樹里は16歳の高校生。学校の帰りに事故に遭い異世界へ飛ばされてしまう。そこは見たこともないお城の中だった。驚いて逃げ出す樹里だったが、どうも違和感を感じる。体が異様に小さいのだ。それに知らない人たちが沢山出てきて、自分のことをジュリエッタと
呼ぶ。そう、樹里は現実世界から異世界転生したのだ。自分は死んだのかと落ち込む樹里は鏡を見ると幼女に変わっていることに気が付く。そしてこの世界では聖女と呼ばれているらしい。彼氏が欲しくてしょうがなかった樹里は自分が一生処女で居なくてはいけないことに驚いて悩んだ。そんな時、戦争が勃発した。我が大国ミステルに隣国アステルが戦いを挑んできた。樹里はジュリエッタとして戦場に招集されいつの間にか使えるようになっている魔法を駆使して思いもよらず敵に向かっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 12:37:53
6589文字
会話率:57%
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。
ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。
観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中…
ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのは
ハズレと言われているギフト…【建築】だった。
それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。
帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく…
さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 07:08:06
54581文字
会話率:56%
かつて「剣聖」と呼ばれた一人のサムライ――彼は死んで三百年後の世界に生きる青年、クヨウ・ハチスカとして転生した。転生した三百年後は、魔法物質「エーテル」の発見によって産業革命が起こり、飛躍的に魔法技術が発達した時代。同時に、魔剣士と呼ばれる
剣士たち、そしてその魔剣士たちを尖兵として、列強国と呼ばれる大国が世界を分割、植民地支配する動乱の時代となっていた。
「ぬう! ここが音に聞こえたアルビオンの魔剣学園か! 広いな!」
アーサソール魔剣士学園――世界最高の魔剣士の育成機関として知られる学園。最近、鎖していた国を開き、世界に名だたる列強国へと雄飛しようとする極東の島国・大八洲帝国からの、ただひとりの留学生として、クヨウ・ハチスカは魔剣士学園に入学する。彼は今現在、世界に七名存在し、生きる抑止力とも呼ばれる剣の達人【剣聖】になることを夢見ていた。
胸踊らせて魔剣士学園に入学したクヨウであったが、彼の予想に反し、転生後の時代には、彼が「剣聖」であったときに完成されていたはずの魔術体系は、クヨウが驚くほど低次元になっていた。
しかもその上、学園に通う生徒たちの間には黄色人種を「イエロー」と蔑み、白人よりも劣った人種であるとして差別する思想が渦巻いている始末。
これはいけない。小生が生前に見出した魔剣士技術を少しでも同窓たちに学ばせようとするうち、どれをとっても規格外のクヨウの魔剣技術は魔剣士学園そのものを揺るがしかねない大騒動に発展していって――。カクヨムにて先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 07:00:00
151949文字
会話率:45%
『ノエル、あなたを殺すわよ』
私――平民出身のノエル・ハーパーは、イーサン王子からの求婚に踏ん切りがつかないままでいた。理由は親友であった公爵令嬢アレクシアの亡霊。半年前、彼女は彼女ではなく、私を見初めてしまったイーサン王子に裏切られ、失
意のあまり自殺した。その後、アレクシア様は私にべったりと取り憑き、四六時中私にこう言うのだ――『ノエル、あなたを殺すわ』と。
親友であったアレクシア様を裏切った自分が、イーサン王子と幸せになることはできない――そう考えて求婚をはぐらかし続ける私だったが、婚約者を死なせてしまったことを激しく後悔し、日々弱っていく彼を放っておけず、私はついに求婚を受ける決断をする。
だが、その前に私にはつけなければいけないケジメがあった。それは――私の背後で『あなたを殺すわ』と恨みの言葉を吐き続けるアレクシア様の亡霊に赦しを請い、彼女が望むなら、彼女の思い通りに取り殺されることだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 12:00:00
10047文字
会話率:17%
「アレクシア・バートレット公爵令嬢! 君との婚約を破棄させてもらう!」
僕――クリス第一王子は、卒業パーティの席でそう言った。
突然の宣言に固まる観客たち。
だが婚約破棄された当の本人――アレクシアは、ちょっと意外そうに眉を持ち上げただけ
で、特別な反応を示さなかった。
でも、その見目麗しい姿に騙されてはいけない。僕は拳を握りしめた。
彼女はここにいてはいけない人なのだと。
今まで見てきた彼女は本当の彼女ではないことを。
彼女は今ここで、全てを明らかにされる必要がある人なのだと。
僕は気づいてしまっていたのだ。
一体自分の愛した悪役令嬢は何者であるのか。
それを明らかにするため、僕――クリス王子の断罪が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 12:05:28
6613文字
会話率:28%
魔女の国――ユリリア国。
住んでいるのは女性だけ、魔法と呼ばれる力を扱う存在。
エネミット王国の孤児院で育ったあたしは伯爵家の使用人として働いていた。
跡取りのウィリアムと婚約を果たし、あたしの人生は順風満帆。
と、思っていた。
それは
たった一夜で壊れていく。
どうやらあたしは”魔女”と呼ばれる存在で、エネミット王国からすれば敵となる存在。
衛兵から必死に逃げるも捕まったあたしは王都へと護送される。
絶望に陥る中、現れたのは白馬に乗った一人の少女。
どうやら彼女も魔女であたしを助けに来てくれたみたい。
逃げるには護衛を倒さないといけない。
少女は魔法と呼ばれる力を使って無力化を図る。
でも、少女が魔法を使うにはあたしとの”口づけ”が必要で――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 00:02:27
156048文字
会話率:39%
私はリグレッタ。死神と恐れられた一族の末裔で、最後の生き残り。
物心ついたころからずっと、深い森の中で静かに暮らしてる。
森の外に出たいなんて、考えたことも無い。
お父さんとお母さんが言ってたけど、森の外に出たら、私達は生きていけないんだっ
て。
沢山の人たちを怒らせてしまうから、出ちゃいけないんだ。
まぁ、私は別に、今のままで良いんだけどね。
そんなある日、私はあの子と出会ったんだ。
獣人の女の子。ハナ。
怪我してて辛そうで、本当はやめた方が良いはずなんだけど、私は彼女を助けてあげた。
そしたらさ、ハナちゃんが私に言うんだよ。
お母さんみたいだねって。
それがもう可愛いのっ!
尻尾を振って、頬を染めて。
嬉しそうに笑う顔がもう、可愛いのっ!
いいや、ダメダメ。
思いっきり頭を撫でてあげたいんだけど、私はハナちゃんに触れちゃいけない。
触れちゃったら、うっかり魂を解放しちゃうかもしれないからね。
私は死神なんだ。
だから、人に触れちゃいけない。
でも、ちょっとだけでも、撫でたいんだけどなぁ。
「カクヨム」にて同時連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 22:15:08
572133文字
会話率:36%
陽碧学園。
他の高校とは異なる独自の教育カリキュラムを展開するこの学園は、生徒の自主性を第一にした超進学校である。
授業のほとんどをオンデマンドで行い、高頻度で行われるテストによって生徒の学力が管理される。学業以外の部活や行事なども一から
百まで生徒が全て作り上げる。そして学園全体の秩序は、生徒会と傘下の三つの委員会によって守られていた。
陽碧学園新入生の御形伊久留は、幼馴染で生徒会会長である鐘撞初衣からこんな忠告を受ける。
「絶対に、青春同好会とは関わったらいけないからね」
そんな忠告の矢先、御形伊久留は何者かによって拉致されてしまう。
犯人は、青春同好会。
「青春を全力で謳歌する」が目的の、生徒会から厳重警戒されている危険な非承認の部活であった。
この日を境に、御形伊久留は青春同好会を中心とした混沌の学生生活を送ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 19:00:00
84594文字
会話率:61%
魔力が豊富な日本からの異世界勇者召喚。
その対象に選ばれたのは、筋金入りのクソニートだった。
「働きたくない、楽して生きたい」
「ダメです」
比木壮真。自他ともに認める引きこもり。
不撓不屈の特級ニート。
女神様すら呆れ果てるほど性根の曲が
った青年は、楽して生きるために女神さまから【召喚術式】の能力を貰い、かの地へと降り立つ。
求めるは、何もせずとも暮していけるだけの地盤。
金、名誉、地位、そして日本並みの高水準生活。
「完全無欠なニートになる。……そのために働かないといけないだなんて、こんな世界間違ってるよ」
魔王をぶっ飛ばし、生活水準を大幅に引き上げ。
平和になった世界で心置き無く引きこもるため、今日も彼は働きに出る。
これは、ニートのニートによるニートになるためだけの、魔王退治の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 18:00:00
238244文字
会話率:35%
箱買いしたシュークリームは何処へ行くのか。
先ずは冷蔵庫であろう。そして次に向かうのはお皿だろうか。
いや、シュークリームを『皿に載せないといけない』という法はない。
だとしたら、直接口に? いや箱からは出すとして。
一応『手中』は場所に非
ず。細かいことは気にするな。
何? もしかして、両手で交互に? 同じ味なのに、それ意味あるの?
なるほど! つまりシュークリームは『二種類存在した』ということかっ!
ていう、単に『シュークリームが何処へ行ったのか』の物語。
シュークリームを買う毎に更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 17:34:24
22936文字
会話率:29%
北の大国ヴォルフガング帝国に嫁ぐことになった、弱小国ユーフェミアの姫ミスティア。
ヴォルフガング帝国、皇帝ジークフリードからの申し出──というよりも命令だった。
ジークフリードといえば、血も涙もない氷の覇王と呼ばれる皇帝陛下。
皇太子であ
ったときに帝国の内乱を軍を率いておさめ、武力でもって周辺諸国を平定した武王である。
ユーフィミア王国もいつ属国に加えられるかとびくびくしていた矢先のことだ。
それは妃とは名ばかりの、人質のようなもの。おそらく大勢いる妃のうちの末端に加えられて、捨て置かれるのだろう。
気弱な父と母はお前がヘマをすると国が滅ぶと怯えており、野心家の姉たちは皇帝を手玉に取れとうるさく言う。
「わかっているのでしょうねミスティア、あなたが失敗すれば国が滅ぶ」
「あなたが皇帝を手玉にとれば、我が国は安泰」
今まで目立つ存在でもなかったミスティアは、皇帝を手玉に取る悪女にならなくてはいけない。民を属国の憂き目から救うために。
そう決意して帝国に向かったその日の夜、ミスティアは突然現れた仮面の女によって、呪いをかけられてしまう。
その呪いとは──夜だけ猫になる呪いであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 15:21:32
10954文字
会話率:22%
ティファナ・シルベットは、婚約者であるリオス・アルケイディス王太子殿下のことが大好きである。
大好きすぎて、リオスの前では体がかたまり、話もろくにできないでいた。
そんな中、貴族学園に入学した初日に不吉な夢を見る。
それはティファナがリオス
の指揮により処刑をされて、その後王国が滅ぶという夢だった。
ティファナは『予言の聖獣』の主である。
夢は予言の聖獣が見せたもののようだ。今まで一度も、予言の夢など見せなかったのに。
予言の聖獣は言った。「君がリオスに愛されないと、この国は滅んでしまう」と。
ティファナは決意する。国のためにも自分のためにも、リオスに好かれなくてはいけない。
そしてティファナは、恋愛のエキスパートを呼び寄せて、一緒に頑張ることにした。
これは恋する乙女ティファナと、彼女をサポートする恋愛エキスパートの乙女二人がどうにか頑張って、国を破滅から救う話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 17:05:43
102298文字
会話率:37%
神聖ハージェスト聖王国のハリス公爵家の長女アーチェ・ハリスには長年の夢があった。
それは幼い頃から何度も繰り返し読んだ本に出てくる、高い身分を隠しながら従者を連れて旅をして、世直しをする憧れのご隠居様になることである。
王太子殿下であるシオ
ン・ハージェストの婚約者に選ばれたり、いつの間にかシオンの傍に黒の聖女が現れたり婚約破棄の噂が流れたりと、色々あるみたいだけれど、アーチェにはそんなことに構っている暇はない。
神龍メリサンドの加護を受けた白の聖女として、この国の世直しをしなければいけないのだから。
アーチェの世直し生活を支える従者たちと、構って欲しい王太子殿下と一緒に解決するご近所トラブル。
学園生活そっちのけで、世直しの旅が始まろうとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 13:43:14
41276文字
会話率:36%
メーア・ウント・ベルゲン王国 シルバーホーン城は、王国の中心に位置し、シルバーホーン山脈の麓に建てられている。
その城の王の間クリスタルスローンである儀式が執行されていた…。
オレンジ色の光が揺れる仲、厳かな呪文が聞こえてくる。
時に
強く、時に優しく、声のトーンが変わる。
静寂の中に響き渡る呪文は床に書かれた魔法陣に吸収されて行った。
<1話に続く>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 14:11:00
106815文字
会話率:41%
この春、高校に進学した牧野圭太(まきのけいた)はどこにでもある普通の学校生活を送っていた。なにか特別な事とか、そういうのとは無縁なんだと思っていた。そう‥‥‥あの時、美術室を覗いてしまうまでは。
うちの高校には入学早々に学内一の美少女とい
う称号を欲しいがままにした女子生徒がいた。名前は水瀬杏葉(みなせあずは)。以前はモデルとしても活動しており、この町のちょっとした有名人なのだ。美人なだけでなく、周りにも優しく、非の打ちどころのない人物だった。
ところがある日、俺はそんな水瀬さんの絶対にバレてはいけない秘密を覗いてしまう。驚愕の真実を知ってしまった俺は、なぜか水瀬さんと付き合う振りをすることになってしまう。自分とは住む世界が違うと思っていた人とカップルの振りだなんて‥‥‥。
さらに、幼少期の思い出に、いつも愛用していたネックレス、久しぶりに再会する事になる幼馴染など、今までほったらかしにしていた事柄が一挙に降り注いでくる。俺は普通に高校生活を送っていただけなのに‥‥‥。
これはラブコメではなく、フェイクなラブコメだ。だって、付き合って無いから仕方ないじゃん?
でも、最近の水瀬さんはなんだか楽しんでいるような気も‥‥‥。
これは俺と学内一の美少女が送るフェイクなラブコメ生活である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 12:12:43
55925文字
会話率:58%
その差、一回り以上。
何がって……年齢が。
目覚めたらとある乙女ゲームの主人公になっていた、七崎(ななさき) 静音(しずね)。
神様曰く、元の世界に帰るには攻略キャラ五人のうち誰か一人と恋人にならないといけないらしい。
推しとの歳の差、
一回り以上。恋心通り越してもはや親心。
そんな三十路オタクが、ひたすらキャラ達の可愛さに悶えてるだけのお話です。
※ ネットスラングとか限界オタクのような発言がちょくちょく混じるので、苦手な方はご注意ください。
※主人公としてどっぷり恋愛するというより、推しを見守る話。
※健康的な腹チラを見て、ときめくより先にお腹冷やさないか不安になる……みたいなおばちゃん脳。ずっとそんな調子なので許せる方のみどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 11:05:28
336326文字
会話率:38%
『あんっ♡ あんっ♡ 気持ちいいよぉ♡』
なんなんだ、これは。
とある土曜日。画面の向こうで行われてる行為に目を奪われながら、俺こと初小岩実は驚愕していた。
「これ、路夏だよな……間違いなく……」
朝に母親から俺宛ての荷物が
届いていたと手渡されたUSBメモリの中にあった、一本の動画。
なんだろうと思いつつパソコンに差して再生してみると、そこには俺の幼馴染にして彼女である、瀬谷路夏の姿があったのだ。
『へへっ、どうだ路夏? 俺のほうが、実のやつよりずっと気持ちいいだろ?』
いや、それだけじゃない。路夏を抱きながら熱烈な口付けを交わす男にも見覚えがある。
宇場津太郎。俺のもうひとりの幼馴染にして、親友であるはずの男が、画面の向こうで俺を蔑みつつ、裸で俺の恋人を抱きしめていた。
『うん♡ 津太郎くんのほうが、実よりずっとすごいよ♡ ねぇ、だからもっとぉ♡』
本来なら拒絶しなければいけないはずなのに、路夏の瞳にはハートマークが浮かんでおり、そこには俺など映っていない。
俺の恋人はもはや、親友だと思っていた男に陥落しきっている。
それが分かってしまった。同時に理解する。
俺は恋人を寝取られたのだ。それも、長年の親友に。
俺は恋人に裏切られたのだ。長年の幼馴染で、初恋の相手に。
『へへへっ、おい見てるか実? 路夏はお前より、俺のことを選んだみたいだぜ? 俺はお前のことが、ずっと嫌いだったんだ。俺の路夏を取りやがってよぉっ! お前から路夏を奪えて清々したぜ! ざまあみやがれ!』
「あ、ああああ……」
全身が震える。絶望が襲いかかる。
これが、これが寝取られ。これが、恋人を奪われるということなのか。
脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。もうこれ以上、あの動画を見ていることなんて出来ない。
「うわああああああああああああ!!!!!」
俺の心はこの瞬間、粉々に砕けてしまった。きっともう、二度と立ち直ることは出来ないだろう。
激しい絶望感に襲われながら、絶叫とともに俺は家を飛び出そうと――――
「うわ「うわああああああああああああああああああああああああ!!!!!」…………って、え?」
したのだが。
それより先に部屋のドアが開いたかと思ったら、次の瞬間俺の絶叫は更に上のクソデカボイスによってかき消された。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 07:00:00
9220文字
会話率:49%
「ジュオン、今日をもって、君との関係を終わらせてもらう」
王宮の一室。
茶会に招待されて呼ばれたこの場所で、ジュオンは、ガマンデキン王国第三王子にして、婚約者であるシャイセ・ガマンデキンにそんな言葉を告げられていた。
「ジュオン!たった
今をもって、君との婚約は破棄させフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!」
そのまま婚約破棄を宣言しようとした次の瞬間、何故か王子は絶叫していた。
「お、王子!?いったいどうしたんですの!?」
「い、いや、何故か急に、は、腹の調子が…」
(フフッ、どうやら効果はあったようですわね。貴方がいけないんですのよ、王子。貴方が私を『婚約破棄』しようとしたのですから)
慌てふためく浮気相手である腹違いの妹と王子を見ながら、ジュオンは内心ほくそ笑む。
『婚約破棄』。その単語を口にするたび、猛烈な腹痛に襲われるという、恐ろしい呪いを、彼女は婚約相手である王子に実行していたのであった。
(婚約破棄など…絶対口に出させませんわ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 06:00:00
11456文字
会話率:31%
拝見 親愛なる亜衣様へ
フフフ…君は本当にいけない小猫ちゃんだ…
このKaiser《帝王》をこんなにもトリコにするなんて…
ひょっとして、わざとだったりするのかな?フフッ、だとしたら、君はとんだ悪女《バット・ガール》だ
A
NJEL《天使》だと思ってたのに、まさかルシファー《小悪魔》だったとは、お釈迦様もさぞかしびっくりだろうね
でも僕は、僕だけは君のことを赦してあげる…だって、これが僕にとっての恋《ファースト・ラブ》だから…
愛してるよ、亜衣。亜衣だけに。なんちゃって。フッ、ちょっとキザだったかな?
でも仕方ないんだ。君は、僕の心を奪った変泥棒《マイ・ハート・ハンター》だから…
盗んだからには責任は取ってもらうよ、怪盗さん♪
だって、僕の心臓《ハート》はとっくに君に囚われてしまっているんだから…
それはさながら運命《さだめ》のCHAIN《くさり》…
そう、君は僕の運命《DEATH TINY》であり、運命《ヒロイン》なんだ
この想い、どうか届いて欲しい
その日まですぐ近くで、君のことをずっと見ているよ…いつまでもね…
ドゥピ☆チュッ♪愛しい愛しの君へ
−−−アイ《LOVE》に堕ちた皇帝・放課後のラブカイザー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 18:00:00
21442文字
会話率:32%
玲子さんは自重しない~遙か彼方の異世界転生~
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 06:00:00
1255811文字
会話率:34%
一匹の少年ゴブリンが自分の欲望「ただ一人の可愛い女の子とイチャイチャしながら暮らす。」を果たすため旅にでて、何度も恋に落ちては振られ、色々な種族の友人を増やしながらも、困難を乗り越え一途に生きて成長していく。
最終更新:2024-12-15 05:26:12
120797文字
会話率:58%
今さらながら、プレスマンに芯が詰まりやすいことを、おもしろがってはいけない気がする。
最終更新:2024-12-15 00:00:00
250文字
会話率:0%
喜ばしい内容であるからといって、速記の内容を漏らしてはいけない。
最終更新:2024-11-30 00:00:00
332文字
会話率:0%
科学技術の向上によって、失われていく技術というのは、古来から数え切れないほどある。速記は、もう、文化財になったと言えるのかもしれないが、怒られるといけないので、断言しない。
最終更新:2024-11-23 00:00:00
240文字
会話率:0%
好きな人のお嫁さんになる。シャノンのその夢はあっけなく打ち砕かれた。
どうやら自分は和平交渉のために帝国の皇帝と結婚するらしい。世界の血統のいいとこどりとも言えるシャノンの結婚は、ペットの子どもをあげるかのようにあっさりと決まった。
それな
りにショックを受け、泣き暮らしたシャノンは皇国に向かう道中魔獣に襲われて死にかける。だがその時、シャノンの中に流れる古代神聖王国の血が目覚めて―――
そして、一度死にかけたシャノンは悟った。
「やっぱ命あっての物種よね。お飾りの皇妃? なにもしないのに養ってもらえるなんて天職では!? 体も強くないし、帝国でぬくぬくさせてもらおう!!」
一転、お飾りの皇妃に前向きになったシャノンだったが、結婚式の後問題が生じた。
「……侍女が、誰も来ない……」
まずは侍女を探さないといけないようだ。
〈楽して生きたいシャノンが頑張らないために頑張るお話。〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 22:44:04
550892文字
会話率:46%
「俺から愛されることを期待するな。
お前とはただの契約結婚だ」
旦那様は私に冷たく告げました。
そんなことはわかっています。
私は自由と引き換えに3年間だけの冷酷領主の妻を演じなければいけない。
元々私は男爵家で父、義母、義妹の家族たちか
ら使用人のように虐げられて、自分の初恋の男性も義妹に奪われた。
もう愛なんていらない。
贅沢は許されない貴族の領地妻なんて普通の令嬢は無理でも私はできます。
私には家事スキルがあります!
寂れた領地を豊かにして、かならず自由を手に入れてみせます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 18:23:46
20807文字
会話率:31%
『第二部 紅玉星編』
自然を操るために神々と語り、生活を豊かにするために魔術を究める人々が暮らす世界。この世界に人々が暮らすのは一つの星ではない。三つの星で、人々は異なる環境の中、異なる歴史を歩み、異なる文化を育んだ。
人々が神々の言
葉を学び、苛烈な自然の猛威を操り生きる天藍星、人々が魔導を修め、枯れ果てた大地の中あがく紅玉星、そして神の言葉と魔導、その両方を学び、天と魔を結ぶ玄黄星。
これは、そんな三つの世界で生きる人々、抗う人々、戦う人々の物語を綴った叙事詩の一部である。
<紅玉星>、魔が支配し、神の力が及ばず、河川は渇き、大地は漂白しつつある、厳しい世界。そんな中で、人は生きるために知恵をつけ、技術を手に入れたが、未だ多くの問題を抱えている。だが忘れてはいけない。世界を救うのは英雄ではない。命を拒む世界と戦うためには、全ての命と手を取り合う必要があるのだから。
第一部:玄黄星編→https://ncode.syosetu.com/n1196fw/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 18:00:00
207681文字
会話率:49%
弱小公爵家の末娘エリクシーラは、王都魔法学園の卒業記念パーティーで婚約者の王子に側妃となるか婚約破棄かを迫られる。その瞬間、天啓を得たかのように、自分が悪役令嬢であったことに気がつく。
なんでおどおどしていたのかしら? もっと早くに気が
つけば、ヒロインにガッツリ意地悪もしてあげられたのに!
え、うちって本当は聖公家でしたって、なんですの? 私の涙が聖石になるって、人前で泣いてはいけないって、そういうこと?
あらあらまあまあ、大丈夫です、もう絶対泣いたりしませんわ!
わたくしは、悪役令嬢ですので!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 17:00:00
106219文字
会話率:53%