ある出来事をきっかけに少女は決意していた。
他人が怖いなら関わるのをやめようと。
信じることを諦めて生きようと。
そう決めていたのに……
「本当は好きなんだよね?」
偶然街で出会った彼女の言葉に心を動かされる。
それでも過去の傷は消えな
い。
誰かを信じればいつか必ず同じように裏切られる日が来る。
そんな思いの中訪れた冬休み。
彼女と過ごしたこの半年間を思い返していた。
私が失いかけていた大切なことを思い出させてくれた。
長い冬休みを経て新学期。
彼女との関係性も晴れて穏やかな春を迎えられると思っていたのも束の間、厳しい現実を突きつけられた。
中学生になったら彼女と離れ離れになってしまう。
そんな現実から目を背けるため彼女と初めての喧嘩をしてしまう。
果たして彼女との今後の行方は?
そして無事に中学校への入学を迎えることができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-07 08:40:17
344文字
会話率:0%
大学一年生の春、東京に引っ越してきた秋人は二カ月を経てその生活に慣れてきつつも、心の中では過去の傷のようなものが秋人の心を蝕んでいた。秋人は自らの心の欠陥に気づき、望や瑞樹とともに日常生活を営みながらそれを眺めるようになった。
一方、同じ
く大学一年生である笹見乃愛は大阪にある大学に実家から通っていた。乃愛は過干渉の母親を持ち、また、質の悪い幼馴染と関わらなければならず、苦難の日々を送っていた。乃愛はそんな現実に疲れ果てており、誰かと話をする時はよく暗喩を用いて捻じ曲がった物言いをしていた。
そんな中、乃愛は数少ない心の拠り所である本の世界に飛び込むべく、頻繁に図書館へ足を運んで様々な本を読み、現実から非現実への逃避を重ねていた。乃愛はそのようにして「一人の世界」で懸命に戦っていたが、同じ専攻の緑川くんを通して人と同じ空間にいることの楽しさに気づき、外界と触れ合う楽しさを理解するようになった。
秋人は東京で、乃愛は大阪でそれぞれの悩みと向き合っていたが、もう一人、艱難の道を歩む少女が居た。少女は非現実的な世界で使命を抱えながら奮闘していた。その使命のためには少女はある男と会うことが必要だった。この少女の努力は人知れず遂行されていたが、後に秋人と乃愛の運命を繋げ、動乱に巻き込むことになるとは誰も思わなかった。
そして、運命は突然やってきた。秋人は小早川真菜子からの電話を機に、夏休みに実家である大阪に帰ることとなった。ある日、秋人は真菜子と散歩に出掛けていたが、時間が余ったので、市立図書館に向かうことにした。秋人は図書館の書架に並ぶ本を眺めているのが好きで、今回も秋人は書架に並ぶ本に手を乗せて歩いていた。するとふと誰かの手と重なった。その人は乃愛だった。こうして二人の運命は交差し始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 20:06:51
88996文字
会話率:35%
男娼・リアとその客・隼人との織りなす恋愛もの。
国の中心に娼婦街のある、欲望を満たす国、小国ケイヤ
娼婦街の中でも奥まった場所に店を持つ娼館『徒花』一等の花が、リアである
そこへ、友人に連れられてやってきたのが隼人だった。
過去の傷により恋
愛を避けるリアと、コンプレックスにより人を避ける隼人。
それまで別々に動いていた歯車が絡み合い、物語は動き出す。
『あなたなど、愛さなければ良かった』
リアは、泣いた。
読んで頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-03 20:04:01
67695文字
会話率:58%
少年は過ちを犯した。その贖罪の為に外との関わりを絶った。
虚無しかない日々を続けていた少年の前に、死んだはずの幼馴染みの少女が現れる。
最初は、自分が犯した罪が幻想となって現れたのだと考えていた。だが、思いがけない事件に足を踏み入れて
しまい衝撃の事実を知る。
それからは彼女への想いを強めていきながら、過去に傷を背負った幼馴染みたちと再会し、度重なる敵の襲来に立ち向かう。そして、さらなる真実が明らかになっていく。
そんな想いを背負った少年少女たちが、再びめぐり会い様々な壁と過去の傷へ向き合いながらも大事な『何か』を取り戻す為に日常を駆け抜けていく。
バトル、ラブコメ、日常系などを織り交ぜる予定の王道っぽいお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-24 18:00:00
41830文字
会話率:51%
数年前に事故で妻を失くした一人の男。周りからの心配を受けつつも過去の傷を癒せないまま、ただただ過ぎゆく毎日を過ごしていた。そんな彼がある日会社から家に帰宅すると、そこには見知らぬ少女がすやすやと眠っていて――『1ヶ月だけここにいさせて?』
そう告げた自称家出少女と妻に先立たれた男が織り成す、冬に咲いた奇跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-17 21:48:35
14529文字
会話率:55%
過去の傷跡、隠し持ったある秘密とから世界を破壊しようと決意した、名を明かさぬ破壊者。彼の名を仮にXとする。彼は世界を破壊する前に、まだまだ見たことのない世界を旅しようと決意する。その旅は、彼をどのように変えてゆくのか?
最終更新:2016-08-17 16:19:33
13596文字
会話率:32%
小柄な体躯(たいく)と、それに見合わぬ食欲を合わせ持つ男、遠回理道草(とまわり・みちくさ)はそれ以外に特に目立ったところのない優男であるが、実は、生まれもっての鋭い観察眼と推理力を持つ、人の心を見抜く特殊な能力を持っていた。
しかし、そ
の才能を発揮する機会もさほどないまま時が過ぎる。
……しかもいとこであり、親もいなくなってしまった筋金入りの不良だった少女、山野辺(やまのべ)タンポポを守るために、《ある事件》から彼女を解放した際、彼の幼馴染であり、今は亡き人となっている想い人である女性、《囲炉裏薪(いろり・まき)》の存在によって、彼は、自分の趣味である『散歩』と、それを一緒に歩くことによって、己の能力である観察力や推理力、直観力といった力をつかい、依頼人の心の奥にひそむ闇や、わだかまりなどを『やさしく』解決することによって報酬をえる仕事、――『散歩屋』――という変わったものを始めることとなる。
彼に依頼してくるひとたちは、みな、表面からは見えない、ちょっとした些細な過去の傷や、または、大きなおおきな埋められない痛みの空白によって、縛られている。
そこに、相手を弾劾(だんがい)するでもなく、追求をするでもなく。――ただ、一人の人間として、その人ときちんと寄り添おう、聴かせてもらおう、という心地よくも温かい姿勢によって、今日も誰かが、彼のその『力』によって、こころを軽くしているのであった。
ささいな〝棘〟を散歩の途中に気がつけば抜いている男、遠回理道草の、ほんの少しだけ変わった『散歩屋』事件ファイル集。
今日も誰かと、彼は道を歩いている。
はじまり、はじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 10:13:52
56777文字
会話率:30%
省エネ少年の前に現れたのは、半透明で身体に鱗を持った幽霊少女、ユーレイさんだった。成仏してほしくて振り回されているうちに、岬の日常が色付いていく。
※自傷癖のあるキャラクターが登場しますが直接の描写はありません。
以下、ネタばれ有りのあ
らすじです。
「うらめしやっほー!」中二の夏休み、ハイテンションな挨拶とともに岬《みさき》の部屋に現れたのは、やたらとクラシカルな服を着た幽霊だった。何事も要領よく、親しい友人も恋もしないで無機質な岬の日々を、半透明の「ユーレイさん」が色付けていく。覚えているのは、高校二年であることと、家族のこと。ユーレイさんはお姉さんぶって岬にあれこれ口を出す。
両親健在で、健康で、ただ生きていられることは当たり前ではないのだと、家族とろくに口もきかない岬に、ユーレイさんは両親からの受け売りだと、友人、家族、恋と、持論を交えて言い聞かせる。
誕生日ケーキを食べたいというユーレイさんに、それが未練かと岬がスポンジケーキを焼くも膨らまない。さっさと成仏させようとホットケーキやフレンチトーストを教わるうちに、岬は兄への劣等感など、少しずつ年齢相応の本音をこぼすようになる。ユーレイさんはわらったりしないで岬の言葉を受け止めて「傷は大切な人が出来たときに役に立つよ」とわらった。
成仏することにした、とユーレイさんが言いだしたのは夏休みの終わる二日前。いっそこのまま一緒にいてもいいと岬が思い始めていた頃だった。岬はパンケーキを積み上げて誕生日ケーキを贈る。
ちゃんと見つけてね、と意味深な言葉を残して消えたユーレイさんを思いながら、高校生になった岬はユーレイさんの面影を持つ少女、茉莉《まり》に出会う。茉莉に惹かれた岬は、過去の傷も受け入れて恋人になり、結婚する。
岬は長女と双子の弟の父親になったが、娘が高二の夏に病に倒れ、生きるか死ぬかの手術を迫られる。娘の強い希望で手術を受けることにした岬は、麻酔が効いている間に行けるマジカルランドを医師から勧められる。麻酔が効いてから意識が戻るまで、脳波を通じて仮想空間に滞在できるのだ。娘は九月の誕生日ケーキとプレゼントを約束して手術に臨んだ。
誰も気づかずに起こるバグを、岬だけは知っている。
高二の娘の行く先が、中二の岬の夏休みであるということを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 17:00:00
64285文字
会話率:51%
西暦2020年。[クロノトリア]で起きた、悪魔が人間を襲うという大事件により多くの人々が殺された。
ーーあれから5年後ーー
人は悪魔に対抗するべく"対悪魔特殊部隊"[リベル]を結成した。民は多くの希望をこの組織に託した。
少年、アイト・クレイムは過去の傷痕を胸にリベルへ入隊することに。
リベルの1人として悪魔と戦い、民に多くの希望と安心を与えた。
しかし少年は気づく。人の心もまた悪と化していることに。
その時、少年の傷痕が疼き出す………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 00:10:27
2291文字
会話率:28%
30歳を過ぎた主人公桜咲子(ささこ)が、結婚を約束していた彼に振られ数ヶ月経つが、未だに気持ちを切り替えられずいた。そんな時に出会った板倉という男もまた、同じ様に過去の中に生きていた。お互いの中にお互いを密かに重ね、慎重に自分の気持ちと葛藤
しながら 過去に縛られた自分から抜け出そうとする。
傷を抱えた30代の男女の、どちらからも積極的に仕掛けない恋愛。静かでゆっくりとした展開の中に、その痛みの深さを味わって下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-04 17:00:00
51091文字
会話率:59%
大学サークルの小さな人形劇団の団長が胸に秘めた過去の傷。あなたと交わしたかった杯。
個人サイト「文芸船」との二重投稿。
最終更新:2016-01-11 16:55:26
4806文字
会話率:40%
「君が、好き―――――――……………」
とある喫茶店で出会った少女と少年。
少年の瞳には光がなかった。
私が彼の光にはなれないのかな―――………?
少年も、少女のことがだんだんと気になりはじめて…
彼女が彼に光を与え、
彼が彼女の辛い過去の傷を癒す。
少女と少年の、ほんのり甘くて、少し切ない――……
二人の初恋ストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-30 20:36:09
594文字
会話率:20%
周囲から理不尽な扱いを受けた少女は、その果てに自身の命の終わりという悲劇の結末を迎えることになった。
しかしその向こうで、今までとは別の世界が少女を待っていた。そこは、終わらない争いが繰り広げられる「異世界」。
新たな出会いと、終わらない争
い。幾度も繰り返される悲しみと過去の傷に、少女と仲間の心は揺れ続ける。やがて明らかになる世界を救う存在である「平和姫(ピーシーズ)」が彼女たちにもたらすものとは何なのか――。
※ウェブサイト「スマイリングポップ」掲載の同タイトル小説における同人誌版加筆修正分を転載しております。
加筆修正及び一部場面の追加がありますが、サイト掲載のものと基本的な流れは変わりません。また、かなりの暗い展開を遂げるためご注意ください。作品自体はハッピーエンドを迎えます。
月・水・金・日に更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-15 00:22:32
114969文字
会話率:49%
影落としから二年の月日が経ち、日常を取り戻しつつある現代。しかし過去の傷跡は当人からは決して消え落ちることなく、より深みを増すばかり。
自らの願いのためにモルモットになることを決めた彼ら達の最初の実験は学校生活をエンジョイすることだった!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-11 19:03:28
8687文字
会話率:49%
私は同性愛者と世間に20年以上も誤解され孤独と怒りを重ね生きています。
あなたは長期間に渡り事実無根の作り話を世間で噂され、初対面の人間から突然挑発されたらどう対応しますか?。
私は自衛隊時代に突然同性愛者だと有名にされました。
私が自分の
噂を知ったのは25歳の山陽地方の部隊でした。
噂は瞬く間にその地域へと拡大してしまい、単なる噂話ではすまない広範囲レベルで噂は現在も続いています。
十数年間、マスコミや各省等へ相談しました。しかし解決にはいたりませんでした。私自身はこの噂の詳細内容は把握していません。これ程までに拡大したのは、私の想像を越えて面白可笑しく誇張されたと思います。
最近ですが私と同じように誤解を受け、人間関係を崩されて自衛隊を退職している方の話を、ある弁護士さんから知りました。
その方もやはり今も誤解は消えずに現在の職場で噂が流れているそうです。
大規模組織からの誤解。標的者の末路。恐ろしさを痛感してます。
どこの誰が始めたのかまったく身に覚えのない屈辱。人間性を否定された侮辱。
私自身は同性愛者への偏見は持っていません。100%差別しないと断言できませんが、今日まで幾度となく受けた卑怯な差別や無視を己の性で苦悩する方々へは向けれません。
見下して傷つけられた私の経験は決して人に与えるものではないと考えています。
人生とは何なのか。
この疑問から新興宗教へ入信しました。
しかし納得できる真理の答えは見出せず、数年後やめました。いま言えるのはあの世へ戻ればこの生涯の意味、答があると考えてます。
自衛隊を辞めて誰も知らない場所・東京へ独り28歳で上京しました。その約3年後、噂はまたもその場所から拡大しました。
忘れたい消してしまいたい過去の傷を過去にさせない世間。
もう生きる為の手段、術は自ら誤解を晴らすより方法がないと考えました。
死ぬまでに一日でもこの満身創痍から抜け出せたらと感じてます。
私はこの誤解で多くの絆を失ってきました。人を許す。
それしか生きる方法が見つかりませんでした。
親しくならずとも噂を聞いた途端、相手が露骨に非道人格をみせる事。このメリットはあります。しかし、四半世紀。もう疲れました。
お分かりだと思いますが文才はまったくありません。
馬鹿な奴と笑って下さい。すべて事実を明かします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-01 13:40:30
908文字
会話率:0%
※「ほうき星町の人々」のサイドストーリー集(短編連作)です。
家族とは何ぞや。平和とは何ぞや。そんな当たり前のことすら、よくわからなくなってきた人(人外)たちが、のんびり暮らしながら、過去の傷と折り合いつけていく小説です。
血の吸えない世
界最強吸血鬼少女(300歳以上)、性別を超越してしまった男の娘仙人(300歳以上)、サイボーグ工作少女(40歳)、もと特殊部隊の超絶美少女(呑んだくれ)、そして不思議な町「ほうき星町」で隠れ住む「排斥された天才たち」のほのぼのストーリー。
短編連作です。基本的にどのエピソードからお読みいただいてもだいじょぶです。日常の困ったことは暴力で解決し、理不尽な暴力はさらなる暴力で解決する野蛮な小説かもしれません?
※ざっとどんなお話か知りたい方は、「●湖畔の高台の家・そこの屋主&居候たち・ほうき星町」とか「●ほうき星町のセリゼ公爵」とか、最新作「●文芸評論の限界」あたりをごらんいただければ、全体のアトモスフィアはつかめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-15 23:13:50
185250文字
会話率:39%
華咲町。そこは、安全と便利さをウリにしている新興開発都市。現在も開発中の町である。しかしここ最近、なぜか最新設備を使用してるにもかかわらず犯罪が右肩上がりであった・・・。
そんなある日、一人の少女・天崎明日美がこの町に引っ越してくる。複
雑な町のつくりの中で、スマホの充電切れにより地図が使えず道に迷った明日美は、二人の不良に絡まれてしまう。自分でどうにかするしかないと、抵抗を試みる。行動した明日美は、その行動を見て「戦うもの」だとある少年に認定され、その少年に助けられ難を逃れる。少年は裁田進介と名乗った。彼は、過去の傷から条件付の正義を自分に課して、高校生活を送っていた。
二人はともに帰る道中でボロボロの男に出会い、進介はトランクを渡される。事情も語らず去った男を進介は追うが、目の前で怪物に殺されてしまう。夢中で逃げる二人。廃工場に避難する。そこで、何か出来ることはないかと男から渡されたトランクを開ける。そこに入っていたのはスマホと説明書。名称は「セロシアシステム」。状況を打開できるかもしれないと明日美の手を借り試行錯誤しながら、そのシステムに自分を登録する進介。そのときに聞こえる怪物の咆哮。立ち向かうため、悩む間もなくセロシアシステムを起動させた。しかしこれが、進介自身を、この町を、世界をも巻き込む壮大な物語の始まりだった・・・。
(他サイトにて、二次創作でもありオリジナルでもあるという曖昧な領域にいた作品に、加筆修正を加えて完全オリジナル化したものです。ストーリー運びが、多少変わります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-02 23:41:34
48196文字
会話率:61%
消えぬ過去の傷、抗えぬ未来への恐怖に怯える16歳の少女ユキ。
望まぬ結婚を受け入れ、流されるままに生きるユキの心を動かしたのは…年上の女性だった?
基本的にはユキの成長と恋の行方を綴ったお話し。
基本的には…?
ヴァンパイア要素を含みま
す。
GL万歳につき、百合要素を多分に含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-11 00:00:00
260358文字
会話率:65%
「"笑顔が汚い"」
中学3年生の時、好きな人に言われた一言により笑えなくなった女の子、亜咲姫(あさひ)。
彼女は高校では感情を封印して過ごすと決めた。
そんな彼女に笑顔を戻そうとする男の子、龍陽(たつや)。
龍陽
は亜咲姫の笑顔を取り戻せるのか──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-14 21:23:59
2954文字
会話率:46%
※FC2内4uというサイトとBerry's cafeというサイトで連載していたものを、加筆修正しております。
妹の死以降、親に愛されることなく生きていた主人公マナ。
ある日母親が家を出ていき、一人にされます。
新しい父親伊東一馬と出会います
が、その父親と関わるなと言い続ける母親。
自らの命を絶とうとした時、初めて会う兄ナオトに止められます。
転校をし、受験も許され、新生活が始まります。
兄の恋人心(こころ)との出会いもあり、充実した毎日を過ごします。
仕事の帰り道に待っていたものは、母親との再会。
自分を愛せない理由を語る母親に暴力を受け、死を感じた主人公を救ったのは、ナオトの友人凌平。
母親を気にしつつも、学校に通い続けるマナ。
ある夜、母親がマナを連れ去ります。
とある店に連れて行かれたマナを、凌平が連れ戻します。
作文の発表者に選ばれてしまうマナ。作文は、母親へ向けた思いで溢れていました。
ナオトが法事に行くとわかった時、ナオトに頼み、法事に付いていきます。
母親に前と変わらず拒絶されるマナ。現実を痛感させられ帰宅。
父も悲しい過去の傷がいまだに癒えていず、それを家族として受け止めたいと抱きしめるマナ。
母親が失踪し、時間だけが過ぎ、学園祭当日がやってきます。
学園祭当日、母親が刃物を持って現われます。
マナを救ったのは、女の子だと思っていた心。彼女は、性同一性障害という心の病気でした。
怪我をしたまま作文の発表をし、発表直後に倒れ病院に運ばれます。
母親のことで父親の元に連絡が入ります。
それは、母親が妊娠していて流産しかかった事実と、母親は堕胎を望んでいるということ。母親は、女の自分だけを愛してくれるなら産むといいます。
マナは自分が育てることを決心します。
自分の誕生日に、ナオトから告白をされますが、互いに兄妹として近しい存在になって行く二人。
出会ってから、すこしずつ育んでいった凌平への恋心。
何度も揺らぎながら近づいていく二人。
出会って、七年目。二人は結婚をし、凌平の誕生日に子供を授かりました。
育児に悩み訪れた妹のお墓の前で、兄・ナオトがマナに封筒を渡します。
その封筒の中の、母親がつけていた育児日記を読むことで、自分や母親と向き合うことを強く思ったマナでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-17 11:32:13
63369文字
会話率:36%