18歳の誕生日を迎えたその日、私は異世界へ召喚された。聖女として。聖なる力・聖力《せいりき》を使って魔物の毒や瘴気を祓ったり結界を張ったりできる聖女は、召喚されたカーマイン聖王国では大層敬われるが、一方で聖力は制御するのが難しい力でもあった
。聖力を使いこなすためには、王族のみが持つ神力《しんりき》の力を借りる必要があったが、横柄な態度で私を従わせようとした王太子相手に、コントロールどころか力を暴走させてしまう。聖女の心の安寧こそが聖力の安定につながり、魔を祓い大陸を守ってもらうためには聖女を大切にしなければならないと言われている世界で、王太子の次に私の前に現れたのは、忘れられた王女・レスリーだった―――。消えないトラウマを抱えたまま日本から召喚された少女と、王位継承権を持たない愛妾の娘として、ひっそりと生きてきたレスリー。2人が親愛の関係を築きつつ心と身体を回復させながら、国にはびこる歪みをも正していく物語。※ガールズラブではありません。時間はかかりますがヒーローも出てきます。ヒロインの生まれが不幸で虐待場面等が出てくるためR15とします。シリアス展開です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 22:57:52
234355文字
会話率:53%
アマーリアは美しい容姿と魔力を持つアンティリア王国の第一王女であり、その見かけに惑わされた信奉者も多い。実際には生まれ持った大きな魔力を制御できず、暴走させることもしばしばだった
アマーリアの心が乱れるとその魔力が暴走するために、王宮で
は彼女のご機嫌を取る使用人囲まれて、すっかりわがままに育ってしまった。
しかし、魔力を操ることを学ばせなければならないと、国王直々に公爵令息のヴァルターが護衛兼魔法の師に任じられる。
ヴァルターの根気強い指導によって、アマーリアは魔力制御を身につけた。するとヴァルターが護衛を辞すると言い出した。
(『精霊姫は予見の未来に瞳を閉ざす』の7年前です。)
※ゆっくり更新になります。ハッピーエンドは決まっていますが、話の流れはまだふんわりの見切り発車です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 02:00:00
81395文字
会話率:42%
冒険に夢中で恋愛に無関心な第二王女ルクティーは、王国のしきたり「婚約の儀」で三人の候補者から伴侶を選ばなければならなかった。
しかし、儀式の最中に何者かに呪いをかけられてしまうのだった!その呪いは、「愛する人と両思いになり、真実の愛を育まな
ければ365日以内に命を落とす」というもの。さらに、呪いの存在を他人に伝えることも禁じられているのだった。裏の顔を持つ王子、凄腕冒険家、ミステリアスな商人など、疑わしい者たちの中から犯人を探し出し、真実の愛を見つけることができるのか?真実の愛と犯人捜しが交錯する緊迫の1年間が始まる。
天真爛漫な王女が織りなす、波乱万丈の恋愛&ミステリーファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 17:36:50
116314文字
会話率:51%
ザックス王国の第一王女であるリナリアは、幼い頃、神様と呼ばれる者のいたずらで、異世界(現代日本)に飛ばされた過去がある。
ショックのためか、記憶をを失ってしまった彼女は、自分と瓜二つの少女として生きていた。
ある日、神様の気まぐれで元の世界
に戻され、神様と呼ばれる存在から、この国の姫(リナリア)であることを知らされる。
彼女は飛ばされた先の異世界(ザックス王国)で、隣国の第一王子ギルフォードと、騎士見習いのカイルを同時に好きになってしまう。(ここまでが【桜咲く国の姫君】のあらすじです)
悩んだ末、より強く惹かれているのはカイルの方だと気づいたリナリアは、旅先から戻ってきてくれるよう、彼に手紙を出す。
しかし、一週間経っても、彼からの返事はなかった。
不安に揺れる彼女の元に、数日後、カイルが〝行方不明〟との知らせが届き――。
注1)このお話は、リナリアがカイルを選んだ場合の〝カイルルート〟です。ギルは最初と最後、少ししか登場しませんので、その点ご留意の上お読みください。
注2)こちらは【桜咲く国の姫君】(『桜舞う国の訳あり身代わり姫』から、元のタイトルに戻しました)の続編です。前作を未読の方には意味が通じない部分がありますので、こちらから読まれる方はご注意ください。(一応、前書きに前作のあらすじは記載してあります)
注2)前作同様、個人出版(AmazonのKDP利用)していたもの(こちらは一巻のみ)の加筆修正版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 17:10:00
390593文字
会話率:23%
ザックス王国の第一王女であるリナリアは、幼い頃に神様と呼ばれる者のいたずらで、異世界(現代日本)に飛ばされた過去がある。
ショックのためか、記憶をを失ってしまった彼女は、自分と瓜二つの少女として生きていた。
しかし、神様の気まぐれで元の世界
に戻され、リナリアであることを知らされる。
そこで彼女は、隣国の第一王子ギルフォードと、騎士見習いのカイルを、同時に好きになってしまう。
思い悩んだ末に、自分がより必要としているのは、ギルフォードだと気付くのだが。
突然現れた暗殺者に襲われ、護衛である騎士見習いのシリルが瀕死の重体に。
窮地に陥った彼女は、治癒能力を持つギルフォードに、心の中で助けを求める。
すると、隣国にいるはずの彼の声が聞こえて来て……?
注)このお話は、リナリアがギルフォードを選んだ場合の〝ギルフォードルート〟です。カイルは登場しませんので、前作をお読みの方は、その点ご留意ください。
注1)こちらは【桜舞う国の訳あり身代わり姫】の続編です。前作を未読の方には意味が通じない部分がありますので、こちらから読まれる方はご注意ください。(一応、前書きに前作のあらすじは記載しましたが)
注2)旧タイトルは【赤と黒の輪舞曲】で、前作同様、個人出版(AmazonのKDP利用)していたものの、加筆修正版となります。現在は、こちらとアルファポリスのみで公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 17:01:03
497882文字
会話率:35%
魔法至上主義のグラスター王国にて。
レクティタは王族にも関わらず魔力が無かったため、実の父である国王から虐げられていた。
そんな中、彼女は国境の王国魔法軍第七特殊部隊の隊長に任命される。
そこは、実力はあるものの、異教徒や平民の魔法使いばか
り集まった部隊で、最近巷で有名になっている集団であった。
王国魔法のみが正当な魔法と信じる国王は、国民から英雄視される第七部隊が目障りだった。そのため、褒美としてレクティタを隊長に就任させ、彼女を生贄に部隊を潰そうとした……のだが。
「隊長~勉強頑張っているか~?」
「ひひひ……差し入れのお菓子です」
「あ、クッキー!!」
「この時間にお菓子をあげると夕飯が入らなくなるからやめなさいといつも言っているでしょう! 隊長もこっそり食べない! せめて一枚だけにしないさい!」
第七部隊の面々は、国王の思惑とは反対に、レクティタと交流していきどんどん仲良くなっていく。
そして、レクティタ自身もまた、変人だが魔法使いのエリートである彼らに囲まれて、英才教育を受けていくうちに己の才能を開花していく。
ほのぼのとコメディ七割、戦闘とシリアス三割ぐらいの、第七部隊の日常物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 16:03:18
163354文字
会話率:53%
【大まかなあらすじ】
勇者として異世界召喚された男――ユキミチが我が儘に旅をし、世界規模の追っ手から逃げながらもファンタジーに満ち満ちた異世界を楽しむお話。
【詳しいあらすじ】
――ここは剣と魔法にあふれる異世界。ある日、世界的に有名
な"預言者"がこう言い放った。
「一人の我が儘な勇者によって、この世界は滅びます」
これに人々が震撼する中、この異世界に召喚された一人の男が旅に出ることを決意する。
名をユキミチ。本来ヴァルトリア王国にて"国を救う勇者"として召喚されたはずだったが、ユキミチは逃亡し、国を出て旅を始める。
「俺は自分のやりたいように生きる。そう決めたんだ」
国王の頼みを断ったユキミチは"反逆者"としてとある世界規模の組織から追われる身となる。しかしそれでも彼は旅を止めず、我が儘に行動する。ある"目的"を果たすために‥‥‥。
冒険者に憧れる王女、強さを追い求める勇者殺しの剣士、かつて何もかもが世界最高と呼ばれた女騎士――。
旅の中で様々な出逢いを経て、ユキミチは徐々にこの物語の核心へと導かれていく。
※1話2000字程度で30話くらいまでは連日更新、それ以降は週1、2回を目安に更新する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 00:10:00
101291文字
会話率:49%
アデリア王国の王女、クララは今まさに婚約者探しの真っ最中。しかし、あまりの求婚の多さに当の本人は少々辟易としていた。そんな彼女にある日、懐かしい人物との再開が訪れる。幼馴染であり、稀代の魔術師でもあるベルナールが留学から戻ってきたのだ。しか
も彼は、クララが予想もしなかった言葉を告げてきてーー「その相手、私にするというのはいかがでしょうか?」ーー憎からず思っていた相手からの突然の求婚。胸を弾ませるクララだが、彼女にはベルナールだけは選びたくない理由があった。このお話は以前投稿した「「ダンスは苦手?」 と陛下は聞いた」のヒーローの妹王女を主役にしたスピンオフです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 11:12:56
28275文字
会話率:58%
バンクレール王国の次期女王の夫、ウィルフレッド。彼のもとに歳下の親友であり、義妹の婚約者でもある、隣国のフレン王太子から手紙が届く。義妹王女リーゼとの結婚式を間近に控え、幸せ一杯のはずのフレン。ところがどこで間違えたのか、数日前からリーゼ
が口をきいてくれないのだと言う。恋愛経験豊富なウィルフレッドに、仲直りのコツを教えてほしいらしいフレン。そんな彼の手紙を読み進めていくと、お互いぞっこんながら、どこか食い違う婚約者達の姿が浮かび上がり……。婚約者を溺愛しつつ、どこかズレている王子様と、そんな彼のことが大好きな王女様のお話。「拝啓、お姉様。溺愛夫婦になるための秘訣を教えて下さいませ。」https://ncode.syosetu.com/n8314ji/のヒーロー視点となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 17:05:24
8503文字
会話率:50%
バンクレール王国の王女フィーゼ。彼女のもとに政略結婚のため隣国へ旅立った妹王女、リーゼから手紙が届く。元気に暮らしているらしいリーゼ。だが彼女はこれまで文通しかしていなかった婚約者との距離感に悩んでいるそうで。ーー『お姉様と義兄上みたいな素
敵な夫婦になる秘訣を教えてください』ーーそんな可愛らしいお願いをしてきたリーゼだが、どうやら思い違いがあるようで。鈍感王女と不憫な王子(手紙の中にしか登場しません)のほのぼのしたお話です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 11:02:22
3771文字
会話率:12%
セシリアは、農民出身でありながら王宮の女官をしていた亡き母の跡を追い、都の王宮へと向かっていた。彼女はそこで激しい権力争いにもまれつつも、王女マーガレットに服従を誓い、懸命に働く。しかし、王国は革命の波を受け、セシリアもまた数奇な運命をた
どることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 00:47:14
9091文字
会話率:44%
☆2024/10/10 カドカワブックス様より書籍刊行予定
☆楽しい魔族領ライフ
ヒト族純血主義を掲げるエリン王国と、多種族国家のゼウトス王国は、百年もの長きに渡って戦争を続けてきた。
そんな折、主人公カトリーヌはエリン王国の国王
に呼び出される。
王の実子であるが、流れ者の占い師を母にもつカトリーヌは、母の身分の低さにより王女として認められていなかった。
さらに、母の占いの才能を引き継がなかったことで、無才無能と呼ばれて嘲りを受けていた。
使用人として、継母である王妃やその娘の王女アンヌに虐げられていたのだ。
しかし、そんなカトリーヌは国王に突然命じられる。
「魔族領ゼウトスとの和睦のため、王女として嫁げ」と――。
恐ろしいと噂の魔族の国、魔王城に嫁ぐことになったカトリーヌ。
もしかしたら食べられてしまうかも、と不安になるカトリーヌを待ち受けていたのは、個性豊かな魔王城の住人たち。
結婚相手のフェリクス王子は、とても美形だけれど一見すると冷たい印象。
しかし、話しているうちに、とても真面目で誠実な王子だと分かる。
☆カトリーヌとフェリクス王子のじれじれ恋愛。魔王城の住人たちとの楽しい異文化交流。未来視の能力の開花。国の危機……!?
☆いつでも一生懸命なカトリーヌが、お掃除、お洗濯、未来視、色々な方法でお城のみなさんをお助けします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 18:00:00
112288文字
会話率:39%
武力による侵略や牽制など、煩わしいものが無くなった我々の住む世界とは異なる世界。
しかし人の生きる世から争いを葬る事などできるはずもなく、3年に一度、世界各国の最高戦力7名を選出し、戦い、競い合わせる『国争祭』が世界の権勢を左右していた。
質素で詩情的な小国・ヤマト王国は3大会連続初戦敗退という厳しい状況によって、国の存亡が危ぶまれていた。
ヤマト王国の若き王女・アオネは、幼き頃に固く誓った国争祭優勝の夢の為に、日々懸命に努力し、圧倒的な力を身につけていたが、それでもまだ状況は厳しいままだった。
乗り物を使わず、凄まじい速さで配達を行う配達員の青年と運命の出会いを果たすまでは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 08:00:00
3052文字
会話率:49%
ウンポコ王国の第一王女シットの摩訶不思議な物語
キーワード:
最終更新:2024-11-17 05:43:48
6875文字
会話率:35%
カレーパンをこよなく愛する高校生、天勝遊翔(てんしょうゆうと)はパン屋へ向かう途中、誘拐されそうになってる少女を救う。
助けた女の子は「初めまして、私はエレノア・ド・デリア・テクノサイア・シャーロット。テクノサイア王国第七王女よ」
……外国
のお姫様!?
しかも、お姫様のボディガードに「貴様が誘拐犯か!!」と拘束されてしまう。
は?違う!俺は誘拐犯から守ったんだって!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 00:24:51
2585文字
会話率:30%
嫌われ王子と呼ばれる第三王子テオドール・フォン・アルムガルド。
メインキャラたちを妨害し魔王の助けたとして処刑されるキャラであった。
そんなテオドールに転生した俺なのだが、実際に酷いのはメインキャラであったことに気づく。
このままでは国は
いずれ衰退していくだろう。
そう考えた俺は国を出て行くことを決める。
国を出たときに襲われていた亡国の王女を助けたのを皮切りに彼女の王国再建に力を貸すことになる。
ただそこで力を発揮しすぎて瞬く間に大国へと発展してしまう。
すると俺の評価がうなぎ登りに上がっていき、逆に原作キャラの酷さが徐々に露見していくこととなる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 20:00:00
155306文字
会話率:44%
侯爵家の娘でありながら、剣の腕を見込まれて王女の護衛騎士になって十年。王女が外国に嫁ぎ、そろそろ独り身で生きることを考え始めたジュディットは、酔った年下の第三王子ルシアンに冗談で嵌められた〝王子妃の指輪〟が抜けなくなってしまう。
それは指に
嵌めると、自動的に王子の婚約者になるという王国中の女性の羨望と夢の詰まった指輪。『一度嵌めると一生取れないなんて、どう考えても呪いの指輪。唯一、指輪を外す方法は、王子が死ぬしかない。それならば』と覚悟を決めて王子を暗殺する機会を狙う中、王子が別の暗殺者に狙われていることを知る――。
これは、呪いの指輪を外して婚約破棄したい生真面目過ぎる女騎士の物語。
■この作品はカクヨムにも投稿しています。週末中心の不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 19:00:00
175851文字
会話率:47%
生まれ育ったシルバート大陸を離れたユイナ達は、新天地を探して船旅を続けていた。だが、皆が寝静まる真夜中に『魔眼』と呼ばれる海賊から襲撃を受けた。
紅い瞳を光らせ、暗闇から襲いくる強敵。銀狼のアレスや船乗り達の活躍でどうにか撃退したものの
、多数の負傷者が出てしまった。
それから数日後、ロートニア王国の港町へとたどり着いたユイナ達は、休養と船の修理をかねてしばらく滞在する事となった。恵まれた自然、美しい街並み、どれも豊かで平和な景色だった。
ところが、そんな平和な街も『魔眼』と呼ばれる海賊に襲われていた。子供が攫われ、他の人間は殺されたという。それを聞いたアレスは、メリル王女と討伐の旅に出かけてしまう。
音信もなく待ち続ける日々はつらい。
眠れないユイナは、彼の無事を祈り、月夜に舞った。
帰ってきたら、恋心を打ち明けよう。
ところが、アレスに想いを寄せているのはユイナだけではなくて……
これは、恋に揺れる少女たちの葛藤と決意の物語。
【幕間<シルバート編>】
第一侯爵となり名実ともに国軍最高司令官となったラインハルトは、遠くない未来にシルバート大陸が沈没する事を予言した。シルバート王国の民を救うためには別大陸への侵略しかない。狙うはパッフェル大陸の強国ウィンスター。しかし、正面切ってウィンスターと戦うには同盟国のシラ=エン王国とネフェタリカ王国が邪魔だった。それを打開するためにラインハルトが考えた計画とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 17:38:36
403848文字
会話率:47%
リンゴン王国の魔法研究課職員、アルバート・リーヴェスは、不当な異動命令を受けていた。しかし彼は自分は魔法使いじゃないのだし、それに平民だし、とその命に粛々と従う。
彼は三か月前から無気力なのだ。
一方、魔法学園で彼の先輩であり五年前には戦役
を一緒に凌いだ第三王女レイナは、降嫁が決まった事で第三騎士団を去ることになった。
来月には誰かの花嫁になるのであれば、最後ぐらいは心に秘めていた彼と恋人の真似事でも出来たら良いと思いながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 10:18:07
51253文字
会話率:41%
魔力が生まれつき備わっていない、片目が開かない、瞳の色が吸血鬼を連想させる深紅の瞳、髪が一定以上伸びない。
インゼイル王国の第四王女として産まれた『エデン』は、これらの理由で理不尽なまでの不当な扱いを受けてきた。
根も葉もない理由で悪
女と罵られた彼女は、いつか周りの人間を見返してやると己に近い、只管に勉学に励んだ。
培った知識は計り知れず、彼女の知恵は十六の歳になった頃には既に大人顔負けのものとなっていた。
己の力で環境を変える、その目標を実現するために、エデンは実力至上主義で有名なセレスアスティア学園に入学する。
そこでは実力こそが正義であり、実力さえあれば誰であろうと入学から卒業までできるという、この世界では特殊な部類に入る学園だった。
そしてその学園には、特殊な制度がある。
それは『プリンセス・ア・ナイト制度』というもの。それは学園の女子生徒がプリンセスとなり、男子生徒がナイトとなり、それぞれ二人組のタッグになるという制度だ。
プリンセス・ア・ナイトとなった二人は卒業までにクリアしなければならない課題が課せられる。
それは、他のプリンセス・ア・ナイトとなった二人と戦い一定以上の戦績を収めること。
できなければ卒業はできず、収めることができれば何であろうと卒業ができるという。
エデン――彼女は、己の存在価値を証明するためにこの学園に入学し、そしてプリンセス・ア・ナイトとなって卒業を果たす為に尽力する。
しかし、悪女と罵られてきた彼女は学園に入っても変わらず、周囲から蔑まれることになる。呪われた女、魔女、そして悪女。エデンは多くの人間から理不尽に侮辱され、その度に心に傷を刻む。
反骨精神で今まで自分を誤魔化してきた彼女は、やがて限界を迎える。
心に刻まれた傷は永遠に癒えることはなく、誤魔化してきた自分もやがては崩れてしまう。
立ち上がれない、立ち上がりたくない、もうこの世界から消えてなくなりたい。
ナイトとなった相手にすらも殺意を抱かれ、殺されそうになったとき――
彼女の為の騎士は現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 20:19:36
85951文字
会話率:32%
私の最近の悩みは、そう『ストレス』だ───
魔王軍との戦争で戦地へと行ってしまった父や兄に代わり国の政治や外交を全て一人で行ってきた私、サンディアナ王国第一王女のメルト・ウルリア・サンディアナは最近ストレスによる障害に頭を悩ませていた。
そんなときストレス解消のために砲丸投げを始めてみると、投げた砲丸がまさかの敵の本拠地『魔王城』に⁉
こうして始まったストレス王女様が魔王軍に無双する話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 15:22:35
1172文字
会話率:33%
ヴェスティーナ・フォン・ルデンブルクは日本からの転生者だった。とある世界の、レストランデ王国の下級貴族ルデンブルク家の長女として生を受け、魔王討伐候補に任命され、魔王を消滅させた。彼女はその功績により、女神より楽園世界エストルファンに転生す
る権利を得たが、魔王の野望を阻止するために、再びこの世界への転生を望む。それに感銘を受けた女神は、ヴェスティーナをレストランデ王国よりも強大な、世界一の大国、ガルディック帝国の王女として転生させた。二年後、ヴェスティーナに妹が誕生する。ヴェスティーナは、その妹から魔王の波動を感じた。ヴェスティーナは妹を魔王(多分)と断定する。魔王とヴェスティーナ改めエリストレアの、新たな戦いが、始まる……のか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 22:12:55
21529文字
会話率:23%
普通の高校生であるヒロシと幼馴染のアカネは、ある日突然、不思議なポータルに吸い込まれ、異世界へと導かれる。その先で彼らを待っていたのは、エラーラという謎めいた王女と、闇の勢力に脅かされる美しい王国だった。
エラーラは、この異世界の存亡をか
けてヒロシとアカネに助けを求める。ヒロシは「癒し手」、アカネは「戦士」として、それぞれの能力を活かしながら王国を救うための旅に出る。しかし、この旅は単なる冒険にとどまらず、彼らは友情や自己発見、そして真の強さを試されることになる。
彼らが直面するのは、強力な敵と神秘的な仲間たち、そして数々の試練。異世界での過酷な戦いを通じて、ヒロシとアカネは本当の自分を見つけ、互いの絆を深めていく。そして、エラーラもまた、王国を守るための決意と、王女としての責任に目覚めていく。
「ポータルの向こうへ:癒し手と戦士と王女」は、異なる世界に投げ出された若者たちが、友情と冒険の中で成長し、自らの運命を切り拓く物語である。彼らは果たして、エラーラの世界を救い、無事に元の生活へ戻れるのか?心を揺さぶる感動とスリルに満ちたファンタジー・アドベンチャーをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 05:49:07
2449文字
会話率:50%