まだ小学五年生の子供でしかなかった幼き日に、瀬川和樹は河野瞳と名乗る年上の少女と出会った。
一人っ子だった少年は彼女のことを『ひーねぇ』と呼び、姉のように慕う。
共に過ごす穏やかな時間の中で育まれたものは、姉のような存在に対する絶対的な信頼
と、そうと自覚することすらできないほどの淡い恋心。
だが、そんな幸せな日々は彼女との別れという形で終わりを告げた。
それから月日が流れること、三年。
和樹は私立硝箱学園の高等部に進学していた。
家庭の事情で一緒に住むことになった義妹の優菜と、弟分である居候の光一。その二人をときには支え、ときには和樹のほうが支えられながら。
むろん、癒えることのない傷を心に負ったそのままで。
だが、和樹はまだ知らない。
本当の絶望というものを。
本当の希望というものを。
そして、未来で彼を待ち受ける、過酷な日々の存在を。
なにも知らないまま、和樹は進む。
限りない悲劇と絶望に彩られた人生を生きてゆく。
いつか遠い日、姉と慕った少女と再会できることを夢に見ながら――。
※4月15日、『序章』完結しました。
和樹の命を狙って死神がやってきたことに端を発した事件、その結末は――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-15 12:17:34
152574文字
会話率:30%
小学五年生の女の子、琴子はふとした拍子に異世界へと迷い込む。半年後、そこで彼女は魔王として幸せに暮らしていた。
最終更新:2015-03-31 07:46:04
1937文字
会話率:48%
※この小説には現実にはあり得ない知識量、洞察力、行動力を持つ小学生が複数出てきます・・・ので「こんな小学生がいるか」というツッコミは申し訳ありませんが禁止させていただきます。
伴之もみじはある一点を除けばどこにでもいる小学五年生。
霊感が
強く幽霊を見ることが出来るためクラスメイトから虐められているが本人はそれでも朗らかに笑う芯の強い女の子。
ある日もみじはトゥインクルスターと呼ばれる魔法の指輪と巡り会い、内に眠る魔王の魂を覚醒させる。
それは即ち非日常との交差点。
鬼切と魔女と吸血鬼と邂逅することで非常識の世界に足を踏み入れるもみじだった。
その先が例え血と死に満たされた世界だとしても。
伝奇風の魔法少女モノです。
どうぞお試しを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-25 19:08:03
102874文字
会話率:46%
バレンタインデーの短編。きっとハッピーエンド。
最終更新:2015-02-14 23:58:53
2162文字
会話率:22%
自分の意見を言うたび、浮いてしまう小学五年生の進藤朋哉。朋哉は眠れない夜、謎の光をきっかけに突然月に行ってしまい、巨大なウサギに会う。
ウサギは優しく、しかし厳しく、朋哉を導く。そのお陰で朋哉の心は大きく成長するが、ウサギと過ごせる日々には
限りがあった。
そして三十年後、ウサギとの思い出を胸に大人になった朋哉に、奇跡が訪れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 07:53:22
36772文字
会話率:48%
小学五年生、灰原朱里(はいばらあかり)は、すごくかわいいというわけではありません。とくべつ運動ができるわけでもありませんし、勉強がとくいなわけでもありません。音楽がとくいでもなく、絵がうまいわけでもなく、クラスの人気者でもなく、めだつよう
そなんて一つもない、メガネをかけて、長いくろかみの、ついたあだ名がジミ子なわけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-20 10:32:11
3003文字
会話率:21%
小学五年生のマコトは、何にも熱中することのできない、『冷めた子ども』だった。そんなマコトが、暇つぶしで絵を描き始めて一年経った頃のこと。クラスに、転校生がやってきた。彼の名前は、リョウヘイ。マコトはひょんなことからリョウヘイと知り合い、初め
ての友人関係を築く。マコトはリョウヘイと話す中で自分自身を見つめ直し、“夢”を見つける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-01 23:25:57
16058文字
会話率:28%
行くところのない「僕」は、やたらと計算高い小学五年生の少年野分、本当に大学関係者なのか怪しい森(准)教授という凸凹な二人に助けられた。「僕」は宿代として二人の(主に野分の)秘密の仕事を手伝うことになってしまう。
※書き直し、設定変更など
せわしないです。1~4話差し替え完了
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-29 14:47:19
50257文字
会話率:64%
――あなたは算数を食べたことがありますか?
小学五年生の島本菜奈(しまもとなな)は今日も塾の講師に怒られ、塾をやめることを考えていた。そんな彼女を見て、友人の美雪はレストラン『シャンボール』の噂を持ちだす。
シャンボールの噂。それはシ
ャンボールが算数や国語などの「教科」を調理してくれるレストランで、算数でできた料理を食べた者は算数が得意になる、といった学生にとっては夢のような噂だった。
招待状を受け取った奈菜(なな)、順平(じゅんぺい)、音色(ねいろ)の三人を待ち受ける運命とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-26 10:00:00
73242文字
会話率:48%
もうすぐで命がなくなるかもしれない、そう言われた当時小学五年生の山内里美。しかし本人はそれを受け容れることができていた。あれから十か月、六年生になった里美はひょんなことから、同じクラスの神崎優二と手紙をやり取りすることとなってしまう。そうし
ているうちに、次第に里美の心にいくつかの感情が芽生え始める。
※展開が早いと感じるかもしれません。あと、話が短い時があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-14 20:00:00
11045文字
会話率:25%
佐々宮翔子は小学五年生の女子である。ボウッとるすことが多くて、クラスではのろまな子扱いされるのと、佐々宮という名字が鶏のササミっぽくていつかあだ名にされるのではないかというのがちょっとしたコンプレックスのいたって普通の少女。
翔子は魔法少女
になった。
特に事件が起きるわけでもなく、事件に巻き込まれるでもなく、翔子は魔法少女になった。
仕事は人の幸福を集めること。戦わず、争わないこと。
それはきっとどこかの絵本のような魔法少女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-22 17:06:28
1794文字
会話率:18%
小学五年生になる息子が猫を殺していた。
恍惚とした表情で、野良猫の胸に刃物を突き立てていた。
本当に自分の息子なのか。これは違うものなのではないのか。そう考えてしまうのも無理ないことだろう。いや、そうであると考える理由があるのだ。この村では
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-15 12:47:33
4982文字
会話率:5%
主人公である女の子はまだ小学五年生。
ある一風変わった知り合いの占い師に「同級生の中にあなたにストーカー行為をする生徒がいる!」と、宣告を受ける。
まだ半信半疑でありながら、占い師の言葉が気になる主人公は、その同級生を監視?し始めるのだった
最終更新:2014-07-13 07:03:53
4129文字
会話率:19%
夏休み、高校生の赤井達也は友人である遠野久志から彼が小学五年生の時に駄菓子屋で出会いチューブ型のアイスをあげた当時同い年ぐらいだったツインテールの少女を捜したいと頼まれる。そのアイスをあげた少女を当時の久志はその後、小学校内で捜したりしたも
のの見つけられず次第に彼女のことを忘れていたが、ふと思い出したから捜してみたいとのことだった。また見つけられずとも、近所の子供でなさそうな彼女がどうして駄菓子屋にいたのか知りたいという。それは達也の勘の良さを見込んでの相談だった。そして二人は件の駄菓子屋へ行き……。
オタクで冴えないけれど勘の良い達也と美形で人気者だが感受性に乏しい久志の凸凹コンビのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-31 20:25:22
10030文字
会話率:66%
青年海外協力隊での経験を生かした作品です。事業仕分けにより、JICAや青年海外協力隊などがなくなり、民間主導の海外ボランティア集団協力隊が創設された後のお話です。
一人の女性が発展途上国の村落に単身で乗り込んで、現地の人と二人三脚で教育
環境を良くしようとするが…。
日本とは言葉も文化も習慣も全く違う環境で、何をやっても全くうまくいかない。いつしか、思い描いていた青写真【自分を必要としてくれている人のためなら、どんなことでもやる心意気】もボロボロとなり、心や体すらも蝕んで行くようになる。
そんな時に出会った一人の少年、ロベルト・エルナンデスは学年末の進級テストで不合格となり、再試験で合格しなければ留年して小学五年生をもう一回しなければいけない状態であった。
そんな中で金村カナの試行錯誤が始まった。時には心が完全に折れて、日本へ帰ろうと思いながらも、回りに助けられながら初心を貫徹していく物語。
【2010年2月作】
【2014年4月加筆訂正】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-15 22:37:16
100040文字
会話率:20%
小学五年生の話。
いつも楽しかった日々は、過ぎ去っていった______
最終更新:2014-03-15 21:58:36
2437文字
会話率:30%
私は、神名舞華。小学五年生!
福島県に住むごく普通の女の子。
今までさんざんバカにしてた地震が突然起きて―...
最終更新:2014-02-14 18:09:28
607文字
会話率:30%
小学五年生の遥太(はるた)は保健室で、黒髪の美少女と出会う。
「もう来ないでね」
「頼まれたって来るかよ! バーカ!」
幼い二人の出会いを描いた、淡くて小さな友情物語。
最終更新:2014-02-07 22:00:00
19566文字
会話率:43%
根代八子は、礼陣に住む小学五年生。この町で暮らす不思議な力を持つ者「鬼」たちと交流をすることができる。礼陣の町の人々は、八子たちのような人間のことを「鬼の子」と呼ぶ。
礼陣の鬼たちは普段は優しく陽気で、人間が大好きだ。しかし、その心に強
い悲しみや怒りなどを抱えすぎると、力を暴走させ人間や他の鬼たちに襲いかかる「呪い鬼」となってしまうことがある。八子は神社の神主さん、先輩である愛さん、大助、海とともに、呪い鬼をなだめ、神社に帰してその呪いから解放する、「鬼追い」を行なっている。
節分の近づいたある日、八子は鬼追いが節分の日にすることになっている見回りについての話を聞いた。当日は八子も見回りをすることになり、自分にできるかどうかという不安と、自分の力を認めてもらっているという嬉しさを感じていた。
一方で八子は、冬休み明けにクラスにやってきた転校生、鹿川透との関係にも悩むこととなる。クラスメイトと付き合おうとしない彼と、そんな彼に接しにくそうにしているクラスメイト。八子はその関係をどうにかするための解決法を探ることとなる。
拙作『礼陣鬼物語 追』のその後の話となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-03 18:00:00
42807文字
会話率:47%
根代八子は明るく元気で、剣道が得意な小学五年生の女の子。しかし、小学校にあがる前に父を事故で喪っている。
やつこの住む礼陣の町には人間だけでなく、頭につのを持ち、普通の人には姿の見えない「鬼」も住んでいる。やつこは不思議な力を持つ鬼たち
を見、接することのできる「鬼の子」と呼ばれる存在だった。さらに根代家には、家の守り神である「鬼さん」と呼ばれる存在がいて、家族はそれを祀っていた。やつこは人間の友だちと遊んだり、鬼たちとのやりとりを楽しんだりして、礼陣での毎日を過ごしていた。
あるとき、やつこは鬼がつらい気持ちを溜め込むことによって変化する、凶暴な「呪い鬼」に遭遇する。我を忘れてやつこと同級生に襲いかかろうとする呪い鬼に、どうすることもできなかったやつこだったが、それを助けたのは剣道の先輩でやつこの憧れの存在である海と、知り合いの女子大生である愛だった。それをきっかけに、やつこは呪い鬼の心を癒す「鬼追い」となり、それまで以上に鬼のことを気にかけるようになる。
しかし鬼追いとして活動することを優先するようになった結果、やつこは人間の友だちとの間に溝をつくってしまう。さらには呪い鬼と対峙していくうちに、海の知らなかった一面も見えてきた。
やつこは鬼と、人間と、どのように関わっていくかを考えながら、「自分にできること」を模索していく。
文藝社出版奨励賞落選作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 18:46:29
76883文字
会話率:44%
小学五年生の佐藤ユカは、おてんばな女の子。ある日ひょんなことから異世界に飛ばされてしまった!そこで出会った、二足歩行する喋る猫、タマに「もとの世界に戻るには《魔法使い》になるしかない」と言われて…
最終更新:2014-01-31 00:00:00
6993文字
会話率:49%