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「エリザベス・スコット・オースティン! 貴殿との婚約を関係を今この時をもって破棄するッ!!」
と若い青年は声高らかに宣言した。
その声に誘引され夜灯りに集まる蝶の様に、学園の生徒
達が何事かとゾロゾロと集まり始めた。
「……今まで婚約関係を結んでいたことが恥ずかしいぐらいだ……」
香水の酷いぐらい甘ったるい香りを振りまいて、目の前で居丈高にそう宣った“元”婚約者のサザーランド王国第一王子。ベン・アーサー・クラークは、きっぱりと言い切った。
ベン王子は、王立学園の中庭の茶会などを楽しむ女子達の憩いの空間には、やや不釣り合いな同年代の男性が10人ほど、率いて押しかけてきていた。
私は何もやましい事はないのだからと自分に言い聞かせ。動揺した態度を見せないように心掛けて、勉強会のために入れていた熱い紅茶を口に含む構内を湿らせた。
周りの取り巻きを見ても誰一人として動、揺している者はいない事からも、相手をする王子たちにとっては、当たり前の要求を突き付けてくる腹積りなのだろう……。
そしてベン王子の傍らには、不釣り合いな妹のヘファイスティアが、その背に隠れるように佇んでいて、私のことをジッと睨み付けて来た。
「そうですか……一応理由をお聞かせいただいても? 国家間の問題ですから私の立場では、今この場でお返事をお返しする事は出来ません。今日の所はお引き取り頂いてもよろしいでしょうか?」
理由を聞いたのは実の子でないのに、私を憐れみ、どこに嫁出しても恥ずかしくないようにと、王族として恥ずかしくないように育ててくれた。伯母に報告するための事であった。
そして今ならまだ悪い冗談と言う事に出来るので、本国から連れて来たお友達と相談して冷静になってください、との二つの意味を込めて返事をした。
ベン王子には私の意図は全く通じなかったようだ。それも当然と言っていいだろう……先程王子の背中に何故か隠れている。義母の実の娘である第二王女ヘファイスティアの方を、見ても全く動じて居ないのであの娘は既に知っていたのであろう。
まあ、理由は隣にいる妹だという事ぐらいは容易に想像がつきますが……
はァ……ホントに馬鹿な娘……義母様ごめんなさい……できる限りの事はするわ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 00:00:00
5849文字
会話率:58%
現代社会の影に隠れるように存在する、異能の力である魔術。
魔術を扱う者は己の力を隠しながら社会を生きることが半ば義務づけられている。しかし時として欲望のままにその力を振りまき、事件を起こす存在もまたいる。故に、力をもってそれを制する存在もま
たいる。
これは魔術を操る者たちの間に引き起こされる戦いの物語。
その様な中、彼ら彼女らは何を見て、得て、そして失い、何を見つけるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 23:03:22
71774文字
会話率:38%
王国の隠されたる罪。
魔との戦いに身を捧げた青年は、偽証によって陥れられ、地下牢に幽閉される。
それから月日は流れ、そこに知りたがりの姫君がたどりついた。
【他サイトにも公開あり】
最終更新:2022-01-11 19:35:03
8000文字
会話率:22%
もしかしたら転生?それとも入れ替わり?とにかくわからないけど、異世界で暮らすことになった。
この国の事はわからないけど、相棒の幽霊が少しずつ教えてくれる。しかし、彼女は、少しズレていた。
まったくかみ合わない彼女が言うには、「あなたの攻略
対象は、彼、王太子よ。」
地方に隠れる様に暮らしている女の子が、どうやって、王太子と出会うの?
それに、あの王太子、婚約者がいるのに・・・??ありえない!!
転生された国に簡単に溶け込む事は、非常に難しい・・・。でも、彼女がいてくれたから・・わたし・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 08:00:00
224854文字
会話率:71%
俺と相思相愛な超絶美少女、凛が男子校である俺の高校にこっそり来てしまった!
これは隠れるしかない!
最終更新:2021-12-14 23:57:14
1000文字
会話率:21%
魔女は1人で旅をします。
今日は、雲に隠れる、空に浮かぶ島に。
そこには、1人の大きな機械の人がいました。
魔女は、彼といろいろな話をします。
魔女旅シリーズ4作目。
「世界の終わりに咲いた花の名を探す」を読んでからお読みいただく
と、より物語を楽しめると思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 22:07:20
5568文字
会話率:36%
その国では夜空から蛇座が消える3ヶ月間の間、オフェウクスの儀と呼ばれる儀式が行われる。婚姻を約束した男女が同じ家で過ごし、互いの気持ちを確かめ合う古い風習だ。
公爵令嬢ディシル・オトもまた、今年からオーズ王子とオフェウクスの儀に入る予定だ
った。
だが不幸が重なり、2人の婚約は破談となることになった。さらには従姉妹に婚約者の座を奪われ、ディシルは深く傷ついた。
そんな折、ディシルにフロド・ヴィトニルソン侯爵との縁談話が浮上する。通称は氷のフロド。彼には女嫌いの男色家で拷問好きという、恐ろしい噂があった。
やがて蛇座が隠れると、ディシルは婚約者としてフロド侯爵の屋敷に滞在することになる。人一倍に臆病なディシルにとって、その滞在は大きな試練だった。
「あそこに白い塔があるだろう。あそこには絶対に近付くな」
「ぇ……」
その男、氷のフロドは笑顔を知らない。毎日を屋敷ではなく白亜の塔にこもって過ごし、愛らしい小姓と共に、何かの秘密を抱えて生きている。
果たしてディシルは、男色家でサディストと悪名高い男の屋敷で、3ヶ月も無事でいられるのだろうか。
※約3.5万字の中編。毎日投稿で半月以内に完結します。ホラーではありません。(念のため)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 00:10:40
33293文字
会話率:59%
侯爵家次女レスティアは、幼いころから親元を離れ領地の別邸で隠れるように生きていた。
理由は彼女の心を蝕む「奇病」のせいだった。
レスティアは奇病を患っていることを隠すために別邸の中でだけ生きていた。
そこへ、婚約者となる少年が連れてこられ
る。
8歳のレスティアは数回会ったで決められた結婚、出る事の許されない別邸での生活も割と受け入れていた。
将来は「普通」の生活を夢見ながらも、半分は諦めていた。
そして迎えた13歳。両親から王都の学校へ通うように指示される。
戸惑いながらも、もしかした「普通」が手に入るのではないかと期待した。
そして、「普通」を擬態するだけの奇病持ちの自分に幼いころからつき合わされた気の毒な婚約者を開放してあげたいと考える。
_________________
ファンタジーラブコメのつもりです。
現実に使われている言葉もありますが、ファンタジー設定に勝手に当てはめているところもありますので、ここではこう使われているだけ、とおおらかな気持ちで見逃してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 16:00:00
88243文字
会話率:27%
ーーーー後悔しているウソはありませんか?
ウソには様々な理由がある。優しいウソ 悲しいウソ 見せかけのウソ 悪いウソ そういったウソに隠れる本当の意味。
ウソによって後悔しているの元に現れる不思議な建物。
その建物ではウソをなかったもの
にしてくれる。
ウソをついた事による後悔をせずに生きていく為には……
ーーーーそんな皆さんをお助け致します。
「カクヨム」様、「エブリスタ」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 10:02:59
133429文字
会話率:44%
自殺した「私」は心霊スポットで地縛霊になって余生的なものを過ごしていた。
度々訪れる肝試しをしにくるパリピや心霊スポット配信者を脅かして安住の地を守っていたけど、ある日、テレビの心霊特番で最強の霊界アベンジャーズが私を除霊しにやってくる。
霊媒師、僧侶、悪魔祓い師、霊専門の科学者。
生者を脅かすことしか出来ない私は霊界アベンジャーズから逃げて隠れることしか出来ない。
森の木々や廃屋の壁を通り抜け、土へ潜り地下100メートルへ隠れたり夜空へ飛んで宇宙まで逃げるも、すぐ霊界アベンジャーズに見つかっちゃう。
こんな隠れんぼってあり?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 20:00:00
7124文字
会話率:21%
学園の卒業パーティで、第三王子とその側近候補達から、いわれのない罪に問われ婚約破棄を言い渡された令嬢達。王子たちの後ろには、今年編入してきた男爵令嬢が隠れるようにしているが、よく見るとニヤニヤと笑みを浮かべていていて……
テンプレにもほどが
ある設定の、婚約破棄ものです。
初投稿です。短いので、よろしければ時間つぶしの一つとしてお読みいただけたら、うれしい限り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 06:00:00
2719文字
会話率:38%
クラスメイトの花宮が行方不明になった。
幼馴染曰く、今現在、全国で多発する行方不明事件に巻き込まれたらしい。
殴り書きのメモ、胡散臭い自称後輩、全員が鬼で全員が隠れる、超常現象が巻き起こるかくれんぼ。
※注意※
多少の残酷な描写を含みます。
スプラッタや出血シーンはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 17:27:08
18393文字
会話率:59%
※夏ホラー2021 参加作品です!
あの日。
いつものように、夕方まで友達と遊んで帰る、一日が過ぎるだけだと思っていた。
お母さんはいった
「とことんまで隠れるんだよ」と
お兄ちゃんはいった
「日が暮れたら、かくれんぼやめろよ。危ない
からな」と
お父さんはいった
「今日も帰りが遅くなる」と
そして私はいった
「ごめんね。言いつけ、守れなくて」と折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 00:00:00
13719文字
会話率:13%
とある三人が、各々感じていた違和感の正体を突き止めるために奔走するお話。それはとてもかわいそうなこのお話。見つけてもらえなかった、ずっと待っていたのに。僕が帰ったんじゃない、君たちが僕が見つからなくて飽きて帰ったんだろう? あんまりにも寂し
かったわたしの前に現れたのは愛くるしい姿をした男の子、わたしはその子とずっと遊んでたんだ。あなたたちもおいでよ。隠れるという言葉は××を意味するんだよ? あはは! みんなボクと一緒に遊ぼうよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 12:00:00
27159文字
会話率:41%
おばあちゃんの新盆で、叔父叔母いとこたちが勢揃いした夏の日の記憶。僕はまだ小学生で、酔っ払いの大人たちと離れて、いとこたちと遊んでいた。
鬼ごっこにも飽きた僕らは、かくれんぼを始める。僕が隠れる場所を探していると、普段は閉め切った土蔵の扉が
開いている。
僕は好奇心で中へ入った……
夏のホラー2021、参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 17:00:00
6971文字
会話率:28%
普段は子供が少ないこんな田舎でもお盆の時期になると帰省に伴って子供も増える。
私はこの時期にしかできない遊び、かくれんぼをとても楽しみにしていた。
しかし私は隠れるのが下手ですぐに見つかってしまうのだ。
今度こそは絶対に見つからない場所に隠
れるんだ…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 16:34:49
3278文字
会話率:38%
夏のホラー2021参加作品です。よろしくお願いします。
最終更新:2021-08-11 00:30:55
1100文字
会話率:12%
甘やかされて育った小学5年生の西ヶ崎キララ。
父親が経営する会社の工場の敷地内でかくれんぼをするのが大好きな少しワガママな女の子である。
今日も本当は近づいてはいけないと言われていた建物の影に隠れると、そこには白骨死体があった。
白骨
死体はなんと喋れるらしく、キララに話しかけてくる。
「ねぇ、もうすぐ私は白骨死体じゃなくなるの。あなたの話を聞かせて」
キララは白骨死体にハクちゃんと名付け、学校や家族や友達の話を話す。
ハクちゃんはそれをとても嬉しそうに、楽しそうに聞いてくれた。
「ねぇ、最後に握手しよう」
ハクちゃんはこれが最後だと、キララに握手を求めた。
白骨死体と小学生女児の友情物語。
のようなホラーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-03 02:20:29
10764文字
会話率:42%
夏のホラー2021参加作品。
ピンポーン♪くうくうと寝ていたので、先にご飯をたべて、よごれたおくちをふいていると、おきゃくさんがきました。
オマエ、カクレンボ、シッテルカ?
かくれんぼ。鬼役が数を数える間に、隠れる遊び。それに巻き込ま
れた人たち。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 16:15:32
3194文字
会話率:20%
夏のホラー2021参加作品
かくれんぼが大嫌いになったのは夏休み、私が小学生の時。
ひんやりとした奥の部屋に向かった。ペタペタと裸足で歩き、ミシリ。時折、軋む廊下を急いで進んだ。
「……つぅ、ここのぉつ、とお。もういいかい?」
「
まあ、だだよ」
カランと広い家の中で、かくれんぼ。母親の明るい鬼の声。繰り返すやり取り。隠れる場所を探し回った。
置いてけぼりを食らった、かくれんぼなんか大嫌い。そんな彼女は、因習深い集落で運命の相手と出逢う。引っ越しの日に、皆で遊んだかくれんぼ。その最中、迎えに行くよと言っていた彼、来なかった彼、
呼び出す事にした彼女。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-24 11:26:15
8817文字
会話率:23%
木枯らし吹けば、きみが近づく、全てを白に、透明に凍てつかせる、きみが近づく
最終更新:2018-10-29 10:09:58
1353文字
会話率:0%
かくれんぼの遊び方は1つじゃない。
だけど隠れる場所を見誤ると、戻れなくなる・・・かも?
最終更新:2021-08-01 09:33:27
3282文字
会話率:45%