やんごとなき身分のお嬢様に幼い頃より仕える従者、美雪。
彼女にとって、お嬢様の傍で命を果たし続ける日々は紛うことなき幸せであった。
しかし静寂を湛えるある日の晩に、その幸せな日常は砕け散る。
「好きよ。美雪」
お嬢様から告げられ
た愛の言葉と共に、美雪は二人で逃げ出すことを決意する。
これは二人の少女が進む恋路の、始まりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 20:04:16
5706文字
会話率:39%
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの死霊術師にして斥候職である主人公のところに持ち込まれたのは、今日も今日とて不可解にして面倒臭い依頼であった。ごちゃ混ぜになった三体の骨を、一体ずつ分別しろというのである。
面倒そ
うな依頼は敬遠したい主人公であったが、冒険者ギルドからの指名依頼では逃げ出す事もできず、泣く泣く依頼を受ける事に。ところが、何とかなるかと思われていた骨の個人識別が、早々に暗礁に乗り上げて……
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 21:00:00
3292文字
会話率:46%
ヴァンは恋人レイと王国から逃げ出すが、追手から急いで逃げようと沼地を突っ切ろうとする。しかしそこでレイは底なし沼に飲み込まれてしまう。
ヴァンは喪失の悲しみ耐えられず、黒いぼろをまとって王国を出る。そして各地で人助けをして、いつしか黒い勇者
と呼ばれるようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 21:00:00
1782文字
会話率:28%
普通の高校生であった加藤岡謙也(かとおか けんや)の前に怪しい道化が目の間に立っていた。謙也が何者かと問いかけても、道化は何も拒まない。その様子はあまりに不気味であるが、謙也は逃げ出すことなどできなかった。体が動かなかったのだ。そして今まで
経験したこともない激しい頭痛が襲う。なぜ急に頭痛がするのか、それはこの道化のせいであることがなんとなくだが察することができた。だが、察することはできても謙也には何もできず、気を失ってしまう。しかし失う直後道化がただ一言「ようこそ」という言葉だけは聞き取れた。それがどういう意味かは謙也にはわからなかった。そして目が覚めた時そこはまるで違う世界であった。全くの見たことのない武器、物質、乗物。挙句にはエルフ、竜人などまさにファンタジーの世界でしか見たことのないものまで。ここは異世界だと気づくのに時間入らなかった。そして謙也は同じ異世界転生者であるエルク・マジソンと出会う。そしてエルク以外にも、謙也と同じくこの世界に転移してきたものが複数人いた。彼らに共通していることそれは謙也が出会った道化によってこの世界に連れてこられたということ。しかしなぜ道化がこの世界に連れてきたのか、そもそも何者なのか彼らは何も知らなかった。しかし道化はその後も幾度となく彼らの眼の前に現れ、この世界の秩序を乱しながら謙也たちを非常な争いに巻き込んでいく。ーーただただ楽しそうにだ。一体道化の目的は何なのか?疑問に満ちていく。そして謙也たちはこの世界で一体どれほどの試練が待ち受けているのであろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 19:01:12
215583文字
会話率:45%
こんばんは!
僕は鶴岡・レオニダス・潤(つるおか・レオニダス・じゅん)! 東京府立能楽町高校に通う一年生! ピッチピチの十五歳、花の男子高生です!
能楽町高校に入学して四ヶ月! 青春を謳歌し、アルバイトも始めた僕は今、能楽町二丁目の近
くにあるコンビニで働いています!
お客さんはちょっと変わった人が多いけど、それも社会勉強だと思って気にしない!
今日も雑誌コーナーの窓の外には色んな人達が行き交ってます!
夏なのにレザーコートを着込んだ、髪の色が左右で違う女の人とか、タンポポみたいに巨大なアフロヘアの巨漢とか、それから拳銃やナイフで武装した見るからにガラの悪そうな防毒マスクの団体さんとか!
あっ、団体さんが入ってきた! いらっしゃいませ!
はい、何にしましょう!? うちは夏でもおでんをやってますし、冷たい飲み物もたくさん用意してますよ!
え? 店の金を全部出せって? え? これってもしかして、今話題の連続コンビニ強盗ですかぁー!?
ガクブルで銃口を突き付けられる僕!
ガクブルで一目散に逃げ出す店長!
一体僕はどうしたらいいの!?
その時、その人は現れたのです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 21:00:00
264539文字
会話率:32%
ーー何のご立派な使命も目的も無い。私達は、ただ生きていたかっただけーー
皇帝付きの暗殺者となる事を余儀なくされている先住民族、ナダッサ。彼らは意思を持たず、ただ命令に従うよう教育されていた。
その村の一つ、「牙」に住む少女は、「星の子」
人間離れした能力を持つ生まれであった。
同じくナダッサ「翼」にすむ少年は、少女と同じ日に生まれ、やはり「星の子」であった。
その能力故か同年代の子どもとは上手く馴染めていなかった二人。
偶然出会った二人は、互いを無二の親友として認め合っていく。
だが、平穏な日々は少女の父が処刑された事、そこで少女がおこした出来事によって突然終わりを告げた。
生まれつき数奇な能力を背負っている二人はそれをきっかけに村を逃げ出す。少女は、少年と生き延び、己の仇を殺すために。少年は、少女と共に生き、少女が闇に堕ちないために。
人を殺し続けてもなお人であらんと足掻く彼らは、次第に自分達の過ごした環境の闇にも気づいていく。
意思を持たない、人を殺す事に何ら違和感を持たないよう教育されてきた自分たち。
その血を自ら恐る彼らは、それでも刃を振るう。
次々に放たれる刺客。黒幕は誰か?自分達はどうしてこんな生き方をしなければならないのか?自分達は幸せになる事が出来るのか?
闇の底から必死に幸せを掴みとろうともがく、二人の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 16:00:00
1479242文字
会話率:50%
男子高校生とアルビノの少女の物語。
優秀な中高一貫校に通っていた相沢哲人(あいざわ てつひと)。
勉強も運動も一度教えてもらうと誰よりも早く、要領良く覚えることができた。それはまるで乾いたスポンジが事もなげに水を吸い込むように。
そ
のスポンジがある日を境に乾くことがなくなり、新たな水を吸うことができなくなる。
逃げ出すように転校した通信制高校でアルビノの少女、逢川深雪(あいかわ みゆき)と出逢い、生き方を模索していく物語。
思春期の『根拠のない無敵感』を失ったすべての人へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 15:54:20
51741文字
会話率:21%
説明しよう。花も糞も逃げ出す女子高生、如月カンナはバスでうたた寝をしていたところ、気づいたら知らない森にいた。右も左も分からない、巨大な生物、雄叫びを上げる人々。これは夢か現実か、鐘はいくつだ!分からん!
最終更新:2022-01-04 01:17:09
40210文字
会話率:51%
あの日の鮮烈な赤に憧れて、私は魔法科の高校に入学した。
中学校と変わらない生活を想像していたのに、なぜか講堂の天気は最悪だし、なぜか魔導書は逃げ出すし、なぜか謎の生命体が生まれるし、なぜか病院行きになるし。
わからないことだらけの高校生活だ
けど、頑張ろうと思います!
そうして、自分を変えたい少女の、魔法飛び交う毎日が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 23:17:18
17469文字
会話率:26%
魔界の王族の一員として生まれたメイリールは、その瞳で見つめれば落ちない男はいないほどの美貌に物を言わせ、ただれた生活を送っていた。人知れず、幼い頃の初恋を引きずりながら。だがある日、自身の引き起こしたトラブルによって魔界を逃げ出すことになり
、逃げた先はなんと人間界。そこで出会った謎の男に、次第に惹かれていくも、全く思い通りにならないその男にメイリールは怒り、悩み、そして…?
心に傷もつ元騎士の世捨て人と、精神年齢は子供のままの悪魔が、お互いに本当に大切なものを見つけるまでの、切ないラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 21:00:00
37525文字
会話率:14%
15歳で御屋敷でメイドとして働いてきた私は、初めて会った日から執事のリアンさんに惹かれていた。
好きだと思うけど、これは本当に異性に対する好きなのかしら。
分からない。
分からないけど、リアンさんを見ると心が落ち着く。
でも、三ヶ月後に婚
約者が来ると聞いて、私は逃げ出すことを決めた。
リアンさんの婚約者を見たくないから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 12:10:47
23113文字
会話率:41%
世界観は魔王討伐を成したあとの剣と魔法のファンタジー。平和になったかと思いきや、世界は滅びかけていた。
王国は極貧の末、勇者の剣までを溶かして鉄として使うと知り、勇者の弟子アラセは剣を抱えて逃げ出す。
その先でローブ姿の謎の人物と出会うが、
その正体はポンコツ魔神だった!
セカイ系ファンタジー。ハッピーエンドです。
異世界恋愛もの。
主人公は男の子ですが、相手は性別がありません。NL、BLどちらでも好きな方で想像してください。
大変遺憾ながらえっちな表現はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 12:00:00
36281文字
会話率:33%
五国王家と肩を肩を並べる仙の血を受け継いでいるとされる風、花、水、月、山仙の家はその土地を国が成る前から守ってきた。五仙家と呼び名門の一つ――花家が治めてきたファンリョ。花の化身であったとされる女仙だったため、ファ家だけは女人が当主を務めて
きた。自分たち以外に関心のないファ家に棘あり花を守るとさえ言われだしたのは王の後ろ盾になったからだ。
ファン家次期当主補佐のルナは鼻と味覚が鋭い。六年間一途にヨンを想っていた。好きでいることもあきらめることもできず。主であるシアと恋仲である姿にずっと苦しい思いをしながらも大好きな二人に想いを告げることもなくひた隠しに感情を押し込めていた。五国から要請が届く。シアを囮に使い、謀反人を一掃する計画だ。姿が似ているシアの代わりに囮になることを反対されるが意見を押し通す。ヨンを忘れるために。
シアとして入宮する。第二殿下イルは彫刻が歩いているような容姿に鍛えられた筋肉。裸で出会う。気にった相手と婚約すると縁談を跳ね返していたが、裸に目を逸らないルナに一目で気に入る。初恋を引きずることを見破られ告白されるが自分でなくシアに告げたと思い込む。
歓迎会にヨンとシアの姿を見た。心に突き刺さる。逃げ出す。追いかけてきたイルは泣いてもいいとルナを優しく抱きしめた。涙と共に抑えていた感情があふれ出した。痛さを感じないように凍っていた心が溶けだす。初恋に別れを告げた。
宴の疲れか倒れた。イルに看病され優しさは錯覚だと言い聞かせるが、手に入れたかった心と居場所を差し出してくれるイルに自然と惹かれていく。傷つくのが怖くて素直になれない。
薬草を煎じようと訪れた薬草庫で陛下のお茶を飲んだ。薬草茶が原因で陛下の持病を悪化させていることに気づき謀反の証拠を掴む。刺客におびき寄せられ謀反の仲間に誘われた。手を取れば領主に任命し居場所を用意すると誘惑するがきっぱりと断る。
領主の意思を表す首飾りを奪われ一人閉じ込められた。
自分の不甲斐なさを責めるが思い浮かぶのはイルの顔。名を呼んで欲しかったと願う。助けにきたイルに想いを告げた。
優しさはルナに向けてのものだった。朝議に連れて行き、継承権を放棄しルナと婚約すると臣下の前で宣言した。
初恋を終えた後に訪れる本当の恋は自信と幸せを運ぶ。彫刻のような美貌を携えた裸の殿下。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 18:38:43
107034文字
会話率:52%
タマは醜いネコである。
声も気味が悪く不気味だった。
だから誰からも嫌われていた。
本人は気にしてないがっ!
お母さんの変態じみた魔の手から逃げ出すタマ。
最終更新:2021-12-19 19:50:57
3667文字
会話率:42%
「オレと結婚してもらえないか?」
【恋の魔法使い】の異名を持つ人気占い師ヴィオラことソフィアに告げられたのは、そんな愛の言葉だった。
出会い頭に告げられた突然の求婚に慌てて逃げ出すも、キラキラ男ことエドは彼女を追いかける。
そんな彼が
、彼女に見せたのは、ルーンを刻んだ一つのラピスラズリ。
それは占い師として名を馳せていたソフィアの祖母が、かつて彼女にお守りとして渡したルーンだった。
これは、そんな一つのルーンが結ぶ恋の物語。
異名に反して恋をしたことのない不器用な占い師の女の子と、彼女に救われたキラキライケメン貴族の恋の始まりを描く物語です。
※ この作品は長岡更紗さまが主催する『小鳩さんブッ刺せ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 16:02:16
19990文字
会話率:57%
皇国史上唯一『聖女』の称号を持つ女の誘拐、最低限そいつが護る魔宝を奪ってこいと命令された俺は『逃げ出す口実ができた』と内心ほくそ笑んだが、今は違う。
想い描いた地へ至る門を現出する、魔宝。
それが本当なら、異界との行き来も可能。
もうウン
ザリのテンプレ展開を抜け出して、元の世界へ帰還することができるはずだ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 16:03:13
1000文字
会話率:33%
僕は学校でも家でも孤独だった。そんな孤独から逃げ出すために作り出したイマジナリーフレンド。
そんな僕とイマジナリーフレンドとの出会いと別れの物語。
最終更新:2021-11-11 23:16:01
6119文字
会話率:33%
冬の夜会会場で、恋人が自分を対象に賭けの恋愛をしていたことを知ってしまったセシリア。
ショックを受けるがセシリアは、逃げ出すのではなく震える足でーー。
最終更新:2021-11-05 07:41:29
3499文字
会話率:27%
幼なじみと恋人になることができた津村稔は、幸せな高校生活を送っていた。しかしある日突然異世界<メルセルウスト>に召還される。目が覚めるとそこは暗い岩窟で、目の前には巨乳とマッドな魔法研究者の男がいた。度重なる手術の結果、圧倒的な攻撃力を有し
た魔法を手に入れる。その後稔と巨乳は岩窟から逃げ出す事に成功し、帝都に向けて巨乳と旅に出る。魔物を倒して村を救い、病人を助け、美味しい物を食べながらの道中の中で、メルセルウストの世界の現実を知る。そうして世界は、様々な思いがぶつかりあう戦争へと発展するという話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 20:17:36
741283文字
会話率:37%
主人公の魁光太郎は苛められっこだった。ある日、古本屋で手にした本から天使のアナエルが現れる。光太郎はいじめっ子達に盗んででも金をもってこいと言われていたが、アナエルが不良達を蹴散らしてしまう。
ある日、光太郎が学校の帰りに大きな犬を目撃
する。それは魔術書で呼ばれた魔獣で人に危害を加えようとしていた。魔獣を撃退するアナエル。アナエルは光太郎に魔術書探しをしてほしいという。しかし、嫌だという光太郎。
光太郎がいつも通りに学校に行ったら、なんとアナエルが人間に化けて入学してきた。いつも一緒にいるつもりのようだ。そればかりか、学校位置の美少女の成城ゆえにまで魔術書の事を尋ねられる。預言書に見込まれたものはその戦いに身を投じねばならないと言う。逃げ出す光太郎。
光太郎はなじみの本屋に逃げ込んだが、悪魔のアスモダイに絡まれる。アナエルの助けが来るも、アスモダイにアナエルの力は通じない。ガキの相手はしていられるかと見逃される二人。
アナエルにきつく当たる光太郎だが、アナエルを置いてコンビニに行ったら、いつものいじめっ子達と遭遇し、ぼこぼこにされてしまう。光太郎は強く正しい人間でありたいという願望を口にし、物語的な展開の都合でアナエルに協力するという。
成城ゆえとザフキエルと言う上位天使も仲間に加わって、魔術書探しをはじめる。通り魔を退治したりやくざの事務所を襲撃したりと高校生にあるまじき活躍をする光太郎。
やがて魔術書を取り巻く事件は首謀者を暴く方向へと動く……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 21:00:00
100367文字
会話率:56%