その役、立つときを静かに待ち続ける……。
最終更新:2025-04-23 20:00:00
2126文字
会話率:3%
生まれ育ったシルバート大陸を離れたユイナ達は、新天地を探して船旅を続けていた。だが、皆が寝静まる真夜中に『魔眼』と呼ばれる海賊から襲撃を受けた。
紅い瞳を光らせ、暗闇から襲いくる強敵。銀狼のアレスや船乗り達の活躍でどうにか撃退したものの
、多数の負傷者が出てしまった。
それから数日後、ロートニア王国の港町へとたどり着いたユイナ達は、休養と船の修理をかねてしばらく滞在する事となった。恵まれた自然、美しい街並み、どれも豊かで平和な景色だった。
ところが、そんな平和な街も『魔眼』と呼ばれる海賊に襲われていた。子供が攫われ、他の人間は殺されたという。それを聞いたアレスは、メリル王女と討伐の旅に出かけてしまう。
音信もなく待ち続ける日々はつらい。
眠れないユイナは、彼の無事を祈り、月夜に舞った。
帰ってきたら、恋心を打ち明けよう。
ところが、アレスに想いを寄せているのはユイナだけではなくて……
これは、恋に揺れる少女たちの葛藤と決意の物語。
【幕間<シルバート編>】
第一侯爵となり名実ともに国軍最高司令官となったラインハルトは、遠くない未来にシルバート大陸が沈没する事を予言した。シルバート王国の民を救うためには別大陸への侵略しかない。狙うはパッフェル大陸の強国ウィンスター。しかし、正面切ってウィンスターと戦うには同盟国のシラ=エン王国とネフェタリカ王国が邪魔だった。それを打開するためにラインハルトが考えた計画とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 10:26:02
408938文字
会話率:47%
それは、ただの“配達”だったはずだった。
雨の日も、風の日も。
誰かの元へ、食事を届け続けるウーバー配達員・神原ユウト。
だけど、その玄関の向こうには「注文」だけじゃない、
――誰かの“想い”が置き去りにされていた。
引きこもりの少女
。亡き息子を待ち続ける老婆。
病室で星を見つめる少年。恋人にラストオーダーを贈る青年。
顔も知らない。名も知らない。
それでも、ほんの一瞬、心がすれ違う。
「今日も、俺は世界をちょっとだけあたためる」
誰かの孤独に、そっと灯りをともす配達ドラマ。
――これは、“人を届ける”物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 08:29:02
8715文字
会話率:28%
丸二年。
幼馴染が竜騎士としての遠征任務に旅立ってからそれだけの月日が流れた。
帰ってきたら言いたいことがある、って待たせすぎじゃない!?
元気なのか怪我をしているのかそれも分からぬまま待ち続けたシルフィの元へ現れたのは…?
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最終更新:2025-04-13 23:36:45
4242文字
会話率:36%
西暦2098年、11月……皇都廣島に、早過ぎる冬が訪れる。終わりの見えぬパラレイドとの戦争が、人類同盟の敗北で終わったばかりだ。世界が平和の訪れに安堵し、歓喜に沸く力さえ失った中……確約された悲劇は迫る。
既に仲間は大半が生死不明、愛機
さえも失った。
だが、終わったままでは終われない!
あらゆる人類が知った、パラレイドの真実!
戦争の終結と共に、人類同盟は滅びた……
今、摺木統矢は逃亡者、指名手配の戦争犯罪人。
冬を迎える皇都の片隅で、彼は息を殺して機会を待つ。
未来を、明日を取り戻す瞬間を、待ち続ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 15:55:55
46694文字
会話率:32%
※※連載中の「半神スカーラメント~闇に沈む王と暁の叛逆者~」の前身となった戯曲です。台詞とト書きで構成された脚本形式となっております。こちらは完結しており、今後のネタバレになる可能性がございます(違う着地を辿る想定ですが、少しはバレてしまう
のでご注意くださいませ)※※
遠い昔……『年代不明』とされる現在の暦から遡ること一万年前、人類は全ての時と記憶を司る異形の神、邪神ヨグ・ソトースを殺した。ヨグ・ソトースは死の間際、魂を二つに分断。一つの魂は肉体を失い、人類の破滅を望む邪神の王となった。もう一つの魂は屍に残り、未だ愛した人の再来を待ち続ける。暦・歴史、全ての記録を絶った無なる世界に唯一残った国、『無名国家』。世界は姿なき邪神たちによって脅かされ、人々は日々、命を刈り取られていく。先王シーフェルの遺志を継いだ若き王クリフは邪神たちを倒すべく、ヨグ・ソトースの屍より摘出した細胞を移植した新人類『半邪神』を生み出し、殲神特殊部隊として邪神の討伐を行わせる。その終わりなき戦いの日々の中、彼らは、過去を変える力『時の改変』の存在に希望を見出す。——そして今、記憶を失った半邪神アダムが長き眠りより目覚めた。クリフは彼に囁く。『我が忠実な友であれ。僕の終わりが来るその時まで……』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 01:20:34
41724文字
会話率:53%
幼なじみの璃央から謝りたいと連絡がはいる。喧嘩の原因は、璃央が約束に遅れたこと。だが公園で待ち続けても璃央は来なかった。苛立ちを抱え家に帰ると、母から病院に運ばれたと告げられる。葬儀の日の日、璃央が最後に持っていた紙袋を渡されて中には「プレ
ゼントを選んでいて遅れてしまった」と書かれたメモと、指輪があった。主人公の拓実は、ただ1人新しい未来に逢う為に、歩いて行った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 18:58:46
2796文字
会話率:12%
ある冬の日。大学二回生の『私』は、運命の出会いを求めていた。
しかし、現実はそう上手くはいかない。
何日も、川岸で出会いを待ち続ける日々は流れていく。そんな時、一つの瓶が川に流れてきた。
最終更新:2025-03-31 20:02:00
1520文字
会話率:0%
高校生の剣島聖治(けんじませいじ)は学校の屋上でクラスメイトの沙城香織(さじょうかおり)に告白される。二人は恋人となり喜ぶ聖治だったがそれは記憶であり次第に彼女が誰かも分からなくなっていく。
現実では人類は悪魔に敗北しており、本当の彼は異能
を備えた剣、スパーダを持って強敵と戦っていた。
忘れてしまった大事な人、もう誰かも分からないその人を助けるために――。
場面は変わり聖治はなにかを忘れていると思いながらも普通の高校生として日常生活を過ごしていた。そこへ転校生として沙城香織が現れる。
彼女は初対面のはずだが香織は聖治のことを知っており恋人だという。
恋人を自称する不思議な転校生、彼女との出会いにより聖治は戦いに巻き込まれることになる。
それは未来において人類を守るために行われる儀式、セブンスソード。スパーダを持った七人で殺し合う戦いに聖治は参加することになる。
果たして聖治は香織を守り、さらには人類も守ることが出来るのか?
何度も失敗と死を繰り返し、それでも聖治は諦めない。
最後に君を助けるために。
聖治は『いつまでも待ち続ける(何度だってループする)』
異能×剣戟+タイムループ×タイムスリップの現代異能バトル!
*『セブンスソード』を改稿したものとなり内容はほぼ新規となっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 19:00:00
199880文字
会話率:45%
かつて、悪神と恋に落ちた少女がいた。
悪神は自らの罪を悔い、少女に言う。
「待っていてくれ。必ず罪を償い君の下へ戻る」
彼女はその言葉を信じ、今日も桜の木の下で待ち続ける。
身体を白骨にしながらも。
最終更新:2025-03-27 07:15:21
1525文字
会話率:33%
――死者のレシピをカフェで出す、うちの神様はうまく泣けない。
稲葉和(いなば のどか)、20代半ば。民俗学系ライター兼編集の契約社員。
子供の頃から他人には見えない小さな神々や死者の気配を感じることができた彼女は、初めて自身の企画が通っ
た「神社巡り」の仕事に取り組んでいた。
しかし上司の異動を機に、取材先の綾白神社の事故は神の祟りだ、という記事のでっち上げを強要されるなどの、パワハラとセクハラに追い詰められていく。
そんな時、同じ力を持ち唯一の理解者だった祖母が生前、「困ったときに行くように」語っていた店の存在を思い出す。
そこは「一見さん歓迎、二見さん大歓迎」――黄昏時から深夜だけ開店する和カフェ「夜見」。
現世と常世の境にあり、常世に紛れ込もうとする人々に、失われた「死者のレシピ」を渡す場所。
営むのは黒髪の美青年――早瀬と名乗る消えゆく川の神と、彼の眷属の茜と澄の二人。
祖母のレシピを食べて勇気づけられた和は、男性客・斉藤の苦境を知り、死に別れた母親の「ちらし寿司」の再現を手伝いたいと思う。
ヒントとなる、常世の死者からの文は、熊笹の枝に付いた『かささぎの渡せる橋』、百人一首にも収められた和歌の初めだけだった。
和は早瀬と共に、和歌と伝承文学の知識を生かして、斉藤が母親から語られた七夕伝説の類型から、彼の母親のルーツとなる地域とレシピを探ろうとする。
一方で、早瀬が常世に毎日手紙を送り、「殺してしまった」友人からの返事を待ち続けていたことを知り……。
この話はPixiv、カクヨムにも掲載しています。
※描写その他、調整中です。また今後続編を掲載する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 09:12:53
28290文字
会話率:45%
バレンタインの放課後に先輩を待ち続けた女の子のお話
最終更新:2025-03-19 12:58:08
1485文字
会話率:60%
戦乱に揺れるエレンデール王国。伯爵令嬢であるセレイアは、王命による結婚を余儀なくされる。彼女の夫となるのは、ロベルト・アシュフォード第二騎士団副団長。しかし、結婚翌日に彼は戦場へ赴き、二人の新生活は始まりすらしなかった。
セレイアはアシュフ
ォード侯爵家の別邸で夫の帰りを待ち続けるが、ロベルトからの手紙は一通も届かないまま噂だけが広がる。ロベルトには恋人がいたこと、そして彼女を戦地へ連れて行ったこと。
和平条約が結ばれ、戦場から戻るというロベルトから届いた初めての手紙に、セレイアは心を揺さぶられる。自分の愛は報われず、夫と過ごす未来も失われてしまった……。
セレイアは自らの運命と向き合い、どのように生きるべきかを模索する。
失われた愛と未来への希望の間で揺れる彼女の心の葛藤を描いた、感動(??)の物語。
全10話、完結しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 12:21:14
28703文字
会話率:39%
その聖女は、世界を救わない。
《悪魔》と呼ばれる怪物に人類が脅かされる異世界。
荒廃した町で暮らす少年レシオは、双子の妹メリエルとともに失踪した母の帰りを待ち続けていた。ある夜、悪魔に襲われたレシオは、真紅の髪に真紅のコートの美女アシュリ
ィに助けられる。便利屋を自称する彼女は、異能で悪魔と戦う人類の希望――聖女の生き残りだった。
町で起きた事件からメリエルが悪魔に狙われていることを知ったレシオは、家族を守るためアシュリィとともに悪魔との戦いに身を投じる。
しかし、アシュリィには聖女の使命とは別に、もうひとつの決意があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 22:09:45
27123文字
会話率:55%
とある2人の話をしよう。
俺の名前は結城勝利。高校1年生。
クラスで五十音順で後ろの席にいるのが吉野隼人だ。寡黙系黒髪爽やかイケメンだ。羨ましくない。断じて羨ましくない。
こいつ、中学の時から巷で噂になってた、誰に告られても躊躇なく断る
、小さい頃の王子様を待ち続ける姫、綾瀬桃香ちゃんにいきなり話しかけやがった!
その強メンタルだけは認める。ナイスファイト。
今回もすぐ断られるだろと思ったら…ん…?
なんだか綾瀬の様子が………?
周りがどう考えてもお前ら付き合ってるだろ! という2人がくっついてそうでくっついてなくてフワフワ距離を縮めていくお話。
※本文は三人称、吉野隼人の一人称で進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 21:00:06
693747文字
会話率:67%
春の国チェラズスフロウレス。
とても温かな気候で、一年中桜の花が咲き誇る平和な国。
その国の東に位置する辺境の村には、ミア=スカーレット=シダレと言う名の五歳になったばかりの美少女が住んでいた。
ただ、美少女であるミアには一目……いいや。一
聞きで分かる変な特徴があった。
それは、喋り方がお年寄りっぽいのと、一人称が「ワシ」な事。
容姿に見合って声が可愛いのに、まるでお爺さんの様な喋り方なのだ。
そして、ミアには将来の夢がある。
それは結婚もせずに、のんびりとした引きこもりスローライフを送る夢。
とても残念極まりない夢ではあるが、ミアは大真面目だ。
しかし、そんなミアには、夢を目指す為には隠し通さなければならない秘密がある。
それはミアがTS転生者であり、その昔この世界に平和をもたらした“聖女”と同じ魔法が使えると言う事。
TS転生者の方は隠しても隠さなくても変わりないように思えるが、聖女と同じ魔法は大きな問題だ。
この世界は新たな聖女の誕生を待ち続けていて、もしミアが同じ魔法を使えるとなると、間違いなく聖女として表舞台に担ぎ上げられてしまうだろう。
だと言うのに、とある事件をきっかけにして、ミアは表舞台に引きずり出される事になってしまう。
この物語は、引きこもりしたいTS転生のじゃロリじじい聖女の波瀾万丈な物語である。
※他の小説投稿サイト『ノベルアップ+』様でも掲載している作品です。
※作者更新報告用Twitter → https://twitter.com/kon_guma折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 19:19:15
1945023文字
会話率:61%
王宮内で洗濯係の使用人として働くレーナは、二ヶ月前事故に遭って以来、正夢のようなおかしな夢を見るようになる。
ある日、調理場の近くで出会ったオスカーという男性が誰かに毒を盛られる夢を見てしまう。だが本人に伝えたことで、事件は未遂に終わって事
なきを得る。その後、役人から犯人だと疑われたレーナは取り調べのために連れて行かれそうになり……
王宮で洗濯係として働く
レーナ・アラルースア
×
エテルノ王国の王太子
オスカー・バルヴィア
。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:
「君は予知夢を見ることができる。でも、異国の夢に関しては違う」
王宮内で出会った眉目秀麗な男性
あなたは、この国の王太子で……
「おそらく思い出せる。頼む、どうか思い出してくれ」
私がその昔、恋焦がれた人だった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 19:11:42
24113文字
会話率:40%
その日、日本は分断された。
突如として発生した未曾有の大爆発。
関西圏は通信を断たれ、政府からの発表もない。
人々は救助を待ち続けたが、誰も来なかった。
「これは大規模災害なのか? それとも……」
神戸市役所の職員、消防士、避難民――
混乱の中で、彼らは生き抜くための決断を迫られる。
しかし、徐々に明らかになる異常な事実。
なぜ、政府は何も語らないのか? なぜ、外部との接触が許されないのか?
そして、ある者は気づいてしまう。
これは単なる事故ではなく、国家によって仕組まれた"選別"なのだと――。
封鎖された都市の中で、彼らは真実にたどり着けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 23:02:19
75133文字
会話率:49%
遥か昔。
仲を引き裂かれた夫婦は一年に1日だけ会うことを許された、二人は長い間その日を待ち続けた。
それは幾年も続き時代はそれにあわせて変化してゆく。
しかし変化したのは何もそれだけでは無い、引き裂かれた夫婦、織姫と彦星も例外ではなか
った。
そして現代。
『こちらは不定期で書かせて貰いますが、よかったら読んでもらえるとうれしいです。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 15:59:07
6268文字
会話率:67%
その場所にも雪は降る。『冬の番人』が静かに待ち続けるものとは。
→そこには一面の白い世界が広がっていた。雪降るその土地で、僕は黙々と作業を始める。
そんな中、通信機に着信があって――。
『雪』をテーマにしたためた掌編、さくっとお読み頂け
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 07:02:51
1000文字
会話率:34%