かつて、魔界の名家ルシファー家に「王の双子」が生まれた。
だが双子は魔界の掟で「争いと災厄の象徴」とされ、生まれてすぐに片方を捨てられる運命にあった。
母・エミリアはその禁を破り、片割れの赤子――後の「やっき」を胸に、人間界へと逃亡。やがて
彼女は力尽きるが、やっきはグレンとマリアという心優しい村人夫婦に拾われ、深い森の中で育てられた。
やっきは金色の髪と赤い瞳を持ち、村人からは異質な目で見られながらも両親の愛情に包まれて成長。
ある日、「月の加護」を持つ極めて珍しい存在であることが発覚し、さらに村で行われた魔力量測定で規格外の力を示してしまう。
その噂は王都にまで届き、やっきは老魔導師ルーデンの指導を受けて、全属性適性・魔力量・制御力いずれも「伝説級(ブラッドアーク級)」と評される。
やがて王立魔導学院の入試では「デルタ・サン」という強大な灼滅魔法を放ち、特別研修生として学院入りを果たす。しかし強すぎる力と孤高の性格から、周囲と距離を置かれていた。
一方、王都には「日輪の巫女」と呼ばれる少女ソレイユ・アストレリスがいた。
彼女は太陽神の加護を受け、未来視の力によって“やっきこそが魔界の王ラミアス=ルシファーを倒す鍵”という神託を受けていた。
そしてある日、王都最深部の禁域――かつて世界を焼き尽くしかけた魔王アスモデウスが封印された祭壇で、異変が起きる。
やっきは再封印の儀式に招かれるが、魔王ラミアス=ルシファーの乱入、封印核の暴走、そして“最上級召喚術<サモン:ダークロードVII>”の発動によって、5mの巨体を持つアスモデウスを召喚してしまう。
さらにアスモデウスはやっきの体へ「闇に溶けるように」融合し、その強大な力を宿す共生状態となった。
事件の目撃証言により、やっきは王宮の会議へと召喚される。「敵意はないか」「お前は誰だ」「デルタ・サンの少年か」といった尋問が続く中、やっきは自らの出自と意志を語り、ソレイユの神託の証言によって「人間界の仲間」として認められる。
こうしてやっきは“王都と神殿の保護下”となり、吟遊詩人ヨシキやソレイユと共に、世界の運命を左右する大いなる冒険へと歩み出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 23:02:33
33004文字
会話率:29%
祈りの名を、運命に
この世界には、魔法がある。
それは水を沸かすための小さな火であり、重い荷物を運ぶ風でもある。
誰もが生まれつき魔力を持ち、使いこなす力を授かる──はずだった。
少年の名は、シア。
銀の髪に、赤い瞳。
優しい顔立ちと、
穏やかな声。
どこにでもいる、普通の少年。
ただひとつ、致命的な“異常”を除いては。
彼には──「戦う力」がなかった。
騎士を志し、強くなることを夢見た彼に与えられたのは、火を灯す、皿を洗う、風を通す。
そんな“生活魔法”だけだった。
「向いてないって、わかってる。でも、僕は……」
それでも、諦めきれず、彼は森へ向かった。
誰もいない、静かな場所で。
誰にも知られず、ただひたすらに剣を振るい、魔法を放ち、自らの限界を問い続けた。
そして、魔力が尽き、意識が遠のいたとき──
彼は、見たのだ。
夜の闇より黒く、ステンドグラスのように妖しく輝く蝶を。
それがふわりと彼の胸に降りたとき、彼の中に“何か”が流れ込んだ。
痛みはなかった。
夢のような心地。
まるで、母の腕の中にいるような、温かく、優しい……いや。
──何かがおかしい。
蝶は、何も語らない。
ただ静かに、シアの中で羽を閉じた。
そして物語は、静かに動き出す。
それは少年が「全ての属性を使える」存在に目覚める前。
それは少女が「乗っ取られようとしている」ことも知らない日々。
それは二人が出会い、戦い、そして選ばれるための──
始まりの祈り。
たったひとつの願いが、運命の扉を開けた。
そしてその代償に、世界は静かに、崩れはじめる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-31 15:00:55
62947文字
会話率:36%
「お前、面白い女だな」「はあ?死んで」
魔法学園に通う無限魔力女学生ザラの前に突如現れたのは、顔の濃い俺様魔族だった。しかもストーカー予備軍だった。
おもしれー女としてカウントされた主人公は、「俺の女」にされてしまうのか!?
壁ドンされたら
掌底を叩きこめ。頭を撫でられそうになったら手を弾き返せ。ザラは今日も、親友のギャルや天才少年、愛ゆえに暴走する光属性の爽やか剣士や年中酒臭い天界の小さいオッサンたちと共に、俺様魔族と魔法トラブルに果敢に立ち向かう!な青春ラブギャグファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 07:00:00
1588314文字
会話率:47%
神に転生させられてしまった中学生。
しかも最後の衝撃のせいで前世の名前も思い出せない模様。
しかし、色々な属性やスキルに鑑定スキルの大盤振る舞いに主人公も感動する。
そして、コスパがゴミだが、何でもできる生産系属性と、魔力総量が限りなく大き
くなる、魔力総量無限のスキルを手にもち、異世界に向かうのだった。
13歳の鑑定の儀に己が何者かを思いだした、レオール=ローランドは、弟に実質虚偽の報告をされる。
鑑定の儀では嘘をつけないが、生産継続性持ちだと、声を台にして宣言されてしまい、仕方なく近くの森で魔獣を狩りながら、旅をすることにしたのだが……
3人の少女の命を助けたことで、王城に招待される。
そして、なぜか公爵令嬢と、王女と、聖女と婚約を結ぶことになり!?
イケメン腹黒主人公の王道転生貴族が、不遇属性で無双する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 12:10:00
104671文字
会話率:37%
魔力の偏差値で人生が決まる世界――
とある村で生まれたごく普通の少女・ルゥアは、幼い頃に攫われ、魔力を封じる首輪をつけられて奴隷として生きてきた。
長い間、「自由」も「希望」も遠い夢だったルゥア。だが、友人を理不尽な死で失ったあの日、
抑え
つけていた感情とともに、首輪を砕くほどの“規格外の魔力”が覚醒する。
その力は、誰も知らぬ“純魔力”――あらゆる術も属性も超越した、世界の原初たる力だった。
「もう、誰にも跪かない。誰にも跪かせない」
ルゥアは自由を手にした瞬間から“悪を滅する旅”へと踏み出す。
帝国と辺境の狭間にある自由都市ラグリオス――
裏社会と支配者層が渦巻くその地で、ルゥアは情報屋・リィナと出会い、
自らの力と信念で、世界の歪みと対峙していく。
――最強の魔力と気高き意志で、悪党も魔術師も、支配の制度すらも“跪かせる”少女の無双と成長の物語、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:21:57
20933文字
会話率:38%
女神召喚に巻き込まれた平々凡々な私こと、秋月李緒。
魔力量、平均値。
属性、風。
特殊能力、無し。
王様達からは早々に見放されました。
与えられた家は危険度MAXの森の中。
上位魔法師のレイ様と、騎士団の部隊副隊長のトニックさん、元魔王のア
ーフに、餌付けした魔物達。
個性豊かな人達に囲まれてそれなりに平和に暮らしていたけれど、魔王討伐隊のメンバーにレイ様達が選ばれた事が運命の分かれ目。
人と魔族のあれやこれに巻き込まれてさぁ大変。
私はただ、人を巻き込んだくせに早々に見放してくれやがった王様達を見返したかっただけなのになぁ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 21:26:42
131988文字
会話率:44%
辺境の村に住む青年ラルフィーは、いきなりやってきた国の役人に属性検査を受けさせられた。すると女性しか持ちえない聖属性を持っていることがわかり、無理やり聖女として王都へと連れて行かれることに。
強制的に女装をさせられ、聖女として仕事をこなす日
々。だが魔力量が少ないラルフィーは聖女として望まれる仕事をこなすことが出来ず、『能無し聖女』と罵られる。だが一人だけついてくれた護衛騎士だけはラルフィーに敬意を払い、誠実な対応をしてくれた。
だがある日、異世界から真の聖女を召喚することになる。ラルフィーとは比べ物にならないほどの力を持った異世界の聖女が現れ、ラルフィーは罪人へ落とされ処刑されることに。
それを知った護衛騎士はラルフィーを救い、隣国へと逃亡を図る。無事に隣国へと辿り着き、穏やかな生活を送っていたラルフィー達だったが、そこへ役人が現れて――
※こちらはBL作品となっております。ネトコンに参加するためにこちらへ掲載いたしました。BLが苦手な方はご注意ください。
●最終話まで執筆済み(全21話)。一日三回更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 18:00:00
63598文字
会話率:44%
天空に浮かぶ学園島セレスティア・アカデミー――そこでは年に一度、「異世界空中学園」の名を冠した魔法試練が開催される。魔力ゼロの高校生・神楽坂颯は、自分など何の役にも立たないと思い込み、参加を半ば諦めていた。しかし、風属性トップの才女・風祭莉
玖、火属性剣術科最強の先輩・火野紅、碧霧見習い魔女のロリっ子・小鳥遊すずね、黄昏の歌姫ユイ、4人のヒロインに導かれ、颯は“風の契約”を結ぶことになる。
初めは魔力を持つ仲間に頼り切りだった颯だが、試練を重ねるごとに「知識×肉体×絆」が真の力を生むことを学んでいく。浮遊神殿で幻晶獣を討伐し、重力反転の迷宮を抜け、幻影図書館で古の魔法を解析し、元素の泉で四属性の精霊と対峙――仲間との連携が深まるたび、颯の“無力”という殻は粉々に崩れ去った。
だが学園理事長の野望は、試練の裏で「碧霧(エメラルドフォグ)」を兵器化し、学園島を支配することにあった。裏切りの側近・蒼井の陰謀をすずねが盗み聞きしたことで、颯たちは真実を知り、理事長との最終対決に挑む。霧の魔導王へと覚醒した理事長を相手に、颯は仲間4人との合体奥義「蒼天絆滅」を放ち、ついに島を覆う霧を浄化する。
霧が晴れた朝、学園島は生徒たちの祝福に包まれる。颯はすずねを隣に誘い、莉玖と紅から祝福の言葉を受けながら、新たな冒険へと足を踏み出す。その背中には、どんな“無力”も超える、確かな「絆」の翼があった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:10:00
85123文字
会話率:53%
魔法が身近な世界。
魔法には属性があって一人一つの属性を持つのが一般的だけど、ごく稀にすべての属性を使えるだけでなく、聖魔法も使えるほど強力な魔力を持つものが産まれる。だけど、いままでそれはなぜか男性ばかり。
それなのに、ついに女性で聖魔法
を使えるものが誕生した。それが私。
聖魔法を使える女性は王太子妃になる運命。
いやいやいや、私は国家魔術団に所属する国家魔術師になってみんなを守るかっこいい女性になりたいの!太子妃にはなれません!
この能力は隠して生きていく。
・・・と思っていたのに、なぜか公爵家の三男にバレてしまって、しかも婚約者候補に!?それのこの男、何を考えているのかよくわからないし、読めない男。
魔物とも戦いながら、理想の国家魔術師になるために頑張ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 20:49:50
60018文字
会話率:37%
父親に恵まれず不遇な幼少期を過ごした光は、11歳の時に母を父に殺されてしまう。それでも持ち前の負けん気の強さで剣道やフェンシングに打ち込み、世界選手権大会で優勝するまでに成長する。その栄光も束の間、光は強盗に襲われた女性を助けようとして反
撃され命を絶たれる。
そして何故か日本での記憶を持ったまま異世界に転生した。そこは7つの魔法属性のマナが漂う魔法の世界。美しい世界でありながら怨みの獣である怨獣《おんじゅう》が人に襲いかかる恐怖の世界でもあった。
光は帝国の皇子エリアスとして生まれたものの、その世界で誰もが当たり前に持つ魔力を全く持たずに生まれてしまった。何故自分はこれ程までに不幸な人生の下に生まれるのかと絶望する。
それでもと思い直し自分にできる限りのことをしようと前を向くエリアスの前に謎の黒髪の少女アニエスが現れる。
これは人間の欲と怨念に満ちた世界で、自分の運命に翻弄されながらも人々の希望ある未来を模索し奮闘する無能皇子エリアスの物語である。
*この作品は96話完結済みのものを毎日一話ずつ掲載しております
*この作品はカクヨム様にも掲載させていただいております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 17:00:00
507057文字
会話率:76%
主人公は転生者であるにも関わらず、生まれながらに属性が欠落し魔法が使えない欠陥品だった。
父親には不要とされ、母親の実家でも邪魔者扱いされた結果、3才の時に唯一の味方である母に連れられて辺境の村で暮らすことになった。
そして、生まれて
からずっと鍛えてきた魔力操作技術と豊富な魔力量に前世の知識を加え、属性欠落のハンデを乗り越えて錬金術師を目指す。
――と言う訳で、今回は物作り系のお話しです。
主人公は常人なので能力は高くありませんが、いずれ専用武器(?)を作って少しは戦います。……多分?
【はじめにお読みください&注意事項】
本作における錬金術とは、物質の合成、加熱、成形などを魔力で行う『総合生産魔法技術』です。――地味にちまちまと物作りをしますのでご了承ください。
また、作製工程については『空想』なので是非の責任は持ちません。
なお、『チート系の錬金術』ではないので、賢者の石とかホムンクルスなどは出てきません。
【更新について】
本作は進みが遅いので不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 17:44:47
272439文字
会話率:43%
洗礼の義にて魔力が一切無い事が判明した伯爵令嬢ルナフレイラ。
逆に同い年の義妹アーシュは複数属性を扱える天才だった。
家族や使用人、クラスメイトに婚約者までもがアーシュと比べルナフレイラを蔑む。
しかし当のルナフレイラは一切気にした様子は無
く···?
義妹視点で進みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 03:32:03
3134文字
会話率:52%
突如異世界に転生した高校生・レイジは、絶大な魔力を持ちながらも“世界を破滅させる危険因子”と恐れられていた。王や連合軍は彼の「封印」や「排除」を検討するが、闇商人ユダの陰謀や“神の実験”の影が迫る中、レイジは賢者学院の仲間たちと絆を築きな
がら自らの力を磨いていく。
火・氷・風・雷――四つの属性を同時に扱う“多属性制御”を研鑽することで、彼は次第に「破滅の力」ではなく「世界を護る力」へと可能性を開花させる。邪悪な封印破りを阻止し、騎士アリシアや研究者セトと共に学院を守り抜いた実績は、やがて王や連合軍にも認められるのだった。
しかし、逃亡中のユダは次なる破滅の火種を狙い、神の干渉はいまだレイジを“実験体”として観察し続ける。いつ再び暴走の危機が訪れるか分からない――それでも彼は仲間を信じ、学院で学び、自らの意思で“神の実験”を終わらせようと決意する。
果たしてレイジは、命輝石を蝕む力を完全に制御し、闇商人や神の企みから世界を救えるのか? 仲間と笑い合う学院生活のかたわら、いずれ再来する大いなる試練に立ち向かう日々が始まる。破滅をも覆す多属性の魔法が、今こそ希望を示す鍵となる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 19:00:00
148943文字
会話率:21%
短編「無印辺境伯家令嬢の華麗なる日々」電子書籍化にあたり、兄視点の短期連載です。
異世界転生のキーワードは、主人公ジルベルト本人ではなく、短編主人公の妹マリーのことです。
マロード辺境伯家の次男は、魔力判定で無属性魔法しか持たないことが判
明した。
一般的に無印と蔑まれる立場に泣きたい気持ちを堪えていたところ、可愛い妹が生まれた。
妹は、実はとんでもなくすごかった。
可愛い可愛い妹がいたから、ボクはボクなりに頑張ることが出来る。
領地で大規模魔獣発生という災害の兆候が見えて、家族全滅の覚悟をしていたけれど。
ちょっとマリー、何やってんの! 狙った魔法になってないって泣いてるけど、誰も到達していない域の魔法研究をしてるって、気がついてるかな! 気がついてないよね!
短編「無印辺境伯家令嬢の華麗なる日々」の補足話で書き始めましたが、電子書籍にも書かなかった裏話になりました。
このお話だけでも、男性主人公視点としてお読み頂けるようにしたつもりです。
ジル兄視点ならではのお話ということで、よろしければお付き合い下さい。
※電子書籍化になる短編は、作者名リンクから作品一覧でご覧頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 00:00:00
66853文字
会話率:17%
聖女となった我がままクソッタレ自己中心姉が、魔王に惚れて聖女の役目から逃亡した。
あおりを食った妹のサリーは、貧乏男爵令嬢から囚人となって未開の土地へと送られる。
閉ざされた地にいたのは枯れ木のような老人、幽霊よりも生気のない貴族男と、耳ま
で筋肉が詰まっているクソッタレ筋肉男。
人の話を全く聞かない馬鹿犬のような筋肉男に振り回されつつ、サリーは徐々にこの秘められた場所の真実に迫っていく。
入り組んだ坑道の先に眠るもの、筋肉男の変貌、魔人の王の思惑。
そして聖女の妹であるサリーに眠っていた力が目覚める。
「サリー、すごい! サリー、大好き!」
「煩い。人を勝手に抱き上げるなクソッタレ。おろせ、馬鹿犬!」
ふわふわな見た目に反して口を開けば毒を吐くサリーと、サリーにまとわりつく筋肉馬鹿男(犬属性)のドタバタ恋愛ファンタジー。
※女性主人公は性格も口も悪いです。
※男性主人公はお馬鹿さんです。
※恋愛までが遠いです。
※完結まで書きあがってます。
※カクヨムにも投稿準備中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 10:00:00
93793文字
会話率:33%
この世界には稀にギフトと呼ばれる異能を持って生まれる赤子がいる。
生まれながらにして桁外れの魔力量を持つ者、類稀なる剣の才を持つ者、千里を見通す眼を持つ者。
だが往々にして強力な力には犠牲が付き物であり何かしらのデメリットを背負うこともある
。
虚弱体質、制御の効かない怪力、頻尿。
勿論何もデメリットがない場合もあるが俺の場合そうはいかなかった。
全属性魔術行使可能
デメリット:初級まで
????????????????????折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 11:22:39
34849文字
会話率:40%
五歳のリーゼロッテはブラック企業で部下の手柄を横取りして刺されて死んだ前世がある。
そのためお金に困らず安泰な生活を夢見て、王子殿下の婚約者になりたいと思っていたある日、お茶に訪れた侯爵邸で嫡男のクレメンスが魔法を使っているところに通りすが
る。
強大な魔力を持っているため父親に冷遇されて怪我をしたクレメンスにハンカチを渡すと、後日ハンカチを返しに来た。
そのときに魔法をクレメンスに見せてもらい、仲良くなった二人は頻繁に交流を持つようになる。
お転婆なリーゼロッテにクレメンスはいつも母親のような小言を言ってくる間柄になった。
過保護でオカンなヒーローと王子様との婚約を虎視眈々と狙う少女の話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 10:00:00
106374文字
会話率:36%
伯爵令嬢アデリナと婚約者である第二王子ヴァルターは、政略によって結ばれただけの関係だ。
ヴァルターにはアデリナよりも大切な人がいる。
父親(国王)から蔑ろにされ、王太子(異母兄)から命を狙われている彼が唯一信頼し大切にしていたのは、ヴァルタ
ーの双子の妹セラフィーナだ。
ある日、セラフィーナが暗殺されてしまう。
最愛の妹の死がきっかけとなり、ヴァルターは闇属性の魔力に支配され、魔王と恐れられる冷酷な王となるのだった。
彼のことが放っておけなかったアデリナは王妃としてヴァルターを支え続けた。
けれど、やがて周辺国から攻め入られ、国は滅亡の危機に。ヴァルターを庇ったアデリナは瀕死の重傷を負うのだった。
ヴァルターは、アデリナの命の灯火が消える直前に時戻しの魔法を使い、人生をやり直す選択をする。
それなのに彼は回帰前の記憶を忘れてしまい……。
迎えた、巻き込まれやり直し人生。
婚約者をどうにかしないと詰んでしまうアデリナは、以前とは違う関係を築くために奮闘するのだった。
過去編はシリアス。死に戻り後は未来の旦那様を善人に育てようと奮闘した結果、なぜかヤンデレ執着系ヒーローが爆誕してしまうお話です!
※カクヨムにも掲載(少しだけ先行)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 20:06:31
145323文字
会話率:26%
28歳の食品会社の研究員だった北村雅紀は、異世界に勇者として召喚されるが、潜在魔力測定で最弱レベルと判定され、戦闘向きでないと町民生活を命じられる。納得いかず独学で全属性魔法を習得するも、最弱のまま。そんな中、近所の女性リナとの偶然の接触で
、微弱な雷魔法が快感を呼び起こすことを発見。
その能力を活かし、マッサージ店を開業すると、男女問わず瞬く間に人気に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 10:29:27
21142文字
会話率:44%
2025年春、突如現れた次元の扉「ゲート」から怪物が溢れ出し、世界は一変した。普通の高校生だった黒桐翔人は、ゲートの魔力で覚醒し、火と水の二属性を宿す力を手に入れる。怪物が跋扈する中、学校は戦場と化し、覚醒者たちは否応なく戦いに巻き込まれて
いく。
クールな外見と熱い心を持つ翔人は、幼馴染の遥や正義感溢れる友・大樹と共に、変わりゆく日常に立ち向かう。だが、学年最強の謎の少女の圧倒的な力に触れ、自分の無力さを痛感した彼は、新たな決意を胸に刻む。
ゲートの真相、覚醒の秘密、そして世界を覆う混沌ー。普通だった少年の戦いが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 04:43:45
116691文字
会話率:44%