番藤茶太郎が目を覚ましたのはゴツゴツした石の床の上だった。辺りを見渡すと、クラスメイト達も同じように横たわっている。そして目に付くのは、彼らを取り囲む鎧姿の白人達。コスプレではないようだ。
「皆さん! 起きてください!」
人垣から歩
み出た若い女が声を張った。目を覚ました学級委員長が「ここは何処か?」と訊ねる。
「ここはガドル王国。私は第一王女のエミーリアです!」
聞いたことのない国。
異世界転移にざわつくクラスメイト達。エミーリアは「この世界を救ってください! 勇者様!」と言う。
ステータスで勇者の称号を確認したクラスメイト達は盛り上がるが、番藤は冷めた瞳でその様子を見ていた。
王女に悪態をついて追放された男、番藤茶太郎はその固有スキル【穴】を使い、異世界の侵略を始めてしまう。
#カクヨム先行
#カクヨム異世界ファンタジー日間週間月間一位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 07:10:00
150714文字
会話率:49%
俺が転移した先では、若い女が断頭台に囚われていた。そう、まさに処刑の現場だったのだ。
処刑立会人としてご令嬢の話を聞いていると、どうもおかしい。
可憐な女の笑顔を取り戻すため、俺は一肌脱ぐことにした。
最終更新:2023-10-24 11:37:29
2329文字
会話率:58%
閉店間際のアダルトショップに僕はいた。レジカウンターには見慣れない若い女の子。少々恥ずかしいが、仕方がない。観念してカウンターにオナホを置いた時、突然店内に衝撃が走った。
そして気が付くと、青空の広がる草原にいた。近くにはポツンとアダ
ルトショップがある。
「アダルトショップと一緒に異世界転移してしまったのか……!?」
異世界に散らばったアダルトグッズは現地人によって「神の品」として間違った扱いをされていた!
アダルトショップの常連、森宮と美少女店員三田が「神の品」を巡る混沌に巻き込まれていく!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 19:11:53
12732文字
会話率:37%
封建時代の日本、伝説が現実と交錯していた時代に、老夫婦の農夫が驚くべき発見をしました。それは、魅惑的な美しさと金色の目を持つ捨てられた赤ん坊でした。 彼らは愛を込めて彼を育て、イザナミと名付けます。
若い女性となったイザナミは、五人の王子
と一人の元侍を含む多くの求婚者の注目を集める。 彼女の伝説的な美しさと神秘は、視線と欲望を引き寄せます。 しかし、この神々しい外見の背後には、忘れられた世界との秘密のつながりが隠れている。
候補者が増え、緊張が高まる中、イザナミは複雑な陰謀の中心に立たされている。 彼女の運命は、彼女の国の運命や、彼女を操ろうとする暗い力と結びついている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 19:11:06
3259文字
会話率:12%
これは若い女性の陈妍と、彼女よりもずっと年上の男性の梁序との複雑な恋愛関係についての話です。彼女は梁序にコントロールされていると感じながらも、同時に彼に依存しています。物語の転換点で、彼女は梁序の婚姻状況を調査するために男性の遅沈に頼みます
が、彼は彼女の依頼を断ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 10:51:45
1379文字
会話率:41%
鶴の恩返し、誰もがこの昔話を読んだことがあるだろう。
ある若者が罠にかかった鶴を助け、その鶴が若い女性に姿を変えて妻になりという異類婚姻譚である。
それは誰もがおとぎ話と思い、現実にはあり得ないと思っていたのだが……
最終更新:2024-09-24 00:35:36
3928文字
会話率:38%
『至る所に神様はいる』
そう呟いていた信心深いばあちゃんも亡くなり、俺はついに一人きりになった。
ささやかな葬儀から数日が経って静まり返った俺の心は、地面に倒れこんでいた若い女性の言葉で再び燃えだした。
『至る所に神はいます。信じてくださ
いますか?』
信じ難い現象と、信じたくなるその言葉。
救われたい俺は、女性の伸ばした手を取った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 20:44:11
6956文字
会話率:43%
船の事故でとある島に漂着し精霊の力で獣人化した兄妹は、とりあえず雨風は凌げそうな小屋を建てた。
そこに、新たな漂着者、若い女性が二人やってきた。
*カクヨムに投稿した短編作品をタイトルと一部内容を変更して投稿しています。
最終更新:2024-09-18 13:36:52
3870文字
会話率:49%
平凡な村の少女リョウタは、狂気の存在と名乗る少女による故郷での虐殺を突然目撃し、人生が一変してしまう。 そんな切迫した瞬間を理解し、乗り越えるために、彼女は答え、「復讐」、そして故郷と呼べる新しい場所を探し始めます。
これは、田舎の若い女
性が、まったく新しい世界の真ん中に置かれ、生き残るために奮闘し、自分が望む未来を達成する方法と理由を探しながら、周囲を巻き込んだ紛争に対処していることに気付く物語です。と彼女自身。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 04:38:08
253975文字
会話率:2%
ダリアンは平凡な男であり、感情のない単調な生活に囚われていた。しかし、ある雨の夜、運命的な出会いが彼を謎めいた方法で死へと導く。しかし、死は終わりではなかった。ダリアンは、暗く未知の世界で目を覚まし、自分が強力な宗教団体である「高聖職者の教
会」に追われる盗賊の体に転生したことを知る。今や暗黒の力を持ち、光と闇の壮絶な戦いに巻き込まれたダリアンは、怪物や魔法、神秘的な存在が潜む危険に満ちた世界を生き抜かなければならない。彼は、世界の運命を変える秘密を抱えた謎めいた若い女性、リアナに導かれながら、自分の新たなアイデンティティと体内に宿る力を理解しようとする。無情な「高聖職者の教会」の戦士たちに追われる中で、ダリアンは力をコントロールする術を学ばなければならない。それは、彼自身の力が彼を飲み込んでしまう前に。『影の目覚め』は、贖罪、神秘、そして犠牲の旅路であり、平凡な男が運命や光と闇を支配する力に挑む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 04:46:47
2575文字
会話率:19%
某雀荘で裏メンの男が苦戦していた。若い女の学生相手に自分の柵が通用しないのだ。男の正体は、剣と魔法の異世界から転生して来た元冒険者だった。前世で習得した魔法を悪用し、男は不当に勝ち続けていたある日、ある若い女が雀荘を訪れて着卓したのだ……。
妖精界コッティングリアの内外にまたがる暗闘の場景のうち、エシッド王国の冒険者の宿〈赤き戦斧亭〉に関わりのあるものを描写した読み切り短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 00:05:34
40565文字
会話率:23%
父が死んだ冬。
父の形見の時計を無くした墓場で若い女と出会う。
彼女は父の彼女だった。
最終更新:2024-09-01 21:00:00
24784文字
会話率:22%
郊外の静かな町で、一人の若い女性、カナが失踪する。彼女は地域で評判の良い教師であり、生徒にも慕われていた。平凡な生活を送っていたはずのカナが、突然姿を消したことで町全体が不穏な空気に包まれる。
カナの婚約者であり、地元の新聞記者であるシュ
ンは、彼女の失踪事件の調査を始める。警察は単なる家出と判断し、真剣に取り合おうとしない。しかし、シュンは彼女の周囲の人々に取材する中で、カナが何か大きな秘密を抱えていたことに気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 18:20:00
36659文字
会話率:40%
《栄養》×《ミステリー》
管理栄養士として、芦屋医大の精神科に勤務する宇田川舞(28)は、同大学院で、ヒトの食行動と神経についても研究している。
ある初秋の早朝、殺害現場を目撃した。
被疑者は白い寝間着姿の若い女。
川沿いのベンチで眠る
浮浪者の頸椎を、ペーパーナイフで一突。
舞は、夢遊病者による突飛な行動だと直感。
興奮神経の跳躍運動を行う《ランビエの絞輪》に注目した。
通報時に、舞の事情聴取を担当したのは、西宮警察署の喜多川俊子(27)。
被疑者の精神鑑定は、精神科医局長の錦城孝則(63)。
被害者の遺体の解剖は、荒垣壮太(38)が行った。
そして、被疑者の白い女の正体も、分かってくる……。
そんな折、大手製薬会社から新しい抗鬱薬が発表される。
考案者は、前述の錦城だった。
四年前から治験も実施されていた。
舞は、解剖医の荒垣に、押収品から桐花の指紋の分析を依頼。
荒垣は桐花の血液を手に入れて分析。新薬の主成分が出てきた。
だが、新薬の治験対象者リストに、被疑者の白い女の名はない。
リストを管理していたのは、院内の薬剤師、北島楓(31)だった。
新薬の主成分の副作用に、若年層の自殺願望や突飛な行動がある。
新薬の発売を確実にするため、錦城が、事実を隠蔽している可能性が高かった。
事件の謎を解くため、舞は、指導教員の精神科医、仁川優子(53)に相談する。
しかし、錦城への不信感が大きくなる中、錦城が脳梗塞で急逝した。
錦城は、献脳に登録していたため、迅速解剖が行われた。
舞は、錦城の胃の残留物から他殺だと考察した。
荒垣も錦城の他殺説を疑っていた。
舞が、管理栄養士の目線で、独自調査を続ける。
その結果、荒垣と優子には、錦城を亡き者にする動機があった……。
※作品内容はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 09:20:00
184642文字
会話率:37%
とある街に、若い男◯◯氏が住んでいた、しかし誰も彼の名前を知らない。
そんな◯◯氏のアパートの一室に、突然現れた若い女性ミク。
行く宛のなかった彼女と暮らし始めた◯◯氏は彼女に不思議な違和感を覚え疑念を持つ。
それでも次第にミクに心惹
かれていく◯◯氏。
はたしてミクは何者だろうか?なぜ◯◯氏の名前を誰も知らないのか?
そんな二人の絆が絡み合ったタイム パラドックス ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 06:11:07
7467文字
会話率:28%
漫画家を志す若い男が、同人誌即売会で自作の同人誌を売る。
しかしさっぱり売れず、会場を見て回ることにした。
そこで出会った一冊の本、きぼうのほん。
きぼうのほんには、その若い男のこれまでとこれからが書かれていた。
その若い男は、きぼうのほ
んに書かれたとおりに本が売れたのだが、
しかし、きぼうのほんを売っていた若い女は消えていた。
きぼうのほんの作者は何者だったのか。
若い男はきぼうのほんを使い、新たなきぼうを叶える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 20:28:07
4612文字
会話率:13%
不細工な若い女が、外見以外で人を癒やしたいと薬剤師を志す。
しかし自分自身が重病を患い、志半ばで命を落とす。
それからその若い女が目覚めたのは天界、神の御前で問われる。
次に転生したいものは何か。人間か、動植物か、選ぶがいい。
人間に転生
するなら、いつどこの誰に生まれ変わるかは選べない。
動植物に転生するなら、種族や時代は自由に選ぶことができる。
その若い女は、死してなお人々を癒やすという夢を叶えるため、
この世で一番きれいな花に転生することを選び、願いは聞き届けられた。
花に転生したその若い女は、人々を癒すのだが、美しさは人の心を惑わし、
やがてその花は増悪の対象とされ刈り取られてしまう。
品種改良を施され、醜い花の姿とされたその若い女は、
それでもなお、人々を癒やしたいという夢を叶えるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 02:53:05
7064文字
会話率:14%
スーパーマーケットでアルバイトをしている女子学生が、
パートの中年の女から、もっと割の良いアルバイトがあると紹介された。
そのアルバイトは、好きな時間に座っているだけ、
世のため人のためになる、髪型自由のアルバイトだという。
案内されたの
は、緑豊かな公園の地下にある工場のような建物。
そこでは、同じような若い女たちが集められて、
髪の毛を生育する研究と開発が行われていた。
育髪剤の研究と開発、そしてその工場にはもう一つの目的が存在した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 02:51:03
7055文字
会話率:13%
気がつくと人間の中年男性となっていた齢1万年以上を生きる人食い古代竜。
元のドラゴンの姿に戻るため、元ドラゴン今はさえないおっさんの冒険が始まる。
パーティに加わるのは何かと若い女の子たち。
女性キャラは脱がされがち。ひどい目にあい
がち。大きなおっぱいをモンスターに食べられそうになりがち。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 15:41:37
101481文字
会話率:23%
あらすじ
38歳の男性、田中健一は現代日本でバーテンダーとして働いていた。彼は中二病の一面を持ち、独自のファンタジー世界に没入することが趣味だった。しかし、ある日突然、異世界に転生してしまう。
目を覚ました健一は、美しい異世界の街並みの中
で、自分が「ケン」と呼ばれる若々しい姿に変わっていることに気づく。新しい世界では、彼の中二病的な妄想が現実となり、彼は魔法の力を持つバーテンダーとして再び酒場を営むことになる。
酒場では、彼の青春時代を取り戻すかのように、若い冒険者たちと交流し、彼らの悩みを聞き、時には彼自身が彼らと冒険に出ることも。彼の魔法はただの演出にとどまらず、本物の力として役立つ。
主要なキャラクター
ケン(田中健一): 38歳のバーテンダー。異世界では若々しい姿を取り戻し、魔法の力を持つ。中二病的な性格で、ダジャレが大好き。実は心優しく、人々の悩みを聞いて助けることが得意。
リリア: 若い女性冒険者。酒場の常連で、ケンにとって妹のような存在。明るく元気だが、心に深い傷を抱えている。
エリオット: 若い男性冒険者。真面目で正義感が強いが、少し頑固。ケンにとって弟のような存在。
マスター: ケンが元いた世界での師匠的存在。彼のアドバイスが、ケンの行動に影響を与える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 18:01:12
8850文字
会話率:39%
荒川沿いの小さな町に「蓬莱珈琲店」という喫茶店がある。十八歳の猪瀬亜矢は大学入学とともに、この店でアルバイトを始めた。この店の一番奥にあるテーブル席にはよく忘れ物があり、その忘れ物をめぐって様々な不思議が起こる。
ある日、亜矢が一人で店
番をしていると、男の客がやってきて、邪険な態度で亜矢をいじめた挙句、奥の席に忘れ物をしていく。それは美しい白金の指輪だった。
数日後の深夜に、またしても亜矢が一人で店番をしながらこの指輪をいじっていると、若く美しい女の一人客が現れる。女は亜矢が手にしている指輪に強い興味を示す。亜矢は思いついて、女の左手の薬指に指輪をはめてやる。女は幸福そうな様子で、これは持ち主が大事にしていたものに違いない、必ず返してやってくれという。亜矢は生返事で、この女の頼みを受け入れる。すると、女は消え失せてしまう。
蓬莱珈琲店のオーナーは亜矢から一連の事件を聞かされると、亜矢に必ず指輪の持ち主を見つけ出すようにと厳命する。亜矢は、先輩バイトの兎月圭と一緒に、指輪の作者をたどって、やっとのことで持ち主の男を探し出す。
持ち主の男は、亜矢から若い女の客の来訪を聞かされて、その女は死んでいると言う。驚く亜矢に、男は指輪を蓬莱珈琲店に置いていった経緯を語る。
彼は貧しく、だれからも愛されずに生きてきた男で、長く荒んだ生活をしていた。しかし、ある女性と出会って愛を知り、彼女とともに人生を歩む決意をした。指輪は、その愛のあかしとして彼が作らせたものだった。しかし、指輪を渡して祝いをするはずだった日に彼女は事故でトラックに顔を引きつぶされ、無残な死を遂げた。男は彼女の記憶から逃れるために、指輪を手放そうとして、蓬莱珈琲店にそれを置いてきた。
亜矢はことの成り行きを知って、深く悲しむ。同時に彼女は、店を訪れた女の印象を思い出し、彼女は男の愛を知って幸福だったに違いないと確信し、それを男に告げる。亜矢は男の手に指輪を返し、それを強く握らせる。男は一度捨てた指輪を再び受け入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 09:07:01
22506文字
会話率:43%
金に困った男がチラシを見て臓器提供ならぬ寿命提供をしにいくのだが……。
そこには若い女性がいて、現金で支払ってくれる。
俺は迷わずに寿命を30年分売ることにした。
残りの寿命を確認せずに即決した男の末路は?
最終更新:2024-07-28 00:38:30
3299文字
会話率:23%
【あらすじ】
七夕も終わり、秋の気配が漂う宝珠皇宮後宮。
後宮蔵書室・華月堂は、連日、混みあっていた。
春にがんばった模様替えや本の配達が功を奏したと喜ぶのは、華月堂の司書女官・白花音。
しかし上司である華月堂の司書長官・鳳伯言の鬼上
司っぷりに相変わらず翻弄され、忙しい日々を送っている。
そんなある日、花音は、『宝玉真贋図譜』という本が書架に見当たらないことに気付く。
それは、凛冬殿の女官たちに特に人気の高い本だった。
ほどなくして、その本は、思いもよらない場所で見つかる。
凛冬殿の若い女官、蘇奈が遺体で発見され、そのそばに、『宝玉真贋図譜』が落ちていたのだ。
蘇奈は、花音も馴染みの凛冬殿の女官三人組の一人
蘇奈は自死と思われたが、華月堂の本が現場に落ちていたことから、花音に容疑がかけられる。
「蠟蜂様の仇を討つ」と内侍省武官の冥渠に宣戦布告された花音。
「冤罪にされる前に自分でなんとかしなくちゃ!」と凛冬殿に潜入し、そこで姜涼霞という男装の麗人に助けられる。
花音に容疑が掛かる中、璃莉が話してくれた「三人のイタズラ未遂」を手掛かりに、花音は事件を調べていく。
なんとか花音を助けたい紅壮と藍悠、そして伯言の助力により、花音は事件の真相に迫るが、魔の手は花音にも伸びていて――。
華月堂の司書女官・白花音、後宮を揺るがす大事件を解決することができるのか?!
※ 拙作は『華月堂の司書女官』というタイトルで、角川ビーンズ文庫様から書籍化されている作品の続編です。
そちらを読まなくても楽しめる内容となっておりますが、もし、気にいってくださって、前のお話も読んでもいいな、と思ってくださったら、カクヨム様でシリーズ化して連載しておりますので、よろしければそちらもご覧いただけるととってもうれしいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 06:00:00
89039文字
会話率:50%
大陸の東にある大国稜の皇都、永春。東西交易で栄えたこの都には、多くの異類が人に紛れて暮らしている。高級青楼、金繡楼の主人である双月祥は、西域から来た青年だが、普段は永春一の美貌の妓女宵娥として振舞っている。その正体は、二百年を生きる吸血鬼
であり、金繡楼の妓女もみな同族だった。
名門白家の養子で道楽息子と評判の青年暁賢は、月祥が吸血鬼であることを知る数少ない人間のひとりで、飲み友達として付き合っている。
ある日、若い女の死体が発見される事件が立て続けに起こる。いずれも血を抜かれた痕跡があったため、他の異類から月祥ら吸血鬼が犯人として疑われる。濡れ衣を晴らすために調べ始めた月祥と、友達だからと言いながら好奇心満々で協力する暁賢は、被害者たちが新興宗教〈精魄道〉に関りがあることを突き止める。これ以上被害者を出さないため、また月祥は自分たちの濡れ衣を晴らすため、〈精魄道〉の秘儀への潜入を計画する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 12:13:35
50784文字
会話率:45%