大学2年生になった黒岩藍人は、ある日、本屋さんの帰りにエレベーターに閉じ込められてしまった。その場にはもう一人、同い年くらいの可愛い女の子ーー常磐浅葱がいた。二人は奇跡なのか運命なのか、またしても出会うことになる。そして、藍人は彼女がいるに
も関わらず、浅葱からアプローチをされてしまいーー【カクヨムにも投稿】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 06:00:00
10559文字
会話率:42%
少年は、理不尽を憎んだ。
とある日、不慮の事故に遭遇した佐名木圭司(さなぎけいじ)は強く、願った。
何故、死ななくてはならないのか。強い身体であれば死なずに済んだのではないか。
やり直したい。強く焦がれた彼の願いを、神は聞き届けた。
そうし
て、転生を果たした少年を待っていたのは剣と魔法が蔓延るファンタジーだった。
今度こそ、理不尽に奪われないように強くなる。平凡を大事にする。
そう、決意したのに。理不尽は再び、やってくる。
奪われ、蹂躙されることが罪ならば。
理不尽を強いる現実が、常ならば。
塗り替えてみせる、貫いてみせる。
例え、悪魔に魂を売ろうとも。
最悪/災厄で最凶/最狂のボーイミーツガール。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 22:00:00
148779文字
会話率:32%
その世界はたった一柱の創造神『ララティエル』によって創られた。
【錬金術を語り継げなさい。さすればこの世界は、永久に発展し続けるでしょう】
原初の民にそう言い残し、創造神ララティエルは世界を創った疲れを癒すため、深い眠りについた。
そ
れから数千年後──まだ眠いと寝返りを打ったララティエルは、うっかり体を滑らせて下界へと落ちてしまう。
何度帰ろうとしても、天界に回路が繋がらない。
部下と連絡を取ろうとしても、誰とも連絡がつかない。
というか最高神である創造神ララティエルが落ちたのに、誰も迎えに来ない。
帰りたいのに帰れない?
よろしい、ならばスローライフだ。
潔く諦めたララティエルは、創造神という地位を隠し、ただの村娘『ティア』として下界で静かに暮らすことを決意する。
しかし、ティアが創った世界では、彼女も予想していなかった問題が生じていた。
「魔物って何! なんで魔族敵対しているの! どうして錬金術師滅んでるのぉおおおおおおおお!?」
世界を放って寝ていたら、知らない生物が誕生していた。世界が栄えるために必要な種族が、全種族から敵視されていた。あれほど広めろと言った錬金の技術が、完全に廃れていた。
「いいよもう! だったら私自ら錬金術を広めてやる!」
冒険者ギルド専属の錬金術師として働くララティエルの元には、召使いとして召喚した悪魔公、町で仲良くなったハーフエルフ、王国の姫、勇者パーティーの元メンバー、様々な仲間が集うようになっていた。更には魔王まで訪ねて来て!?
「え、待って。私のスローライフは何処……?」
──これはうっかり者の創造神が、田舎でスローライフを堪能しながら、人類が必要ないと切り捨てた錬金術の素晴らしさを世界に広めていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-10 00:00:00
126989文字
会話率:41%