ある男、ギンジナには才能が無かった。
あらゆる者に蔑まれ、考えうる限りの罵りや嘲りを受け、絶望の渦の中で歪な人格を形成していった。
踏みつけられている時、ふと彼は思った。
「自分が皆と同じような事が出来たなら、認められるのだろうか。」
それはふとした思いつきに過ぎなかったが、それでも、ギンジナには諦められなかった。
数々の、神とさえ呼ばれる様な研究者が為しえなかった事象を可能にしようと言うのだ。
周囲から才能無しと烙印を押されたギンジナには無理だろうと自分でも思った程だ。
しかし、それからその生涯を閉じるまで、ギンジナは血の滲む努力を積み重ねた。
ついに完成するその日まで。
そして最期の時、世界はギンジナに最初で最後の慈悲を与えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-09 22:43:13
1628文字
会話率:13%
とあるパチンコ店のホールスタッフである佐久間大和はいつものように出勤し、いつものようにホールを回っていた。
いつものように入店してきたお客に挨拶をするのだが、その客はまるで自分に気付いていないようで、近くにいた別の客のもとへ...
これは平
凡なパチンコ店の店員が、バイオハザードに巻き込まれ、自作のスリングショットとパチンコ店に大量にあるパチンコ玉と景品のお菓子やらで生き残っていくよくわからない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 03:43:09
1273文字
会話率:32%
Orje(オリジェ)と申します。
長編小説となっております。ちなみに書き始めて2年ほど経っていますがまだ完結しません。少しずつ出していきます。
微・残酷描写ありです。
人類の発展は目覚しく、ついに考えうる便利さを突き詰めた。すると、人
々は全自動を嫌い始め、燃費の悪い機械を好むようになった。しかし一度突き詰めるところまでいったために、世界からは植物がほとんど消え失せており、あらゆる所が機械に覆われていた。
その裏で、魔術が密かに生きていた。優性遺伝子である、力を持つ者達は、隠れ住むことができなくなってからも消えることがなかった。それでも少数なためにおとぎ話の一つであり続けるよう過ごしている。
某国の軍の特殊医療班にたった1人所属する「医者」は、力を持つ者である。同士は互いに繋がりを感じることが出来るが、ただの人間だと思っていた軍人からある事件をきっかけに繋がりを感じるようになる。調べてみると過去最高と言われる魔力の持ち主の子供であることが判明した。このままだと力が暴走して世界を消し去りかねない。
医者でも世界を救えるか―――?
面倒事を嫌う医者が面倒事に巻き込まれていくドタバタストーリー
不定期に更新していく予定です。
質問、指摘、褒め言葉、何でも来いです。お願いします。
※恋愛要素が分かりづらいほどちょっぴりしかありません
※キャラブレでは?と感じるところが出てきますが、そういう性格の子です。二重人格ではありません。受け入れてください。
※タイトルは変更する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-24 00:48:46
4889文字
会話率:62%
【完結・全10話】
就活は祈りだ、私は祈る——。
就活ゾンビよ、今はただ安らかに眠れ……。
祈りの弾丸で撃ち抜かれた就活生は、就活ゾンビと化す。
救済(内定)を求めて煉獄を彷徨うゾンビたちの瞳の色は、闇より暗い。
「おん……し、ゃ……」
自己ピーアールの慟哭は、乾いた銃声で事切れる。
私は採用担当者。
与えられたのは、たった一枚の聖なる内定。
就活ゾンビを蘇らせる、ただ一つの希望。
しかし……。
私は、心を殺して引き金に指を掛ける。
我が社の暗黒業務に耐えうる人材など、どこにもいない。
いてはならないのだ……。
これは就活の物語。
私が彼女と出会う物語。
そこに救いはなく、非情な現実だけが横たわっていた——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-17 21:33:25
15860文字
会話率:39%
地表から緑が消えうせ海が厚い氷で覆われた星。一刻一刻と寒さの深まってゆく世界を旅する新人類の少女・フレイ。
暴風雪を避けてある街の廃墟に逃げこんだとき、彼女は旧い人類の生き残りに出逢う。――この星はまだ終わってなんかいない。
二人は反
発しあいながら互いの距離を埋めていく。
※このお話は「カクヨム」「pixiv文芸」様でも同内容のものを掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 19:42:52
12906文字
会話率:0%
西暦三千年、人は増加し続け、地球の資源を貪り続けた結果滅びの一途を辿っていた、そんな時日本の研究所が人間の生命力をエネルギーに変換する画期的な方法を発見した、失敗と成功を繰り返し遂に実用に耐えうるレベルまで発展した時には大地は枯れ果てていた
、このまま滅びを受けいるのはごめんだと一人、又一人と研究所の技術で自らの体を改造し、土地にエネルギーを分け与え滅びの危機から逃れた、このエネルギーの事を人々はいつしか魔力と呼び始めるようになっていた
また、豊かな生活が始まるんだと人々が希望を持ち始めたと同時に人々を片っ端から襲い始めるアル・ワハシュという敵対生物が日本中心にあらわれ混乱が起こる、アル・ワハシュは力が強く対抗出来る手段が疲弊しきった人類にはない為、日本を放棄し各地の荒れ果てた大地を魔力を使って自らの住みやすい土地へとかえていった
これはそれから千年少し時間が経過した地球の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 18:46:24
1258文字
会話率:36%
10万文字達成しました!有り難うございます!!
時は西暦2100年。日本国に在住留置しているササキとケリーは世界各地の内部紛争、テロリズムに終止符を打つために足を運ぶ。時に労働を強制されるかつての民主国、はたまたヒトではない人類に呑
み込まれた人民国。あらゆる国際状況が積み重なった世界で僕は苦渋の決断と行動を強いられる。ヒトと非人類。ヒトとヒトとの争い。一種類という単一カテゴリが決められないという事実を味わせる恍惚とした現実。そして永劫に続く戦争の真っ只中、僕達は「幸福」をどう見いだすのか?
「幸福」の意味と考えうる世界情勢を語ったSF長編小説。
近未来的端末を用いるなどでより身近に感じやすい話だと思います。
よかったら読んでくださったら嬉しいです。
そしてもう一度「幸せとは何であろうか?」と心の中で思い返してくだされば、私にはもう何も言い残すことはありません。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-12 00:23:35
100472文字
会話率:48%
数え唄とは一から十を歌い上げるものであり、各地様々の歌が有ります。この数え唄は誰の眼にとまり、誰に歌われましょうか。
最終更新:2017-12-09 14:43:28
206文字
会話率:0%
人々は己の行動を記録する。たとえどんな窮地であろうとも、自らの記憶を、過去の旅路を、考えうる行き先を。
最終更新:2017-10-26 04:28:10
588文字
会話率:0%
2031年アメリカと日本の企業がVRフルダイブ技術を完成させる。2045年フルダイブ技術を仕様したゲーム『インフィニット·ポッシビリティーズ』が世界中で同時に発売された。考えうる全ての事が自由自在、NPCは無く、全てがプレイヤーで賄われる世
界。誰かが言った「これはゲームの世界ではない、異世界だ」と、
そんな世界的に人気を博したゲーム『インフィニット·ポッシビリティーズ』が発売されて2年後、未だにクリアされていない中清水翠は夏休みが終わると同時に妹の遥花に強制的に『インフィニティ·ポッシビリティーズ』を買わされてしまう。「お兄ちゃん、ベッドの下にある肌色の薄い本をママに見せられたくなかったら観念してっ」「お、お前、まさか俺のお宝秘蔵集を!?」「お兄ちゃんはピンク色の長いニーソが――――」
これはゲーム経験ゼロの少年とその仲間達が死と隣り合わせで戦う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 16:04:54
10929文字
会話率:33%
秋田県は大仙市で行われる夏のイベント「大曲の花火」花火は儚く大輪の華を咲かせ消えうせる。五年前に起きた震災を目の当たりにした女子高生は生きる気力を失った。
時を消化する。ただそれだけの想いでしかなかった彼女は「大曲の花火」の日に出会った彼か
ら生きる希望を受け取った。一年に一度の再会、それは大輪華の下で病んだ心が希望に変わっていく出会いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-07 21:00:00
3414文字
会話率:11%
あたりまえの事、ただそれだけ。
最終更新:2017-09-02 00:00:00
365文字
会話率:9%
いつも通りの異世界転移もの。
都市ごと異世界に転移された俺こと大吉は早速『冒険部』を設立してこの異世界を骨の髄まで楽しもうと行動を始めた。
幼馴染である木花 咲耶《このは さくや》はどんなときでも優等生な長剣使い。
おっとり巨乳である星ノ空
織姫《ほしのそら おりひめ》は目を離すといつも後ろの方で熟睡しているヒーラーだ。
セクハラ姉さんこと|伊邪野 夏美《いざの なみ》は織姫の巨乳を今日も今日とてセクハラしまくりの格闘家!!
ちびゴスロリ厨二病患者である五柱 天《いつはしら てん》は眼帯を外すと魔眼という名の懐中電灯の光をぺかーと放射する能力を得た。
てな訳で俺たちはいつものように冒険者ギルドを訪れた訳だが
異世界転移、冒険者ギルド、テンプレオブテンプレ。
何も起きないはずがなく……
『冒険部』序列一位の座を奪われ逆恨みで襲ってきた大男を退けた大吉の前に銀髪の美少女魔道士が現れた。
「私はキャロル。レイスの里に所属する魔道士だ」
正当な手続きを経ないでギルド依頼書を『冒険部』に渡そうとしたキャロルは周囲から責められ孤立する。
誰からも相手にされずに強気の仮面が徐々に剥がれ落ちていき、しまいにはギルド依頼書を破かれてしまう。
バラバラになった依頼書を抱えうずくまり泣いている少女に更に追い打ちが加えられる―――
キャロルの依頼は大吉率いる『冒険部』が引き受けることになった。「うわぁぁあああんッッッ!!!!!!」泣きながら大吉の胸の中に飛び込んでくる魔道士の少女。
『冒険部』の一行と魔道士の少女キャロルは急ぎレイスの里に向かう。
うっそうと茂る森の中を進む一行。
突如、夏美が悲鳴を上げてうずくまる――モンスターの襲撃か?
大吉が素早く夏美に駆け寄り、怪しい気配を漂わせている茂みに向かう―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 14:18:42
17191文字
会話率:24%
ここは機泣学園。
住宅街の中心にある丘、泣ヶ丘の上に立地した歴史ある私立中高一貫校である。
そんな機泣高校には他の高校には無い、珍しい委員会活動があった。
その名前は『相談委員会』。
教師にはできない相談や要望を聞く組織であえう。
これは、
そんな相談委員会に所属する少年少女の青春物語である。
「こんな感じでどうですかね!先輩!」
「えっ?い、いや…あんまり内容が伝わらないけれどいいんじゃないかな」
「そしてこれを宇宙空間をバックにして金色の文字にして流すんです!」
「うん、それはスター〇ォーズだから没な?」
「……」
「だったら私の案も聞いてほしいわ」
「言ってみなよ」
「千〇繁さんにこうナレーションしてもらうの。『時は』」
「お前もパクリだからそれ没な?」
「……」
「「だったらいい案だして!(だしてください!)」」
「いや、だから特殊効果なんてない状態のこれでいいんじゃないか」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 03:44:39
74319文字
会話率:52%
ある昼下がり、一人の公爵令嬢は久方ぶりに婚約者と昼食を一緒することになった。
待ち合わせの場所に指定された席に座っていると突然、複数人の貴族の子息と一人の令嬢に声をかけられる。なにかと問えうと余りにも突拍子のない事を言われ、瞬時に理解した。
(あらあら、また、かしら?)
人前では初めてだが、こう言った勘違いをした女性は初めてではない。
なにせ公爵令嬢が他の令嬢に突っかかられることは珍しくなく、その原因は全て自分の婚約者、となれば当然、対応するのは公爵令嬢となる。
上手く処理で来た場合は良いが、今回は何せ人目がある食堂だ。
(今回はどうしましょう?)
正直お腹が空いている公爵令嬢は長引きそうな案件にげんなりとし、食堂の入り口から現れた婚約者を目にした途端、あらあらと内心驚いた。
温厚で通っている彼が一目見ただけでわかる程に機嫌が悪そうだ。
真っ直ぐに注がれる視線は公爵令嬢しか映しておらず一直線にこちらへやって来る。
(ああ、もうっ。面倒事はごめんでしてよ)
気持ちを切り替え愛しい婚約者と対峙する公爵令嬢は視線を逸らすことなく見つめ返した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-30 03:24:56
4861文字
会話率:35%
田折 千児(たおり せんじ)42歳。
リストラ、離婚、病・・。
疲れ果てていた彼は迷い込んだ洞窟で聞こえてきた声に怪しむ事も無く頷く。
『来たれ、扉の向こうの魂よ!』
「楽になりたい。
この声に従えば楽になるのか」
──その肉体が塵と消
えうせ、再び目覚めた時、異世界で奴隷種族のホムンクルスとして目覚めた。
辛い出来事、優しい人々と出会い──
これは彼が、やがて覇者になるまでの話。
◆◆◆
初小説です。
誤字、脱字、多いと思われます。
小説の知識、薄いです。
小説のルール無視有り。(文章の頭、開けない等。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 12:00:00
51061文字
会話率:18%
異世界からイヴァ=ラキ王国に召喚された三人(?)の王位継承者候補。彼らの手により、王国は絶体絶命の窮地を脱した。
平和になった王国で、元後継者候補とそのパートナーたちはそれぞれの目的のために奔走する。
ある者は民の困窮を救うために、あ
る者は日本とイヴァ=ラキを繋ぐ装置を完成させるために。
そんな彼らの行く先で、新たな騒動が次々と巻き起こる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 11:01:18
34735文字
会話率:33%
かつて異世界より訪れ、イヴァ=ラキの地を平定した王は、後継者問題に頭を悩ませていた。自分自身と由来、そして志を同じくする者に次の王位を託さんとする王は、かつて自分が暮らしていた世界から三人の後継者候補を召喚する。
次の王となるために彼ら
に課された試練とは、イヴァ=ラキの地の国土調査。三人の候補者たちは転生によって手に入れた召喚の力を駆使し、王から遣わされた使者とともに国土調査の難題を乗り越えてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-25 13:18:57
81774文字
会話率:51%
趣味に傾倒している男爵令嬢エミリナ。
その趣味に伯爵令息ヴィンセントは「未知との遭遇」と思うことで受け入れていくが、どこまで耐えられるか⁉
・・・耐久レースではありません。
若干の語弊、拡張があるかも知れません。
最終更新:2016-12-24 13:00:00
36890文字
会話率:29%
ダブルクロス3rdのリプレイです。
世界を変えうる力を持つと言われるレネゲイドの結晶――――賢者の石。
それを巡って様々な組織の思惑が絡み合う。
チート主人公に頼りない正義の味方、自称転生したお嬢様に悪の組織の手による改造人間。
こ
れは、そんな彼らが織り成す人間模様…………を、描いた作品である(多分)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 21:41:48
66569文字
会話率:8%
「神隠し」 人間がある日忽然と消えうせる現象。 神域である山や森で、人が行方不明になったり、街や里からなんの前触れも無く失踪することを、神の仕業としてとらえた概念。 古来用いられていたが、現代でも唐突な失踪のことをこの名称で呼ぶことがある
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-08 01:13:31
5766文字
会話率:16%