「春昼」の続編。(章立ても「春昼」から引き続いている)
寺の住職から、寺の客人であった男が、人妻である「玉脇みを」という女性に思い焦がれた後、海で溺死したという話を聞いた散策子は、その日、実際「玉脇みを」に出会う。その美しさにドギマギしな
がら、彼女の話を聞くのだが、そこで見せられた手帳には、○□△だけがぎっしり描かれてあった。
それは、まさしく、亡くなった客人がもう一人の自分を見たと言う舞台の中で、「みを」の薄色の寝衣(ねまき)に描いたそのものであった。
驚く散策子。
そんなところへ角兵衛獅子の子どもが二人現れる。「みを」がその一人に『ことづけ』の和歌を手渡すなど、新たな展開を見せつつ、物語は春の海を背景に収束へと向かっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 08:50:26
22754文字
会話率:39%
オーパーツ。
それは歴史のヴェールに包まれた神秘の存在……。
しかしそれはあなたの身近にも存在しているかもしれない……。
最終更新:2021-12-02 07:09:06
638文字
会話率:27%
一つの和歌。
そこから読み取れることはなんだろうか
最終更新:2021-11-22 23:29:43
1226文字
会話率:46%
蒲の冠者こと、頼朝の弟、源範頼はある山の中で狐狸とも幻影ともつかない美女に出会う。女は、範頼にうらみごとのような和歌を投げかけるが…。
最終更新:2021-10-23 06:00:00
18703文字
会話率:35%
孤児のミリアは野菜クズしか入っていない味のないスープを飲みながら思った。「ああ、ミネストローネが食べたいな。味噌汁も美味しいよね。」と。
しかし、ミリアはこの世界でミネストローネに出会ったことがなければ、味噌汁なんて存在しないことも知って
いた。
4歳のミリアが、徐々に前世の記憶を思い出しながら生きるために必死に孤児院の生活改善をする物語。
※初作品のため、設定の矛盾などほご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 14:43:32
22611文字
会話率:27%
四季の移り変わりを短歌に乗せて表現させていただきました。
最終更新:2021-10-16 09:21:55
234文字
会話率:0%
月が近い。
むせ返る草と土の匂いの中で目覚めると、知らない場所にいた。
見覚えのない場所で、着たことのない着物に身を包んだ私は、直衣姿の男と出会う。
いつか国語便覧で見た、絵巻物そのものの古典文学の世界。
それが私が目覚めた場
所だった。
男の側仕えとして雇われた一方、徐々に想いを募らせてしまう。
好きになってはいけない人なのに……。
私の仕事は、彼が他の女のところへ出掛けていく準備を整えること。
甘くも切ない、和風純愛物語。
※R15指定を入れています。物語の進行上、少々艶っぽいシーンが出てくる予定です。
※物語に登場する和歌は自作です。( )内に訳をのせていますが、なにぶん素人ですので気になる点があればご連絡ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 00:31:19
88809文字
会話率:49%
ーまだ見えぬ 斜陽に落つる 鬼の角 待ち焦がれては 小袖を振るうー
大学生の千代の家には古くから伝わる和歌が残されていた。
お盆に帰省し、のんびり過ごそうと友達の由紀と企むが、
和歌の謎と対峙することになる。
最終更新:2021-08-13 21:52:01
11324文字
会話率:23%
壊れかけた鳥籠。
その中に閉じ込められた魂。
その魂の願いは、ただ一つだけだった___………。
資産家・国会議員の娘として何不自由なく育った美岬。
ある傷痕を抱え、母と二人慎ましやかに暮らす和歌。
和歌の従兄であり、あるレッテルを抱える廉
。
それぞれが抱える闇から生まれた
複雑な思いが織り成す、複雑で滑稽な、それぞれの物語が動き始める………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 12:47:38
273553文字
会話率:11%
季節季節の花に合わせて、お気に入りの和歌を紹介します。
最終更新:2021-07-07 15:00:00
10037文字
会話率:0%
桜の開花宣言に合わせて花の和歌十二首を2回に分けて紹介します。
最終更新:2021-03-19 08:28:47
1592文字
会話率:0%
春の初めにふさわしい和歌を七首ほど選んでみました。特に式子内親王と藤原定家の歌は深く考察しました。
最終更新:2021-03-10 19:00:00
2113文字
会話率:0%
大昔の作品。「あばよ」なんて昭和歌謡が出てきますし。離婚式という言葉が世間に流行ったのもずっと後になってからです。
最終更新:2021-07-05 13:02:44
2716文字
会話率:49%
仮想現実が当たり前になった時代で、スポーツも仮想空間で楽しめるようになり、仮想空間オリジナルのフライと呼ばれるスポーツに夢中になる青春物語。
フライとは、Fryer Raceの略称で、仮想空間の空で行われるレースのこと。
最終更新:2021-05-30 18:42:42
4295文字
会話率:27%
夏の入り口に立った、夏凪和歌という高校生のお話。
最終更新:2021-05-03 22:02:48
1020文字
会話率:3%
和歌山浩一と日下部晴香は、一歳差の先輩後輩の関係で、同じ図書委員でもある。
放課後、何度目かのデートを終えて、晴香の家の前で、浩一は切り出した。
「晴香、好きだ。カノジョになって欲しい」
半ばいい返事が返ってくると確信しての言葉
。しかし-
「カノジョはヤです。ペットにしてください!」
返ってきたのは、突拍子もない返事。
果てさて、彼女の言葉の真意や如何に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 20:35:18
5149文字
会話率:51%
和歌山大学文芸部冊子掲載作、加筆改稿版。
2019年度新入生歓迎冊子『星途』
2019年度大学祭冊子『黄衣の王』
2020年度新入生歓迎冊子『霞草』
2020年度大学祭冊子『秋茜』
掲載作。転載許可もらっています。
人知れず人を襲う異
種族、吸血鬼。
そして人知れず吸血鬼と戦う秘密組織、対吸血鬼特殊工作部隊。
天霧都刃紗は、第十六小隊、通称“オリオン隊”の隊員として、相棒のハーフヴァンパイア、ナタリー・ネスフェリアとともに、吸血鬼と戦う日々を送っている。
だが、吸血鬼も一筋縄ではいかない。次々と現れる吸血鬼に、オリオン隊は、その通称の由来になった各々の特殊武装を用いて対抗する。
エサになるか、ハンターになるか。今日もまた、人が吸血鬼に抗うための戦いは行われている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 02:00:00
81094文字
会話率:43%
私は父に見捨てられ、継母にいじめられ、異母妹にはいつも大事なものを盗られ、いじめられていた姉でした。父の愛は私にはなく、私は使用人の扱いでした。
妹にはいつも愛をささげていた父、私は愛されることなく十九になりました。
そして…亡き祖父の遺言
で、ある財閥の令息と婚約しましたがその婚約者でさえ妹に……。
そして私は妹をいじめて、婚約者に婚約を破棄された悪役令嬢と言われたのです。
哀れな人生をおくってきた藤堂和歌、彼女が妹に婚約者を寝取られ、婚約を破棄され、追放されて…?
どうしてこんなことになってしまったのでしょう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 13:01:08
2544文字
会話率:19%
和歌山県は本州最南端、串本町の夜です。
キーワード:
最終更新:2021-03-03 22:52:38
674文字
会話率:0%
四月、心地よい風が吹いて薫った先生の香りが、僕の心を掴んで離さなかったんだ。
先生が教えてくれた和歌が、僕の恋心を加速させていく。
最終更新:2021-02-21 20:05:05
1632文字
会話率:14%
愛していた。けれど、
「おしあわせに、閣下」
いちばんの笑顔で告げる。
あなたがわたしを忘れないように。
百人一首の和泉式部の和歌よりイメージした短編です。
救いのない、ひたすらに重い話が苦手な方はキーワードを確認の上、退避してください。
最終更新:2021-02-13 20:20:00
3365文字
会話率:30%
カッコウ目カッコウ科。全長 28cm。日本産のカッコウ類 4種のなかではいちばん小型である。背面はツツドリと同様のねずみ色で,尾羽は黒く先端と羽軸の上に小白斑が点在する。喉と上胸は灰色,下胸以下は白く,黒ずんだ色の横斑がある。雌には赤色型も
ある。ヒマラヤ地方から中国南部,東アジア,ウスリー地方に繁殖分布し,アフリカ南部や南アジアに渡って越冬する。日本には 5月上旬に夏鳥(→渡り鳥)として渡来し,山麓から亜高山帯の開けた森林に生息する。雄は「てっぺんかけたか」と聞こえる大きな声で昼夜を問わずによく鳴き,このため初夏の風物として多くの和歌,俳句,物語に詠み込まれている。托卵相手はおもにウグイスとミソサザイだが,クロツグミやセンダイムシクイなどに托卵することもある。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-02-01 15:30:35
2707文字
会話率:0%