蒸し暑い夏の日照り、飛ばされないようにと押さえたつば広の帽子。
熱風にあおられ……。
なななんさまの活動報告内の「お題」から始まった「夏の涼」企画参加作品です。
最終更新:2018-08-07 06:50:12
204文字
会話率:0%
長引く日照り、突然の嵐。
天災に翻弄される、緑の命たち。小さな命たち。
この世界の長たる命が目指したものは、便利で心地好い世界だったはずなのに…。
最終更新:2018-07-07 22:15:49
2270文字
会話率:19%
ある日照りの年、村は”召喚してはいけない悪魔”と契約して、水源から水を引こうと考えた。ところがその為に生贄された子供達は大切にされているのか?と悪魔から尋ねられて……
最終更新:2018-03-24 12:14:58
2782文字
会話率:17%
村長の娘として生まれたリアナは、穏やかで幸せな日々を過ごしていた。そうして、いつかは村の誰かと結婚をして、レジック村を支えていくのだと思っていた。
けれど、そんな暮らしは長く続かなかった。領主家でお家騒動が巻き起こり、伝染病が猛威を振る
い、更には日照りによる不作と不幸が重なり、村が食糧難に陥ったからだ。
村の大人達は口減らしを検討しはじめた。そして、村長の家で候補になったのはリアナの妹。リアナは大切な妹を守るべく、猶予が欲しいと父親を説得。農業の改革を目指すが……無知で無力な村娘でしかないリアナには、なんの成果も得られなかった。
そうして、いよいよとなったある日、領主家からの使者がやって来た。
――要件は二つ。一つは、貧困に喘ぐ村には食糧支援をおこなうこと。そしてもう一つは、領主の息子と同じ年頃の子供を差し出せというもの。
食糧支援を得られなければ、多くの子供達を口減らしに売る必要がある。だから、その提案に選択の余地はなく、リアナの妹が村の代表として生け贄に選ばれる。
けれど、リアナは妹を守るために自ら志願。慰み者として弄ばれる覚悟で、領主の住まう屋敷へと向かったのだが――与えられたのは学園の制服だった。
そして、あれよあれよと学園に通わされ、様々な知識を学ばされる。その中には、リアナが探し求めていた農業のノウハウも数多くあった。
これは、無知で無力な村娘が、異世界の知識を持つ領主やその前世の妹。更にはそんな二人の影響を受けた規格外の娘達に翻弄されながらも努力し、やがては自らの村を救い、世界に革命を起こす担い手へと成り上がる。そんな少女の慌ただしい日常を描いた物語である――の短編バージョン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 12:00:00
4167文字
会話率:49%
「桃太郎、お前は桃から生まれたんだよ」
18歳の誕生日。桃太郎はお婆さんから自身の出生の秘密を告げられた。
桃太郎は自身の出自に驚いたが、家族の絆はより深まった。
それから数日経ち、桃太郎達が住む村である事件が起こった。
災厄『鬼』の出現だ
。
数年に一度。遥か遠くの島から『鬼』がやってきて、この村に災厄を振りまいていく。
金品の強奪や器物の破壊、殺人、誘拐は当たり前。畑は見るも無残に荒らされ、日照りや地震を起こし、風土病までばら撒いていく。
村人達から話を聞いても、恐ろしい存在だと分かる。
桃太郎はお爺さんとお婆さん、そして村を守るため鬼退治に向かった。
道中で犬、猿、雉をお供にした桃太郎は苦難の末、ようやく鬼ヶ島に到着した。
化け物のような鬼に桃太郎は勝てるのだろうか。
桃太郎は唾を飲み込むと、慎重に鬼ヶ島へと足を踏み入れた。
しかし桃太郎は身を乗り出したところで止まってしまった。
おかしい……。桃太郎は辺りを見回すが、やはりおかしい。
標的の姿が見当たらない。鬼も人も、動物一匹いやしない。
どれだけ辺りを見回しても、どれだけ島中を捜しても……、
鬼ヶ島に鬼はいなかった。
ーーーーーーーーーー
冬の童話祭2018の参加作品です。
もし桃太郎に鬼がいなかったら、になります。
暗い話です。バッドエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-06 00:26:45
13659文字
会話率:16%
私、悪霊だって言ってるでしょ! の第三作目。
かつて大災害を起こした『悪霊』である私は、しかし、日照りで水不足だったこの国を救ったとして『守り神』扱いされてしまった。
時は流れ、私は『縁結び』の神様扱いされるようになっていた。……いや、何故
だ。どうしてこうなった。
今日も私の社に少女らが並ぶ。……何か腹が立ってきた。私、『悪霊』だって言ってるでしょ!
今作も悪霊の企みは失敗に終わる。悪霊の彼女はいつになったら、この地に災厄をもたらすことが出来るのか?
一応、この作品からでも大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 13:25:13
2965文字
会話率:40%
ある町に1人の名物男が居た。
彼はいつでも同じ場所に立ち続けていた。例え風が吹き、雨が降り、雪が降り、日照りが続こうとも。
ある日、少年とその祖父がその男の横を通り過ぎた。
少年は祖父に尋ねる。
「おじいちゃん、何であの人はあそこにず
っと立っているの?」
老人はゆっくりと、その男の由来を語り出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 21:00:00
917文字
会話率:43%
雨降りの寝台で、空を見ながらお願い事をするお話。
最終更新:2017-07-01 01:58:00
400文字
会話率:9%
「あなたの力でハッピーエンドにしてあげてったー」
shindanmaker.com/474708 より
あなたは『この人にこんな苦しそうな顔をさせたくないのに、「行かないで」と泣いてしまう、大声で叫んでしまう、どうしても置いて行かれた
くなくてみっともなく縋ってしまう』前作ヒロインを幸せにしてあげてください。
この診断結果を元に前作
「龍神に生贄として嫁がなければ日照りで村が滅びる」状況を全力でハッピーエンドにしてください。
http://ncode.syosetu.com/n6280dz/
のその後を書いてみました。
前作を読んでいただいてからでないとわからない部分も多いと思いますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 11:22:32
1631文字
会話率:37%
#バッドエンドを覆せ
shindanmaker.com/716282 より
みきぼーさんは
「龍神に生贄として嫁がなければ日照りで村が滅びる」状況を全力でハッピーエンドにしてください。
クリアできた貴方の人間レベルは【44】です。
この
お題を元にTwitterで書いたものを修正、加筆したものです。
初投稿です、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-19 14:55:24
3593文字
会話率:34%
日照り続きの村のため、精霊に雨乞いをする巫女シャナイア。精霊が雨を降らすためにシャナイアに条件を突き付けた。その条件とは「結婚」で──
辺境に暮らす少数民族のシャナイアは結婚をする事が出来るのか
最終更新:2017-05-02 08:00:00
13756文字
会話率:42%
サークル・シエスタ 第五回短編課題『愛』
竹の花が咲いたと聞いて、村の年寄りが言い伝えを思い出す。しかし多くの村人はそれを笑い飛ばした。
翌年、山の雪不足が水不足を招き、短い梅雨と日照りにやられて不作となった。主要作物とした綿も被害を受け
たため、村人は大慌てで芋や麦を植えて飢えをしのいだ。
その翌年は冷夏で不作。その翌年は、豊かに実った稲を刈り取る寸前に台風が襲来。
凶花の祟りは続いていた。
食べ物が乏しくなった村人は、耕作のための労働力を必要としたのだが、作物の順調な育ち方に気をよくした若夫婦の多くが子を宿していた。
当てにした収穫は目前でフイになり、大きな腹を抱えた女たちが残った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 08:11:24
8102文字
会話率:25%
日照り続きで困っている村に一人の魔法使いがやってきた。その魔法使いは常にローブをまとっており
、顔を見たことのあるものは誰もいないという。
キーワード:
最終更新:2017-03-31 16:56:29
9447文字
会話率:42%
華のお江戸のほど近く、そこそこ大きな町中で、妖異専門のよろず屋を営む主のもとで、ふだんは可愛い看板猫として暮らしている、猫又ウメさん。
うだるような暑さの中、突然訪ねてきた男は「日照りが続くのは水神様がいる屋敷の井戸を埋めたせいだ」という
けれど……
一介の商人屋敷に水神様ねえ、随分大きな事を言うもんだ、と主と二人で訪ねてみれば、そこには本当に水神様の気があって……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『和モノ納涼企画』参加作品です。
ちょうど書きたいなあと思っていたキャラ『子狐さくら、九尾を目指す』の猫又ウメさんの昔昔のお話ですが、双方全然関係なく読めますので、分かる方だけクスッとしてください。
これまで和モノはむしろ敷居が高くて書けなかったんですけど、『和モノ納涼企画』と聞いてすごい背伸びして書いてみました。感想欄開けておきますので、返事がなくても大丈夫な方はご意見、ご指摘どんどんどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 01:41:00
10024文字
会話率:39%
日照りの続く村から 雨を降らせて貰おうと 村の若者三人が 京の都を目指し 持ち返った物とは …
最終更新:2016-05-31 09:31:30
8561文字
会話率:85%
戦争が終わった直後、まだ若い王が即位する。
しかし飢饉や日照りなどの不運が国を襲う。
彼はどうすれば国が立て直せるか考える。
最終更新:2015-06-24 21:58:44
1208文字
会話率:0%
昔々、ある山に竜が住んでいました。
昔々、竜が天候を操ると考えられていました。
昔々、竜に生贄を出し日照り続きから逃れようと考えていました。
昔々、しかし竜は生贄などいりませんでした。
昔々、幸福な結末や不幸な結末が。
昔々、これは語られざ
る昔々の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-30 12:05:12
3552文字
会話率:31%
都会の喧騒を離れた、穏やかで時間がゆっくりと流れる小さな村。またその村から少し離れた静かな山の中に、ポツリと佇むひとつの神社があった。両親が事故で亡くなった時枝陽は、その神社の神主である叔父に拾われ都内から村へと引っ越した。これは、ひとりの
少年と、ある神様と、その他もろもろのお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-22 03:35:49
942文字
会話率:17%
日照りの続く荒野で、一匹のカエルと出会ったお話です。
最終更新:2015-02-06 21:51:21
613文字
会話率:21%
「わしゃあ、井戸の首を切ってもうたんじゃ」
ある山間の村の神社には御神木が、そして寺には、絶対涸れないと言われている井戸があった・・・・。
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絵本の原作用に作った話です
。
※寺と神の2つが一緒にいますが、日本では寺と神社は同じ敷地にあったり、寺を建てるために神にその守護を頼むこともあったのでそのようにしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-24 06:40:35
1962文字
会話率:21%
帝國暦254年、帝王ガーラント・バルパルス崩御。
次帝を継ぐ長男シャル・バルパルスは齢十に満たさずして、広大な帝國版図を継いだ。
絶対な権力者を失った帝國政府は汚職が蔓延り、私利私欲に肥え、飢えた者達が、自分達に都合の良い政治を行った。
やがて一部の富裕層に権力が集中し、物資の独占が始まった。
帝國の、瓦解の時。其れは静かに始まっていた。
帝國暦260年、その年は例年に無い日照りが続いた。
帝國各地は深刻な物資不足に陥り、民が飢えた。
地方の有力な領主が帝國に叛旗を翻し、そんな帝政の舵取りに危機感を募らせた貴族、ブラント・ローウレン候が反帝政を掲げ、新党を結成。
しかし時すでに遅く、帝國の弱体化は誰の目にも明らかであった。
帝國暦266年、大陸北西部に位置する神聖国ククルトゥがバルパルス帝国に進軍。
“飢餓に苦しむ民の解放”を大義名分に帝國を強襲した。
腐食の進んだ政治、形骸化した軍、最早帝國に国力は無く、一夜にして帝都クリスタルパレスは崩壊。帝王シャル・バルパレスは、クリスタルパレスの中央広場にて公開処刑された。
大陸は北西部を統べる神聖国ククルトゥ、南西に広がる海洋小国家群、東部を帝國から離脱した有力三貴族が三分割した。
帝國という強力な抑止力を失った大陸は群雄割拠の時代に突入する。
大陸全土を戦乱の嵐が席巻する中、やがて戦災の火の粉は大陸南東に浮かぶ島にも飛び火していた。
此れは、ガレントの島の覇権を巡る戦記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-18 23:35:30
50964文字
会話率:32%