チンギス・カンの長子ジョチの物語
最終更新:2021-05-19 10:29:35
7740文字
会話率:25%
黄金の国の神話。
これをくれた人物は『ハーレムの少女』の翻訳を依頼した“彼”だった。
「この、黄金の国ってなんですか? ジパング?」
「そうじゃなくて、南の方に小麦の栽培が盛んな地域があって、多分それのことだと思う」
「小麦ですか」
「俺
らも貿易とか侵略とかで手に入れるんだけどさ、高かったんだよね。それこそ纏まった量が欲しかったら金で払ったっていいくらい」
「へー、意外。肉と牛乳の他にも口にするんですね」
「遊牧民だからってそればっかり食べてるわけじゃないんだよ?」
そんな雑談をしながら資料を受け取ったんだけれど、その中に黄金の国の神話集があった。こんな細かくて関係なさそうな情報、要るのかな? 毎度異常な重さになるお土産を鞄に詰め込む。
筆休めに訳してみたんだけれど、後でバレたら「それじゃあ俺の国の神話でも渡しておけばよかったなあ」とか言われるかもしれない。……まあいいか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 12:43:12
844文字
会話率:0%
はじめての方は、前作「NTRおっさんの、もふムチ戦記~めざせ軍団長! いや、大将軍?~」
https://ncode.syosetu.com/n5826er/ からどうぞ。
あらすじ
ローハン・ザロフは新兵訓練教官。若い妻をもらって幸せ
な日々を過ごしていたが、浮気の現場を見てしまい間男を殺してしまう。
罪を償うために出頭するも、なぜか無罪放免。殺した相手は大将軍ギュッヒン侯の息子で、体面を保つため事件はなかったことにされ、辺境の最前線へと送り込まれたのだった。
守るべき羊人間たちと手を結び、遊牧民の鬼角族を撃退することに成功するが、死んだ鬼角族の後継者争いに巻き込まれることに。人間の母を持つハーラントという鬼角族と意気投合したザロフは、再度の戦いで勝利し、ハーラントを族長とする。
鬼角族の戦いの最中、ギュッヒン侯が反乱を起こしたことを知ったザロフは、鬼角族の力を借りて騎兵による後方攪乱作戦をおこなう。戦いは国王派であるタルカ将軍の勝利に終わり、ギュッヒン侯は亡命することになった。後方攪乱作戦への評価と、西方軍団の再編成をおこなうための兵員・資金が不足することを理由に形だけの西方軍団の軍団長に任命されたザロフだが、盟友ハーラントの部族が別の鬼角族により壊滅させられたことを知り、再び鬼角族との戦いを決意するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 00:00:00
5243文字
会話率:34%
世界へ覇を唱えんとするある蛮族の王と、彼に心惹かれゆく時代を駆け抜けた一人の少女の交流記録。
最終更新:2021-04-06 04:48:40
9490文字
会話率:30%
この荒野では湖があちこち彷徨う。彷徨うというのは例えでもなんでもない。ある時期山の麓に落ち着いているかと思えば、暫くすると山の向かいにある谷の近くに移っているという次第。つまり毎日少しずつ移動している。
そんな湖の周りに街が出来、そして湖が
動くのに連動して街も動く。
ふざけているにも程があるが、誰かを怒鳴り散らす訳にもいかない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 22:58:36
35945文字
会話率:16%
煌威は煌龍帝国皇帝を父に持つ、第一皇子で皇太子だ。父親の地位から異母兄弟が多かったが、煌威は絵に描いたような文武両道の見目もいい皇太子で、さらに皇位は世襲制の為に次期皇帝が約束されているも同然だった。
――ただ一つだけ。初代皇帝に瓜二つの従
兄弟、紅焔の存在が煌威を惑わす。
煌威は、密かに紅焔こそが次期皇帝に相応しいと考えていた。惚れている、と言ってもいい。
何としても、どんなことをしてでも紅焔を皇位につけたいと望む一方で、これは民に対する裏切りだと苦悩する煌威だったが、進められていた北方の遊牧民族・北戎との条約会談で、自分だけではないそれぞれの狂気を知ることになる。
*…BL的なシーン有り
【注】BLに分類していてR-15にしていますが、BL要素はLvを五段階で表すならLv.3あたり。性交渉の明確な描写は無いけれど、そこに至る寸前の描写、匂わせる描写があります。少し暴力・残虐表現もあるので、苦手な方はお気をつけください。
この作品はアルファポリス、ノベルアップ+にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 11:40:56
80395文字
会話率:26%
村を追われた遊牧民の少年は、生き延びるために各地を渡り、略奪を繰り返し名声を上げた。
各地の村を襲い、女を攫い、犯し、売り飛ばすことを生業としていたカガンはある日、その力を見込まれ、小国の女王に仕えることとなる。
女王は彼を戦場に呼び寄せる
が、彼の因縁が戦況を一層複雑にし、戦火を広げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 21:00:00
109963文字
会話率:44%
「なんで、花を、摘みに来ただけなのに…! よりにもよって飛竜(ドゥーク)に追いかけられてるんだあぁぁっ!」
ここは天険、竜骨山脈。騎馬を駆る勇壮な遊牧部族が、《魔獣》と《精霊》に親しむ闇エルフが居を構える大山脈である。
始まりは山羊を駆
る遊牧民の少年ジュチと、飛竜に乗った闇エルフの王女フィーネが起こす運命の衝突事故(ボーイミーツガール)。
「あ、ああァ…。ごめんなさい…! 本当にごめんなさい!」
私は貴方を『殺した』のだと、少女は叫んだ。
「あんまり気にするなよ。もう友達だろ」
本来交わらぬはずの二人に奇縁が絡まり、決して分かたれることのない《血の盟約》が結ばれる。
それでも少年と少女は穏やかに絆を紡いでいけるはずだった―――本来なら。
「子殺しの悪魔(アダ)?」
少年の部族を襲う災厄の名は、悪魔。
「然様。ジュチよ、《天樹の国》―――シャンバラへ向かえ」
部族の賢者から示される悪魔払いの道に保障は無く、ただ苦難だけが約束されていた。
シャンバラで再会した少年と少女は互いの大切なものを守るため、時に情を交わし、それ故に対立しながらも最後には手を取り合い、苦難へと挑む。
部族を襲う災厄を払うため、闇エルフの少女を縛る頸木を砕くため。
少年よ、シャンバラを征け。
※念のためR-15指定。たまに死人が出る、奴隷など残酷描写があるのでその点はご注意を。
※ハーメルン、ノベルアップ+、待ラノ、カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
※20/09/17 タイトルを変更しました。旧題『騎馬の民、シャンバラを征く~山羊に跨った凡骨少年、闇エルフの姫と出会い、英雄へと道を踏み外す~』
※20/12/02 あらすじを変更しました。
※20/12/21 前書き・後書きを整理しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 06:00:00
202701文字
会話率:38%
十二世紀、中国大陸。遊牧民のキヤト族は大陸制覇を目前としていた。
キヤト族の城砦に囚われた盾作りアンジュと、族長の娘にして不敗の姫将軍リルディル。
身分違いの二人が駆け落ちの末にたどりついたシャンバラを、キヤトの大軍が襲い掛かる。
リルディ
ルは戦争を止めることができるのか?
そして、シャンバラに伝わる神器とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 17:20:50
140537文字
会話率:37%
世界で大人気の戦略シュミレーションゲームの新作FantasyUniversalisV、通称FU5の発売日。
FUファンの青年は突如、FUの世界に飛ばされて弱小領主クルト・フォン・クラウゼになってしまった。
オールSランクというステータスと
強力なスキルを手に入れたクルト。
スローライフを送るつもりだったが、クルトの領地は金なし兵なしのないない尽くしで、そうもうまくはいかない。
異世界は喰うか喰われるかの戦乱の世。
鉄血令嬢、死霊魔法を操る皇妃、古代機械の皇帝、遊牧騎龍民族、新興宗教の聖女。
ゲームの凶悪で強力な主要キャラクターたちがこんにちは、死ねとばかりに戦争を繰り広げる修羅の世界。
ひねりつぶされる運命にある弱小領主が生き残るすべはただ一つ。
世界の覇者となるものを見定めて、勝ち馬に乗ることだ。
小さな領地には金も人もない。
世界の情報を見ることができる力、ヒストリアイと信頼できる仲間たちだけが、頼りだ。
戦争という嵐の中で生き残るためにクルスは奔走する。
これはのちに「偉大なる戦争」もしくは「悲劇の戦争」の名で知られることとなるパンゲア大陸中を巻き込んだ未曽有の戦争。そして、それを引き起こし、終結させる「英雄」たちと戦乱の世で必死に生き残ろうとした一人の男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 00:00:00
161513文字
会話率:35%
1290年代のモンゴルを生きる8歳の男の子は、最近、寝付けぬ夜を過ごすのであった……
最終更新:2020-08-01 05:00:00
1141文字
会話率:0%
遊牧民の一族だったシャールカは、人買いに捕まり性奴隷となった。そうして鬼神の名を欲しいがままにする男に売られ、日々凌辱と非道の限りを尽くされて――ない。あら?
立派な性奴隷になる為に、このシャールカ!一計を案じます!
あの手この手で使命
を全うしようとする奴隷と、そんな彼女を人知れず守ろうとする主人の話。
※下ネタに満ち満ちています。シリアスとえぐい描写もありますのでお気をつけください。
(45話+後日談1話)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 20:51:54
201665文字
会話率:53%
遊牧民の青年は、ある日出会った猫のことを「先生」と呼ぶようになる。
「先生」はマイペースな青年にペースを崩されながらも、旅を共に続けていくことを決意する。
でこぼこな一人と一匹は悠々自適に、どこまでも広がる大地を進んでいく。
最終更新:2020-04-21 20:46:04
6520文字
会話率:40%
戴国の皇子・黄陽は皇帝の命令で辺境の遊牧民族の女王に嫁ぐことになる。
最終更新:2020-03-30 01:29:15
1367文字
会話率:15%
『飛鳥』シリーズの読者さまのリクエストにより制作した番外編(セルフ二次)です。本編終了6年後の設定、ネタバレを含みます。登場人物や世界設定は本編のものを引き継ぎますので、単体では理解しにくいと思います。ご了承下さい。
最終更新:2020-02-17 07:00:00
18729文字
会話率:45%
中央アジア風異世界ファンタジー、『飛鳥』シリーズ外伝。短編。本伝の後日談です。12歳になったラディースレンとトグルの物語。本編のネタバレを含みます。
(自サイト『The Spirit of The Mystic Valley』より転載して
います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 07:00:00
18327文字
会話率:39%
『飛鳥』シリーズ本伝。中央アジア風異世界ファンタジー。
記憶を失った娘が、砂漠の民に拾われた。タパティと名付けられた彼女は、銀髪碧眼、鳥の名を名乗る異邦人に出会う。自分が何者かを知るために、彼らは聖地〈黒の山〉を目指す――。
(自サイト『
The Spirit of the Mystic Valley』より転載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 07:00:00
1161423文字
会話率:44%
名もなき大陸。
7つの大国が覇を競う戦乱の時代。
そのうちの一つ、大陸北西に位置するナザール帝国のサナキア公爵家の六男として、マクリルは生を受ける。
武門の家柄であるサナキア公爵家で、マクリルはその才能をみせる一方で、祖父ディルクより
統治術を学ぶ。
だが、祖父ディルクから統治術を学ぶことを父ルドルフは心良く思ってはいなかった。
孫の行く末を危ぶんだディルクより、12歳にして一郡を領地として与えられ、少年領主として歩み始める。
そして14歳の時、皇太子アーダルベルトの初陣に従ってマクリルも、150騎の騎兵を率いて参陣する。
敵は遊牧騎馬民族であるキタイ族1万。
第二皇子アーダルベルト指揮下の軍3万対キタイ族1万。
後世、ヴァルザル平原の戦いと呼ばれる戦いは、マクリルに大きな出会いと過酷な戦いの世界へと誘うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 08:00:00
113879文字
会話率:31%
間宮六郎 通称ロック
ネットカフェの住人間宮六郎は心機一転
就職するがそこは民間軍事会社
いわゆる傭兵だった!
異国の砂漠でロックは遊牧民(ノマド)の長老から迷いの霧の話を聞く。
「…霧に運ばれた者は異界に運ばれる」
そして任務
中のロックが遭遇した霧は、彼を異世界の孤島に運ぶ事になる。
異世界のロビンソンクルーソー
間宮六郎の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 20:31:47
25229文字
会話率:24%
第一章要約
中央アジアの伝説となった国に暮らしていたバティルは旅の経験を買われて王国の使者として聖者とともに旅に出ます。途中で魔法使いの少女を仲間に加えトカラ国に到着しますが、北方の遊牧民ユエジの民が攻めてきて城を取り囲みます。バティルたち
は脱出する算段を立てますが、魔法使い少女ニルファルは恐怖で鬱状態、聖者バッターラはここで死ぬよ宣言。城内の礼拝堂に入ったバティルはニルファルの覚醒を待つ。
⇒要約を読んだら五章へ飛んでOK
第二~三章(幻想世界)
幻想世界に旅立つが、そこは人々の共有する心の世界だった。スカ―スターナの楽園は個人の平安の場所。バティルとニルファルは心の世界のスカ―スターナを訪ねる。そこはバティルのスカ―スターナであった為にニルファルと離れ離れに。バティルは心の世界でニルファルを探す旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 03:05:36
139464文字
会話率:54%
イルは遊牧民トルク―ド族の幼い少女。過酷な自然の中での生活だが、優しい家族と一緒でイルは幸せだ。彼女の夢は大好きな家族とずっと一緒に暮らすことと、大きくなったら幼馴染のアマルのお嫁さんになること。でもイルには少し他の人と違うところがある。そ
れは前世のおぼろげな記憶と魔法が使えること。これはそんなイルの日常の記録である。
カクヨム及びアルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-31 16:41:38
175752文字
会話率:43%
主人公 森 七郎は寝て起きたら異世界転生していた。
幼児として転生した主人公が異世界を生きていく感じの物語。
え、説明が大雑把すぎる?
作者でさえ設定や物語の着地点が見えていないんだからしょうがないだろ。
勢いだけで書き始めた物語だから設定
とか気にするんじゃないぞ!!
※ 誤字・脱字や表現がおかしい部分があったら報告していただけたらありがたいです。
できる限り修正していくつもりですのでよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 22:06:56
52606文字
会話率:18%