。女に俺が傾く事などありはしない。※チートスキルで最強です。ヒロインは女の子です(重要)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 17:23:56
31458文字
会話率:38%
学校に通いながら、親友であり大富豪の真里亞の屋敷でメイドとして働く中学二年生の少女――終さなの日常は、ある日突然終わりを告げた。
突然上空に現れた巨大な化物――《神》
それは地上に≪神の恵み≫という人々に“魔法の力”を与える雨を降らせた。
そして人々に力を与えた神は、
“1年後にこの星を滅ぼす”
と告げ、そしてそれを阻止するための条件として、
“一人だけ存在する神の選んだ人間を殺す事”
を提示し、見事その人間を殺した者が出現した場合、
“その者のどんな願いであろうと叶える”
と言い残し神は姿を消した。
そして人々は様々な思惑を持ちながら互いに殺しあい、戦火の中でさなの親友である真里亞は殺され、紗凪は恐怖から一人孤独に屋敷で閉じこもるようになる。
そして神が現れてから月日は経ち――人類の数が千人にまで減り審判の日まで残り30日となったある日、さなは人々から憎しみを込め《神ノ魔法少女》と称される少女の一人――シエラと出会い親交を深めていく。
そしてシエラとの日々を送っているうち、シエラを探し他の魔法少女も現れ、さなは彼女達と親交を深めていき、やがて協力して神を倒す計画を立てる。
だが…………。
誰が神に選ばれた人間なのか、
最後に願いを叶えるものは誰か、
多くの人を犠牲にしてまで神に何を願うのかを巡るガールズラブ・ファンタジー。
只の魔法少女⤵︎
https://ncode.syosetu.com/n1948fz/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-18 01:58:24
125040文字
会話率:43%
放課後、名前も知らない女の子に教室へ呼び出された、その女の子は俺に告白したのだが俺は他に好きな人がいることを理由にその子を振った。するとその子は「じゃあ……待っててくださいね」そう一言言い残し去っていった。
その後、俺はその女の子の常軌を
逸した愛に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 16:48:20
7267文字
会話率:57%
自分が生んだ子にまつわる噂が原因で、王都の社交界からはじき出された伯爵夫人ティルダ・ノリス。ノリス領で採れる茶葉も評判を落とし、王室御用達の認定から洩れること三回。ついに夫の弟であるビジリア子爵から、領主としての資格なしとして、夫であるヴァ
レリーともども退陣を迫られる。
次の品評会でも評価を得られなかったら、ビジリア子爵の次男を養子に迎え、家督を譲ると約束する。
「やることがある」とだけ言い残し、一年前に姿を消した夫を信じ、侍女のレージュと御者のエディ、それと強引に加わったビジリア子爵の嫡男ブレニンを連れ、品評会の審査会場、マルヴィルト宮殿へと旅立つ。
しかし、ことはどうもノリス伯爵家の問題だけではすまないようで――
王女のウルリカが内密に、品評会に向かうティルダたちを守るべく、護衛を引きつれてティルダたちのいる山へ踏み込んだり、山に行ったはいいけどみんなに置いて行かれて迷子になっちゃったり、そばにいるのがどうにも頼りにならない大人一人だったり――
※主人公はウルリカではなくティルダです。
落ちぶれた伯爵家が王都に返り咲くお話。
※『魔譜研究室は今日も平常運転です』の“ノリス家の事情”に当たります。そちらを読んでいなくても問題なくご覧いただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 07:43:20
73368文字
会話率:25%
大自然の中での暮らしを夢見て山に登ったマサムネだったが、いきなり熊に襲われ、死にかけていた時、幻聴を聞く。
「生を望むか。ならば我と契約しろ」
目を覚ました時、マサムネは異世界の無人島にいた。
水も食料も寝る場所も火もない、ゼロからのサ
バイバル生活を強いられるマサムネだったが、
島にはびこるモンスターの脅威にさらされて何度も命の危険に見舞われる。
そんな時、一人の魔物の娘が現れ、マサムネの命を救う。
彼女は「あなたは敵よ」と言い残して夜の森の闇に消えていく――
「島の主」を目指してサバイバルをするうち、島の外からやってきた術師ラズリと出会う。
異界の使徒が召喚される島。人間と魔物が憎み合い殺し合う世界。自分が召喚された理由。
様々な世界の真実を知った時、マサムネが取る行動とは……?
異世界×サバイバル×英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-03 12:00:00
65134文字
会話率:37%
貧しい中も心豊かとは難しい。思春期を実家の農業を手伝いながら学校に通う勤労少年、村上朝勇十四歳。 長雨の影響で氾濫した川の様子を見に行ったのがあだとなり川に流される。たどり着いたのは異世界。戦争の真っただ中だった。農業以外の生活手段など知ら
ず、言葉は通じるが読み書きがまったくできない状態で、職を探そうにも兵士以外の選択肢がない。やだ。死にたくないとはいえ稼ぐ手段もない。特技は素早く土の状態を把握して穴を自由自在に掘ることと、たった一曲弾けるだけのピアノぐらい。
どうすればいいかを川岸でぼんやりしていると見るからに悪党のような冒険者に追われるスライムを見つける。モンスターが本当にいるんだと思うのもつかの間、スライムは朝勇の胸ポケットを隠れ家に決めたらしい。望まずも追われることになった朝勇は落とし穴を駆使して悪党たちから逃げ切った。自分をスライムの貴族だと説明するしゃべるスライム。どうやら女の子らしい。没落したお家の再興が目的の旅をしていた。朝勇の飛びぬけた逃げ足と隠れ方に感動して一緒に行きたいと言い出した。
最初は断った朝勇だが、文字の読み書きまでできる上に寂しさを埋められると利害を確認して行動を共にすることにした。仕事を探す旅の途中で、負傷した兵士の死に際に立ち会う。形見を家族に渡して欲しいと言い残して兵士は死ぬ。父を生まれる前に亡くし、父親代りの祖父も病気で失くすかもしれない。急に感情があふれて形見を受け取ってしまう。兵士の家族を探す旅をスライムのお嬢さまと共に始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-23 20:37:06
79984文字
会話率:72%
十歳になったわたしは旅に出る。
十年前の"あの約束"を果たす為に……
________________________________________
城崎 莢果(きのさき さやか)は高校
一年生。
誰もが新生活の始まりに期待と不安に胸躍らせる中、莢果はそんな事よりもずっとずっと嬉しい出来事に胸踊らせていた。
それは高校入学前の事。莢果の片思いで終わる筈だった相手、幼馴染の鎌田将太(かまたしょうた)、"しーちゃん"から突然の告白を受けたのだ。
そして二人は付き合う事になり"幼馴染"から"トクベツな関係"へとその距離を寄せた。
"神さまは本当にいるんだ"莢果はそう思った。
しかし、その年の夏休みに入ったばかりの夜の事。
莢果は薄れゆく意識の中、はっきりと分かった事が二つだけあった。
それは"私はもうすぐ死ぬ"という事と、"神さまなどこの世に存在しない"のだという事だった。
そして莢果は最期に「生まれ変わっても絶対逢いに行くからね」と将太に言い残しその瞳を閉じた。
そして莢果は長い長い闇の中、一筋の光に包まれる。
そしてそれと同時にある夫婦の間に新たなる命が宿った。子宝に恵まれず、諦め掛けていたその夫婦は、その子に"氷雨(ひさめ)"という名前を付け、溢れんばかりの愛情を注いだ。
しかしある日、偶然が重なって氷雨の意識にある記憶が姿を現した。
それは生前の"莢果"だった頃の自分の記憶。
幸せな日々を送っていた筈の氷雨に突如現れたその記憶、そして将太の存在に、氷雨の人生は大きく揺さぶられていくことになる。
"新しい家族"と"莢果の家族"。その両方への想いに葛藤しつつも、莢果は氷雨の姿で将太に逢いに行く事を決意するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-08 13:08:18
14924文字
会話率:29%
むかしむかし。とある村長が亡くなる直前に言い残したことがあった。
自分は太陽に、地上の意思を伝える存在になる、と。自分が在任している間、気候、天候で皆に苦労をかけることがあったから、その贖いをしたいのだと。
実際、彼が亡くなった後、言い残
された手段に基づいて火を焚いたところ、太陽に寄り添うような形の黒雲が現れて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-19 20:00:00
3887文字
会話率:9%
我らが持つ城。その堀の内側に桜を植えよ。
亡き領主が、死に際に言い残した言葉。
死角を生み出し、薬などに使えぬ樹木など城にとっては難点となるばかり。それでも遺言に則って、桜の木は植えられた。
育った桜の木は、懸念の通り城からの視界を遮り、
相手にとって格好の攻め手を与えることになった。
はずだったのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-26 18:53:04
3577文字
会話率:5%
地元の夕焼けは、きれいだった。
その紅は、目を通り、肌を通り、体の中へとじんわりにじんだ。
苦があるから美しいのだ、と祖母は彼女に語った。
やがて中学生になった彼女は、月に一回不審な言動をとる、クラスメートを得る。
「来ちゃったから、行か
なくちゃ」
そう言い残し、彼はある日、突然学校を飛び出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-12 13:56:28
3984文字
会話率:3%
何の変哲もない平凡なある日、ジンは尊敬する兄を失った。
天才と称されるほど剣の腕に長けていた兄の面影を求めて、修練を重ねていたジンの元にエインと名乗る男が現れた。
エインはジンに道を示し、剣の頂で会おうと言い残して去った。
その日から最強の
剣士を目指すジンの夢は始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-16 22:08:38
27300文字
会話率:16%
その世界はたった一柱の創造神『ララティエル』によって創られた。
【錬金術を語り継げなさい。さすればこの世界は、永久に発展し続けるでしょう】
原初の民にそう言い残し、創造神ララティエルは世界を創った疲れを癒すため、深い眠りについた。
そ
れから数千年後──まだ眠いと寝返りを打ったララティエルは、うっかり体を滑らせて下界へと落ちてしまう。
何度帰ろうとしても、天界に回路が繋がらない。
部下と連絡を取ろうとしても、誰とも連絡がつかない。
というか最高神である創造神ララティエルが落ちたのに、誰も迎えに来ない。
帰りたいのに帰れない?
よろしい、ならばスローライフだ。
潔く諦めたララティエルは、創造神という地位を隠し、ただの村娘『ティア』として下界で静かに暮らすことを決意する。
しかし、ティアが創った世界では、彼女も予想していなかった問題が生じていた。
「魔物って何! なんで魔族敵対しているの! どうして錬金術師滅んでるのぉおおおおおおおお!?」
世界を放って寝ていたら、知らない生物が誕生していた。世界が栄えるために必要な種族が、全種族から敵視されていた。あれほど広めろと言った錬金の技術が、完全に廃れていた。
「いいよもう! だったら私自ら錬金術を広めてやる!」
冒険者ギルド専属の錬金術師として働くララティエルの元には、召使いとして召喚した悪魔公、町で仲良くなったハーフエルフ、王国の姫、勇者パーティーの元メンバー、様々な仲間が集うようになっていた。更には魔王まで訪ねて来て!?
「え、待って。私のスローライフは何処……?」
──これはうっかり者の創造神が、田舎でスローライフを堪能しながら、人類が必要ないと切り捨てた錬金術の素晴らしさを世界に広めていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-10 00:00:00
126989文字
会話率:41%