ボルメルン王国の聖女、クラリス・マーティラスは王家の血を引く大貴族の令嬢であり、才能と美貌を兼ね備えた完璧な聖女だと国民から絶大な支持を受けていた。
代々聖女の家系であるマーティラス家に仕えているネルシュタイン家に生まれたエミリアは、大聖
女お付きのメイドに相応しい人間になるために英才教育を施されており、クラリスの側近になる。
クラリスは能力はあるが、傍若無人の上にサボり癖のあり、すぐに癇癪を起こす手の付けられない性格だった。
それでも、エミリアは家を守るために懸命に彼女に尽くし努力する。クラリスがサボった時のフォローとして聖女しか使えないはずの結界術を独学でマスターするほどに。
そんな扱いを受けていたエミリアは偶然、落馬して大怪我を負っていたこの国の第四王子であるニックを助けたことがきっかけで、彼と婚約することとなる。
幸せを掴んだ彼女だが、理不尽の化身であるクラリスは身勝手な理由でエミリアをクビにした。
さらに彼女はクラリスによって第四王子を助けたのは自作自演だとあらぬ罪をでっち上げられ、家を潰されるかそれを飲み込むかの二択を迫られ、冤罪を被り国家追放に処される。
絶望して隣国に流れた彼女はまだ気付いていなかった、いつの間にかクラリスを遥かに超えるほどハイスペックになっていた自分に。
そして、彼女こそ国を守る要になっていたことに……。
エミリアが隣国で力を認められ巫女になった頃、ボルメルン王国はわがまま放題しているクラリスに反発する動きが見られるようになっていた――。
※アルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 18:00:00
42107文字
会話率:40%
「第十一王子、レオ・ヴェルナー・ヴェックマン。人心を惑わし王位継承に無用の混乱を招いた罪で、国外永久追放とする」
もちろん、レオは無実だった。レオの人気を恐れた王太子の側近が罪をでっち上げたのだ。
母譲りの美貌と人なっこい性格、なによ
りも勤勉で謙虚な姿勢。
そのすべての美徳によって軍部からも民からも廷臣からも、果ては召使いや奴隷からさえも好かれた王子は、結果として故国から永久に追放されることになった。
「レオ様。私はどこまででもお供いたします。たとえ火の中、水の中、ベッドの中であっても!」
「……ベッド?」
「いえ、取り乱しました」
流浪の身になったレオは、献身的に付き従ってくれた元魔法教師のイルザとともに、"迷宮"を目指した。
巨大独立組織、"迷宮管理局"のお膝元、ハインスボーン。
食い詰めた「ワケアリ」が集う街にして、"大入口"を抱える世界最大の迷宮都市。
管理局に登録を済ませ、迷宮冒険者となったレオは、新たな夢に向かって邁進をはじめる。
人の上に立つものとしての天稟を持つレオの周囲には、あっという間に人が集まり、仲間が集まる。レオの名は、瞬く間にハインスボーンのあこがれの的になった。
生まれついての人気者は、こうして輝かしい第二の人生をスタートさせる――。
一方、レオの追放によって人心を失った王国からは、優秀な人材の流出が止まらない。
没落の一途をたどる王家において、王太子テオドアは頭を抱える日々を過ごすのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 23:20:30
269714文字
会話率:48%
これは、ある孤悲の話――
ジェラルディーンはたった1日の結婚生活から未亡人となって約10年。母や妹達は再婚しろとうるさい。30歳の誕生日を目前にした最近は特にうるさい。
適当に交際相手をでっち上げてお茶を濁そうかと考えていた矢先、同じく結
婚を勧められてうんざりしていたギデオンを紹介される。
斯くして2人はお互いの利害の為に婚約者を装うことにしたのだった。
ワケありツンツンヒロインとちょっと情けない弱腰ヒーローが
悲しみの中から立ち上がり、新しい愛を見つけるまでの物語。
※毎日21時に更新予定!
※1話あたり約1万字前後と長めですので、お時間に余裕のあるときにどうぞ。
※アルファポリスさんにも同じものが公開されています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-28 21:00:00
110545文字
会話率:38%
結婚相手が絵画だなんて、聞いてないんですけど。
国防の要を握るタルシラート侯爵家の長女・アネットは父親の武勲を認められて王子様と「恋愛結婚」、新たな領地で穏やかな新婚生活——って、誰の話ですか? 会ったこともないのにでっち上げられた熱愛疑惑
にとんとん拍子に進む嫁入り支度、どう考えても訳アリの政略結婚に戸惑いながらも顔合わせ当日を迎えるアネット。そこで彼女が見たものは、魔法で絵画の中に閉じ込められてしまった婚約者・リュクトール王子の姿だった。2Dの王子様×サバサバ系令嬢の、ちょっと変わったラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 00:17:00
165478文字
会話率:46%
お父様が前に出て宣言しました。
「確かに青のペンダントであることを確認した。ここに正式にわが娘、デイジーを次期当主にすることを宣言する」
……
これは、あるお屋敷の家宝であり、当主の証でもあり、インテリジェンス・アイテムでもある、「青の
ペンダント」を手にしてしまったお嬢様が、そいつの言葉(口がないので念話)に振り回されることになる、お嬢様とその周辺の者たちの苦労物語。
はじめての投稿になるので、誤字がありましたら報告してくれると助かります。
なお、不定期更新になりますのでご理解いただけると助かります。
この物語の世界観について、とりあえずご注意申し上げます。
一見すると「テンプレの中世的な剣と魔法のファンタジー世界」ですが、ここは本物の魔法のある世界ではありません。
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」という作家アーサー・C・クラークの言葉にインスパイアされたことにより、でっち上げた、疑似SFのような疑似ファンタジーのような世界です。
純粋なSFやファンタジーが好きな方には「ごめんなさい」と言っておきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 19:51:51
21084文字
会話率:41%
「ハンコは斜めに押せ」
俺が新入社員の時にはなかった「社会人のルール」というのがいつの間にか出来上がっている。
どうせどっかの変な奴が適当にでっち上げたアホなもんだろうが、従わないと無能と思われる。
「面従腹背」とは言うものの、やっぱだめ
だ。
俺はキレた。
もうそれはそれは盛大にキレた。
いつの間にか出来上がってしまった嘘マナーや嘘ルール。
そんなものに俺は従わない。
俺がすべて正しいとはかけらも思っていない。だけど、俺はもう俺の常識に従って生きる。
これは底辺サラリーマンである俺の、社会への小さすぎる反乱の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 19:08:28
30481文字
会話率:40%
勇者エイジは魔王を封印し、囚われの姫を助け出した。
姫は勇者に惚れ込み、婚姻を交わす。
全ては幸せのまま終わるはずだった。
しかし、彼女の父親、現国王は親バカのバカであった。 娘を守らんがためにでっち上げられた証拠を鵜呑みにし、あろ
うことか姫を、そして世界を救った英雄を世界追放【異世界流し】にしてしまったのである。
「お前は姫を誘惑し、国を傾けたいと罪深き罪人だ。異世界流しの刑に処す」
「王の手により、強制的に世界から追放される勇者エイジ。 チートスキルや魔法も剥奪され、ステータスも半減し、装備も棒切れ一本。
だが彼の瞳の輝きは失われていなかった。
むしろ一人になれたことを喜んでいた。
「しゃぁぁぁぁ! これで俺は自由だぁぁぁ!」
勇者は謀略まみれの城暮らしに辟易していたのだ。 未知の世界、未開の森、それら全てが彼とって宝石のように見えた。
一方、エイジの魔力で封印されていた魔王が目覚め、元の世界は滅びの危機に陥っていた。
「魔王が復活してこちらの世界が滅びそうなのだ! 助けてくれ勇者よ!」
「あ、ごめん王様、帰り方わからないんで、あとは頑張れ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 14:10:59
5512文字
会話率:44%
幼馴染にモーションかけるために目的をでっち上げる書こう作家の話
最終更新:2021-01-05 02:25:06
12153文字
会話率:35%
株式会社魔王。
魔王を社長に据えるこの会社は世界征服を目的とした超ホワイト企業。
完全週休二日制。年間休日は150日。有給休暇も年に5回は必ず取得。
管理職にも1分単位で残業代を出す給与体制。
しかし部下たちがでっち上げた残業代未払い騒動
により労働基準監督署より罰則を受けた。
その内容は残業未払い分を金銭ではなく己のスキルで支払うというもの。
百を超えるスキルと膨大な経験値は没収され、魔王の体も縮む始末。
しかし、魔王はまだ諦めていなかった。
「魔王に歯向かうことの意味を教えてやる」
他者から能力を奪うスキル『生殺与奪』は手の中に。
業種を勇者業に変え、魔王は彼らに仕返しをする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 20:42:09
103971文字
会話率:43%
俺が邪神王を討伐し、祖国を救ったのは一八歳の頃のことだった。
しかし英雄ってのは災難が追われると不要になるもんだ。
国内で民衆の絶大な人気を得ている俺を、当時の宰相はありもしない罪をでっち上げて追放しやがった。
以来、俺は大陸の辺境でのんび
りと、畑仕事や漁の仕事、たまに魔物退治なんかをして過ごしている。
そうして十年が経ったある日、祖国からの使者が俺のもとにやって来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 18:27:39
9065文字
会話率:43%
「何をさせても人並み以下」
冒険者の青年・オスカーは、周囲から「無能」の烙印を押されていた。
殆どの魔導やスキルに適正がなく、彼に許されたのは最弱職であるデバフのみ。
命中率悪し、成長率悪し、効力悪し、の三重苦を持つスキルだ。
そんな有様
を周りの者は嘲笑し、見下し続けた。
オスカーはそれでも努力を続けたが全く理解されず、彼を気に食わない領主達によって冤罪をでっち上げられ、解雇・投獄されてしまう。
「ざまぁみろ」と笑われ、どん底に落とされるオスカーだったが、そこへ転機となる一報が入る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 20:27:21
14104文字
会話率:30%
古典を偽ギャル語読みしたらなぜか読めてしまう謎について真剣に考察したい(棒)。
おそらく彼らの言葉は共感に特化し、内容をお互い把握しなくても……。
清子(清少納言):(ぐ~ぐー)
繁子(紫式部):(すやすや)
イズミ(和泉式部)
:は? いみわかんなし
定子たん(本来『ていし』と読む:すばらしいおかんがえです(※わかっていない)
彰子ちゃん:学問的なお話でしたら、皆様のご興味と外れるようですのでここではご遠慮願いたいのですが。
なお、よりマトモな訳を望む人は『桃尻語版 枕草子』を読んでください。和泉式部のキャラについては作者に知識がないので適当にでっち上げました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 07:00:00
7997文字
会話率:37%
今日も今日とて暇つぶしに余念がない糠大生。
うっかり、市民に親しまれた伝説がでっち上げと証明してしまう。
最終更新:2020-08-14 18:22:21
1078文字
会話率:6%
ある地方の支社が、粕谷一族に乗っ取られていた。でっち上げの証拠で、損害賠償を負わせられた中谷公平は、嫁、家、職を無くし、途方にくれていた。清野先輩が、声をかけてくれて…。
最終更新:2020-08-03 14:55:22
8809文字
会話率:27%
人の世は生き辛い。
ある日舞い込んだのは、夫の浮気をでっち上げてくれという横暴な依頼。
二百万という破格の報酬で引き受けたけれど、大家の孫娘には軽蔑されて……。
元弁護士だけど、今は探偵。そんな咲良の、とある日常風景。
最終更新:2020-05-31 16:14:38
8186文字
会話率:46%
高校二年の時宮悟は及川裕也の友人達がでっち上げたカンニング疑惑によって成績を抹消され、クラスから孤立してしまった。時宮の想い人である姫神柚木からも非難の目で見られている現状に絶望した時宮は自棄になって家の奥からご本尊を取り出して祈り始め、こ
れからは創価学会員として生きていくことを誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-29 20:00:00
52387文字
会話率:33%
カスパルツァ=ドゥ=コルキスは婚約者である王子に告発され、犯罪者として投獄される。ニホンジンという異邦からの旅人(エトランゼ)であるアマミヤ=センを陥れようとした罪で。
その実、カスパルツァは王子と結託して自らありもしない罪をでっち上
げて、罪人となる選択をした。全ては国の象徴たる王子のため。全ては人の一生である予言のため。
王子も、未来を決める予言を守るためにも、カスパルツァは自らを犠牲にしてまで世界に尽くそうとする。
世界を敵にまわしても、貴族として民を守り、導かなければいけない使命から、理不尽な選択を押しつけられようとも、気丈に振る舞う。
世界から嫌われ、孤独になったカスパルツァの前に……親友が姿を現す。かつての約束を守るために。
たとえ、世界から孤独になっても。君の側にいる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 09:20:38
11866文字
会話率:50%
某艦隊ゲームをやってて、思ったんだけど、
軍艦の戦闘能力を持っている少女を、別に海戦に使わないでもいいんじゃないのか?
いっそのこと、異世界にでも転生させれば、たとえ小型の駆逐艦であろうと、その強力な主砲の前では、魔王や龍王等のラ
スボスであろうとも、相手にならないのではないのか?
それに何よりも馬鹿の一つ覚えみたいに、『集団戦』ばかりをさせずに、単独で敵国の人口密集地に投入して、ゲリラ戦をやらせてみてはどうなのか?
どうせならゲームのシナリオなぞ放り捨てて、虚○玄風脚本を庵野○明風演出で料理して、『鬱路線の魔法少女モノ』の世界観にしたら面白いのではないか?
──等々と、妄想を拗らせた挙げ句の果てに、オリジナル作品として、でっち上げてみました☆
極力、著作権等には配慮したつもりですので、かなりぶっ飛んだ内容になっている点については、どうぞご容赦のほど、よろしくお願いいたします♡
※冒頭部の【お試し版】の一部のみ、『カクヨム』様においても公開いたしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 11:29:51
82670文字
会話率:51%
人気いじめ小説家である私松戸楓が、名門女子校における中学生時代の実体験に基づいて書き上げた、最新作『夢魔の告白』。それはいじめの被害に遭って自殺してしまった、親友愛華恵との切なくも郷愁に満ちた、『偽りの友情物語』であった。
そう。私にと
っての恵は著作の中の彼女そのままに、女神であり唯一心からわかり合える同志であり──そして、憎んでも憎みきれない裏切り者であったのだ。
当時、恵に対する独占欲のあまり私は、彼女を自分だけに依存させるために、密かにクラスのボスグループに頼み込み徹底的にいじめさせるといった、我ながら狡猾で自分本位な暴挙に打って出たのであった。
しかしふとしたことから私こそがいじめの首謀者であることを知った恵は、ショックのあまり私の謝罪の言葉に耳を貸そうともせずに自殺してしまったのだ。
──だからこの作品は、私をひとり残して逝ってしまった恵に対する、復讐なのだ。
ただ美しいばかりの偽りの物語をでっち上げ、死んだはずの恵に再び仮初めの生を与え、永遠に作品の世界の中に閉じ込めて、二度と私の許から逃がさないようにするために。
しかし作品が好評を博しベストセラーになるにつれ、それと呼応するようにして奇妙な事件が起こっていく。何と作品の舞台となった女子校の在校生やかつてのいじめの加害者である卒業生たちが、次々に原因不明の昏睡状態となっていったのだ。
そんな折、私の夢の中にも恵がかつての中学生の姿のままで現れ、「楓、迎えに来たよ」とささやきかけ、私をそのまま夢の世界に閉じ込めようとし始めるのであった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 12:00:00
82620文字
会話率:50%
天才魔術師でもある貴族令嬢、ミリー・ポッパー。
才覚・地位・容姿、すべてに恵まれ、それらを磨く努力を怠らない。
上級世界に生まれ落ち、なお上に登ろうとする上昇志向の権化。
己のハイスペックぶりを自慢する事にも余念が無い。
周囲の貴族連中から
妬みを買ってしまったミリーは、無実の罪をでっち上げられ、危険区域への追放処分をくだされてしまう。
そんな彼女が追放された先で出会ったのは、太古の邪神ゼレウス。
邪神のくせに、ゼレウスは妙に人懐っこく。
ゼレウスは危険区域内でしか採れない超絶希少な高級紅茶を自家栽培しており、久々の来客であるミリーに存分にふるまった。
紅茶好きであるミリーは「あ、これここで暮らせるわ」と確信。
こうして、小さくて生意気な追放令嬢と気さくな邪神の密林スローライフが開幕したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 19:26:07
88997文字
会話率:33%
性に関する認識を即興ででっち上げて投稿しました。根拠はありません。
最終更新:2019-11-20 18:00:00
610文字
会話率:0%