メロディ・ヒストリア伯爵は、類希なる容姿や実力をもって「氷柱の白百合」と謳われている少女だ。
幼少の悲壮な経験とともに順当に実績を積んできた彼女は優しい婚約者とともに貴族として果てると思っていた、のだが……「真実の愛を貫かせてほしい」と婚約
解消を提案されてしまった。
平然と受け入れてみせたものの、数少ない気を許せる存在だった婚約者の心変わりに動揺し、年若い乙女は人知れず涙を流した。
一夜明けて、ぐっすり眠ったメロディは気持ちを切り替えると憧憬を胸に真実の愛を解明しようと決意。周囲を巻きこんで研究を進めていく。
そんな彼女の言動に導かれるように時代を揺るがす大事件、運命の歯車は動き出した。
【エレアの子守唄】
綾なす波に誘われ
炎にくべた言葉 集めて旅路を紡ごうか
とこしえ待てず 影は征く
凍りついた静けさは 焦がれる地に綻ぶ花
あせない調べにつつまれて
ささやかな風にゆられよう
重なる季節の訪れを
八千代の夜をこえて 願う
昨日は 舞い降りた光抱き
あなたはひとりねむるのでしょう
夜のまにまによすが得て
涙雨がさらう心 奏でて記憶を綴ろうか
奮い立たせて こだま聴く
悠久に流るるは 宿木知らぬ渡り鳥
ちとせの灯に花が咲き
蝶はわらう宝に留まる
待ちわぶ季節の過ぐときを
八千代の時をこえて 祈る
明日は 光る風に迎えられ
あなたはひとりさめるのでしょう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 22:00:00
538310文字
会話率:62%
2024年5月10日金曜日の夕刻、
羽熊有流羅(はぐまあるら)は、誘拐された。
突然の事態に身を置きながらも、彼女はどうにか冷静に思考する。その延長として、未成年誘拐被害者の生存率を鑑みた結果、まずは脱出を試みようと決意した。積極的に犯
人と会話して情報収集していると、9年前に失踪した母が事件に関係しているのではないかと疑いを持ってしまう。
悩んだ末、2日後に「母の日」を控えた娘として有流羅はこのまま逃げ続けるだけではいけないと自らを奮い立たせる――そうだ、わたしがすべきなのは解決RTAだ――誘拐によって引き起こされた問題を解決するため、少女は思考を止めない。
時間軸に対応して全17話を投稿します!
☆5月10日→6話分
☆5月11日→8話分
☆5月22日→3話分
2024年5月19日(日曜日)に開催される【文学フリマ東京】にて、
いくつも仕掛けを施した書籍版を販売します!
カバーやイラストは、がんばって描きました☆
当日お時間ありましたら、「新生ミステリ研究会」「名探偵、皆を集めてさて言い」に足を運んでいただけると嬉しいです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 16:10:00
112787文字
会話率:42%
宇宙港で育ったパイア、ラワンデルの2人は、深宇宙で消息を絶った「家族」Kの行く方を追うために、仲間と資金を集めて、宇宙の果てに旅立つ。
そこで出会う冒険の数々。
Kと再開はできるのか。
大宇宙を舞台とした冒険譚をどうぞ。
最終更新:2025-05-01 19:40:00
85724文字
会話率:51%
太古の昔、ある大帝国が世界を支配した。自分たちが生まれ育った星を出て、宇宙を支配し、次元を超えてパラレルワールドすら支配した大帝国があった。だが忽然と大帝国が消滅した。歴史に残っていない国が滅ぼしたのか、それとも自滅したのかはわからなかっ
た。だが確実に大帝国は消滅した。それもほぼ跡形もなくである。
それを示唆するのは大帝国の物と思われる遺跡の記録が唯一の情報源だった。しかしどの国でも遺跡の記録を集めては解析をしても、全く解析に成功した事例は存在していなかった。ただ一つの王国を除いてである。
その王国の名はカルデラ王国。カルデラ王国は遺跡の記録を元に文明を発展させ、他の追随を許さないどころか、思いっきり突き放す勢いで急激な文明発展をした。しかし遺跡の記録を元に文明発展をしたカルデラ王国を不愉快に思った隣国は、すぐさまカルデラ王国に宣戦布告をした。しかし軍事的な面でも圧倒的であった。だがその軍事力が火種となり、宣戦布告をする国が増えていた。
カルデラ王国は戦争を続け、ついに宣戦布告をした国は五十を超えてしまった。戦争になれば確実に敵国を滅ぼして、占領することが簡単にできる。だが戦争が続くに連れて、大局的に平和を求めるようになった。だが平和を敵国に求めても一向に受け入れることがなく、戦争が長引いてしまった。
カルデラ王国は平和を求めて国の方針を変え、戦争から次元移動への技術開発に尽力した。なぜなら今の世界より、別世界の価値観や交渉術を持っているであろう世界に賭けるしかなかったのだ。
そんな平和を求める物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 10:10:00
50919文字
会話率:26%
町や村を巡り歩き、地脈の様々なレベルを扱う技術者がいた。名を高橋直哉。彼は地脈ネットワークのインフラもバックエンドもフロントエンドも、お手のものだった。
地脈とは、各地の魔族たちが家畜人類達の生命などからなる魔素を集めて魔王一族へ送り届
け、魔王一族が魔族向けに整えた魔素を魔族一人一人が受け取る絆のネットワーク。家畜人間たちから生命などの魔素を吸い取って地脈に収めることが祭礼であり、それを司るのが祭司であった。
彼はすこしでも条件の良いところを求めて転職をしさまよい続ける独立の技術者だった。
彼は、秘密があった。
一つは、振り切ったはずの女たちに追いかけまわされていることだった。しかもそれは魔族の女であった林梓晴と、アリサだった。だが、男尊女卑である祭礼の際に、仕事柄、女性を大切にする祭司であるために、惚れる魔族の女たちが増えた。
二つ目は、魔族の支配の下に虐げられている家畜外人類を秘密裏に見出し救い出すことだった。そのような人類は、ついには地脈に接続されて魔素を吸収されてしまう犠牲者だった。
三つ目は、愚かさを身に着けているため、表面的にはわからないのだが、潜在意識の最深部に隠された、なおかつ条件付けされた目標があった。それは魔王を倒すことだった。
そして、彼が真の敵であることを魔王ラーメックも、彼らを陰で操る大魔ルシファーも認識していなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 12:00:00
85980文字
会話率:60%
ノドの地。そこはすでに人間が滅び去った大陸。そこでは、一匹の猫又だった猫男が化石を集めていた。それは、かつて彼を愛してくれた飼い主の枯骨だった。だが、裏では、人間の復活が近いことを悟った魑魅魍魎や悪魔達が跋扈していた。
彼は同志を得て彼
らと共に、人間二人の復活に至る。彼女らは伝説で預言された二人の娘だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 14:44:10
123385文字
会話率:54%
夢と希望が溢れた剣と魔法の異世界は既に過去のものとなって数十年。圧倒的な技術力にて次元航行技術を手に入れた地球人は異世界を次々と侵略し、植民地にした。
異世界の支配者たる『企業』と、それを支援する『グローバルコーテックス』は自らが汚染
した中世ヨーロッパ風ファンタジー異世界を資源基地と、それを巡る戦いの舞台に過ぎなかった。
そして今、五条一護は幼馴染の夏油織姫の病の治療費を払うために『グローバルコーテックス』へ所属し、自らを商品として、薄汚れた異世界に投入され、ミッションを遂行しようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 10:29:32
135943文字
会話率:50%
精霊の源泉地と言われるアヴァロン島。
その聖地が魔族と呼ばれる存在に占領され、精霊弱化が始まってから数百年が経つ。
聖地奪還を目論んだいくつもの勇者パーティーや連合騎士団もそれが不帰の嶮であると証明するだけだった。
各国が奪還計画に倦んでい
たころ、『智慧の貪狼』を名乗る魔道学者は考えていた。
英雄でも大軍でも無理なのだとしたら…。
■
「荷役、鍵師、鍛冶屋に学者ってパーティな時点で、早晩立ち行かなくなるとは思っていたけどだな…」
「だからわざわざ助っ人を頼んだのでしょう?」
「その助っ人が『料理人』ってのは、極め付きだろ! 真っ当なパーティの連中がこれを聞いたら当分酒のツマミに困らんぞ」
■
「ええ、アルミという金属にチタンという金属をコーティングしたものです。どちらもレンガ山で採れますよ」
ともに鉄より軽く、錆びなくて丈夫であると伝えると、親方はギラっと目の色を変えていろいろと質問を浴びせかけてきた。
だがどちらも高温での酸化に弱く、鋳掛やロウ付け、焼入れが困難なことを知るとスーッと目の色が戻ってしまった。
さらにアルミは曲げ加工に弱く、チタンは切削加工が難しい。
鉄みたいにぶっ叩いて曲げて切ってくっつけてという技法がまともに使えないのだ。
「つまり『鉄は王様』ってことだな」
ああ、真実を突いてしまった。
あれだけ金属加工技術の進歩した現代地球でも、一番活用されていたのは、やはり鉄なのだから。
■
「ええ。まず音声というのは空気の振動ですよね?」
その振動が魔導線の繋がれた極薄の金属板に当たり、金属板は魔石から接続されたもう一方の金属板に対して触れるか触れないかの距離で振動する。
魔力は魔導体を伝わるほどではないにせよ、空間を飛ぶ性質もある。
わずかな隙間であれば、その距離に応じて少しは魔力が流れる。
その魔力波形は魔導線を伝わった先に設置された風魔法の魔導紋によって空気の振動に戻される。
「始めは魔力波形を物理振動に戻す仕組みが要るかと思ったのですが、風の魔導紋で直接いけると解りましてね」
「ええ、魔導紋というものは概念的な動作をするから、理論上は遅延や損失が皆無と言われてるのだけど…」
だが、それをこのように利用するなど考えた者はいるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 07:20:00
872173文字
会話率:29%
宝石を握りしめて生まれし者は精霊として生まれ変わる。
精霊の復活を待ち望む世界で、『精霊の子』が誕生する。
ある日数十年ぶりに開いた鏡窟に足を踏み入れた少女:リマは自らの力を呼び覚ましてしまう。
水を司る精霊に選ばれたリマは、天才魔術師と共
に真実と向き合う旅に出る。
そこで出会う人々と、想い。
精霊の子が集まった時、救いの先で彼らが目にした世界とは。
仲間を集めて世界の謎と向き合う、RPG系ハイファンタジー。
▽当作品は魔法のiらんどにて連載中の作品です
(加筆修正して移転中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 20:58:31
153871文字
会話率:57%
オレは魔物に殺されたはずなんだけど、異世界人(男)の魂のおかげで復活できちゃった。あ、オレって言ってるけどオレはかわいい女の子ね。オレは復活の時に女神様からチート能力をもらったけど、勇者じゃないから、魔王を倒したりはしないよ。そんな恨みも
無い人のために戦うなんてナンセンスじゃん。せっかく命を拾ったんだから人生を楽しまないと。美少女を集めて美少女だけの軍団を作って、お金を儲けるために戦うんだ。でも、こんなオレでもお父さんとお母さんの無念は晴らさないとと思ってるんだ。それで、修行と戦闘は命がけで頑張ってるよ。いつかは天災級の魔物のスカイドラゴンを倒すためにね。
女の子が主役の異世界ファンタジー、でも主人公はあほみたいに強いわけじゃないから、魔法による無双なんかできません。いつも、創意や工夫、そして日本人の知識を使って、ギリギリの勝利を収めます。あと、魂の半分は男であるために美少女が好きで仲間も美少女を集めます。ハーレムだーと仲間の美少女に手を出しますが、逆に返り討ちにあってしまうお子様です。そんなちょっと残念な主人公と仲間の美少女達の異世界冒険譚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 15:25:52
1053018文字
会話率:58%
ギルド・リザードテイルに所属する剣士ロランは魔王討伐を果たすために仲間を集めていた。
しかし、ギルドの中にはとんでもなくクセの強いメンバーしかおらず……。
ギルドメンバー達の会話をコント形式で書き連ねていきます。
※前作勇者と魔王とショ
ートコント!!!【https://ncode.syosetu.com/n2413dx/】をご覧になった方へ。
一応続編になります。前作の勇者Bが剣士として登場します。
前作と違い、亀のようなスピードで更新していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 00:07:41
174680文字
会話率:40%
笑える短編集を集めてみました。
最終更新:2017-02-17 07:32:17
7527文字
会話率:31%
青年リュートは傭兵団「銀狼の群れ」のメンバーの一人だった。
傭兵団は人類を守る組織の一つで、基本荒くれ者の集まりだが、この傭兵団だけは仲間うちの絆意識で「家族」を形成し、時には小馬鹿にしあい、時には全力で助け合うなどの他の傭兵団では見ること
のない特徴を誇っていた。故に、誰もが仲間内で「裏切り」が発生するとは思ってなかった。
ある日の出来事、仲間の一人にお酒をたらふく飲まされたリュートは深く眠ってしまった。
翌日、目を覚ませば拠点には火の手が上がっていて、外に出ればたくさんの仲間が地面に倒れている。
その中で息をしている者は無く、遠くから聞こえる剣戟の音に導かれて近づけば、団長と仲間の一人であるガーディが戦っていた。
ガーディのそばには謎の四人組と、小脇に抱えられた妹がいて、リュートはすぐさま裏切りが起こったのだと理解した。
リュートは妹を取り戻そうと奮闘するがそれは叶わず、瀕死の重傷を負って谷底へ落とされてしまった。
しばらくの後、リュートが目を覚ませば、そこは病室だった。
彼は全てを失ったと理解した時、彼のそばに学院長と名乗る人物が現れた。
その人物は彼の事情を聴くと、彼に提案した。
リュートを学院所属の傭兵として雇う代わりに、君が求める妹の情報を集めて提供することを。
それを受け入れたリュートは、その人物が妹の情報を集めている間、後の未来に起こる魔物の大襲撃を防ぐために各地に派遣した生徒を呼び戻す依頼を受け、その人物達を探しに旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 23:06:35
408278文字
会話率:28%
50年以上前、石拾いをビジネスにしている男性がいました。
作者と同じ集落に住む人物で、私がつけたあだ名が「石じじい」。
彼は、山野を歩いて珍しい岩石、鉱物、化石、その他を集めて、それを売って生計を立てていました。
彼は、戦争中、朝鮮に住んで
いて朝鮮各地を歩き回り、また隣接する満州へも旅行をした経験があります。
彼が、子供の私にしてくれる昔話は不思議な話や怖い話が多く、たまに会って話を聞くのが毎回たのしみでした。
私が小学生から中学1年生の頃です。
子供のわたしは、じじいが話してくれた話をできるだけ覚えて、それを綴り方の練習もかねてノートに書き写しました。
それが、この話のもとになった「じじいの話の聞き取りノート(メモ)」です。
このシリーズは、メインシリーズとは別に、これまでに書いた作品を引用という形でみなさんに紹介することを目的としています。
メインシリーズとあわせてお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 18:02:56
325404文字
会話率:5%
「ついておいで、きっと後悔はさせないから」
ある夜、少々陰気な女子高生花崎ソラの前に、謎の少年ルクバトが現れた。
「『星』を一緒に集めて」という彼の言葉に従い、夜の空中散歩に繰り出したソラ。しかし、突如現れた謎の化け物『影狼(カゲロウ)』
に襲われてしまう。
なんとか一度は退けたものの、ソラの心臓を狙う影狼はその日から日常に潜み、力を溜めつつ虎視眈々とチャンスを狙っている。
ソラは『星』を集め切り、無事平穏な日常を取り戻すことができるのか?
初週のみ金、土、日、それ以降は毎週金曜日18時頃投稿予定です。
カクヨム様にも掲載させていただいております。
ネタ潰しかつ他の読者の方々の迷惑となるため、展開予想コメントはお控えください。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 19:09:18
107879文字
会話率:37%
元いた世界に戻るには異世界を救わなければならない。
しかしすでに破滅は決定事項。
神が提供してくれるのは、破滅シナリオの伏線を伝えることだけ。
大した助けにはならない情報だけを頼りに、手探りの異世界攻略が始まる!
最終更新:2025-04-27 09:47:15
9046文字
会話率:47%
領地にて騎士団を率いて魔物狩りにうちこみ、氷の魔女の異名で呼ばれる伯爵令嬢リディア。
社交が大の苦手だった彼女はひょんなことから出席することになった宴の席で、女好きの王太子フェリクスに夜の伽を務めるよう命じられて拒絶。
しつこい王太子に
、つい手が出てしまった。
王都より領地に戻ったリディアは、「王太子の軍なんてぶちのめしてやるわ!」と言い切るが、父親から内戦になれば領民が巻き込まれることになると説得され、帝国へ亡命し、ほとぼりが冷めるまで暮らすよう言われる。
領地を戦に巻き込む訳にはいかないと帝国に密入国するも、初っぱなから帝国の皇太子グラディスと鉢合わせ、正体を見抜かれてしまう。
そこでリディアを庇護する代わりに、仮初めの皇太子妃になるよう言われる。
帝国は宰相のアウグストによって牛耳られ、グラディスに自分の娘を嫁がせ、皇帝の血をも手に入れようという腹づもりらしい。
それを防ぐためにも偽の皇太子妃が必要なのだ、と。
承諾したリディアは皇太子妃生活を送ることになるが、当然、宰相は排除しようと動くが、リディアはその企みを次々とねじ伏せ、帝国内でどんどん注目を集めていく。
一方、ただの契約結婚に過ぎないはずだったが、皇太子グラディスに別の思惑があるようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 21:35:30
55123文字
会話率:50%
●あらすじ
保守作業の会社で働くモノづくり大好き青年、深井 技治郎。
ある日、山奥の設備の点検のために車で移動中、異世界に転移させられてしまう。
転移先は戦争中でいろいろな人の思惑が入り乱れる、平和とは遠い世界。
途中で出会った追われる身の
女性と一緒に、逃亡した先でたどり着いた前人未到の森に、仲間を集めて、現代の技術力で彼女を守るための工業の町を作ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 06:00:00
163906文字
会話率:57%
吸血鬼とも呼ばれる「月夜の民」であるエンリェード。
ある日彼の父親宛てに届いた手紙は、月夜の民の王との盟約に従い、兵を連れて人間との戦いに参戦せよというものだ。
父亡き今、一族の中で自分しかその盟約を果たせる者がいないと考えたエンリェ
ードは、単身月夜の民の王が治める領地を目指す。
そこで出会ったのは、月夜の民の王に育てられた人間の騎士、フィンレーだった。彼は月夜の民の王を父親のように慕っており、現在、人間たちとの契約によって封印されている王を取り戻したいと願っている。
月夜の民と人間。種族の違う二人は、月夜の民を滅ぼそうと兵を集めている人間の領主セント・クロスフィールド率いる遠征軍との戦いに挑む。
人間より長生きなため賢者感のある主人公と、若い人間の青年(一般的にはこっちの方が主人公感がある)の友情と戦争の話です。
バディ要素を持つ作品を募集するコンテスト用に書いたものでした。
屍師シリーズの主人公であるエンリェード(ルル・シーカ)が黄昏の地に行く前の過去の話。
シリーズを知らなくても特に問題はありません。
Pixiv小説にある同名の作品と同じ内容ですが、章タイトルだけこちら用に適当に付けました。
何となく、モチベーション維持のためにこちらに移管してみたり。
以下、登場人物一覧。
エンリェード:主人公。妖精族(エルフ)系の月夜の民、変異種、吸血鬼などと呼ばれる、魔力で生きる闇の時代の住人。寡黙だが聞き上手。冷静で比較的頭脳派。召喚術と治癒術の心得がある屍学者および薬学者。黒狼公の息子。
フィンレー:「月夜の民の王」と呼ばれている月夜の民の男に育てられた流枝の民(普通の人間)の青年。十代から人間と月夜の民との戦いに参戦し、腕を磨いてきた近衛騎士。実力もあり、人柄も頭もいいが、軟派な性格が玉に瑕。
ルース:流枝の民の商人で十代の少年。思い込みが激しい。
ユーニス:流枝の民系の月夜の民の女性。フィンレーの恋人。
ルクァイヤッド:堅木の民(巨人族)系の月夜の民。軍医。
イドラス:妖精族系の月夜の民の戦士。白狼公。
ラト:若草の民(小人族)系の月夜の民の商人。
キナヤトエル:妖精族系の月夜の民の女性。治癒師。
サム:流枝の民系の月夜の民の料理人。
ロスレンディル:妖精族系の月夜の民の薬師。
ヴァルツ:流枝の民系の月夜の民の戦士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 21:00:00
105436文字
会話率:37%
十代の少年少女を中心とした短編を集めています。
※各短編はカクヨムにも掲載しています。
最終更新:2025-04-24 19:53:58
28963文字
会話率:31%
完全オリジナル2.5次元アクションファンタジー舞台からの逆輸入作品。
世界大陸は、始まりの種族プルシャ族によって統治されていた。
世界の中心『中央区/セントラル』で皇帝に盾付き、第二皇女ペテル・キュグニー・プルシャは、中央区から追放される。
【皇帝の座が欲しければ、10億金貨を集めてこい】
その言葉を元に、金稼ぎのダビーと名乗り、世界大陸を回る旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 14:06:24
3665文字
会話率:30%
Reprobate Online ~神去りし世界~
剣と魔法の世界観を売りに20年前流行したゲームで、通称Roと呼ばれる。
1アカウントにつき1キャラクター制で、一度決めたステータスと職業のリセットはできない。
職業を3つ選択して各
職のスキルを組み合わせながら攻略していくシステムで、プレイヤーの個性と趣味がより反映されるキャラ作成が人気なゲームだ。
前作の世界観を継承しつつ、剣と魔法の世界をVRMMOで限りなくリアリティに体験できる事を売りにして今回再び注目を集めている。
「とまぁ、こんな感じなんだけど、久しぶりにやらないか?」
SNSのグループチャットで誘ってくるのは梅梅うめうめ(40歳男)、確か20年前も梅梅が誘ってきたっけ。
「確かに興味深いが…時間がないな」
梅梅の提案をバッサリ断るのは神丸ごっどまる(40歳男)、確かに学生ではない今は時間が溶けるこの手のゲームは手が出しにくい。
「いやぁ、すごく面白そうではあるよね」
そして二人の間を持つ俺は鈴星べるすた(40歳男)、二人とは高校時代からの腐れ縁だ。
「最初の1カ月は俺が金出すから、護衛すると思って!昔みたいな廃人生活はしなくて良いから!」
「金の問題じゃない、それにやるなら自分で金を出す」
「まぁまぁ、最初の1回だけでも!」
「俺は奢ってもらえるならいつでもOKだよ」
「おいおい」
続けて何か言いたげな神丸をよそに、そのまま話を続ける。
「てかSNSでの連絡とか久しぶりじゃない?」
「まぁ、そうだな」
「仕事仕事で休みも合わないからなぁ」
「Roで同窓会するってのはどう?折角だからこの機会に旧交を温めようよ」
「いいねいいね、それじゃ集合時間は発売日のオープニングセレモニーがある12時前あたりからで良いかい?」
「あー…まぁ…そうだな、良い機会か。なんとかしよう」
こうして3人のオッサンゲーマーは同窓会として発売初日に集う事を決めたのだった。
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そして当日
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「この世界で死ぬと現実世界での死に繋がります」
俺達はゲームクリアまでログアウトできなくなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 07:10:00
74596文字
会話率:49%
『これから一生懸命頑張って集めて、
その暁には——天に反旗を翻す』
天塚凛は高校一年二学期に学園都市にある蒼月学園に転入した。蒼月学園はエリートや芸能人、スポーツ選手や芸術家を多く抱えている学校。そこでは部活に入ることが義務付けられ
ており、クラスメイトである結月志保が部長を務める同好会「人助け部(仮)」に勧誘された。
当初は面倒だと嫌がるも、凛は生まれた時から人間が漏らす感情の残滓をひっそりと集めて貯蓄している。「人助け部(仮)」なら困っている人が舞い込んできて、依頼を解決した暁はたくさんの『感謝』と『幸福』が手に入ると踏み、入部を決意。
凛は人間として高校の青春を謳歌しながら、隙を見ては感情を回収し、感情が溜まった暁には「天へ反旗を翻す」ことを決意を秘めている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 03:17:05
148611文字
会話率:51%