目が覚めると、体育館のような広い部屋に閉じ込められていた主人公コウキ。その空間には自分の他にも何十人と集められているようだが、なぜか男は自分だけ。それ以外は全員若い女性だった。
そしてその理由は、唯一の出入口らしき扉に書かれてある文章により
、戦慄と共に解明する。
『セックスしないと出られない部屋』
最高かよ!?と半分ニヤけながら思った自分を、次の瞬間には呪い殺したくなる。
なぜならそんな大見出しには、下記の恐ろしいルールがあったからだ。
『・なお、出られるのは最初にセックスした二名のみである』
『・最初ににセックスした二名以外の者は死ぬ』
最高どころじゃない。
ここは絶望のデスゲーム会場だった。
最初は俺のことをケダモノであるかのように糾弾する女性陣。ルールの熟知と共に、次第に狼狽し、焦燥の果てに、俺に無理やりセックスを迫りくる。だが抜け駆けしようものなら、他の女性たちは暴力でもって制裁する……。最終的には殴り勝った者がセックスをする権利があると言わんばかりの大乱闘が始まった。
……地獄絵図だ。
そんな彼女らを止めようとした俺にまで拳を振り上げるものだから……。
俺は、その時ばかり鬼となった。
つまるところ、暴力は、暴力でしか解決し得ないということ……。
暴力という手段を用いたならば、女が男に勝てる道理はない。辛い選択だが、皆に冷静になってもらうには、それしかなかった。
空手でインターハイに出場したなんて子もいたが、あくまでそれは女性の中で強かったというだけ。彼女は俺みたいな運動なんてしたことないような男にすら勝てない現実に、打ちのめされていた。
幸か不幸か、ルールに制限時間は設けられていない。地下倉庫には豊富な食料も調理場もあり、当分は全員でここでの生活を続けても生きていけるようではあった。
他の解決策があるかもしれない。誰かが助けに来てくれるかもしれない。
そんな希望を胸に、40人の共同生活が始まった。
――かに思えた。
絶望は、容赦なく襲い掛かる。
『ゲームの時間です。みなさん、心の準備は良いですか? ――ただいまより、殺し合いをしてもらいます』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 17:10:15
66731文字
会話率:28%
学問の神、天神こと菅原道真公。
元は人間で、様々な逸話を持ち……京都や九州に祀られている社がある存在だが。
ひょんなことから、神であるのに異世界へ転生してしまった!?
しかも、人間ではなく……世界樹の精霊に!?
さらに、転生は自分だ
けでなく社の一角にあった梅の木も!
転生を仕掛けたのは、やはり異世界の神。世界樹の存続に必要な『石』の回収をして欲しいとの願いだった。それ以外は好きに過ごしていいとのこと。
であれば……と、道真と梅は名を変えて、異世界でのスローライフを目指すことにした!!
使命は忘れずに。けど、ドッキドキわくわくの異世界スローライフを目指す天神様だった道真公の生活がスタートとなる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 18:00:15
90394文字
会話率:34%
20XX年、最強のクイズ王と言われた「高田新」はトラックに轢かれ
生存率1%の異世界に転生することになった。
机上の知識だけは詰め込んできたが、それ以外はからきしな彼が
過酷な異世界で無双できるのか?
これは彼が、異世界で本懐を遂げるま
でのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 23:00:00
6040文字
会話率:34%
神の恵みという不思議な力が宿るルパ王族の中で、運命の相手を見ることができる力を持つオーレリアは役立たずの力だと罵られ周囲からいないもの扱いされていた。
ある時、姉の代わりに側妃として敵国の狒々爺と噂の皇帝の元へと嫁ぐことになるのだが、宮殿に
到着してみると皇帝は床に伏せっていて挙式ができる状態ではなかった。
すると皇帝代理を務めるトラヴィスから神の恵みの力を使って皇子たちの嫁探しをして欲しいと依頼されて……。
私はいつになったら結婚できるのでしょうか?
というか、当初の目的がすり替わってません!?
これは祖国で虐げられていた王女が幸せになるまでの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 08:46:02
25604文字
会話率:30%
【それは異常なことだと脳みそが警鐘を鳴らす。わたしは世界にとって異質な存在となった】
わたしの周囲ではよく人が消える。
だけどそれを認識しているのはわたしだけで、他の人たちにとっては、消えた人間は最初からいなかったものとなっていた。
人が
消えるなんて、ありえないこと。おかしいのはきっとわたしの脳みそだ。
自分の異常は自覚済み。だから必死で隠しながら、今日まで生きてきた。
時折不可解な消失が起こるけど、それ以外は平凡な毎日。
そんな日常で新たな異常事態が発生する。
今度は高校の入学式からずっと居たらしい、わたしの知らないクラスメイトがある日突然——増えた。
(※魔法のiらんどにて完結済みの作品です。文体や章の振り分けを修正しながら掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 09:05:56
182215文字
会話率:25%
「この人を知りませんか?」
見せられた写真は彼女そのものだった。
彼女の名前は水島ゆう。それ以外は何もかも知らない。ただ人探しという目的のみで集まった僕(宮本陸)を含めた5人で何が行われるのか。繊細な伏線と単調に繰り広げられる日常が入り組
んだ物語である。そのある人物が見つかった時、僕達は全ての真相を知ることになる。一体何者なのか。彼女にとっての何者なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 21:53:11
1391文字
会話率:38%
まず初めに、この作品は僕の初めてのものです。
面白くなるよう頑張らせていただきますが、温かい目で見ていただけると幸いです。
設定などしっかり作りこんでいないので、おかしなところもあると思いますので、これ矛盾してね?と思っていやな気持になった
ら、読むのをやめていただいても結構です。できれば皆さんが楽しく読んでいただけると嬉しいです。(文章もくそですのでよろしくお願いします。)
元陰キャの柊秀斗は彼女持ちである。
それ以外は特に何もない普通の高校二年生。いつものように日常を過ごしていると、教室がまるで溶けたかのように崩れ、魔法陣が浮かぶ謎の現象に巻き込まれる。さらに、魔法陣の一部が崩れ、そこから発生した謎の吸引力に彼女である藤沢美鈴がまたまた謎な空間に引きずり込まれそうになる。近くにいた自分はぎりぎり彼女をかばうことができたが、代わりに自分が謎の空間に落ちてしまう。そんな彼はどうなってしまうのでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 17:28:18
43977文字
会話率:5%
ここは……どこだ……?
なにかとても痛いことがあったような……
少年は洞窟で目覚めた。
自分が高校生であったことは覚えているが、それ以外は記憶にない。
とりあえず少年は洞窟の外へ出てみると、そこは知らない世界。そして獣人の姿を見る。
まさか、ここは……異世界!?
少年はその世界を散策する。
ここは穏やかそうに見えるが、森で出会ったウサギは紫の禍々しいオーラを帯びていた。
鋭い牙で少年を襲ってくる。
おいおい、ウサギって、愛くるしい動物じゃないのか?
こんなもん、悪意しかないじゃないか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 19:19:49
154647文字
会話率:48%
小笠原天馬は幼い頃から父親に過酷な武術の修行を課せられていたが、それ以外は自由と青春に憧れ幼馴染の神代茉莉香に恋する普通の(?)高校生だった。
だがそんな日常はある日突然、理不尽に打ち砕かれた。
彼らが通う学校を襲う怪異によって無残に殺され
ていく級友達。阿鼻叫喚の地獄絵図の中、天馬は茉莉香を守る為に培ってきた武術を用い決死の覚悟で戦う。
そして明らかになる怪異の正体と真相。力及ばず茉莉香を助けられなかった天馬は、アメリカから来た謎の女性アリシアの誘いに乗って、茉莉香を助ける力を身につけるべく世界を巡る旅へと出発する。
中国、インド、ヨーロッパ、果てはアフリカ……
現代世界を巡る長い旅路の果てに少年が手にする物は――?
※この物語はフィクションです。登場する地名、団体名は架空であり、現実の物とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 19:17:28
683522文字
会話率:49%
主人公・矢吹達也は、普通の高校生だったが、ある日突然異世界に転生してしまった。そこは、剣と魔法の世界で、多種多様な種族が暮らすファンタジーの世界だった。
しかし、達也は転生した際に、自分の運動神経だけが異常に強化されてしまった。それ以外は
、普通の高校生としての知識や能力しか持ち合わせていない。達也は、自分の運動神経を生かし、この世界で生きていくことを決意する。
達也は、剣の扱い方や魔法の使い方を学びながら、各地のダンジョンに挑戦し、冒険者としてのスキルを磨いていく。その中で、彼は自分の運動神経を活かして、驚異的なスピードや反射神経を発揮し、周囲を驚かせる。
やがて、達也は、それまで見たこともないほどの速度で剣を振り、魔法を使いこなすことができるようになった。彼は、冒険者たちの中でも最速の存在となり、多くの人々から注目されるようになった。
しかし、達也は、自分の運動神経だけが強いということに苦悩する。自分自身を見つめ直し、努力し、他の能力も磨いていくことで、達也は真の最強冒険者として成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 22:23:01
1096文字
会話率:0%
「異世界ジャンルは地雷です!」
薄皮一枚の社会性しか持ち合わせず、【愛するヒト・モノ・コト】にしかやる気を出さない偏屈アニメオタク、本田 哀(34)そんな男がある日突然、異世界へ救世主として召喚されてしまった!
「死なせろー!アニメが
無い世界に用は無いぃーっ!!」
あらゆる推しが存在しない世界で、スキあらば死のうとする救世主・本田。
そこは神が国と共に在り、両者が肩を並べて国をつくる世界。本田が召喚されたのは神様が消えた国……【線の国】だった。
「居なくなった神様を連れ戻すには……救世主様しか出来ないんだよ!あの……クソ救世主にしかっ……!」
やる気の無い救世主。その救世主を何とかしたい異世界の住人達。
愛するモノに全力投球♡それ以外はハナクソピッピな男が思いがけず世界を救う?そのきっかけは……本田が働いていた職業からの閃きだった……?!
※今後の展開を考えて、R-15指定作品にしております。閲覧の際はご注意下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 19:00:00
37279文字
会話率:37%
上下さかさま現象とは:世界同時多発的に発生した集団幻覚。プライドの高い人間の見た目が上下さかさまに見えるという奇怪な現象。プライドが高い人間は他人を見下しているという偏見が流布していたことから、さかさまに見える人間は差別される傾向にあった。
さかさまに見える人間は「さかさま人間」、それ以外は「真人間」と一般的に呼称されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 20:51:01
2935文字
会話率:0%
白い平面の世界にユニアはいた。所々に植物が生えそれ以外は空も地面も白一色。革の登山服を着てピッケルを担いだ彼女は、理由もなくこの奇妙な世界の旅を続けていた。
最終更新:2023-02-16 21:33:03
1028文字
会話率:4%
産まれてから高校生までの実体験を綴りました。
自分の内に思いを隠したままだと、喉につっかえるような気分になる。
誰かに打ち明けたいけど、打ち明けれられるような人がいない。
だったら小説にして打ち明けよう。
そんな思いで記述しました。
私自
身、屑な考えをしていると思ってます。
でも、その考えは間違っていないとも思ってます。
同情してもらうために書いたのではなく、大人に対して憎しみを込めて、描きました。
何を伝えたいかは、文が変すぎてよく分からないかもしれませんが、それでも伝えたかったので、描きました。
高校生までの実際に経験した出来事を描いたので、是非読んでください!!
※一部フィクションですが、それ以外はノンフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 04:14:21
10444文字
会話率:0%
異世界に新しい体で転移した2人。
魔法や魔物、貴族ありの異世界。
お願いした物は叶ってるけど、サバイバルとか聞いてない!
とにかく日々生きるために2人で助け合って小説や漫画とかアニメみたいにチート人生目指します!
異世界ほのぼの?スタートで
す。15歳は保険です
更新はナマケモノごとくゆっくりです。乗りに乗ったら1週間1ページ以上書くけどそれ以外は月1レベル……私生活基本携帯触る時間少ないので更新遅めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 08:02:36
46836文字
会話率:64%
好きだから
幸せでいてほしい
好きだから
側にはいられない
ただ笑いあえればそれで良かった
ただ語り合えればそれで良かった
ただそれだけのことなのに
それがこんなに難しいなら
知らなければ良かったと思う
知ることができて良かったと思
う
こんな気持ちがあるなんて
こんな気持ちがあったなんて
知らなければ信じなかった
お話の中だけの世界
理想と夢と幻と
綺麗ばかりが詰まった世界
希望と愛と友情と
こんな気持ちがあるなんて
こんな気持ちがあったなんて
知らなければ良かったけれど
知ることができて良かったよ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 07:00:00
380文字
会話率:100%
大手ギルドでは大手になり人が増えた影響であって様々な人が働いている
その中でも迷惑な部類の連中を追い出すための部門に主人公が選ばれた
果たして彼はそんな連中にどう対処をするのだろうか
最終更新:2022-12-25 19:15:51
173117文字
会話率:54%
ある日、剣と魔法のファンタジー世界の神は異世界(地球)からの魂を神自ら設計した肉体に移してその世界に転生させた。
転生した少年はローブとガイドブックだけは持っていたが、それ以外は記憶すらも持っていなかった。
そして、ローブを纏う少年はガイド
ブックを手に歩き始める。
少年は何を見て、どのように生きていくのか。その答えは誰も知らない…
/
こういう作品を書くのは初めてなので色々矛盾とか起きるかもしれませんが温かい目でコメントしていただければ幸いです。
世界観設定的には、elonaリスペクトですが、二次創作レベルにまでならないよう気を付けます。
主人公はチート設定ではありますがある程度段階を踏んで強くしていきたいです。
更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 00:37:21
40033文字
会話率:28%
ツリ目に濃い化粧のキツめの経理部 決裁のタイムキーパー梅ちゃんこと梅小路 奏(うめこうじ かな)は軽い口調でフレンドリーな長身イケメンで仕事の企画はできるのにそれ以外はまるっきりダメな開発部のエース才川 裕二(さいかわ ゆうじ) の申請や決
済をお世話していた。
そんな二人の関係はとあるできごとからさらに親密になっていく。
食べるのが好きで自社製品を愛している男性不信気味な奏と仕事命で自分の開発した商品を溺愛する裕二のほのぼのオフィスラブストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 14:46:52
9845文字
会話率:39%
ある異世界の王が『世界樹の実』を手に入れた。
それを食べれば異世界の壁を自由に飛び越えられるようになり、時空さえも超えることが出来るという。また、使用者が敵と見なした相手を異世界に飛ばしてしまうことも出来るらしい。
下品な野望を語っている間
に、その実を皇子のペットが食べてしまった。
ペットは『世界樹の実』の能力を得て、異世界や時空を逃げ回る。
どんな異世界で、どんな物語を産むこととなるのだろうか?
※アンソロジー形式のリレー小説です。
順番
皇子のペット、もふモッフィーという種類の動物『ヒュンタ』さえ登場させればあとは各作者様の自由ということにしておりますので、お話によってはハイファンタジーに相当しないこともあるかと予想いたしますが、どうかご了承ください。
【ヒュンタの設定】
イラストは第一話目にて紹介します。
・種族名:もふモッフィー
・性別:♂
・鳴き声『ひゅん』『ヒュン』『ひゅう〜ん……』等
・性格:人懐っこい、怖がり、大人しい
・好物:樹の実
・能力:異世界と時空を越えて移動することが出来る、敵と見なした相手を異世界に飛ばしてしまうことが出来る、それ以外は普通の動物
※参加者様のポイント評価(星)は禁止とします。
感想、『いいね』は自由にしていいこととします。
キーワードは進めながら増えて行くことになると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 20:00:00
88608文字
会話率:49%