大陸最西部にある半島にある国。クリト王国。この国の北部の海に面した土地には大森林が広がっていた。森林の中心には山があり、その麓には洞窟がある。そこにはある生物の住処であり、ある噂があった。曰く、魔物なのに人の言葉を喋る巨鳥がいると。曰く、そ
の洞窟には様々な財宝があり、そこに赴くと巨鳥が武器と加護をくれると。曰く、強欲な者には死よりも恐ろしい恐怖を与えるという。そんな巨鳥にクリト王国の王子、ユギル・クリトは嘆願のために訪れる。彼曰く、今大陸全体で異常事態が発生しているという。彼はその異常事態の事態収束の協力を依頼しにきたという。鳥に転生してしまった主人公が生まれてから二百年という長い歳月を経て、ようやく戦場に赴くハイ・ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 12:00:00
886845文字
会話率:57%
第二の人生と引き換えに、魔獣の氾濫が迫る異世界の辺境の地に転移させられた男の物語。
果たして、氾濫を生き延びる事が出来るのか?
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ゴールデンウィークに掛けて集中連載して完結した短
編『異世界スラム街の神様に草束を』の第2部です。
『異世界スラム街の神様に草束を』と同じ位の文字数(5万文字超え)を目途に書いていきますが、現状書き上がった3話分を予告編として公開します。
残りは反響を見て、書き上がり次第単話で順次公開にするか、完結まで書いてから公開するかを決めたいと思います。
5月24日(金) プロローグ 『日常となった異常事態』
5月25日(土) 第1話 『異世界の森の匂い』
5月26日(日) 第2話 『初めての攻撃魔法体験』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 10:20:00
4852文字
会話率:2%
転生悪役令息×BLゲーム×サイコホラー
絶望を重ね失意の底に落ちた長篠紫音は、死後、神の導きにより転生する。転生先は、亡くなった姉が原作を手掛けたBLゲームの悪役令息だった。
しかし、この世界は原作との異様な差異が生じていた。
それは、こ
の世界が一度、破滅を招く悪役令息によってすでに滅んでいるからだ。
先に転生していた姉・長篠美緒が神と手を取り合い、世界は滅亡の前に時を遡っている。
そのため、紫音が転生した悪役令息の設定も異常を来していた。
なぜか主人公(ヒロイン)がヤンデレ化し、悪役令息が攻略対象から溺愛される。
世界の歪みが、悪役令息の運命を徐々に狂わせていく。
さらに、原作にもゲームにも登場しない人物が何人も居た。
原作者として知識を持つ姉と、ベータ版をプレイした弟がタッグを組み、世界の破滅を回避する闘いが始まる。
*カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 10:00:00
53743文字
会話率:51%
日本国内で発生する超常的事象『事案』に対応する組織である『独立行政法人環境科学研究機構』に所属する千人塚博士とその研究室の面々が、様々な『事案』を研究していく物語です。
ー何処にも無いは、まさにそこにある
様々な都市伝説、怪談、超常現
象…それらは私達の日常のすぐ隣に隠れ住んでいます。
すれ違ったあの人は本当に人間ですか?
隣に住む住民は?
貴方が見ている景色はホンモノですか?
環境科学研究機構は日常に潜む超常・超科学的事物(我々はこれらを『事案』と呼んでいます)を研究し、適切な管理の下、対超常安全保障・平和利用・秘匿を行う独立行政法人です。
地政学的に『事案』の発生しやすい我々の祖国、日本…
更に近年の高度情報化社会社会の発展により、『事案』の発生件数は増加傾向にあります。
本冊子は、人々の日々の暮らしを護る最後の砦である 独立行政法人環境科学研究機構 に新たに加わった皆さんが、いち早く組織の一員として活躍する一助になるよう制作されました。
ーNowhere is Now,Here
【環境科学研究機構 新入職員のための手引きより】 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 15:00:00
724997文字
会話率:48%
千人塚研究室の面々は働いている。
取るに足らない『事案』もしっかりと調査しているのだ!
『千人塚博士の異常な日常』で描くまででも無い、普段の研究室の様子を描く短編集
最終更新:2023-01-15 17:00:00
107171文字
会話率:49%
2020年、3月。
この日、東京が消失した。
原因は未だわかっておらず、世界は混乱に包まれたままだった。
東京に住んでいたものたちは消息を絶ち、消失した都市部を中心に、何十キロにも及ぶ巨大な“クレーター”が出現していた。
消失し
たエリアに侵入することは、現在の科学では不可能だった。
そこは事象の境界面と言われ、異常な重力が働いている未知の領域だと、学会により発表されていた。
人々は、そこにあったものは全て、跡形もなく消えてしまったものだと思っていた。
そこに住んでいた人たちはもちろん、東京という街そのものが、完全に消失してしまったのだと。
東京都豊島区巣鴨一丁目のアパートに暮らしていた男子高校生、灰原ハジメは、世界から東京が消失してしまったことに気づいてはいなかった。
消失したはずの都市部では、人々は普段と変わらない生活を送っていた。
何も変わってはいなかった。
グラウンドに寝そべる午後の木陰も、街を行き交う電車の音も。
——空から、「月」が消えていることを除いては。
子供の頃、隣の家に住んでいた幼馴染が、なんの連絡もなく突然彼のアパートを訪れる。
幼馴染の名前は、伊藤詩織といった。
彼女とは長い間会っていなかった。
…会えるはずもなかった。
なぜなら彼女は、小学生の時に行方不明になっていたからだ。
もうすでに8年もの時が流れていた。
この世界にはもういない。
とっくに死んでいるんじゃないか?と、周りの人たちは囁いていた。
「私とキスしてくれる?」
唐突なその言葉に、彼の頭は凍りつく。
…お前、誰だ?
顔も声も、目の色も、あの“詩織”で間違いなかった。
ただ、何かが違っていた。
突然押し倒され、無理やり唇を奪われる最中、彼は彼女の胸から、心臓の音が消えていることに気づく。
これは、世界の終わりと始まりを紡ぐ、失われた記憶の中にある物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 11:47:15
225文字
会話率:0%
古来より妖怪や悪魔と呼ばれ、人々の生活を脅かす妖魔族の“ドラゴニュート“を退治してきた非国家団体組織・WR(ワールド・ランディング)社の職員である桜間透子は、幼い頃から死者の魂に干渉することができる異常体質者の1人だった。
彼女はある日
、街中の古びた電話ボックスから、異様な瘴気が立ち上がっている現場を目撃する。
異世界へと繋がる“回線”。
記憶にはない日常のシーン。
天神町で暗躍するA級妖魔の「ユラマキキ(夢魔)」が、彼女の通っていた緑間高校の生徒にまで、魔の手を伸ばす。
町の人の“夢”を媒介としてその勢力を広げようとしている中、透子はシャーマン(対魔師)としての素質に突如目覚めた。
これは、彼女が“火剣使いの封魔”と呼ばれるまでのエリートとなった、——前日潭だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 19:16:29
8832文字
会話率:9%
とある男子高校生が教室で寝てふと目が覚めると少女となっていた。鬱蒼とした森が立ちこめていた。
森で強くなっていざ街へ出た時には異常な強さとそれに見合わぬ容姿からバカにされることもあったが徐々に慣れていく。いずれ最強をめざして突き進む。魔物と
して産まれた少女イリアが人とともに楽しく過ごしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 23:41:23
246150文字
会話率:54%
【ゴミ雑あらすじ】
精神破壊された主人公が、癒されて欲しいと思う自分勝手な周りの人たちの中で過ごしていくストーリー。
【あらすじ】
世界に突如現れた怪異、それに唯一対抗できる主人公アラカ。
しかし彼は実生活においてN◯Rや、異常
極まるイジメ、そして心無い誹謗中傷の中で孤立して、果てで精神が壊れてしまった。
そんな彼を政府は手厚く保護するが精神はもう治らず、対怪異能力も使えないほどに心が疲弊していた。
その上で政府は、アラカに自由に過ごさせること、
可能な限り要望に応えてあげよう、という方針————つまり、もう戦わなくていいと言ったのだ。
そしてアラカは、アラカ自身の要望で『過去に自分を痛め付けてきた環境』を向き合うべく故郷へ帰ってきた。
短編から来て下さった方へ。
新しい部分は4話からになります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 08:05:35
411889文字
会話率:42%
【ゴミ雑あらすじ】
精神破壊された主人公が、癒されて欲しいと思う自分勝手な周りの人たちの中で過ごしていくストーリー。
【あらすじ】
世界に突如現れた怪異、それに唯一対抗できる主人公アラカ。
しかし彼は実生活においてN◯Rや、異常極
まるイジメ、そして心無い誹謗中傷の中で孤立して、果てで精神が壊れてしまった。
そんな彼を政府は手厚く保護するが精神はもう治らず、対怪異能力も使えないほどに心が疲弊していた。
その上で政府は、アラカに自由に過ごさせること、
可能な限り要望に応えてあげよう、という方針————つまり、もう戦わなくていいと言ったのだ。
そしてアラカは、アラカ自身の要望で『過去に自分を痛め付けてきた環境』を向き合うべく故郷へ帰ってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 21:03:35
12613文字
会話率:36%
ブラック企業の非正規で万年働く哀れな貧困層のアイ氏。
ブラック企業を辞たいと願い、宝くじ高額当選を夢見ていた。
そんなアイ氏が高額当選をする為にやった開運法は風水である。
風水では玄関に植物を飾るのが金運にも良いとされていた。
アイ
氏は開運の為に玄関に飾る植物を探していた時、日本の伝統園芸、『おもと』に出会う。
だが、それは『おもと』栽培の悪戦苦闘の日々のはじまりだった……。
赤星病!害虫!葉焼け!根腐れ!異常気象!陶器の鉢が割れる!等の様々な苦難がアイ氏を襲う…。
だがそんな困難にも負けず、果ては宝くじ高額当選の為に、『おもと』を玄関に飾るという目的すらも、すっかり忘れて『伝統園芸の世界』夢中になっていくのだった…。
◇◇◇
*アイ氏*プロフィール*
*ブラック企業の非正規社員*
*コミ障、ヲタ脳、働く貧困層の三重苦を抱え、将来は確実に天涯孤独と生活苦になるが、それを宝くじ高額当選で解決したいと考える、残念な脳ミソの持ち主である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 21:00:00
50452文字
会話率:1%
※エピソード3にあたる「異界万象ーソトリシチ」の
かなり重大なネタバレを含みます。
異世界転生もの。
双子の兄弟がナトスとミノアが主人公で、
冒険者学園に通うところからスタートします。
「普通」に憧れる兄弟は、
平均である事を重要視して
いた。
「普通」に卒業し、
「普通」に冒険者となり、
「普通」に年を取り、
「普通」に死んでゆく・・・
彼らの「希少で特別、異常」な力は、
「普通」の人生を許してはくれそうになかった・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 20:40:11
73801文字
会話率:49%
※※※本作品は心の弱い方は避けたほうがいいです※※※
※※※覚悟のある方だけ自己責任でお読みください※※※
「彼氏役をお願いできないかな?」
生まれた時からお隣さんな幼馴染、『唯』に片思いする『健司』。
今年の夏こそはと意気込む健
司であったが、ある日、唯から〝彼氏役〟をして欲しいと依頼される。
降って湧いたチャンスに舞い上がる健司であったが、それは苦悩と歪みの始まりであった。
その依頼を幼馴染にさせたのは、健司の知らぬ唯の〝カレ〟その人。
NTR性癖ある唯の〝カレ〟は、健司をダシにネトラレのスリルを愉しむというのである。
静かな怒りと深い苦悩の中、健司はそれを渋々承諾する。
他の誰かが〝彼氏役〟にならぬように。これ以上、唯が遠ざからぬように。
そんな健司に唯が【ルール】をささやく。
「キスはダメ。セックスも、ダメ。でもそれ以外は、『全部』……いいよ」
恋慕と肉欲の狭間を揺れ動きながら、健司は唯と〝カレ〟の歪んだ関係にからめとられていく。
彼が行きつく先は絶望か、それとも──?
※コミケ・文フリで頒布していた作品のweb改稿版となります。
※なろうさんへの投稿に際して、表現を全年齢仕様に調整しております。
※R18版(√B~√E)に関しては、ノクタも含め投稿の予定はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 12:56:37
53483文字
会話率:41%
20XX年。アイクと呼ばれる侵略者は地球のあらゆる大陸を占領し、地球の生物を改造して人類を地球上から絶滅させようとした。正規軍は壊滅し、市民と一部の軍人はハワイ諸島に立て籠った。そしてレジスタンスを結成。抵抗を続けた。地球レジスタンス連合第
44分隊、通称(生物班)は人類最後の反撃の要であり、抵抗の旗印として少年少女達への(異常能力開花シーケンス)という手術の適合者達に付けられる通称である。そんな彼らの日常である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 19:22:33
417102文字
会話率:70%
満月の浮かぶ静かな夜。久遠かなたは音を聞いた。普段の生活からは聞きなれない不思議な音だった。よしておけば、いいのに。僕はその音が気になった。
ふらふらと導かれるように公園の中に入るとそこには――――
――刀を持った女の子とそれと戦う小さな女
の子の姿が。
刀を持った女の子は僕を見て、逃げ。小さな女の子は自らを“吸血鬼”と名乗る。
彼女曰く、彼女は記憶がなくて。けれどもとても優しく、とても強い。……だけど子供。
僕の危機を救うため、彼女は僕の血を吸い、力を振るう。
それは“本物”の“吸血鬼”の力だった。
そして、僕もまた“本物”の“吸血鬼”へと――。
吸血鬼になってからかなたの毎日は変わった。
変態シスター。ヤンデレクラスメイト。天然吸血鬼。
色んな異常に振り回されながら、日常を生きる学園ラブ・コメディー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 08:03:21
809121文字
会話率:31%
王国と長年に渡って対立する連邦、成り立ち故に多種族で構成されたその国で、国防軍に所属する若き亜人、ラーネン大尉に指令が下される。彼女に託された任務は、"転生者"の疑いがかけられた軍人の身辺調査…しかし、その将軍はどう見
ても人間には見えなかった。
彼の副官として調査を続ける大尉だったが、悪化する戦況とともに彼女の周囲で不可解な出来事が起こり始める―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 00:25:26
37259文字
会話率:34%
冒険者と言う職業がある。
遺跡や墳墓を調査し、あるいは依頼に従って魔物と戦い日々の糧を得る、そんな職業だ。
灰色の猟犬(グレイハウンド)と言う6人パーティーで戦士役を務めていたペインは、最近の自分の異常な技の切れを自分でも不思議に思い。仲間
の勧めで鑑定を受ける。
鑑定結果、元々戦士だったペインの職業は『勇者』に変わっていた。おとぎ話の中でしか聞いた事のない職業に、最初は浮かれていたペインだが、大聖堂の実力者、司教ザッハール・ニルスに利用され、近年魔族の中に現れたという『魔王』を倒す為に利用されていく・・・
「放浪の元勇者、ペイン・ブラッド」の若い頃を描く前日譚。もちろん前作を読んでいなくても単品で楽しめます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 00:00:00
49488文字
会話率:28%
産まれながらにして、最弱のレッテルを貼られた主人公アイト。冒険者に憧れるが、スキル『魔獣魔物弱点S』によって防具も関係なしに低級モンスターにもやられてしまう。そんな状況に絶望したアイトは冒険者を諦めて別の道に進むことを決心した。
新たな
道へのスタートラインの女神スキル授与式でアイトは声高く叫びを上げる。
「がっぎゃあぐじてぐだじゃい!」
そうして涙ながらに叫んだ言葉はあまりにも聞き取りずらく、案の定女神「カッコ良く」を「硬く」に聞き間違えられてしまった。そして、与えられたスキルは一度も聞いたことがない『剛健』に。その内容は……
『剛健』 レベル1 体の外側から1ミリが硬くなる。
次のレベルまで 被ダメージ500
ただただ不運で、身体が硬いだけのアイトの魔王討伐の旅が始まる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 21:00:00
1539331文字
会話率:51%
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリ
アは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
大はしゃぎで、マリアは王国を出て行った。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という願いを叶えるべく、自らも冒険者になる。
チート級の力を使い、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
※他の投稿サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:02:13
52972文字
会話率:28%
レイはずっと心焦がれる夢を探していた。すると、どうしてだろう……気づけばニートになっていた!
“スキル”と呼ばれる先天能力が人の価値を決める能力至上主義の世界で、レイは他者に「一生に一度だけ願いを押し付けられる」と言うふざけたスキルを持
っていた。およそ願いに制限はなし。お金持ちになりたい?人気者になりたい?スキルを使えば一瞬です。受験勉強なんて必要なし。就活も即内定。横恋慕だって強制純愛です。
でも、それは全部スキルのおかげ。自分自身のことをちゃんと見てくれる人はいない。同じスキルの人がいたら、替えが効いてしまう。……それってなんだか寂しくない?
レイは人生をスキルに頼ることに疑問を覚えてからと言うもの、自身のスキルを”幸運”と偽り、他人の願いを叶えるためだけに使ってきた。
そんな彼の前に、ある日真っ白の天使が舞い降りてくる。
「来ないで」
マシロと名乗る少女の首元には、奴隷として扱われていた痕跡があった。靴も履いておらず、衣服もボロ布一枚だけ。けれど、世界を恨む様な昏い目をしながらも、好奇心に輝く宝石の様な彼女の瞳に、レイの心は初めて踊りだす。
――この子を幸せにしたい!
そんな想いにスキルが暴発してしまうけれど、何故だかマシロには効果なし?……って言うか、奴隷なのに何その尊大な態度!それに、その異常なスキルたちはどう言うこと!?
本来は一人につき一つだけ与えられるはずのスキル。それを六つも有する少女に戸惑いながらも、自信と夢を失ったダメ人間は、心に灯った感情の正体を知るためにマシロの逃亡生活を勝手に旅と変える。
途中で出逢った狼の魔人と大鷲の家族をお供に、問題児たちはスローペースで各地を漫遊。たまに伝説の魔獣に襲われたり、学者のモルモットにされかけたり、王国に指名手配されたりなんかするけれど、そんなことはお構いなし。レイは人の願いを叶えながら、自身の譲れないものを探し続ける。
そんな自分のことはダメダメだけど、他人のこととなると人一倍優しいレイは、無意識のうちに本能のままに生きてきた魔人や、致死スキルを持つ女の子たちを籠絡して、人知れず世界を救う!
……いいえ、そんなのは結果論です。彼らには関係ありません!
これは優柔不断で節操無しの男が女の子たちに外堀を埋められていき、人生に永久就職を強いられるまでの異世界ハーレムラブコメディ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 17:00:00
114620文字
会話率:55%
初投稿です。
校内に書店のある高校が舞台の恋愛ものです。
店は「書店部」と呼ばれるクラブが運営を一任されており、そこの店長となった主人公「瀬名悠里(せな ゆうり)」と部員達の奮闘を描いています。
特に、瀬名とヒロインとの異常な関係を主軸
として展開していきます。
ありふれた書店の日常を隠れ蓑に、主人公と約一名の黒々とした関係を描ければと(笑)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 15:22:47
350338文字
会話率:37%
男女比が著しく偏った世界。 そんな世界に救いが降り立つ‼︎ 行け‼︎ 男性王国日本国‼︎ 異世界の人類を絶滅の危機から救うのだ‼︎ (注意:中身は少し違います)
最終更新:2024-05-18 13:30:00
104915文字
会話率:56%
ある日、ある男が精神科医のもとにやってきた。
いや、追いやられたと言うべきか。どうもたらい回しにされているらしいその男のレポートを見て、医者はううむと唸った。
男は自分が誰で、どこにいたのか何をしていたのかも覚えていなかった。つまりは
記憶喪失のようだが、その原因がまったくわからないのだ。
ボロボロの服を着て、フラフラと歩いていたところを保護されたが、本人が口にした情報は「眠っていたような気がする」とだけ。拉致され薬物を打たれて、記憶以外にも財産など奪われたのでは……と犯罪の匂いがしたが、一通りの検査を済ませた結果異常は見つからず、健康体そのもの。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-18 11:00:00
1594文字
会話率:75%
引っ越した後で『あれ?』と思ったり不満な点が見つかるのはよくあること。それは仕方がないと割り切れる。……だが、この町は異常すぎると彼は思っていた。
「ありがとう」
「おお、ありがとう!」
「ありがとぉ」
「ありがとー!」
「ありがとねぇ
」
この町には『ありがとう』が溢れている。それは良いことのように聞こえるが実際は少し、いや、かなり違った。
「あら、ありがとぉ。お兄さん。はい、手伝ってちょうだいねぇ」
「あ、いや、いいんですよ……」
この町は『ありがとう』で善行を強要してくるのだ。
スーパーの前を通り過ぎようとした彼。ちょうどその時、目と鼻の先で中年の女性が停めてあった自転車をドミノ倒しにしてしまった。
あーあと思う彼。瞬間、その女性と目と目が合った。すると女性はニコッと笑い、彼に向かって「ありがとぉ」と言ったのだ。
それはもちろん、『元に戻すの手伝ってくれるのね。ありがとう』の意味。彼もそれが分かっていた。が、別に『手伝いますよ』と声をかけなければ、駆け寄ろうとも手を伸ばすことすらしていない。
なのに目が合っただけで、だ。彼は自分のことを善人だと思っていないが悪人だとも思ってない。なので無視するのはばつが悪い。駆け寄り、『手伝ってほしいと言われれば手伝ったのになぁ』と彼は釈然としない気持ちのまま自転車を元に戻すのを手伝った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 11:00:00
3180文字
会話率:69%
目を開けると窓の外に田園風景が広がっていた。
どのくらいの間眠り、どこまで来たのだろうか。
・・・・・・なんて気にしなくていいのが電車での気ままな長距離旅のいいところだ。
両腕を伸ばし、大きなあくびを一つ・・・・・・したいところだったのだが
目の前に人がいては躊躇する。
と言っても子供だが。
私を見てニヤニヤしている。
典型的な悪ガキって顔だ。
眠っている間に何か悪戯されてやしないか?
口の中に虫でも放り込まれていないか?
舌で捜索。うむ、異常なし。
さて、それでどこの子だ?
四人掛けのボックス席から身を乗り出し
辺りを見渡すが、ガラガラの車内。
どうにもこの少年の親らしき人物は見当たらない。
他の車両から来たのだろうか。
母親と共に田舎の祖父母の家に向かっていたが
代わり映えのしない景色に飽きて、探検していたと言ったところか。
しかし、まさかこの後、祖父母の家で奇妙な体験をするとはこの時
この少年は夢にも思っていないのである。
その奇妙な体験とは・・・・・・
「ねえ、お話を聞かせてあげようか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 11:00:00
3207文字
会話率:21%