「あら。貴女がわたくしの新しい侍女なのね。
田舎の男爵令嬢らしく、しみったれた貧乏くさい顔だこと。」
就職初日の初対面。
私を見るなりそう言い放った、人生で初めての「御主人様」。
あの瞬間、私の脳内で試合開始のゴングが鳴り響いた。
「はぁあ?!上っ等じゃないの!いいわよ、やってやろうじゃない!!
そのお上品な鼻を今にへし折ってやるんだから!
完っっっ璧な超優秀な侍女っぷりを発揮して思いっきり依存させて、それで私無しじゃいられなくなったところで、満を辞して寿退職してやるわ!!
この女(御主人様)に『貴女がいないとやっていけません。どうか退職だけはご勘弁を!』って無様に泣きつかせてやる!!」
心の中で叫び掲げたドロッドロの目標を果たすべく、私の完璧な侍女を目指す奮闘の日々が始まった。
これは「悪役令嬢」の御主人様と「貧乏侍女」の私の、5年間に渡る戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 15:45:52
92001文字
会話率:19%
女勇者を友人にもつ私が城を燃やしたくなるまでの話。
思春期にありがちなふたりぼっちを目指したつもりです。
淡々とすすみます。
ハッピーエンドではありません。
全く恋愛要素ありません。
最終更新:2025-04-28 03:08:50
6706文字
会話率:2%
仕事で疲れ切って帰った私への追い打ち。同居人(ゲイ)が男連れ込んでやがる…
最終更新:2025-04-27 14:13:12
10416文字
会話率:51%
どうやらわたしは巻き込まれ系異世界トリップをしたらしい。けど問題はそれだけじゃなかった。
最終更新:2020-02-07 18:54:24
11109文字
会話率:41%
ルームシェアしている男(ゲイ)と女(男装)の日常。
最終更新:2020-01-22 13:07:37
11307文字
会話率:36%
夜遅くまで働く母に代わり、航星は毎晩妹の寝かしつけを任されている。
最近、妹が変なことを言うようになった。
「カーテンの隙間に誰かがいて眠れない」
航星が確認したその日から、少しずつ異変が始まる。
ホラーというより微ホラー。
恋愛要素
あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 11:41:38
13312文字
会話率:26%
寿命を迎えた魂を、天界へと案内しているカノン。
彼女は、人々に少しでも安らかに最期を迎えてほしいと天上の歌を歌っていた。
しかし、ある時、それは逆効果なのだと気づいて歌うことをやめようと決意したが……。
最終更新:2025-04-24 08:35:07
3885文字
会話率:21%
勇者の抱き合わせ?
はぁ?
ある日突然異世界に召喚された長谷見 優弥(はせみ ゆうや)。しかしそこには彼一人だけではなく、ジャパニメーション気触れのアメリカ人、エリヤ・スミスもいた。
エリヤの称号は『勇者』。
優弥の称号は『勇
者の抱き合わせ』。
単なる抱き合わせのいらない方として無能と罵られ、挙げ句に少しの金を渡されて城を追い出されてしまう。
日本に帰ることも出来ず途方に暮れた彼だったが、すぐに自身の異常なステータスに気づいた。それから始まる美女と美少女との三人での生活。
果たして優弥は異世界で生きていくことが出来るのか。
◆本作はカクヨムにて70万字で完結しており、380万PVオーバー、☆3700オーバー、フォロワー(ブクマ)8500オーバーを頂きました。だからなに? って言わないで(^-^;
一度更新をカクヨムのみにしましたが、連載を再スタートさせて頂きます。
※カクヨムでは第一章と第二章の一部をカクヨムに合わせました。
◆口に出さない心の中の呟きは()で囲ってます。
◆ 通貨単位は以下の通りです。
金貨1枚10万円
小金貨1枚1万円
銀貨1枚1000円
銅貨1枚100円
銅貨1枚100円
鉄貨1枚10円
◆通貨単位以外は説明を省くため、現代のものをそのまま使ってます。
◆一部全角(一桁)または半角(二桁以上)のアラビア数字表記があります。
◆あらすじはいつか改編する可能性があります。
Twitterのフォロー歓迎です。
@blue_kisa折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:15:38
934543文字
会話率:73%
ぼったくらない、ぼったくります、ぼったくる、ぼったくれば、ぼったくれ
大河内遙敏(おおごうちはるとし)は中学生時代からの同級生、関猛暁(せきたけあき)と高校の一つ後輩で物質転送装置を発明した霜鳥洋平(しもとりようへい)と共に会社を立ち
上げた。
物質転送装置はコの字型で、その中に転送対象を置くと指定した任意の座標に物質を転送する。また、逆に指定した座標から物を取り寄せることも可能だ。当然のことながら日本のみならず世界に大激震を起こしたのは言うまでもないだろう。
そんな彼らは新社屋の落成式を終えた二日後の早朝、社屋ごと異世界に転移してしまう。転移先はリムノ大陸にあるラビレイ王国の王都ファーガス。
地下一階地上五階のビルは王城の物見塔よりも高く、すぐさま騎士団が偵察にやってくる。騎士からは国王からの命令として首謀者の出頭を要請され、遙敏がそれに応じる。
王城まで徒歩で一時間弱と言われたが歩くのは疲れると、物質転送装置で取り寄せた自転車で乗りつけた。国王から社屋が転移した土地を使いたければその自転車を百台献上せよと言われるが、武器転用を懸念した遙敏は別の物の献上を打診する。
国王は興味を示し、騎士団を護衛に伴って社屋を訪問し、そこで度肝を抜かれることとなる。
――補足ですねん――
分かりにくいかも知れないので補足です。
主要キャラは一人称表記で分けてます。
俺→ 大河内遙敏(おおごうちはるとし)(主人公)
オレ→ 関猛暁(せきたけあき)(中学からの同級生)
ボク→ 霜鳥洋平(しもとりようへい)(高校の後輩)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 07:06:48
92216文字
会話率:77%
「サーラ・ロステム! 今日を限りでお前をパーティから追放する!」
なーんて仰々しいイベントが起きることなく、私は差し出された解雇通知書にサインした。
解雇理由はパーティのリーダー、アルとの痴情のもつれ。
それなりにいい職場だったので残念
だったけど、私はいい歳した大人(アラサー)。
粛々と退職金を受け取り、3年間お世話になった仲間たちと別れた。
私が異世界から来た聖女ということは、最後まで隠し通したまま。
「クビになったもんは仕方ないわよね。東で美味しい魚でも食べようっと」
そんな気ままな旅を続けていた途中、魔物に襲われていた旅人を救う。
1人は獣人の血を引く黒髪金目のロイ・シュバルツ。
もう1人はエルフの血を引く金髪緑目のシエル・グランディール。
そのままサヨナラしようとする私に、2人は「3食昼寝付きで雇うから、領地開拓に力を貸して!」と懇願してきた。
なんでも、シエルが与えられた領地は長年放置された荒れた土地だという。
成り行きとはいえ、再雇用された身。
新たな仲間たちと共に、領地を開拓しつつのんびりスローライフを満喫します!
※この物語は、トラウマ持ちコミュ障聖女がグランディールの生活の中で自分を取り戻していく救いと再生のお話です。
※作中、宗教のあり方について登場人物が言及する場面がありますが、物語上の演出であり、作者に特定の宗教を非難する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 07:33:35
403979文字
会話率:45%
よくわからないシンギュラリティが起こった未来。
目に見えない隣人だった幽霊、妖怪、悪魔、精霊……。
その他諸々の魑魅魍魎が可視化され、今まで超常現象とされていた事件に量刑が課されるようになり、世界は未曾有の大犯罪時代を迎えていた。
人間よ
りも人外が多いど田舎でも、それは例外ではない。
鬼夫婦の喧嘩の仲裁や、夜な夜な徘徊する子泣き爺。果ては突然襲来する上司の小野篁。
転職の2文字が頭をチラつく中、新米警官の風見はとりは、先輩の矢田正臣と共に日夜襲い来る事件に立ち向かう。
「せんぱぁい。何で毎日毎日事件が起きるんです?」
「俺に聞くな」
そんな二人の賑やかな日常をお届けします。
※この作品は、はの様(@hanoween0523)の1日1作品投稿企画『ハロウィンノベルパーティ2024』の参加作品です。Nolaノベルにも投稿します。
※毎日更新予定ですが、できなかった場合は後日、複数回まとめて投稿します。
※創作人外も登場する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 07:28:23
133999文字
会話率:41%
時代を先取りしすぎたキラキラネームのせいで、ド陰キャになった昭和生まれの莉衣菜(りいな)は、40歳にして病気で亡くなった。すると、異世界の女神によって逆ハーやらかしざまぁ回避系聖女に転生させられる。ド陰キャに何をやらせるんだ。無理に決まって
いるだろう。女神が地上に直接関与できないのをいいことに、好きにしていたら違う方向にいった聖女リーナのお話。いやほんと、本当の陰キャにリアル逆ハーとか寝込む案件。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 07:00:00
8337文字
会話率:32%
集中豪雨による落雷で命を落とした柊木翼は天界に迷い込む。異世界の姉女神ソフィア様、妹女神フィオナ様、雷神様、鍛冶神バッカス様が翼に土下座する。フィオナ様は神力で地球の兵器を盗み、世界各国に戦争の危機を引き起こした。それを阻止するため雷神が奔
走するも、三柱の神々の争いの余波で翼は命を奪われた。ソフィア様は翼に謝罪し、異世界転生を提案する。そして『不死』のスキルや天界の倉庫を使用許可を翼に授けた。十五歳の冒険者『ノア』としてベルトラン王国に転生後、魔法使いベルフィ、戦士アレッサ、情報屋ルディと『不死の翼』を結成。その3年後、ノア達四人は辺境の街カナンに滞在していた。ノア達は未開発の大森林へ踏み入り、魔獣狩りに挑み、魔具・武器・魔法を駆使して討伐に成功し、無事に開拓村ラッカへと到着する。そして、冒険者ギルドのギルド長から新たな冒険の命が下るのだった。
《この物語は、転生冒険者ノアと『不死の翼』の仲間達が織りなすガッツリ冒険ファンタジーです》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 20:11:56
18459文字
会話率:24%
会社内で私が同僚と面白おかしくすごす日常の戦いの話
ちょっとぽっちゃり女子(私さん)と、さみしい頭の同僚オッチャン(Sさん)との日常的な仁義なき戦いをする話です。時々恋愛要素ありあり?
漫才で頂点を目指してはいないが、周りを巻き込みながら、
時には傷つけあいながらも、楽しく過ごす作品です。
ぽっちゃりさんとちょっと頭のさみしい方を貶す発言が多々ありますので、気にする方はご遠慮ください。
ご理解いただけた方のみお願いいたします。
読切り短編を連載として書いてますので是非お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 09:00:00
17188文字
会話率:9%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
闇の王・イリヨナは、ある繁栄と衰退の異界・グロウタースの地で風の王の要請なしに力を使ってしまったために、越権行為の罰を受けてしまう。イリヨナに行動させてしまった恋人のミモザの精霊・アシュデルは
彼女の顔を元に戻すために、自身の両目を捧げてしまう。気に病むイリヨナの心を晴らし結婚するため、アシュデルは心の目で景色を見る魔法・心眼の習得に奮闘する。
イリヨナと、風の王の2人の養子との確執。
会ったことのないイリヨナと血の繋がった姉、インリー。
アシュデル成人の日前後の出来事。
幻夢帝と陰りの女帝の理。
アッシュの優秀すぎる弟子。
アシュデルとイリヨナ無事結婚できるのか?
ワイルドウインド・シリーズ21作目。陰りの女帝の婚礼編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 11:13:44
192679文字
会話率:50%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
風一家でありながら、放浪の精霊を続けるミモザの精霊・アシュデルには、想い人がいた。
闇の王・イリヨナ。幼少期をずっと一緒にすごした幼なじみだ。ずっと避けてきた彼女との再会が果たされ、アシュデル
は彼女と決別することを決める。
そんなアシュデルの前に現れた、イリヨナを思い出させる女性・ツアナ。アシュデルはイリヨナとツアナとの間で揺れ動く。
巨人の捻れ角島で百年毎に行われる、血塗られた祭り。
祭りを止めようとする、雷帝・インファの奮闘。
イリヨナとアシュデルの結末とツアナとアシュデルの結末。
アシュデルとイリヨナの恋の終わりはいかに?
ワイルドウインド・シリーズ20作目。花と闇の再会編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 14:26:18
105394文字
会話率:53%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
衰退と繁栄の異界・グロウタース、双子の風鳥島、水の国・クエイサラーで精霊が引き起こしていると思われる連続殺人事件が発生した。
事件を調べていた風の王の副官、雷帝・インファは、友人で風一家の官能
小説家のペオニサが、件の地で香水の残り香を付けて帰宅したことで、彼がこの事件に巻き込まれたことを知る。
まったく見えない犯人像に、潜入捜査を視野に入れていたインファは、補佐官、煌帝・インジュがあっさり非戦闘員のペオニサを囮に使おうと言い出したことで、彼を守るため誰がペオニサの同性の恋人を演じるかという話に、動揺しながらも自分も名乗りを上げてしまう。事態を察し、風の王・リティルが恋人役を演じると宣言し、解決に向け動き出す。
牡丹の精霊・ペオニサの存在理由は、雷帝・インファだ。それを言えないペオニサと知っていることを言えないインファは、ギクシャクしていた。
インファの容姿が好きすぎて際どい言動を繰り返すペオニサは、クエイサラーに来てしまったインファと恋人関係を疑われ、自身の理と友情の間で迷子になってしまう。
恋に効くおまじないのアイテムとして話題の香水・フェアリア
女性物の香水の香りを纏い殺される、女の敵と噂される被害者男性
インファを想うペオニサの欲望と願い
ペオニサを手放せないインファの、貫く友情
行方不明のペオニサの弟・アシュデル
花の王・ジュールの、息子達を想う心
健気にインファの幸せを願うペオニサを、リティルは守る事ができるのか
ワイルドウインド・シリーズ19作目。水の都の殺人事件編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 07:52:01
143845文字
会話率:54%
――皇帝暗殺
それが由羅に課せられた任務だ。
闇の仕事を請け負う一族の人間である由羅《ユラ》はテフェビア王国の王子ヴァルティアから死の呪いを受けてしまう。
その呪いを解く方法はただ一つ。乾泰国皇帝を暗殺することだった。
由羅は皇帝の寝所
に忍び込み、その命を狙うが、逆に捕らえられてしまう。
死を覚悟した由羅に、皇帝である紫釉《シウ》が一つの提案をしてくる。
「お飾りでいい。俺の妃になってほしい」
紫釉は義母の紅蘆《コウロ》に命を狙われており、紅蘆の陰謀によって妃候補が次々と怪死している。そして妃を娶らない紫釉には男色疑惑まで出てしまい困っているらしい。
交換条件は由羅を見逃すこと。期限は妃候補の怪死事件が解決されるまで。
命の惜しい由羅はこれを引き受けることにして、お飾り妃から一刻も早く解放されるために自ら事件解決に乗り出すことに。
だが何故か由羅に対する紫釉の態度が甘い!?
果たして由羅は事件を解決し、無事後宮から出ることができるのか…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 14:10:00
110878文字
会話率:42%
「おい聞いたか?また生存者(サバイバー)が生き残ったらしいぜ」「あぁ、なんでもパーティーメンバーを見捨てて一人逃げ帰ってきたらしいぜ」顔も知らぬ誰かを嘲笑う2人の冒険者達
ここは超大型ダンジョンが存在する迷宮都市街ガルドラ、ここには一攫千金
、人生逆転、あらゆる物をかけた多くの者が集まってくる。そんな街のダンジョンでいつも通り怪我をして帰ってきた生存者と嘲笑される青年アイン・オールスはその日名も知らぬダークエルフの少女に恋をした、彼女に釣り合う男になりたいと思い強くなることを決意したアインはすぐさまダンジョンに向かう。
そしてダンジョンで死にかけた時に出会った謎の少女カロナによってアインの人生が大きく変わり始めた
カクヨム、ハーメルンでも同時に投稿をしております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 17:00:00
29736文字
会話率:34%
幼なじみとの告白に失敗してから、少女見真純は不幸な人生を送る。人生の最後に、彼女はすべてをやり直したいと願うようになる。
すると、彼女の前に未来から来たと主張する悪魔が現れ、彼女を過去へ連れて行った。
そこで彼女は、今度こそ告白を成功させよ
うと決心する--!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:00:00
49768文字
会話率:48%
時は、明治九年。異国の文化が馴染み始めた横浜の地で、元旗本の次男である桐嶋雄斗は、何でも屋「銀杏堂」を営んでいる。
24歳になっても妻を迎えず悠々自適に暮らしているように見える雄斗だが、実は、もう一つの顔がある。それは魔を打ち払う術を持つ
”魔祓師”。といっても法術が使えず、仲間からは”ヘタレ法師”と呼ばれている。
そんな雄斗は、ある日、路地裏で廓から逃げ出した振袖新造──瑠華を拾ってしまい、己の運命が大きく変わっていく。
これは一度は全てを投げ捨て横浜に逃げた青年の、再起と奮起と、運命を覆す物語。
あるいは港町横浜で織りなす、一人の不器用な青年と、不遇な少女の恋のおはなし──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 09:35:20
110247文字
会話率:33%
「杏沙、お願い。私が退院するまでこの人と付き合って」
末期がんに侵された友人の由紀はそう言って、自分の彼氏──永井和臣を差し出した。
「うん、いいよ」
それで由紀の病気が快方に向かうならという気持ちから、杏沙は願掛けのつもりで頷いた。
それから和臣との付き合いが始まった。
手も握らない。キスもしない。身体を重ね合わせることも、彼との未来を想像することさえしない偽りの交際は、罪悪感だけが積もる日々。
そんなある日、和臣は言った。
「由紀にとって、君は一番大事な友達……親友なんだ」
その言葉に杏沙は、ちくりと罪悪感を覚えた。
杏沙は由紀の親友では無い。親友になりたくても、なれない。そんな資格は無いのだ。
なぜなら昔、杏沙は由紀に対してひどい裏切りをしたことがあったから。
友人の回復を信じて偽装恋愛を始めるOLと、偽装恋愛をしてでも恋人の回復を願う大学生のいびつで切ない秋から冬までのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 09:56:19
34471文字
会話率:36%
「知らない人と結婚なんて、私は絶対にしないから!」
入軍試験の直前に見合い結婚を押し付けられそうになった神族のルシルは、転移魔法の失敗で、旧大陸ロトに迷い込んだ。そこは人族の皇帝や大公という貴族の住む別世界で、神族は残忍で傲慢な存在だとされ
ていた。膨大な魔力を持つ神族であることをひた隠し、か弱い貴族令嬢のふりをして大公国に拾われたルシルは、複雑な事情の大公との契約結婚を打診される。さらに皇帝の子供を公子として育てる事になり、恋愛未経験のルシルだが、目的のために奮闘する。そんな時、魔物のスタンピードが起こったと聞かされて!?
最強種族のヒロインが、正体を明かせないまま初めての恋愛を経験し、世界を巻き込んで本当の自分探しをすることになる物語。
最初の3日間は区切りの良い所まで駆け足で投稿して、その後今月中は毎日1話投稿で頑張ろうと思っています。宜しくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 09:47:01
179256文字
会話率:33%
リリーは唐突に思い出した。魔法が使えず、役立たずと見捨てられ、虐げられていた彼女が、前世大魔女と呼ばれていたことを。
前世で十分生きたし未練も特にないけれど、せっかく新しい人生を手に入れたんだから、窮屈な王族なんてやめて今世では剣士でも目
指そうかな――なんて思っていたら、王太子(父)は廃嫡され、義母と叔父と聖女は城を追い出され、気づけば自分が王太子になっていた。
最初は母を追い出した! とリリーを嫌っていた異母弟も、気づいたら「姉さま」と後を付いてくるように。
「姉さまこそ、この国の王にふさわしいです!」
「いやいやいやいや」
※別サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 15:06:35
10579文字
会話率:23%
「本当は力があるのに役立たず認定されていた聖女が国を追い出されて、新天地で力を発揮する」話、ただし主人公の聖女は男。
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通常は貴族の女にしか使えない治癒の力に目覚めた平民の男ティム。
治癒の力が使える女は「聖女」となるが、史上初の
男の治癒能力者の扱いに困った教会はティムも「聖女」とした。
他の聖女と教会で暮らすが、男の聖女が気に食わない他の聖女にこき使われて、仕事を押しつけらているにも関わらず役立たずとされていた。
王太子と親しいせいで貴族社会からも目を付けられてしまったティムは、魔法の実験のために「聖女」を派遣してほしいと要請してきた魔女の国に送られることになった。
魔女は人間とは別の種族とされていて、住んでいる魔女は三人だけ。そんな中でティムは聖女の力を発揮して・・・。
そのころ、祖国ではティムがいなくなったせいでいろいろと問題がおき・・・。
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西洋風異世界。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
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※R15は念のためです。
※読者は女性を想定しています。
※アルファポリス様にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 16:47:28
143395文字
会話率:43%
旧文明の遺物「飛行機」は、魔力を与えると生き返る。
飛行機は気に入った人間と絆を結び、背に乗せる。飛行機の相棒になった者を飛行騎士と呼ぶ。
飛行機は飛行騎士の魔力で空を飛ぶ。
大陸の主要な国には飛行騎士団があり、軍の主力となっている。
1
6才の少女サリヤは政変のどさくさで殺されそうになり、国境の森に逃げ込んだ。
崖から谷底の川に落ちたところ、隣国に流される。
そこで、飛行機と出会い騎士に選ばれる。
その飛行機は、最も進化した種の最上位。火、水、風、土の属性魔法を扱える飛行機の女王だった。
---------
コバルト文庫みたいな少女小説のイメージで書いてます。
西洋風の王国を舞台にしたラブファンタジー(予定)。
転移・転生なし。魔法(飛行機が使う)あり。恋愛要素あり。
※R15は念のためです。
※アルファポリス様にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 18:43:48
221094文字
会話率:47%
「異世界に召喚された?」
そんなの、物語のなかだけだと思っていたのに・・・・・
高校からの帰り道、気が付けば異世界に召喚されていた。
「はじめまして」
「・・・・・・」
はじめましてなのに、なぜだか悲しげな瞳で見つめられて
「優愛
」
優しくされるたびに、名前を呼ばれるたびに、だんだんと胸が締め付けられて、泣きたくなって
(なんで・・・・・・・?)
はじめて会う人なのに、はじめての場所なのに、なぜだか懐かしくて切ない
そんな想いを抱えた『篠崎 優愛』と、『「はじめまして」だけど「はじめまして」ではない人たち』の物語です。
基本的には主人公の一人称、ときどき三人称となります。
連載中の『はじまりの物語』の続編的なお話となりますが、こちらだけでもお楽しみいただけるかと思います。
『はじまりの物語』を優先いたしますので、こちらは不定期連載です。
誤字脱字、読みにくいなどあるかと思いますが、ご容赦くださいませ。
設定は甘く、ご都合主義な展開となりますが、どなたかに楽しんで頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 05:00:00
137726文字
会話率:41%
《原題:お散歩は世界樹まで》
仕事を退職し、引きこもり生活を送っていた高井 聡。
ある日彼はランニングの最中に、不思議な大樹の洞で弱った子犬を拾う。
紆余曲折経て、家族となった子犬。
日々を過ごす中で、ふたりは固い絆で結ばれていった
。
そんなある日の散歩中。 何かに導かれるように突然走り出した愛犬の後を追いかけていくと、あの大樹へとたどり着く。
そして愛犬は大樹に向かい、高らかに吠える。
眩い光が辺りを包み込み、ふと気がつくと、聡は見知らぬ森の中に立っていた。
なぜか美少女へと姿を変えていた愛犬、クララと共に___。
フェンリル。そう呼ばれる神獣の飼い主になってしまった聡は、大樹ユグドラシルを救うため、最強の愛犬を従えて様々な世界を渡り歩く。
聡とクララ。
ふたりの異世界散歩珍道中が今、はじまった……
※一時期更新していた処女作の設定やプロットを一部変更し、書き直した作品です。
※ガールズラブは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 00:00:00
9795文字
会話率:24%