「100年後の建国記念日にこの短剣を持つ者を神にする」
かつて神話を終わらせた一族の族長を名乗った犯人は神宿る短剣・通称ハクリの短剣を盗み、そう高らかに宣言した。
その事件から九十九年が過ぎた冬の日、親友の記憶を失った青年ホテリは形見
であるハクリの短剣に宿る神に縋ろうと神殿へと向かっていた。だがその途中、事件の犯人と似た者に短剣を奪われ気を失ってしまう。
なんとか目を覚ましたホテリは目の前にいた美少女ティアナに助けを求める。だが持っていた短剣が奪われたことを知ると動けないホテリを置き去りにしようとした。咄嗟に彼女を引き止めるため能力を使ったホテリは彼女が神話を終わらせた一族であると知ってしまい始末されそうになってしまう。
それを見たティアナの連れの美女イブはティアナを止め、震える手でホテリにとある話を持ちかけた。
「一緒に短剣を探しませんか?」
ゴシップ雑誌によって巻き込まれ親友の形見を取り返すために情報を買ったホテリ。
イブを愛護し無知であることを強要する神話を終わらせた一族のティアナ。
記憶を失いながらも自力で状況を把握しようとする異世界人イブ。
各々の目的が達成されるまでの歪な旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 20:55:51
112655文字
会話率:44%
トラウマを抱え、全てに無干渉を貫く少女のような少年、|白姫雪《しらひめゆき》。雨が降り、学校に忘れた傘を取りに行くと教室から声が聞こえてきた。
それは、男女問わず慕われる完璧超人の美少女、|天王楓子《おうのふうこ》の周囲に気を遣いながら生き
るのが辛い、疲れたと言う愚痴の声。
何事もなく、教室から去ろうとする雪を引き止める楓子。
他人から嫌われないように周囲から距離を取る為に彼氏として振舞って欲しいとたのまれるのだった。
これは人間嫌いの雪と人間に好かれすぎて疲れた楓子の三年間の軌跡を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 17:00:00
5032文字
会話率:39%
”ボルカナ事件”をきっかけにボルカナ密林を目的地として旅を出た騎士と少女と兵士2人は、旅の途中で、大イノシシに襲われる。猛スピードで突進してくる大イノシシに対し、一人の兵士は突進してくる大イノシシの前に立ちはだかり、体を張って盾となり、足止
めをする。一人の兵士が、足止めしてる隙に、もう一人の兵士と騎士が同時に脚を狙い、大イノシシの襲撃を阻止することに成功。
大イノシシにとどめを刺そうとした騎士と兵士に対し、少女が引き止める。少女は、大イノシシが何者かに攻撃されない限り、襲ってくる事はない事を知っており、大イノシシが何者かに襲撃を受けていたのではないかと考える。大イノシシに真実を問いただそうとするも、大イノシシは騎士たちとの戦闘で負傷しており、治療が優先だと考え、大イノシシの治療を始めるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 19:20:55
5763文字
会話率:41%
〖祝☆ ジャンル別ランキング月間10位! 日間ランキング最高2位! 週間4位! 応援ありがとうございます ☆〗
◇◇◇
あー……これは完璧な修羅場です。
僕の視線のその先に、何やら激しく言い争っている女性が3人居た。
そしてつい
には、武力行使……女性達の揉み合い押し合いの激しいバトルが始まった!
その中でも、一番小柄だった女性が突き飛ばされ、傍観していた僕の傍まで来て転んだ。
……凄く痛そう。怖いなあ女性って。般若だよ。
転んだ小柄な女性は、近くで良く見ると凄く可愛らしい外見をしていた。
(服装は俗に言うゴスロリかな?)
よく見たら小柄と言うか……。全体的にかなり痩せ細っていた。ご飯ちゃんと食べてる?
その子の両手首には、包帯グルグル巻きが見える。oh……これはもしや?
ギラギラ光る目で、即立ち上がったその小柄な女性は、鞄から何かを取り出した。
それは……台所でよく見掛けるような、ごく普通の包丁だった。
包丁を片手に持ち、未だ激しい喧嘩を続ける2人の元へ、走り出す小柄な女性。
それを見ていた僕は、半ば無意識にその女性を引き止めるように、その女性の肩を掴んでいた。
僕 「ちょっ待てy……」
小柄な女性 『私の邪魔しないでっ!』 ドスッ!!!
僕が全てを言い切る前に、女性に容赦無く包丁で刺されていたのだ。
刺された場所からは、ドクドクと大量の血が溢れ出す。
あ、これ死んだ……。マジか~
ショックからか、僕はすぐに意識を失って地面へと倒れた。
……。
……。
……。
……あれ?
何故か意識が戻ると、光に満ち溢れ全体的に真っ白な空間の中に居た。
そして目の前に居たのは、悲しげな表情をした女性だった。
神々しいオーラを身に纏う、まるで女神様のような存在。
『あ、あの~?もう一度、人生やり直しますか~?』
あ、本当に女神様だった! 僕は即座に肯いた。
【今度は修羅場抜きでお願いしますね】
さあ、人生をやり直そう。
でももう『修羅場』は勘弁だ。
目指すは悠々自適なスローライフ。平和が一番だと思いますよ本当に。
……え?
次は異世界? いえ、何でもないですッ!
もうそれで良いです、助けて下さい。お願いします女神様ッ!
何でもしますよ!(何でもするとは言ってない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 05:03:22
190400文字
会話率:17%
魔法の詠唱中は、どんなに攻撃を受けても痛みを感じない。
そんな固有スキル「怯み無効」の持ち主である主人公フォルテは、リーダーのベルムからクビを言い渡された。
自分を認めないベルムに憤慨しながらも、フォルテは自分を正当に評価してくれる場所を探
し始めた。
そんな生活の中、フォルテは海辺の街で天真爛漫な幼女リグレと出会う。
※本作は「パーティーから追放する側の俺が、もう遅いと言われる事態になる前に、マイナス思考の最強弓術士を必死に引き止める話」の続編に当たりますが、前作を読まなくても問題はありません。
※第一章はストレスのかかる展開となっております。あらかじめご了承下さい。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 00:04:44
110623文字
会話率:54%
王都最強と謳われるパーティーのリーダー・ベルムが、事あるごとにパーティーを辞めたがる最強弓術士ルクスを引き止める日々を描いたゆるいファンタジー。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2021-03-17 00:34:25
9990文字
会話率:65%
この国の第1王子であるザリアートが学園のダンスパーティーの席で、婚約者であるエレノアを声高に呼びつけた。
そして、テンプレのように婚約破棄を言い渡した。
すぐに了承し会場を出ようとするエレノアをザリアートが引き止める。
そこへ颯爽と3
人の淑女が現れた。美しく気高く凛々しい彼女たちは何者なのか?
短編にしては長めになってしまいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 07:21:32
13125文字
会話率:43%
死にたい、と彼女は言った。
後押しをしてほしいらしい。
だから彼は、引き止めるのだ。
最終更新:2021-01-14 12:04:35
4879文字
会話率:32%
「先生の大事なものなんでしょう?」
あの日君の手をとっていれば..
あの日君ともっと話していたかった..
先生と生徒、子供相手に恋なんて考えられない。
ただ惹かれあう。なにかが僕らを引き止める。
はじめての小説です。
書き方もわか
らないですが
よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 14:24:36
732文字
会話率:11%
目に焼き付けた風景。
その故郷に私は帰るんだ。
最終更新:2020-07-29 14:00:00
582文字
会話率:17%
思春期の娘との関係に多少の悩みはあれど、公私共に充実した日々を送る主人公。
しかし、「公」の充実度、その大半を占める要因である有能な部下「笹本」が、突然
「オッサンみたいなオバサン鑑定士になるので、退職します」
などと血迷ったこ
とを言い始めた。
上司である主人公は、必死に引き止めるのだが⋯⋯。
果たして『オッサンみたいなオバサンさん鑑定士』とは何なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-28 17:12:30
8740文字
会話率:32%
オムニバス短編集です。
男が乗ろうとしたその列車は、きさらぎ駅という聞いたこともない場所へ向かうという。
ふらふらと足を伸ばそうとした矢先、彼をまるで引き止めるかのように、金の瞳を携えた黒猫は見たこともない喫茶店へと連れ出してしまう。
年
配の男性が一人構えるそこは、どこか懐しい、コーヒーとデニッシュの美味しい店だった。
(「夜明け前」より)
※7月1日、日刊ランキング入りありがとうございました!
※不定期更新です。
※各話三千文字前後でまとめています。それより長くなる場合は分割して投稿します。
※「緑色の目の怪物」に多少痛々しい表現があります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 22:37:46
56565文字
会話率:38%
閃く予感は両親の死を伝えていた。
もう二度と逢えない、そんな予感のままに引き止める。
しかし、両親は本気にせず、彼は独りになった。
『僕と暮らすのが死ぬより嫌だったの? 』
そんな曲解をした彼は、自らの精神が変質していくのに気付けない。
あ
るべきモノが抜け落ち、変質したモノが埋めていく。
表向きは普通、だがその本性は?
+--+
※ 主人公の変更はありません。
※ 誤字、脱字、その他の変更は通達無しに随時行います。
※ 一話2000文字以上を目指しています(あくまでも目標です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-28 00:00:00
1787123文字
会話率:29%
古くからの名家であるアシュレイ家は、音楽の才と美貌に恵まれる代わりに、成人後に音楽を生業とせず、音楽から離れるとむごい死を遂げるという呪いに悩まされていた。
アシュレイ家の最後の子供となったサラは、叔母と姉の葬儀の日に、隣のジョーンズワ
ース家の次男、アーサーに出会う。
庭で一人で泣いていた自分に声をかけてくれたアーサーはいつも、見えないものを見るような不思議な眼差しで世界を見ていた。
「僕の一族もね、百年ものの呪いにかけられているんだよ」
そう微笑んだアーサーが、まるで呪いの成就を望んでいるように見えて、サラは、アシュレイ家の呪いに捕まるまでの残された時間をかけて、危なっかしい彼をこちら側に引き止める為に奮闘を始めた。
これは、ジョーンズワースの魔術師と呼ばれたアーサーと、そんなアーサーに恋をしたサラの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 18:14:19
372704文字
会話率:32%
剛が路上ライブでソロシンガーの綾を自分と同じバンドに誘い、活動を一緒にしてきたのに、綾は「私がやりたい音楽は人を癒し和ませ感動させる事。カッコつけるだけのこんなバンドから脱退したい。」普段静かで清楚な綾が無理にドラムを熱く叩いていた胸の内を
発表。
佐江は励ますも花園中の軽音学部リーダーのせいだと確信。必死に引き止める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 13:19:28
1118文字
会話率:22%
「ここは三途の川だよ」
トラックに轢かれて生死をさまよってしまった私は、“あの世”の入口に来てしまった!
「これがいわゆる臨死体験?!」
「ようやく死ねるね!」
あの世を目の前にし、三途の川を渡りたい自殺志願者の女子中学生と、それを
何故か引き止める死神。
女子中学生は生きる希望を見出すことができるのか…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 00:12:39
596文字
会話率:0%
幼馴染の理沙は、女優になろうとしている――けれど、才能がない。
僕は「無理だ」と彼女を引き止める。取り返しのつかなくなる前に、叶わない夢は諦めた方が良いと思って。
最終更新:2019-05-20 21:23:21
5411文字
会話率:46%
人事異動の時期です。
職場での事なんですが、今期入って来た方が全員1年持たないで辞めることが決定しました(笑)。
いや、笑えないんだけどね……。
今年は不作とかいう以前の問題でしたね。誰一人、引き止める気のない戦力だったというのもあります
が。その中の数人と話したんですが、こんなブラック企業じゃ働けないって、言っていました。ですが、その。自分もうっかり言っちゃいましたが、自分ができる仕事を探すことに頑張って、とエールを送りました。ほとんどの人がたぶんブラックじゃ働けないと思います。少なくとも、給与を減らすか、仕事内容も見直した方がいいかと。そしたら、生活とかどうなるんだろうって思ったら、こんな短編が浮かんできました。楽な作業でひぃーひぃー言われると、最初は良くてもね。後々が困ったもんですよ。
こー、そのー。ねぇー。
いなくなる事で、心配や手伝いがなくなるので、こちらとしてはありがたいっていう事を直接言わないだけ、マシだと思いますが。企業さんって大変だなぁって。人手不足だからってなんでも雇っちゃいけないよなって、人事さんが言ってましたね。ブラック人材って言葉もありますよ。
そんな人手不足がさらに露呈するのが決定的なので、1人の仕事量の見直しが成されて、近々仕事がまた楽になるというね。なんだろ、その。1人に求める能力が人手不足によって、高まるおかげで。これから入社する人が可哀想な気もしますね。
すぐに辞めるのはご自由なんで構いませんが、何しに来たんだろ。この人……。と、周りは思って見送ります。失業手当とか失業保険とか、こーいうので降りるんですかね?それ目当てなんですかね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-25 21:43:35
2535文字
会話率:67%
とある男の穏やかな日常は、一瞬にして崩れ去った・・・。至って平凡なサラリーマン・山尻建太郎の再婚を何としてでも引き止めるべく、彼とその婚約相手の遙香にちょっかいを仕掛けてくる元妻・清美。壮絶な泥沼ラブラブ友情崩壊サスペンスコメディドラマの
果てに勝利の平和が訪れるのは、一体誰なのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 12:13:48
2202文字
会話率:47%
三年前に妻が行方不明となってから男手一つで一人息子を育ててきた『私』は、無事に息子の高校入学式を迎える。
その日の夜、私の前に息子が現れ、真剣な面持ちで「俺は主人公になる」という非日常的な決意を打ち明けられる。
私は戸惑いつつも息子を
現実の世界に引き止めるべく説得を試みるが、二人のやりとりはだんだんとおかしな方向へ狂いだす。息子は奇怪な言動を見せ始め、ついには父親である『私』を排除しようと狂気的な行動をとる。
激しい嵐の夜に、平穏な日常世界を守ろうとする私の戦いが始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-25 16:00:00
27083文字
会話率:27%
あの日に聞こえた筈の君の声は、見えていた筈の君は、もうどこにもいない。いじめられっ子の君は上手に影を消して生きていた。それが、君にしか出来ない生き方だった。その筈だったのに。
どうして、僕には見えていたんだろう。君を引き止めるにはその理
由だけで良かったのに、僕は日常に埋もれて君が見えなくなってしまっていたんだ。君がどんな想いで傍に居たのかも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 09:42:12
4362文字
会話率:48%