定免龍三は高校教師。二年生の私立文系クラスの担任をしている。クラスには問題生徒が居るが、松山慎弥もその一人。松山は校門指導でライターが見つかり、謹慎処分となる。松山の家庭環境は複雑で、基本的生活習慣にも問題がある生徒だった。松山の二十日を
越える家庭謹慎が始まる。隆三、そして慎弥の母、岡島由佳はそれにどのように関わったのか。そして慎弥の思いは。隆三と同僚教師との関わりも描かれる。
真夜中に屋根の上に座って眺める星と月。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 10:58:24
65513文字
会話率:49%
フクロウ森は、とんでもなく高い木々が、空をびっしりと枝葉でおおっているため、一年じゅう日の光が当たらず、それどころか空が全く見えないことで知られていました。そこには夜目がきくフクロウたちが、たくさん暮らしていたのです。
空の様子が見えないた
め、フクロウたちは時計樹と呼ばれる木に吊り下げた、古い懐中時計を見ることで、お茶の時間や狩りの時間、寝る時間などを決めていました。しかし、あるときその時計の長針と短針がなくなっていたのです。時間がわからなくなり、フクロウたちがもめ始めるなか、ある若いフクロウが、時計の代わりに自分が枝の屋根の上、空が見えるところへ行くといいだします。みんな止めますが、そのフクロウは枝の屋根へと飛んでいき――
はたして若フクロウは、空を、そして太陽を見ることができるのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 19:33:02
6332文字
会話率:61%
屋根の上のカラスから連動したお話し
最終更新:2020-12-05 15:01:25
403文字
会話率:0%
私が小さかった頃。
家の屋根の上で、猫たちが死体で見つかるという事件があった。
その身体は、いずれもあらぬ方向に曲がったり、強い力でちぎられたりした無残なもの。
でも、屋根にのぼってこれらの凶行に及んだ犯人は、しっぽすら掴ませなかった。
私たちの見えないところで、なにが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 22:00:00
2731文字
会話率:9%
むかしむかし。とある村で殿様から、土のうを作るよう命令が下された。
報酬は破格。けれどもその土のうには厳しい条件が課せられ、それに満たないものは弾かれていった。
更に作った土のうは、堤防作成に使われるわけでもなく、屋根の上へくくられる。
5日の間、そのままで過ごせというお達しだったけれど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-13 21:00:00
3688文字
会話率:9%
おじさんは、親戚の中でも一番の体育会系。
学生の頃から優れた運動神経を誇っていたけど、妹である母は、その不審な挙動に気づく。
満月の夜。おじさんはベランダに出て、柵を乗り越え、張り出した屋根の上から月を見る。
その手には五円玉が握られてい
て……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-05 22:09:51
3912文字
会話率:3%
屋根の上の雪かきをして、うっかり足を滑らせて死んでしまった私、樋口《ひぐち》雪穂《ゆきほ》。
17歳という若さで、この世とさよならすることになった。
しかし!
目覚めると私は、自分が幕末の豪商の娘に生まれ変わったことに気づく。
家から逃げ出
した私は、あの新選組の屯所に紛れ込んでしまう。
元の世界に戻れない私は、もう全てがどうでもよくなったので、思い切って歴史を変えることを決断する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 17:47:08
599文字
会話率:42%
【実体験から生まれた物語】
『月乃湖』という屋号で呼ばれる朋美の家は昔から続く田舎の旧家だ。朋美が中学生になった夏休みのある日、母屋の建て替え準備に解体作業が行われることになる。その日、部活動へ向かう道で、誰かに呼ばれた気がして振り返った朋
美の前に、母屋の茅葺き屋根の上でとぐろを巻く巨大な白蛇の幻が現れる。成長すると共に見えなくなり、記憶から忘れ去られていた幻の大蛇。
果たして白蛇が守っていたものとは?
※ホラー初投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 08:45:26
2875文字
会話率:24%
街での居場所を見つけられない青年がある日ふと出逢う「屋根の上」の世界。
夕陽色の景色の中に聴こえる、どこか懐かしい音楽。
心打つ歌声の奥に響く、哀しみの涙。
忘れられないひと夏をめぐる、すこしふしぎな物語。
最終更新:2020-07-03 11:25:03
22801文字
会話率:2%
ペンギン三兄弟、チャン、ドン、ゴン。
夜空がキレイなこんな日は、屋根にだってのぼります。
最終更新:2020-05-21 11:42:20
1097文字
会話率:68%
【本編完結・続編完結・続々編ネバーエンド】
男と少女は、自分たちの住んでいるアパートの屋上で、たったひとつしかないベンチに肩を並べて腰掛けながら、ひたすら無言で食事を採る。
互いの存在を知ってはいても、互いの名前すら知らない。春も、夏
も、秋も、冬も、男と少女は、男と少女のままだった。
だが。やがて、二度目の春が訪れる頃。少女がふと漏らしてしまった何気ない独り言が、二人の関係に確かな変化をもたらしていくこととなる。
一年の時を経て、『男と少女』は、『琥太郎と詩乃梨』となった。
そして、更なる変革の果てに待ち受ける何かへと、二人は自らの意思で歩み出す。
主人公は、琥太郎だ。けれど、本当の主人公は――きっと、詩乃梨なのだろう。
◆◇◆◇◆
※1 ★印の所の日記の断片は、探せばちゃんとどこかに有るよ。えろい人は頑張って見つけてね。
※2 このおはなしは、ひとまず完結済です。ひとまずなので、この後もふつーに琥太郎くんと詩乃梨ちゃんは物語を紡いでゆくのだけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 20:39:21
777697文字
会話率:41%
早朝に外を見ると、里中に羊が攻め込んできていた。
キャラバンの来る広場にも羊...
木組みの屋根の上にも羊...
遠くの小高い丘にも羊...
私は不眠の頭で頑張って、何匹いるか数えようとする。
羊が1ぴき...羊が2ひき...
だめだ、多すぎる。
それに里を囲っている柵から新しい羊が、ぴょこんぴょこんと入ってくる。
私はとりあえず寝間着からカントリー風のワンピースに着替えて、里中を回ってみることにした。
超短編小説です!
大体5分ほどで読めます。
少し短いですが、そのぶん、一文一文に力を入れてます。
是非お立ち寄りください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 19:00:00
776文字
会話率:0%
一台の車が水溜まりを弾いた。
バス停のベンチ。それを覆う屋根の上で、踊り跳ねる雨粒が子気味の良いリズムを奏でていた。
――やっぱり、雨は嫌い。
六月のとある日。僕がそんな雨の気配に意識を横たわらせながらいると、隣にいた彼女はそ
う呟いた。
*
「僕」と「私」の雨の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 02:05:07
2318文字
会話率:40%
【完結しました】
結婚式の最中、突如聖堂の天井を破って現れた影が騎士カダールを拐う。それは下半身は大蜘蛛、上半身は美しい少女。騎士カダールが子供の頃に助けた蜘蛛が、半人半獣の魔獣になって現れた。純愛無敵のストーカーの一途な想いが一人の騎士の
運命を変える。屋根の上の拐われ婿と呼ばれるムッツリ騎士と、ドラゴンすら食い殺す蜘蛛な少女の、ほのぼのでポムンでしゅぴっとしたちょっとだけ変態な毎日。むふん。◇◇◇活動報告にて欄外別荘トークショー在ります◇◇◇2018.07.10、今日の一冊第66回にてご紹介折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 22:00:00
930903文字
会話率:60%
屋根の上にいるあいつ。人には見えないみたいなのですよ。
最終更新:2019-03-20 21:00:00
2257文字
会話率:10%
結衣はちょっと高級な住宅地に住む平凡な女子高生(自称)、だがまわりにいる人たちがちょっと普通じゃなかった。犯罪まがいの検証にまわりを巻き込みながらハードボイルドなノンフィクション小説を書く母祥子。老若男女全方位にモテる謎美人で性別不詳の
透。近所に住むハイスペックだが、ポンコツの男タナパイ。
そして、透には普通の人には見えないものが見えている、らしい。そんな透がある朝、近所の屋根の上に何かを見つけたが……?
透が日常を一皮めくると、非日常の不可思議な世界が顔を出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-23 01:46:01
44097文字
会話率:38%
人間が願いを込めてつくったモノには魂が宿る。その魂が実体を持ったものはゴンゲンと呼ばれた。
親子三人暮らしの三雲家を守るエイキとシルケイは、それぞれ鬼瓦と風見鶏のゴンゲン。
正反対の性格の二人は危険予知の能力を使いながら、協力して三雲家を襲
う外敵から家を守っていた
――鬼瓦と風見鶏が屋根の上で繰り広げるドタバタ劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 18:00:00
98172文字
会話率:61%
ルイ十六世は屋根の上に上るのが好きだったそうです。
それとはほぼ関係ないです。
最終更新:2019-01-04 07:00:00
683文字
会話率:0%
私は屋根の上を見ない。そう言い聞かせられてきた。
最終更新:2018-12-22 22:22:57
852文字
会話率:7%
小さな小さな町の西のはずれ、不思議な色に輝く湖が、まあるく静かに水を湛えている。
湖畔に添うように三日月形の林と、反対側には風にそよぐ緑の草原がひろがる。そのちょうど中間に、ひっそりと佇む一軒家。赤い屋根の上にちょこんと出た煙突からは、白
い煙が小さく流れていた。近寄れば、窓枠と同じ木の扉に、やはり木製の壁掛けが下がっている。
そこは「café月の倉」
不思議な湖のほとりの、小さなカフェ。
そこに集う人々の、小さな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-06 06:06:49
4978文字
会話率:18%
十年前の夏。あの猫に「屋根さん」という名前をつけたのは夏未だった。
「屋根さん」は夏未とぼくのあの夏を、屋根の上から見守っていた。
ぼくと夏未のぎくしゃくとした夏が過ぎていく。
最終更新:2018-08-10 10:17:29
6766文字
会話率:0%
とある教会の屋根の上の古ぼけた風見鶏と、心優しい少年のおはなし。
最終更新:2018-05-22 00:00:00
2422文字
会話率:25%