何でもないはずの1日は、人類社会という舞台の最終日だった。
ごく普通の少年は、世界の終わりの一端を目撃する。空に広がる謎のオーロラ。それこそが、舞台に下ろされる幕だった。
降り立つ怪獣。空を飛ぶ人食いサメ。動き出す死体。
B級映画の怪物の
大行進。彼らこそが、この世界の新しい主役たち。
そんな中、人々の中には不思議な力に目覚める者もあらわれて……?
はたしてそれは、物語を彩る『敵役』なのか。はたまた主演の引き立て役である『端役』なのか。
あるいは……主役の座を人類に戻す鍵なのか。
何にせよ、この世界の主役は怪物達。しかし、このお話の主人公は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 22:07:03
4173文字
会話率:28%
どこにいでもいるOLだった私は、魔法学園に通う女子生徒――ルーナに異世界転生してしまった。
彼女は、臆病で控えめ。そして、とある女子生徒の引き立て役をしていた。
「あほくさ」
ルーナはその立場を受け入れていたようだが、私は違う。引き立て
役なんて、まっぴらごめんだ。
だから私は、とある女子生徒(ご主人様)に中指をおったてることにした。
これはそう、私なりの宣戦布告だ。
しかしながら、その現場を一人の男子生徒――キールに見られてしまう。
どんな反応をするかと思いきや、彼は私のことを、面白い、と言ってつきまとってくるようになった。変な人だ。
「はぁ……面倒くさいわね」
初めはわずらわしく感じていた私だけど、だんだんと気持ちは変わっていき……
※他の投稿サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 17:03:15
14930文字
会話率:26%
雛菊乃郡に暮らす水鳥と菫は同年同日に生まれた従姉妹同士。本家の一人娘として厳しく躾けられた、美しく聡明な水鳥。その引き立て役であることを求められてきた菫。二人の少女は十二歳の時に『選定者』だという青年と出会い、雛菊乃郡にばら撒かれた黒い勾
玉を集めるよう命じられた。それは人間の怨嗟や恐怖などの負の感情を吸わせることによって生み出された禍玉(まがたま)と呼ばれるもの。選定者は、より多くの禍玉を集めた方が『暁鐘の舞姫』として宮中に迎え入れられ、集められなかった方は生贄として神に捧げられるのだと、二人に告げた。
両親の支援のもと何の苦労もなく禍玉を集めてゆく水鳥だが、次第に禍玉の影響を受け心を蝕まれてゆく。一方の菫は――さっさと生贄となる覚悟を決めていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 13:38:07
5612文字
会話率:25%
ラブコメディでは、必ずライバルキャラと呼ばれるものが存在する。彼ら彼女らは物語の引き立て役。どうあがいても輝くことはできない。バトルで言えば敵キャラ。
だが、そんな彼彼女らもときには輝きたい。
これはそんな、負け犬と負けヒロインによる、見て
て悲しくも初々しい、そんな恋愛ラブコメディだ。
負けヒロインが幸せになってはいけないなど、誰が決めた!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 19:51:03
1818文字
会話率:43%
新人侍女のベルルシア・クレヴァリーはある日突然、異世界に行って戻ってきた。
3年間を仲間と共に死ぬもの狂いで生き抜いた異世界の記憶は大切な宝物となったが、時間経過の無かった元の世界では一晩のうちに変わってしまったという扱いで、現実は厳しく転
がり落ちていく。
仕事を忘れて侍女はクビ、咄嗟に振るった異世界の体術は怪しまれ、美少女顔の若い武官・ユランに目をつけられたベルルシアは、王師第一師団特殊作戦部──部隊名『翼竜師団』という、不安極まる部隊へと脅しまがいに所属させられてしまう。
潰し合いや嫌がらせの蔓延る翼竜師団の中で、上司となったユランに庇われたり巻き込まれたりしつつ、ベルルシアは自分の平穏を取り戻そうと足掻くのだが──分不相応で得体の知れない強さを身につけたベルルシアには、黙っていても悪意と敵意が寄ってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 05:30:33
78850文字
会話率:29%
世界の情勢が傾ぎ、平和が脅かされていた時代。
人々の不安を煽る悪しき魔族の討伐が決定し、英雄と聖女として、若く美しく凄まじい剣の腕を持つ神童たる王子と、平民から成り上がった癒しの魔法を持つ男爵令嬢の二人が選ばれた。
世界中の者が彼らに希望を
託し、彼の手で救われることを願った。
だった一人の少女を除いては。
美しき公女ベルティーユ。
彼女は意地悪く笑って、王子と聖女を見下し、暴言を投げつける。
「あら、まさかご自分が英雄に相応しいと思っていて? 王子という地位以外に何も持っていないのに」
「あなたはわたくしの引き立て役。そのために仲良くしてやっていますのよ? 輝くのはいつも、わたくし一人ですの」
邪悪なる魔法を扱う異端の才を持つ彼女は、選ばれし二人よりも前に出て、最前線に立った。
悪女として全てを滅ぼして、全て嘲笑って、全て救うために。
ベルティーユ以外は知らない。彼女が本当は震えながら立っていることを。
ベルティーユ以外は考えもしない。彼女が未来を知る、時戻りの乙女であることを。
真実を悟らせないまま、悪女ベルティーユは愛する者を救うために戦場を行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 20:15:53
13000文字
会話率:26%
金持ち、イケメン、優秀、三拍子そろった三上晴の幼馴染み水城輝義、彼は日々三上晴の引き立て役としてまたは告白代理人として周囲の人間に見られていた。
そのことに不満を感じながらもそれなりに楽しく高校生活を過ごしていたがある日見知らぬ美少女に
幼馴染みの死を予告されてしまう。
それを回避するために少女から受け取った魔法のアイテムで魔法少女に変身して幼馴染みを守ることを決意した輝義。
今日も彼は幼馴染みの為に奮闘する。
「アイツを殺ればもうそれで万事解決な気がしてきた」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 02:40:10
33681文字
会話率:28%
※連載版になります。
【守護の力】と呼ばれる異能を持つ貴族の令嬢セレネ。彼女は出生や宿した異能の異質さもあって周囲から厄介者扱いされており、妹の引き立て役のような日々を送っていた。
そんな彼女は周囲の思惑に振り回され、あげく命を落としてし
まうのだが……気づけば婚約者から婚約の破棄を告げられた場面に戻っていた。それから何度も似たような運命をたどり、苦しい死を迎えてはループする。
ループの原因はわからず、周りに頼り気を遣っても最終的には辛い死を迎えてしまう。ついに精神の限界に達したセレネは決意する。
私はもう誰も信じない。
次のループは、自分だけのために生き抜いてループを越えてみせる。
その邪魔をする者は、何人たりとも許さない。
幸せな最後を迎えるためなら、悪役にでもなってやる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 19:06:04
186050文字
会話率:41%
【守護の力】と呼ばれる異能を持つ貴族の令嬢セレネ。彼女は出生や宿した異能の異質さもあって周囲から厄介者扱いされており、妹の引き立て役のような日々を送っていた。
そんな彼女は周囲の思惑に振り回され、あげく命を落としてしまうのだが……気づけば婚
約者から婚約の破棄を告げられた場面に戻っていた。それから何度も似たような運命をたどり、苦しい死を迎えてはループする。
ループの原因はわからず、周りに頼り気を遣っても最終的には辛い死を迎えてしまう。ついに精神の限界に達したセレネは決意する。
私はもう誰も信じない。
次のループは、自分だけのために生き抜いてループを越えてみせる。
その邪魔をする者は、何人たりとも許さない。
幸せな最後を迎えるためなら、悪役にでもなってやる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 11:00:00
10019文字
会話率:34%
景行天皇の皇子、大碓命(オオウスノミコト)は、日本神話における英雄、倭建命(ヤマトタケルノミコト)の兄に当たる人物だ。
父なる天皇に献上されるはずだった美人姉妹を寝取る、
蝦夷征討を任されそうになって逃亡し草むらに隠れるも連れ戻される
、などのエピソードが記録に残っている。
そして『古事記』においては、弟ヤマトタケルに惨殺される人物でもある。
現代日本の平凡なサラリーマンだった葉川晃也(はかわあきや)は、不慮の死を遂げたあとオオウスノミコトに転生してしまう。
そして美人姉妹を寝取り、会食をサボって天皇の不興を買い、弟ヤマトタケルに処刑命令と誤解される、天皇の曖昧な発言がなされたその夜、前世の記憶と、『古事記』に記録されたオオウスノミコトの最期を思い出してしまう。
――現状を放置すれば、翌朝便所に入るところを待ち伏せされ、
弟ヤマトタケルに手足をちぎられて惨殺される羽目になる。
そんな痛くて惨たらしい死に方はしたくない。
どうにか生き残ってやる……!
みたいなところから始まるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 13:46:33
36601文字
会話率:32%
ある日、リディアは自らの魔術師としての未来と引き換えに姉を救うと決意した。その瞬間、これが三度目の人生だと思いだし、オンラインゲームを模した世界の中にいると気付く。
完全没入型VRを使ったリアルな戦闘と、感動と涙のストーリーを前面に押し出
した人気ゲーム『紅雨の幻域』。前世のリディアはランキング一位に入るくらいそのゲームが大好きで、そのストーリーが大嫌いだった。
プレイヤーがどんなに努力をしても、仲間を救うことは出来ない仕様だから。
だけど、ここは現実だ。
ゲームでは救えなかったリディア(いまの自分)を、姉を、大好きな推しの子達を、自分の行動次第で救うことが出来る。それに気付いたリディアは、ありとあらゆる知識と技術を使い、ハッピーエンドを目指すことにした。
そうして幼少期の勇者を救い、聖女に降りかかる悲劇を排除する。――結果、リディアは推しの子達にやたらと好かれることになり……
魔術を封じた魔姫の、剣と知識の英雄譚、ここに開幕!
*カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:10:00
113727文字
会話率:40%
日本で独自の発展を遂げたヒーロー文化の引き立て役。
(株)悪☆秘密結社に所属する戦闘員Aは戦闘員歴10年のベテラン戦闘員である。
清廉潔白でヒーローよりもヒーローらしさが溢れ出てしまい滲み出るヒーロー感を隠し切れない戦闘員Aは、インディーズ
ヒーローの魔の手から子役の少年を守る為に戦い。
凄まじい戦闘の衝撃で異世界へと転移してしまった。
脱げない戦闘服のせいで会話を封じられた戦闘員Aは異世界でどんなヒーロー属性を見せつけるのだろうか。
この戦闘員は全然悪役染みていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 09:09:33
11748文字
会話率:14%
才能ある妹の引き立て役と尻拭いを長年勤めて来たリブラ・メイディックは父からの勘当宣告に喜んで同意し、森の奥に建てた念願のマイホームにて自由を謳歌していた。
しかしある日、妹の身代わりに皇帝陛下の妻として差し出されることに。光栄なはずの申し出
になぜ妹は拒絶したのか。
強制的に連れられた帝都でリブラは引きこもっていた間に、世界が随分様変わりしたことを知るーー。
役立たずと言われ続けたお掃除魔法によって帝都に蔓延る病魔を綺麗にし、顔面最恐の不眠皇帝から求愛される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 07:11:49
43378文字
会話率:42%
アウルセル家の次女として生まれた私は、お姉さま(エルリカ)の引き立て役で事務や雑務ばかりを任せられました。
成人してから初めて出席できたパーティーは、エルリカお姉さまの婚約パーティーでした。
潤沢な資金があるアウルセル家と、国防を任せられ
たルクセリア家はどちらも国の支柱となる公爵。その婚約パーティーとあって、それはそれは煌びやかなものです。
しかし、お父様の一言でパーティーは大波乱の様相に。
「ルクセリア家との婚約は破棄するっ!」
しかもあろうことか、私はお姉さまの婚約者に一目惚れをしてしまいます。
「私と婚約してください!」
つい出てしまった一言に後悔する私。
ところが、お姉さまの婚約者は私の申し出をすぐに受け入れてくれたのです・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 20:53:14
7311文字
会話率:39%
異世界から様々な転生、転移を経てやってくる英雄、勇者、ヒーローetc…。魔王故に挑まれ、倒され、引き立て役となる人生に嫌気がさし勇者のいない、英雄の出来ない世界でスローライフを夢見るのであった。
「まおうさま!転生者が攻めてきました!」「…
ここも駄目か」
頑張れ、魔王。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 16:13:44
1480文字
会話率:69%
「私は次期国王となるケイン王子と婚約するから、しつこく言い寄ってくる伯爵はお姉様にあげるわ」
「え? それは一体どういうこと?」
素敵な笑顔で微笑む女性こそ最高に美しいとされる国で、笑顔どころか表情をその顔に現すことが出来ない無愛想令嬢
と呼ばれるイリヤ・クェンティン。
父親の再婚相手との間に生まれた妹アイリは、天使のような微笑みから毎年国で開催されている最高の美の称号『スマイルレディ』に選ばれた。そして更には第一王子との婚約を発表すると言い出す。
婚約発表がされるパーティー会場に、アイリの引き立て役として同行させられたイリヤは、そこでワンコ伯爵と称されるリオン・パルデアノス伯爵と出会う。無愛想な自分の顔を気にしているイリヤに、リオン伯爵は爽やかな笑顔でこう告げた。
「俺には素敵な笑顔に見えるし、悲しい時には泣いている顔にも見えますよ」
あどけなく笑うリオン伯爵はコロコロと喜怒哀楽が変わる為、イリヤとは正反対の感情表現豊かな男性だった。
これは感情を表情に出すことを忘れてしまった無愛想令嬢イリヤと、ワンコ伯爵と揶揄されてもなお笑い飛ばしてしまう子犬のように人懐こいリオンとの、ちぐはぐな関係を描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 18:18:13
9893文字
会話率:42%
アイルノーツ侯爵家の落ちこぼれ。
才色兼備の姉と異なり、平凡な才能しか持ち得なかったノアは、屋敷の内外でそう呼ばれていた。だが、彼女には唯一とも言える特別な能力があり、それ故に屋敷の中で孤立していても何とか逞しく生きていた。
そんなノアは
ある日、父からの命で姉と共にエスターク公爵家が主催するパーティーに参加する事となる。
自分は姉の引き立て役として同行させられるのだと理解しながらも断れる筈もなく渋々ノアは参加する事に。
最初から最後まで出来る限り目立たないように過ごそうとするノアであったが、パーティーの最中に彼女の特別な能力が一人の男性に露見してしまう事となってしまう。
これは、姉の引き立て役でしかなかった落ちこぼれのノアが、紆余曲折あって公爵閣下の婚約者にと指名され、時に溺愛をされつつ幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 12:12:00
131516文字
会話率:27%
アイルノーツ侯爵家の落ちこぼれ。
才色兼備の姉と異なり、平凡な才能しか持ち得なかったノアは、屋敷の内外でそう呼ばれていた。だが、彼女には唯一とも言える特別な能力があり、それ故に屋敷の中で孤立していても何とか逞しく生きていた。
そんなノアは
ある日、父からの命で姉と共にエスターク公爵家が主催するパーティーに参加する事となる。
自分は姉の引き立て役として同行させられるのだと理解しながらも断れる筈もなく渋々ノアは参加する事に。
最初から最後まで出来る限り目立たないように過ごそうとするノアであったが、パーティーの最中に彼女の特別な能力が一人の男性に露見してしまう事となってしまう。
これは、姉の引き立て役でしかなかった落ちこぼれのノアが、紆余曲折あって公爵閣下の婚約者にと指名され、時に溺愛をされつつ幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 16:33:14
12837文字
会話率:29%
権力者の孫娘にして超人気声優の幼なじみ・瑠亜の下僕みたいな立場に甘んじていた俺。「アタシと幼なじみなこと、光栄に思いなさい! ッシャッシャ!」。しかし、しかし……。彼女がやった「あること」がきっかけで、俺はぶち切れた。お前とはこれまでだ、さ
らばブタ女。
これまでずっと陰に徹して、ブタの引き立て役だった俺。ようやく普通に生きられると思っていたが、「普通」はなかなか難しい。天才が集う学園の特待生美少女たちに、何故か次々とモテてしまって――。
これは、隠れハイスペックの主人公がヒロインとの「絶縁」をきっかけにモテまくり、本人の意志と関係なく「さすがお前だ」「さすおま」されてしまう物語。
※ジャンル別日間・週間・月間1位獲得
※カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 18:46:46
229213文字
会話率:41%
某お役所で働く主人公・公僕(女)はひょんなことから源氏物語の主人公、光源氏―ではなく、光源氏の兄に成り代わってしまう。しかも、愛用のタブレット付きで。
常に光源氏の引き立て役な上に、妻を寝取られ父親からは何にも悪くないのにたたられ娘は不
幸にされ……の日本古典作品界屈指の不憫・オブ・不憫兄貴、朱雀帝。
生活は保障されている。不憫な扱いにさえ耐えれば何の不自由もなく生きてはいける。心優しい朱雀帝は耐えたけど……この私が耐えられるわけねーだろ!
公僕は意外と高いスペックとなぜかついてきたタブレットを最大限に利用し、不憫生活を回避を目指す。
※話の構成上独自設定が多数ある上、桐壷帝や光源氏の扱いが悪いです。ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 00:44:32
188464文字
会話率:34%
幼いころからアイドルに憧れていた。
見た目は悪くないと子供ながらに自覚していた上に
理解ある両親のおかげで私はアイドル養成スクールに通わせてもらい
順調に道を進んでいた。
けれど、その邪魔となる石ころ、いや靴に張り付いたガムがミツ子だ。
冴えない見た目の地味な女の子。
両親が友人同士ということで交流があり幼稚園からの腐れ縁。
私の周りにまとわりつき、自分もアイドルになりたいなどと言い出す。
両親の手前、突き放すこともできず
仕方なく二人でアイドルごっこをしてやるのだが、スクールに通う前の私と比べても
見た目も動きのキレもミツ子は鈍い。
まぁ、それはそれで引き立て役として使えたのだけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 11:00:00
1954文字
会話率:3%
【最強の姉の影武者として生きていた、気弱で存在を消されていた妹が、前を向いて歩きはじめる話】
高二の寺田冬真の家は貧乏で、家事とバイトだけの青春とは程遠い地味な日々を過ごしていた。
ある日バイト先のお惣菜店で、少女にぶつかってしまう。
それ
は同じクラスでアイドルをしている如月初芽……と思ったが様子がおかしい。
やがて如月初芽は実は一卵性双生児で【ふたりでひとりのアイドル=如月初芽】をしていた真実を知る。
アイドル活躍している初芽と、小学校の時から学校に行けてないが天才的な演技力を持つ和歌乃。
それに気が付いたのは冬真だけだった。
強い存在だと思われていた初芽は、実は和歌乃の引き立て役で、誰より和歌乃を恨んでいた。
弱い存在と思い込んでいる和歌乃は、冬真と共に進むことで前に進んでいく。
女の子ふたりがそれぞれ成長していく青春と、恋物語。
カクヨムにも別タイトルで連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 22:13:32
110744文字
会話率:32%