――四年前に行方不明になった幼馴染みを追って、一希は異世界にまでたどり着いた。
だがその世界で出会った精霊カティアによると、咲夜は二年前に死んでいるという。全ては遅すぎたのかと、一希は絶望に打ちひしがれた。
けれど、この世界で強い想い
を残して死んだ者は、精霊へと転生することがあるという。そしてそれは、別の世界から来た咲夜も例外ではないらしい。
――ただ、精霊に転生した人間は、全てを引き継いでいるとは限らない。ある者は記憶だけを引き継ぎ、またある者は容姿だけを引き継いだ。
記憶をコピーしただけの他人や、容姿がそっくりなだけの他人と言うことも出来るし、記憶喪失なだけの本人や、姿が変わってしまっただけの本人だと言うことも出来る。
観測者次第で答えの変わる問題――すなわち、精霊のパラドックス。
咲夜の生まれ変わりがいるのかすらも分からない。咲夜の生まれ変わりがいても、一希の知る咲夜なのかどうかも分からない。咲夜は、この世界のどこにもいないのかもしれない。
だけど、それでも、一希が異世界までやって来たのは、失った日常を取り戻したかったから。だから……一希は、咲夜の生まれ変わりを探し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-02 19:00:00
127211文字
会話率:58%
鈴木美耶は、神奈川県藤沢市に住む女子高生だった。
父の鈴木一郎は、自宅に事務所を構える建築士で、母の美咲は専業主婦。
そんな、ごく普通の家庭に育った、ごく普通の女子高生である所の美耶の前に、ある日突然、妖精が現れ話し掛けて来る。
それは、千
年の昔に魔神に珠に封じ込められた筈の、人とは決して理解し合う事の出来無い異質な生命体だった。
そしてそれは、星々に生きる者達の命と、その心を喰う化け物でもあったのだ。
beと名乗る妖精は、美耶の中の不思議な力に目を付け、それを手に入れる為に美耶の心を喰らおうとする。
美耶に危険が迫っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-18 12:00:00
106013文字
会話率:30%
あいつは私を振って選択を間違えたざまあみろ!
死後にインタビュー。
また同じ人と一緒になりたい。
何が正解の道なのか?
常にベストな選択を。
常に天に恥じない生き方を。
そうやっていて、経験出来る事が、必要な経験だった。
経験
が出来ないのは何故?
イベントがないから。
用意されてないから。
そしてそれは必要がないから。
魂は進化し、次のステージへ。
ああ。
世の中の不思議さよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 22:22:57
1898文字
会話率:0%
理由はわから無いが、小学生の頃からいじめられ続けていた主人公『零識白夜』。そして、高校生として生活する主人公が『勇者召喚』に呼ばれた。それがさらなる絶望の序章だった。
主人公は絶望の底で何を思い、何を願うのか、そしてそれは、世界の命運をどう
左右されるのか。
作者は、これまで色々な作品を書いてきました。ただそれは全て、設定や序章を書いて終わってきました。
理由は、書いていて作者が「書きたいと思え無くなった」からです。
ですが、この作品は書き進めることができました。その為投稿しました。
まあ、長いことあれこれ言い訳しましたが、作者が短気で集中力が無く途絶えてしまっただけなのです。
ですが、この作品に限っては違いました。ただ、身内褒めかもしれ無いので投稿しました。
感想やブックマーク・PVお願いします。ぜひぜひ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 00:00:00
20350文字
会話率:15%
自身の為に生き自身の為に死ぬ。
幼少の経験によりそう生きる事を決意した少年独那《ひとりな》心気《しんき》はある日謎の生き物に襲われる。
そこを剣《つるぎ》鞘音《さやね》に助けられた事により、自分の生き方を否定されたような感情に陥ってし
まった心気。
そしてそれは日常崩壊への始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 01:23:18
57530文字
会話率:31%
普通の町で育った少年。しかし少年の育った環境、つまり、家庭は普通では無かった。少年の育った家庭では、毎日父親からの虐待が起こっており、少年の体の至る所に虐待の傷が刻まれていた。母親は壊れたかのように何かをぼやいて座り込んでいる。
そんな毎日
に変化が起こる。少年の父親が少年を殺そうとするのだ。しかし大人と子供、力の差は歴然で少年が敵う筈も無い。父親の手が少年の首を締める。そして、少年は必死に抵抗したその時に奇跡は起きた。父親が足元のゴミに躓き転び、その反動で少年は軽々と遠くに吹っ飛んだ。そして、少年が地面に落ちる前に、少年は消えた。
少年は何処に消えたのか。将又、何処に行ったのか。そこはすごく遠い世界だろう。そしてそれは、少年の沢山の出会いの始まりだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 05:22:51
1648文字
会話率:8%
ある夏の日花火を見に来ていた青年は少年の話を聞いて自分にかけていたものを思い出す。そしてそれは一つの真実へと繋がるのであった。
最終更新:2017-03-24 20:57:37
10508文字
会話率:20%
All cloud has silverlining……
如何なる雲にも輝ける一辺がある。どんな真っ黒な雲にも、突き抜けた先には輝かしい一面がある。それはどんな者にも素晴らしい一面があるといこと。
王国の管理下にある特別市街地域はまさに掃
き溜め街、だが雑多な人たちはそんな中でも必死に生きる。そしてそんな人たちを護るべく奔走する三人の女性警備局員たち。かつて起こった忌まわしい戦争の生き残りである彼女たちに出世の道などあるわけない、その街を狙う者たちに立ち向かうのは、とても個性的でいわくつきの彼女たち。
彼女たちにだって必ずある、輝かしい一面が。そしてそれは大好きなこの街を、そして自分の信念を守り抜くためにより一層輝きを増す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-23 00:00:00
44104文字
会話率:65%
先人曰く、明日は運命の日だと言う
XX月XX日、それは我々の生きる世界が誕生した記念日
そしてそれは同時に世界が終焉を迎える日
永い永い時を経て、明日世界は終わるらしい
そんな悲劇を前にしても、朝は当然のように訪れて
今日もまた、いつもと変
わらぬ一日が始まった
さて、私は人生最後の日を誰と過ごそうか
***
1話完結のオムニバス小説です。基本的にほっこり、まったりを目指していますので、お好きなモノをお好きなだけどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-04 03:07:12
5364文字
会話率:41%
一目ぼれした愛妻と結婚したばかりの新婚ほやほやのタクマは、妻が妊娠したことを知り幸せの絶頂に居た。このままずっと二人で穏やかながらも幸せな暮らしが続くのだと考えていた。
しかしある日、愛する妻と愛犬と共に見覚えのない世界で目を覚ま
す。
さらに妻は妊娠初期であったが、お腹の子が封印されていることを知る。
家族は封印を解き元の世界へ戻る方法を探して世界を巡る。そしてそれは世界を揺るがす事件のきっかけとなり、家族は様々な困難に立ち向かっていく事になる。
そうして家族が辿った軌跡が、後の世で「再生神話」と呼ばれ、語り継がれることになるとは知らずに…。
△△△△△ ここまであらすじ △△△△△△
初執筆となる作品です。拙い文章や設定が甘いところも出てくるかと思いますが、寛大なお心でご覧頂ければと思います。
いわゆる転移モノですが、ハーレム要素や俺TUEEEなどはありません。
平凡な家族が困難な状況に直面しつつも、
力を合わせて支えあい、一歩ずつ前へ進む姿を描ければと思っています。
何かございましたらお気軽にご連絡下さい。皆様のご指導ご鞭撻賜れましたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-03 17:00:00
131572文字
会話率:50%
「人々は神の存在を信じ、それに安らぎを求める。だがそれが故に、神は存在してはならない。全く、矛盾もいいところだ」
目が覚めると、僕の視界に飛び込んできたのは真っ白な天井。
少女は大きく、僕に聞こえるように溜め息をついた。
「記憶喪失」な
どという、天然記念物並みの厄介を抱え込んでしまったのだから。
そしてそれは紛れもない、僕自身だった。
※「カクヨム」にて重複連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-20 00:40:27
25090文字
会話率:44%
「偉大な文明が滅び去り、長い年月が過ぎた現在……
その中でも人々は、失われたものを掘り起こし、新たな世界を生きている、
そんな一つの国で、反乱の火の手が上がり、そしてそれは、思わぬところに飛び火した……
街を襲う兇賊、間に合わぬ援軍、砲火と
共に迫り来る絡繰りの巨人……
人々が怯え、逃げ惑う中、機関士少年と巨人の少女が出会うとき、窮地を救う英雄が誕生する。
[鉄甲騎モミジブライ1―機関士少年と蒸気の巨人―]
希望のエンジンに火が入る……」
前回投稿させていただいた作品の改訂版で、応募用に第一話と第二話を連結し、一部を手直ししたものです。
通常掲載版も、近いうちに改訂版に合わせて修正する予定です。
エブリスタにも掲載
追記:pixiv掲載版に関しましては、修正するかどうかは未定です。
~5/6 全編にわたり修正を行いました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-30 23:36:01
415594文字
会話率:36%
「偉大な文明が滅び去り、長い年月が過ぎた現在……
その中でも人々は、失われたものを掘り起こし、新たな世界を生きている、
そんな一つの国で、反乱の火の手が上がり、そしてそれは、思わぬところに飛び火した……
街を襲う兇賊、間に合わぬ援軍、砲火と
共に迫り来る絡繰りの巨人……
人々が怯え、逃げ惑う中、機関士少年と巨人の少女が出会うとき、窮地を救う英雄が誕生する。
[鉄甲騎モミジブライ1―機関士少年と蒸気の巨人―]
希望のエンジンに火が入る……」
鉄甲騎モミジブライ2→ http://ncode.syosetu.com/n5235dp/
pixivにも掲載。
エブリスタにも掲載(改訂版)
11/18 全体的に若干修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-27 23:48:00
177284文字
会話率:36%
華side、南田side完結して、その後の1話もアップしました。全話完結です。
「キス税を払うのが嫌なんだろ?だったら僕と契約して僕としたらいい。」
急に持ちかけられた提案に華(はな)は戸惑う。だって声をかけてきたのは同じ部署のいつも無
表情な南田(みなみだ)だったからだ。
医療費削減を叫ばれる現代。政府は医療費軽減税なるものを打ち立てた。通称キス税。まことしやかにささやかれていた「キスすると免疫力がアップする」という学術的根拠も怪しい説が採用されたのだ。
キスする者は税金を免除され、しない者は税金を払わなければならなかった。そしてそれは一年の猶予期間はあるものの成人と同時に施行される。
ハチャメチャな政府の政策と変わり者の南田に翻弄される。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-19 17:16:56
128386文字
会話率:38%
幼少期は全てイジメを受け学習ができず、学習で遅れ、全てが上手く行かない人生。そして20歳になるころには就職もできず詰んでいた。そして彼は全てが無理だと悟り自殺を選ぶ。だが自殺した主人公は転成し、死を食らうドラゴン、デスイーターの能力を得たブ
ラックドラゴンへと転生した。ありとあらゆる死の概念を食らい進化する体、そしてそれは自分の死すらをも食らい蘇る事ができる不死の体・・・
そんな死ぬ事のできぬ中、ブラックドラゴンを崇拝する村で生まれ、竜巫女と言われる少女達と出会う事になる・・・
そして死ぬ事ができぬ体による主人公の贖罪が今始まる・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-11 23:07:42
406777文字
会話率:76%
整形を夢見る醜いあたし。いつか必ず整形して、第二の人生を歩むのだ。そう心に決めていた。そしてそれは叶った。新しいあたしの人生の始まり。世の中顔なのだ。・・・しかしあたしはどこか違和感を感じ始めていた。あたしのやったことは、果たして正しかった
のだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-09 19:47:04
30672文字
会話率:23%
どんな願いも叶えてしまう魔法の杖。
その杖を手に旅をしていた魔法使いは、大きな城がある町で1人の町娘と出会う。
彼女の笑顔に心奪われた魔法使い。
彼女との明るい未来を願った矢先、城で王子の妻を決める舞踏会への招待状が町娘達のもとへと配られ
た。そしてそれは彼女のもとにも届けられ-…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 18:00:00
1822文字
会話率:16%
生きていても、死んでいても”想い”は変わらない。そしてそれは彼にとっての、彼女にとっての命の輝きでもある。
”あなたの人生に幸あれ!”
最終更新:2016-10-15 23:13:37
664文字
会話率:81%
武術双銘会。それは武術界について達人達が語り合う会議である。そこで会長の久我は全ての武術を統一しようと提案する。
その内容とは武林高校という学校に弟子を入学させ、そこで一番になった弟子の流派が武術を統一するという物だった。
それから数日後
、早坂鉄心は久我に自らの息子を武林高校に入学させる様に迫られていた。しかし、妻の鏡子は暴力が大嫌いで鉄心はその為に自らの武を封印していた。そしてそれは息子の雄一も同じで、武術とは無縁の生活を送っていた。だが、久我に弱味を握られていた鉄心は雄一を入学させる。
何も知らずに入学した雄一の周りには各流派を背負った武人達が居た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 00:31:57
95713文字
会話率:55%
世の中のありとあらゆる差別。
アナタは無意識に何かを差別しているのではないだろうか?
そしてそれは、誰かを不幸にさせてはいないだろうか。
考えるチャンスは、どこにでもある。
何かを考えたい、何か疑問に思っている。
そういった人々の為に送る物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-27 09:50:54
797文字
会話率:0%
すれ違う人々の恋が交錯する駅前。
目の前の沢山の人達は直接自分に関係がなくとも、
もしかしたら、どこかでその人たちと繋がっているのかもしれない。
そしてそれは自分の人生に大きな影響をもたらしている。
...かもね。
最終更新:2016-09-25 13:00:17
3489文字
会話率:4%