丹後半島の北東部、漁村伊根町。朗らかな村人たちに囲まれて生まれ育った下村カモメはある日、幼なじみの喜多川唄に海の貝殻を取ってほしいと頼まれる。
海の貝殻を約束の数だけ集めたカモメは、待ち合わせ場所の浜に行く。そこで一匹の小汚い鳥に出会う
。その時、彼女は不思議な光に身を包まれた。
待ち合わせ場所に一向に来ない唄。カモメが村に戻ると、村人たちは口を揃えて他人扱いし、冷たく接してくる。更には次の日、学校で会った唄までカモメのことを初対面であるかのように言い出し、「10年前に溺れ死んだ友達」に似ていると言い出す。
唄から友達の墓にお参りに行ってほしいと言われ、カモメは町外れにある岬へと向かう
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 17:25:41
2767文字
会話率:0%
満州の位置にドイツが転移、朝鮮半島の位置にイタリアが転移し、入れ替わりに欧州のドイツの位置に満州が転移、イタリアの位置に朝鮮半島が転移した世界の架空戦記です。
最終更新:2024-11-01 18:00:00
12084文字
会話率:1%
過去に存在した超高度文明の力の結晶、アルマ。
魔法技術、科学技術を結集し半島ひとつを浮かせたその船は、来る厄災に対抗すべく生み出された方舟と呼ばれていた。しかしアルマは世界から姿を消してしまう。
亡き母の言葉を胸に体の弱い主人公の妹はアル
マを見つけるべく航海へと旅立ってしまった。
主人公も妹を追いアルマを目指す船団へと紛れ込むが、その先で待ち受ける様々な困難や課せられた自身を取り巻く運命に奔走されていく。
アルマで出会う仲間と共に、紡がれ続けた運命を断ち切る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 20:00:00
211903文字
会話率:67%
現在の日本の状況は、DSが育てた北朝鮮やT1教会、安倍派などにより
クーデターの危機があるかもしれません。
今までの歴史をたどると、DSが育てたテロ組織や犯罪組織などが
用済みになったり、DSからのチカラが弱まると、その地域で
反乱などを
起こし、治安が悪くなるなどの事があったように思います。
最近の例だと、イスラム国はDSが育てたと言われており、
そのイスラム国の鎮圧?にもクルド人が助力したと言われています。
この歴史を日本にも当てはめると、トランプのチカラが増し、
DSのチカラが弱まると、日本の安倍派や北朝鮮、T1教会などが
制御を失い、反乱を起こす機会とばかりにクーデターなどを起こし、
この3つの勢力が組むと、朝鮮半島と日本の軍事大国ができる可能性が
あります。これらを事前に阻止するため、反安倍派やアメリカなどにより
傭兵として招き入れられたのが、クルド人ではないかという
自分の考察です。
週刊「新潮」などでクルド人が悪く書かれているようですが、
週刊「新潮」は、警察よりの記事を書くと言われており、
警察は、既に朝鮮よりの組織になっていると思われます。
クルド人を悪く書く記事は、そういう裏の事情、プロパガンダに
なっている可能性もあるため、気を付けて状況を判断した方が
良いと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 11:53:51
534文字
会話率:0%
俺は、地球深部探査船「ちたま」号に雇われた
特殊能力を持つエージェントだ。
特殊能力と言っても、地面に手を当てて、
地中深くに炭酸ソーダ(二酸化炭素)を注入する事が
できるというかなり偏った能力だ。
見かけ上は、某錬金術のアニメのように手
を合わせて
パンと鳴らし地面を爆発させる能力のようなものだ。
今はちょうど2024年1月1日の能登半島に
来ている。ここで大規模な人工地震を俺の能力で起こす
事が今回の仕事だ。
午後4時6分、なぜかこの46という時間に
人工地震はこだわって起こす事になっているらしい。
能登半島に上陸した俺は、震源地となる場所へと向かう。
「パン」
手を合わせて気合を入れ、地面に両手をつく。
「出でよ!!!、土なまず(土リヴァイアサン)!!!」
轟音と共に地面が揺れる。
テレビでは震度7の大地震だと喚かれているが、
実際は、震度5ぐらいだったらしい。
思ったより震度が出なかったのは、失敗か。
始めから震度7を知らせていたテレビ局では大騒ぎだが、
他のテレビ局ではわりと冷めた感じの報道だったらしい。
ちなみに、この二酸化炭素を地中に注入して捨てる技術は、
SDGsのCCSは、Carbon Capture Storageの略で、
貯蔵とか言っているが、実際はこういう人工地震を起こすための
方便に使われているらしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 12:07:39
583文字
会話率:8%
前もって言っておきますが、今回は
陰謀論者の戯言だと思って聞いてください。
アニメ「MFゴースト」のオープニング曲、
Jungle Fireフューチャリングなんとかを
ノリノリで聞いていたのですが、ふとFireという単語に
ひっかかり
、最近の火事の多さや、能登半島のDEW疑惑や
田中角栄邸の火事やJAL516便の燃え方などなど、
さまざまな炎が出ています。
まさか、関係ないよなーと思いつつ調べてみると、
Jungle 〈俗〉弱肉強食の世界、生存競争の激しい世界[場所]、無法地帯
あっ、って思いました。
エッセイ「ゾンビになる前にしたい100のこと最終回」で
書いたり、他のブログの情報でも煽っているスパイらしき人がいたり、
アメリカではオバマ夫妻監修?のアメリカが大停電になり何者かに
テロを起こされる映画を放映していたり。なんだか匂わせの多い娯楽が
増えてきました。
この歌、自体は好きですので聞き続けると思いますが、
そんな裏の意味があったら嫌だなあ。
ちなみに、この歌っている芹澤優さんは、斉藤由貴さんの姪らしい
です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 18:55:43
445文字
会話率:0%
何番煎じかわからない日本転移モノ。
ある時大量の隕石群に襲われた地球。対抗する術はなく人類は滅亡するしかないと思われた。だが運命のイタズラか隕石は日本に衝突せず、待っていたのは全世界との通信途絶並びに朝鮮半島の消滅という衝撃の事実だった。
事態の調査のために出撃した海上自衛隊哨戒機は日本海上にて1隻の奴隷船を発見する。その知らせを受け現場に護衛艦『ふゆづき』が派遣されるが、時を同じくして異世界の軍艦が向かってきており……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 18:30:00
23605文字
会話率:50%
眩しい光に照らされた。
エブリスタに投稿している同題名作品を修正した物です。
最終更新:2024-09-10 13:00:00
405文字
会話率:10%
数年前限定核戦争が勃発した。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-07-22 13:00:00
536文字
会話率:14%
少しの先の未来の話をしよう。人類の滅亡へのカウントダウンは突然に始まった……
魔の巣と呼ばれる不気味な紫色をした雲が突如世界各地に現れた。魔の巣は異世界とつながっており、雨とともに、ゴブリン、サイクロプス、ドラゴンなどのファンタジー小説
に登場するような魔物が降りそそいだ。大地を覆った魔物達は人間に襲い掛かった。レインデビルズと名付けられた魔物達に、各国の軍隊は対応したがは彼らは銃弾を弾き、ミサイルの爆発の中でも涼しい顔ををする。通常兵器が通じないレインデビルズに人類は蹂躙されわずかな期間で人口と支配地域の九割を失ってしまった。人類はレインデビルズにより絶滅させられる寸前へと追い込まれた。
だが…… 世界的製薬会社を持つ、ライザー財閥の科学者が、海からある物質を開発した。エーテル名付けられたその物質を、武器にコーティングすることでレインデビルズへダメージを与えることができた。対抗策を得た人類は絶滅の一歩手前で踏みとどまった。
千葉県房総半島の先端にあるツマサキ市。房総半島の先端から北へ十キロほどの範囲と周辺にわずかな集落が、日本で人類に残された領域だった。この町をレインデビルズから守るのはエーテルを開発したライザー財閥傘下の民間軍事会社『番傘衆(ばんがさしゅう)』だった。
番傘衆の第三遠征団特務第十小隊に所属するレイは高校生。彼は学校に通いながら対外界生物用パワードスーツを操り、両親を殺したレインデビルズを倒すべく戦っていた。生き残るために戦いを選択した者、戦いから逃げる者、様々な人々と出会いレイは成長していく。レインデビルズとの戦闘は激しさを増していく。彼らはレインデビルズから地球を解放することはできるのだろうか。
※小説家になろう、ノベルバ、カクヨムにて連載しております。
木曜日から日曜日に一話ずつ更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 18:20:00
352397文字
会話率:59%
令和六年元日。本来ならおめでたいはずのその日、能登半島で大規模な地震が発生した。
その後たまたま流れてきたショート動画を見て、私は動画に出ていたお父さんのある言葉に衝撃を受けたのである。
最終更新:2024-09-02 23:37:27
1519文字
会話率:22%
大陸の東方、東の半島を治めるシュライフ王国では、王族主体制を維持しようとする国王派と王族の為ではなく国家のための政治を目指す国家派の対立が激化し、内乱を予感させていた。
そんな時に不幸にも疫病によって家族を失ってしまった少年ユーリーは、
遠い親戚である最東端の大領主イライアス侯爵に預けられる。
イライアス侯爵の一人娘ユーリアに心奪われたユーリーは、せめて身分をあげて思いを告げようと奮起する。
国王に気に入られ、出世の道を歩み始めた時、彼の運命もその恋の行方とは関係なく動き始めていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 04:34:18
40676文字
会話率:23%
大陸の西の果て、樹海と断崖に囲まれた半島には「赤桜の国」と呼ばれた王国があった。
不思議な力を分け与える神木・赤桜の力によって数百年に渡り繁栄を続けていたその国は、ある日突然滅びることになる。
国の中枢に咲き誇る巨木・大赤桜から黒い澱みが溢
れ出し、多くの生物が「樹者」と呼ばれる異形へと変貌したのだ。
国は異形蠢く死の国と化し、赤桜の国は歴史から姿を消した。
それから数百年。死の国として暗く沈んだその国の端っこで、一人の少年が目覚めた。
彼はたまたま出会った喋る魔剣とともに、滅んだ王国を旅していく。
※ハーメルンにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 18:54:03
169862文字
会話率:38%
アラン・フルーリーは兵士になった。
軍服を着たいと思ったことなどなかったが、それが、彼の暮らす国、イリス=オリヴィエ連合王国での[義務]なのだから、仕方がない。
マグナ・テラ大陸の南側に突き出た半島部と、そこに連なる島々を国土として
有する王国は、[連邦]と[帝国]という二大勢力に挟まれた永世中立国だった。
王国に暮らす人々には、誰かに押しつけたい思想も、誇示したい権威もない。
ただ、自分たちのありのままの姿で、平穏に暮らせればそれでよかった。
だから中立という立場を選び、連邦と帝国が度々、[大陸戦争]と呼ばれる大戦を引き起こしても、関わろうとはしなかった。
だが、一口に[中立]と言っても、それを維持することは簡単ではない。
連邦、あるいは帝国から、「我々に味方しないのであれば、お前も攻撃するぞ! 」と脅迫された時に、その恫喝を跳ねのけるだけの力が無ければならない。
だから、王国は国民皆兵を国是とし、徴兵制を施行している。
そこに暮らす人々はそれを、仕方のないことだと受け入れていた。
国力で圧倒的に勝る二大勢力に挟まれたこの国が中立を保ち、争いに巻き込まれないようにして平和を維持するためには、背伸びをしてでも干渉を拒否できるだけの備えを持たなければならなかったからだ。
アランは故郷での暮らしが好きだった。
牧歌的で、自然豊かな農村での暮らし。
家族と、愉快で愛らしい牧場の動物たち。
そこでの日々が性に合っていた。
軍隊生活は堅苦しくて、教官役の軍曹はしょっちゅう怒鳴り散らすし、早く元の生活に戻りたくて仕方がなかった。
だが、これも義務で、故郷の平穏を守るためなのだからと、受け入れた。
幸い、新しく配属になった分隊は悪くなかった。
そこの軍曹はおおらかな性格であまり怒鳴らなかったし、仲間たちもいい奴らだ。
この調子なら、後一年残っている兵役も無事に終えられるに違いない。
誕歴3698年、5月22日。
アランは、家に帰ったら母親が焼いてくれることになっているターキーの味わいを楽しみにしながら、兵役が終わる日を待ちわびていた。
これから王国と自身が直面することになる運命など、なにも知らないままに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 12:00:00
117965文字
会話率:13%
2024年、地震が多いです。そして、カムチャッカ半島沖でもM7の地震が発生しました。発生しないで欲しいと思いますが、発生周期が長くなればなるほど地震規模(被害)は大きくなります。地球(日本:特に太平洋側)に住んでいる限り、地震という自然災害
を受け入れ、出来るだけ被害を少なくしたり、避難等で人命を守る必要や意識が大切です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-22 15:51:00
2051文字
会話率:0%
能登半島地震を見て思う事は、非常に復興計画が難しい(大変)と言えることです。過疎地、海面隆起等特殊な案件に加え、家屋やインフラの破壊度も非常に大きいです。ただそれは、一夜にして忍び寄っただけの話であり、日本の過疎地の未来を象徴するものでもあ
りますから、モデルケースとして色々な制度設計変更やビジョン(コンパクトシティ他)を推し進めるのに最適ではないかとも思えます。公権力と私有財産の狭間で何が将来のために最適かを見つける作業(妥協点や現実解)とも言い換えられます。理想や理屈ばかり言っても何も始まりませんからね。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-02 16:26:12
8147文字
会話率:0%
被災地に対して私は何もしていません。何もできません。
所詮他人事かもしれません。
それでも書かなければいけないと思った事を書き連ねました。
地震にトラウマがある方は読むのをお控えください。読んだ後の苦情は受け付けかねます。
※被災地の描写が
あるため、残酷な描写ありにしておきました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 08:30:00
4479文字
会話率:2%
世紀末ウィーンほのぼの日常×獣人×異種ラブ+ブロマンス?
19世紀末、オーストリアはウィーン。
こぢんまりとした法律事務所には3人の主だった面子が今日も忙しく立ち働いています。
これはその3人の日記や手記を中心にまとめた、一連のストーリー。
失恋、失敗、そしてほほえましい日常。
さて、今日はどんな出来事が記されているのでしょう…
⚪︎物語の背景・世界
19世紀末~現代西欧史、地誌などに即した世界です。
登場人物はすべて「獣の姿」をしております。宮崎駿の犬ホームズやますむらひろし版の猫の銀河鉄道などを想像していただけるとよいかと思います。
「獣人」の登場人物たちが、19世紀末ウィーン、20世紀アメリカ、イタリア、バルカン半島など様々な場所に残した「記録」により成り立つ物語です。
「記録」の形式は日記、録音、記事、心理学資料など様々です。書き手により口調や文体が変わります。
番外編として主人公を設定した小説形式のものもあります。
外伝には性的な表現も含まれます。
主要な人物
○マクシミリアン=フォン=フェルダー
ウィーン「神よ助けたまえ通り」にある法律事務所の所長。32歳。アライグマ人の弁護士。背は低く右眼に片眼鏡、口元にはダマ毛(毛玉を作るおしゃれ)をしている。のんびりおっとり大らかで、非常に善良で他者への警戒心の薄い好人物。貴族。女性に惚れっぽく振られてばかりいる。緑色の瞳が特徴。
○イアン=アグラム
フェルダー法律事務所に勤める若き法律家の熊人。年齢より老けた言動の25歳。パリへの留学経験があり、勤勉で厳格で有能だが皮肉屋。その裏に繊細で優しい一面を隠している。マクシミリアンに友情を越えた感情を抱いている。オーストリア・ハンガリー二重帝国領ダルマチア出身のアシュケナディム(東方ユダヤ人)。
○ブレーズ
フォアアルルベルク出身の碧毛の犬人の18歳。気が荒く、喧嘩にも女性にも手が早い。文盲だったが、イアンの指導により読み書きができるようになった。料理、洗濯、大工など事務所の雑用の一切を引き受けている。ドイツ語がかなり訛っている。
○ラウル=ド=リブロン
フランス侯爵。イアンと同じくソルボンヌ大学を卒業した紫の毛並みの美貌の虎人。「人生は楽しむためにあり、そのためならどんなことをもする」というのが信条。取材ノートや手紙、小説や戯曲などの記録が残っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 22:19:28
157942文字
会話率:15%
知多半島の漁師町で、のんびりと育った那津。「誰とも敵対したくない」というおだやかな性格。保守的な那津は人生の分岐点にさしかかえる。Ⅰ.仕事に生きるⅡ.愛に身を投じるⅢ.実家の寺を守る。この選択から、時の流れがわかれた。だがどの時の支流でも
、権力に反旗をひるがえす宿命にある。「争いは好まないけど、しかたないわね。自然に身をまかせよう」 ちがう道を行くパラレルワールドで、それぞれが口にするつぶやき。そして、大切なものを守るために立ち上がった三人の那津のストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 00:37:22
6427文字
会話率:47%
少女は青年と出会い、ほんとうの『世界』を知る……
不思議な霧に閉ざされた半島にある、とある帝国にて。
ウルリーケは『枯れ谷』と呼ばれる辺境の土地へと向かっていた。
本来嫁入りする筈だった相手の命令により、有難くない二つ名と共に、顔も見た事
もない相手に嫁ぐ為に。
そこに居たのは、移ろうものと彼女を拒絶する美しい男性と不思議な双子の使用人。
それまでの『世界』を失った少女と『世界』を閉ざす青年がであった時。
彼女と彼の『世界』と果ての大地に、彩が蘇る物語が始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 12:00:00
113183文字
会話率:12%
もう分断以前の半島を知る者はほとんどいなかった。協議に参加した人々の顔色を見ても、祖国が統一に近づいた喜びよりもむしろ当惑の方が勝っていた。何より、その数ヶ月前に日本統治時代に生まれた女性が亡くなったばかりなのである。時代を直接経験した人間
はもう一人もいなかった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-07 00:00:00
5357文字
会話率:4%
19世紀北部ノルウェー。そこは首都がある南部との交通が遮断された、幻想と偏見が残る厳しい地だった。
トロムソに住むアストリッドは、母に禁じられてても弾いてしまう程ピアノが好きだった。「18になったらピアノの勉強をする」そう思っていたアストリ
ッドを、しかし母は監禁してしまう。
地下牢に閉じ込められたアストリッドを助けたのは、自分のファンだと話す――心優しい魔法使いの青年だった。
そして雪の中屋敷を抜け出した2人の逃亡劇が始まった。
本文に良く出てくるクリスチャニアとは現首都オスロの旧称で,、サーミ人はスカンジナビア半島北部の先住民族です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 21:58:39
154238文字
会話率:38%
朝鮮半島を代表する、素晴らしき格闘技・・・
『テコンドー』の魅力を、ざっとではありますが、
格闘技大好きのしげちゃんが語ってみましたよ❤️
最終更新:2024-06-17 18:31:53
1506文字
会話率:14%
M放送局記者の俺、帝(みかど)俊平は謎の国・リプレ共和国への出張を命ぜられた。取材団はテレビから野本副部長ら四名、ラジオから俺の、合わせて五名。新潟港から半島東の港・ウオンサンに向かったが、低気圧接近で船の到着が遅れるトラブルに遭う。
取
材団は表向き、共和国のクム・イルソー主席生誕七十二周年の音楽フェスティバルにジパングから参加する芸術団の随行取材だが、真の目的は共和国の裏事情を探ることにあった。
帰国間際になって芸術団の歌姫・近江富士子が失踪した。背景には富士子をクム・イルソーの宮殿に奉仕させたい主席と芸術団団長の桐畑加寿子の間の密約があった。意外にも富士子はその密約を素直に受け入れて宮殿に入り、一年が過ぎる。短期出張のはずが、失踪事件をきっかけにM局は共和国内に支局を作り、T通信社と共に富士子の失踪事件を追う。
富士子には宮殿に入る目的があった。両親を共和国に拉致され、公開処刑され、兄も不審死を遂げるという家庭崩壊の元凶がクム・イルソーだったのだ。
その個人的怨念と、共和国と半島で対立するオプレ民国のクム・イルソー暗殺計画が手を結び、宮入りから一年後に歌手として不動の地位を気付いていた富士子は服用後まる五日経った時点で猛毒で即死させるという錠剤をクム・イルソーに飲ませ暗殺を実行する。
富士子は、恋人のソンイルと幼馴染の共和国軍兵士、クム・ヤンスと共に軍事境界線から民国に逃れ、ソンイルの伯父・ドンスと再会する。
ドンスは怪我を負って脱北し、民国に逃れていたが、反共和国組織を率いる彼こそが富士子をクム・イルソー暗殺チームに引き入れ、特殊訓練を施したのだった。
ドンスをプロデューサーとする暗殺チームの背後には民国を裏で支配する傷痍軍人の組織・七人委員会があった。富士子とソンイルは七人委員会により、主席暗殺の記憶を手術で消されてしまう。
主席暗殺説はマスコミの虚々実々の報道の中で真相は闇に消えて急速に萎んで行った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 14:56:54
25659文字
会話率:29%