ある落ち武者が、見知らぬ山に迷い込み、難儀していたところを山里の娘にみつかり、山里の主「内裏様」のもとに招かれる。天女のように美しい内裏様は、都からの客人を歓迎する宴を催す。その夜、琴の音に誘われ内裏様の寝所に入った男は、彼女の正体を見抜
き…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-21 21:17:41
4996文字
会話率:38%
白くふっくらとした頬に柔らかな笑みを浮かべて、お雛様は今日も笑う。優しい目元に、花の色をした唇。ぬばたまの黒髪に、儚げな白い手……。昔、一人の姫がおりました。
最終更新:2011-03-06 23:46:53
8343文字
会話率:33%
都に住む貴族の娘、遥日。
貴族の末席に名を連ねていながら、その実質はほとんど町民に近い。
そんな彼女の元に届いた文には驚くべきことが書いてあった。
――仕える事になったのは美貌のお姫様。
さて、遥日のこれからには何が待っているのだろう
か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-01 16:00:16
33589文字
会話率:29%
有名な童話『マッチ売りの少女』の新解釈です。
最終更新:2011-02-26 07:00:00
4756文字
会話率:21%
(冒頭より抜粋)
とうとう、学級で残っている生徒は菊池綾音と僕だけになってしまった。
きれいすぎる緑―――チョークの粉の波模様がない黒板を眺めていると、何だかミュージックビデオの中にいるみたいな気分になってくる。二人きりになっても、僕は教
室左側の窓から2列目の1番前の席、菊池綾音は廊下側の端の列の後ろから2番目の席という、4月のクラス替え以来の席順で座っている。だから今でも彼女は振り返って見ないと何をしているのかわからないし、何を思っているのかは余計想像がつかない。2-1クラスの皆がどんどん減っていき、先生もいなくなっていっても、教室に来ている以上最後の一人になるまで、前と同じように勉強をしているふりだけでもしていなければならないような気がしていた。残ったのが秀才とされていた菊池ならなおさらだ。僕は不意に担任でこの時間の古典を教えていた山下の興奮するとなおさら広がる大きな鼻の穴と、ドングリまなこ、汗でテカる額を振りながら定規と大声で重要な部分を指して僕たちに復唱させる姿を黒板の前に思い出し、懐かしいようで喉仏がキュッとなった。漢文の練習帳を繰ってみると、これが始まる前、授業中に眠気でうつらうつらしながら山下の目を盗んで端に描いた落書きが目に入る。山下がいなくなったのはいつぐらいだったか。まだ学級に半分は残っていたはずだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-12-03 17:57:11
5736文字
会話率:9%
暇を持て余した若者達が、寄り合いで互いに怖いものを言い合うことにした。しかし思いもよらぬ展開に……。
最終更新:2010-08-02 02:49:27
7948文字
会話率:79%
「ねえ、どうしておばあちゃまの耳はそんなに大きいの?」から、赤頭巾ちゃんは最後の抵抗を試みる。
最終更新:2010-05-26 00:13:52
2070文字
会話率:100%
古典の苦手な朝子は、この夏休みに、夏期講習へ行こうと思いました。
さらに古典作品とは関係なくなったような……。
夏と悩みと、恋のお話。
最終更新:2010-07-22 09:25:05
25684文字
会話率:39%
古典の苦手な朝子は、疎遠になっていた幼馴染と、ふとしたことから関わることになりました。
やはり古典作品には関係ありません。
幼馴染と妄想と、恋のお話。
最終更新:2010-07-03 20:33:22
17359文字
会話率:42%
古典の苦手な朝子は、古典の得意な小野君に、勉強を教わることになりました。
古典作品にはあまり関係ありません。
勉強と妄想による、恋のお話。
最終更新:2010-07-03 19:26:03
10546文字
会話率:33%
碧い目をもつ少女、虎碧。なんだかいわくありげな姐さん、龍玉。
己と剣を頼みに江湖を渡り歩く剣客義姉妹。
さだめなのか、風雲はふたりを巻き込み。
ふたりは、死力を尽くして、血風の中を駆け抜けてゆく……。
最終更新:2010-07-20 00:28:19
199970文字
会話率:32%
古代中国、項羽と劉邦の時代。求道の剣士は、屍魔として蘇った死美人と出会う。死美人は、覇王との愛情をうたう……。
戦乱の大陸を舞台に繰り広げられる天下統一の戦い、あるいは人と人ならぬ者の戦いと、愛情を描く武侠ダークロマン。完結。
最終更新:2010-01-11 15:18:18
138787文字
会話率:26%
時は天下泰平の江戸。ある藩に十歳になったばかりの少年がいた。楽しくのびのびと暮らしていたが、お子様扱いされ、不満もある日々。そんなある日、父が家を留守にすることに。自分が家族を守る!と意気込む彼は早速、神様に『家族を守る力が欲しい。』と願っ
た。すると、次の日から凛々しい若者に大変身!?その変身のわけには、ある寂しい男の願いも関わっていた…。
ブログ及びnovelist.jpに転載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-22 17:38:10
210001文字
会話率:47%
海辺にたたずむ、儚げな少女……。出逢ってしまったその少女が緘森月夜《かんもりつくよ》にもたらすものは…?人々の思いが交錯する中、月夜に待ち受ける運命は…?そして今まさに、選択の時が迫る………。*これは田舎者の主人公―緘森月夜―を中心とした儚
くもまったりとした雰囲気のほのぼの恋愛コメディーです…一部バトル有り*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-09 21:13:11
258288文字
会話率:40%
秋田県にある男鹿半島と、岡山県の倉敷で育まれた、主人公、渡辺二郎と、沢井真夏の小さな初恋。
その後の二人には、どんな未来が待ち受けているのか。
どうか、温かく見守ってください。
最終更新:2010-04-06 11:33:07
87967文字
会話率:33%
時は2189年。
本という古典的情報管理システムは今や旧時代の産物となり、いまや新しいネットシステムが情報を管理していた。いまや書物は、古典の授業に出る物でしかなくなったその時代・・・見た目は普通の高校生……麻原言太もその授業を受け、本を身
近にしていない少年だった。しかしその少年は、人にはいえない、ある『秘密』を持っていた。そんな彼の前に、ある少女が現れた。黄色い雨合羽を被った幼い顔の少女は、紅い血でべっとりと濡れたアイスホッケーをもち――――――彼と……『本の管理者』と出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-26 01:37:56
5854文字
会話率:29%
水の星エルで、くり広げられる冒険物語…。TRPGシナリオの流れを組む古典小説ついに登場。
最終更新:2009-11-06 09:18:43
136167文字
会話率:31%
絶世の美女だと噂される「かぐや姫」と都で騒がれている少女は、実は、十人顔であまりパッとしない顔立ちで、特技は、剣術や槍術等といった変わり者(趣味は、幼なじみをいじめること)!ある時、帝との婚姻話が挙がってしまって………!?平安時代をベースに
書いた恋愛物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-06-10 16:23:27
318文字
会話率:0%
第四天魔王の娘、鈴鹿御前は坂上田村麻呂に恋をしました。しかし、田村麻呂は人間。鈴鹿御前は鬼女。決して結ばれる筈がありませんでした。何れは自分も殺されると分かっていながら、鈴鹿御前は愛しい気持ちを抑え切れませんでした。妖しと人間の哀しい物語。
最終更新:2008-01-05 23:47:14
3015文字
会話率:33%
平安後期、平家が栄華を極めた頃。平家打倒を狙い企てられた「鹿ケ谷の陰謀」に加担し、平清盛により鬼界ヶ島に流された僧「俊寛」。浄瑠璃や歌舞伎、古典に数多取り上げられた彼を題材に、先人の創作に取材し、三篇の短編をものしてみました。
最終更新:2007-08-15 04:41:54
6189文字
会話率:35%
高校生の頃古典の授業で愛しいと書いて"かなしい"と詠むと習ったので詩にしてみました。
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最終更新:2007-06-13 20:14:19
561文字
会話率:0%
「また恋してよ、あたしが困るからさ」――桜と和歌で綴られた恋物語。
最終更新:2007-05-17 21:25:40
2141文字
会話率:42%
古典の長編「うつほ(宇津保)物語」。「源氏」に隠れてあまり読まれていない、だけど読むと非常に面白いこの作品。できるだけ判りやすく書こう!との思いにかられ、原作を重視しつつも、やや登場人物の行動や感情描写を補完しています。
最終更新:2007-05-09 22:53:39
259559文字
会話率:43%
尾上千歳は大学二年生。徹夜で古典のレポートを仕上げていたはずなのに、垂直落下式スリルライド気分を味わって、たどり着いたのは陰気な地下室。そして目の前には、天使も裸足で逃げ出すくらいに可愛いお子様が。なんとこのお子様が、魔王陛下だと言うのです
。魔王陛下の姉の生まれ変わりだと告げられた千歳は、果たして無事に日本に帰れるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-04-22 23:02:50
55067文字
会話率:30%