『かわいいドォリィ・・・かわいい、かわいい。食べてしまいたいほどに』
危ない思考に陥ったとき、突如として前世の記憶が頭の中に流れ出した。自分の小さな手を眺め、『俺は成人男性だったはず・・・。ハッ!妹の下僕として仕事帰りに予約した新作ゲー
ムを受け取った帰りに、死んだわ――』と思い出していたら、可愛らしい黒髪の幼女が俺を心配そうに見つめ『さい・・・?』と言う。
そうだ。俺は妹がトチ狂いながらプレイしていたゲーム、『星降る夜の乙女』の攻略キャラ、サイレント・ジョセスタインに転生したんだ。そして隣にいる天使と見紛うほどの可愛らしい幼女は・・・なななんと悪役令嬢のドリータ・サンドレア!!?ングゥ゛あ゛ぁ゛がわ゛い゛い゛・・・・・・!!!
学園で会ったヒロインはまさかの転生者で、しかも"俺”が最推しらしいんだけど、俺はドォリィしか推しません!!!ヒロインよ、勝手に王子と結ばれてくれ!!!
*アルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 08:00:00
32973文字
会話率:32%
これは―――全てを失った勇者と、全てを失くした少女の物語。
以前追放したパーティーメンバーとの決闘に敗れ、勇者の称号も何もかも全てを失ったラトルは自暴自棄になり、ふらふらと町中を彷徨っていた。
そんな時、チンピラに絡まれあしら
う気にもならなかったラトルはされるがままにボコボコにされ、一頻り殴られたラトルは、身ぐるみを奪われ冷たい路地に打ち捨てられる。
冷たい地面に蹲り、己の不幸を呪いながら涙していると―――
「泣か、ないで」
そんな彼に手を差し伸べる薄汚れた小さな手が、ラトルを救ったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 19:00:00
2808文字
会話率:10%
思い出せない……
おかえりと言ってくれる小さな手に、心は切なく痛んで……
こんなにもすごい光景を、自分は忘れてしまったのだろうか。
おかえりなさい、と。
みんなで待ってたんだ、と。
口々に優しい言葉をかけてくれる彼女たちに、実は表情を
歪めるしかなかった。
まさか、まだ取り戻していない記憶があるとでもいうのだろうか。
「さあ、行きましょう。」
後ろから回された両手は、あまりにも優しくて―――
秘めた思い出の蓋が開く、異世界ファンタジー第8弾。
水底に眠る、温かくて小さな物語を辿ります。
※こちらの作品はシリーズものです。これまでのお話は、作品タイトル上部にある『世界の十字路』と書かれたリンクをクリックorタップしてください。
※2022年7月3日より「カクヨム」でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 14:53:13
99804文字
会話率:26%
赤ちゃんの小さな手と大きな瞳が好きです!
最終更新:2022-01-18 12:50:28
292文字
会話率:34%
目が覚めるとそこには小さな手があった。
32歳、日本生まれ、日本育ちの女性は魔法世界の幼女になっていた。
※ 初投稿です。むしろ小説を書くこと自体だ初めてです。
今まで読む専門でしたが妄想を残してみることにしました。
暖かく見
守っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 12:00:00
34437文字
会話率:46%
10/1は国慶節と呼ばれ、中国の建国記念日だ。
そんな華やかな日に、彼は産まれた。
まるでそのお祝いをするように、街中は人で溢れ、産院の前も賑やかな笑い声に包まれていた。
その様子を眺めつつ、両親は産まれたばかりの赤子を見つめる。
「江碧
鳥愈白 山青花欲然」
※ 川の水は青々と(そこに遊ぶ)鳥はますます白く、山は緑に花は燃えださんばかりに真っ赤。
「青青陵上松 亭亭高山柏 光色冬夏茂 根柢無凋落」
※青青たる陵上の松、亭亭たる高山の柏。光色は冬夏に茂り、根柢は凋落すること無し。
「江柏」
二人は微笑み、赤子の手を取る。
小さな手は指先を離さず、両親の手を握っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 12:54:24
11861文字
会話率:31%
お爺様の葬式だと聞いて飛んで帰ると、見知らぬ女の子が居た。
その子はなんとお爺様の隠し子で私の叔母に当たると言う……が、どうもやっぱり親戚は引き取る気も無く挙句の果てに捨てて来いだァ?
こんな可愛い子によくそんな事が言えるなと、気付けば私
は絶縁する気満々で家を出て居た。
この子には自由に生きて欲しい、その為の力になれるのなら……私は何を犠牲にしても構わない。
同情や情けのつもりだったのはあの小さな手を取ったその一瞬だ。
あの子の見た時に焼き付いたこの気持ちが偽善と言われようと構わない。
私は私の見て聞いたもの全てをあの子に渡すと決めたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 07:02:02
5139文字
会話率:46%
家族と自分が殺されて世界最強の息子に生まれ変わった斎藤茂はその殺した犯人を見つけ出して復讐をします。
最終更新:2021-07-13 20:26:00
1098文字
会話率:24%
異端と常識が混合する街 ノア
43年前。太平洋上に発生した境界線により、世界は別世界へと繋がった。
それから10年の月日が流れ、中間地点に相互理解の第一歩となる町”海上都市ノア”の建設が計画され。
そして、さらに10年の月日を
経て常識となりつつあった日。
街は次々と成長し、異界の非常識とこちら側の日常を飲み込み。新たなる都市へと成長していたその日。
狂気的な歌は、街を支配していた。
特徴的な紅い目。肩まで伸びた白い髪。透き通るような白い肌。
アルビノ気質の精巧な顔立ちの彼女は、歌う少女を世界に誘う。
無法地帯の名称を牛耳るままに存在するこの場所で生きるのには、少し頼りの無さそうな小さな手は、歌い手の望む世界を救うだろう。
異常な事が常識であり続けるこの街は、常に変化を続ける。
その中で生き続ける彼女等も又、街と同様に変化を繰り返す。
これは、とある探偵社の話。
平凡な探偵と、誰か達の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-11 17:01:14
37748文字
会話率:30%
「イザベラ! お前との婚約は、今日をもって……」
「パパ……本当に、ママとお別れしちゃうの?」
「へっ……?」
いつの間にかアランのすぐ隣に、彼の上着の袖を小さな手でちょんとつまみ、大きな目に涙を湛え、震えた声で問いかける男の子の姿
があった。パパと呼ばれたアラン第一王子は気の抜けた返事をした後、石像のように固まっている。
卒業パーティーの会場は瞬く間に蜂の巣をつついたような騒ぎになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 20:01:37
2781文字
会話率:61%
海で拾った瓶に入っていた小さな手紙。
その手紙から始まった文通。
アラフォー早苗と田所は文通を通じて心を通わす。二人の恋の行方は?
最終更新:2021-03-18 10:45:30
4130文字
会話率:25%
俺には二人の幼馴染が居る。一人は男で、もう一人は女だ。そんな二人が、突然俺に見せつけるように付き合うと宣言した。それだけなら、俺も幼馴染として祝福するところだったのだが……男の幼馴染である竜夜が耳元でこう呟いた。
「ざまぁ」
どうやら、もう
一人の幼馴染である湊は俺に好意があったようなのだ。だがそれを知ったところで遅い。俺達の関係は壊れたんだ。そんな俺を元気付けてくれたのは……天使のような子だった。小さな手で頭を撫で、その胸に抱き寄せて優しい言葉を呟く。何かに目覚めてしまったかもしれない。なんか血を吸われたりしてるけど、その行為でさえ何かに目覚めそうな俺であった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 15:03:21
101194文字
会話率:46%
6をかぞえられるようになった男の子。
指をさしながら数えます。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ。
※この作品は「ひだまり童話館」様主催、「開館6周年記念祭」参加作品です。テーマは「6の話」となります。
最終更新:2021-02-22 08:00:00
696文字
会話率:0%
魔王が勇者に討伐されて数百年が経った現代、平和となった人類は未だに命を賭して戦っていた。
其れは大昔に倒した魔王の残党、魔物達が今も尚【ダンジョン】と呼ばれる摩訶不思議な洞窟で息を潜めて生きているからだ。
人類は第二の魔王が復活する事
を恐れ、残りの魔物達を滅ぼす事を決めた。
魔物を討伐してダンジョンに潜る職業【ハンター】を作り上げ、【ギルド】と呼ばれる施設を設立。
ハンターは魔物を倒す事が目的で結成された討伐のエキスパート。
ハンターになる事を夢見る少年イサムは、魔力が一般よりも少なすぎてハンター試験に落ちてしまう。
そんな中、友人の誘いでダンジョン見学に参加したイサムは1冊の小汚い本を見つける。
そこには古代文字が書き並べられいたのだが、何故かイサムにはすべて読む事ができてしまい気が付けば―――小さな小さな手のひらサイズで角が生えた少女が現れた。
『ついに復活したぞ! 今度こそ人間どもを魔王である我の物にしてくれる!!』
可愛い声で魔王と名乗る少女は叫んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 14:52:27
5561文字
会話率:40%
亡くなった祖父の遺品。そんな曰く付きの小さな手鏡を手にしたばかりに、私は謎の子狐に取り憑かれてしまった。まぁ、可愛いし悪い気はしないんだけれど…
「事実は小説より奇なり」
そんな言葉を思い出させるように、平凡な少女の日常は、世界をまた
ぐまでもなく、非日常へと変容していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 02:06:38
3106文字
会話率:32%
祖母が残した砂時計をぼくは今も大切にしている。
もう祖母が亡くなって何年もたつけれど、あの夕暮れの光の中でゆったりと紅茶を飲む姿を思い出す。
砂時計を見ていると昔の様々な情景が浮かんでくる。
透明な眠気と潮騒の音がぼくを包み込む。
「砂時計
をそっとひっくり返して、それしかないと思うならそう願いなさい。きっと小さな奇跡がその小さな手を差し伸べてくれる」
そういった祖母の気持ちはもうわからないけど。
今日もこうして砂時計をひっくり返しながら夜を渡る。
そうしてきっとまたこんな夜が来ることをぼくは願っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 06:00:00
5280文字
会話率:5%
僕には大切な記憶がある。
僕の中の一番古い記憶。
その小さな手を精一杯伸ばして、僕に抱きついてくる小さな女の子。
ふにゃりとした笑顔、体温と匂い、舌っ足らずに僕を呼ぶその声。
しゅうちゃん。
僕の唯一の女の子。
僕の唯。
それに気が付くのに、ものすごく時間がかかってしまったけど。早く伝えたい。
不器用な男の子が、ずっと一緒にいた幼なじみへの思いを自覚するまでのお話です。
「失ったものと得たものと」の幼なじみの気持ちです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 10:44:32
5928文字
会話率:1%
一緒に空を飛ばないか?
最終更新:2020-09-06 02:06:53
9644文字
会話率:59%
【6/26 本編完結しました!】
運送業という、ブラック企業と思える程の激務によって日々心身をすり減らしていた早川 和(さがわ やまと)は、退職した先輩の配送区域を引き継ぐことになった。
より激化する業務に嫌気が差していた彼は、元気一杯の
可愛らしい笑顔が似合う南 天那(みなみ あまな)という小学1年生の幼女と出会う。
天那は和が疲れていると知るや否や……。
「いつもごくろーさまです!」と笑顔で労わる。
「よしよ~し、がんばったね~」と頭を撫でて来る。
「おにーさんにかたたたきしてあげるね!」と小さな手で肩の凝りを解す。
そうして疲れ切った彼の身も心も、あの手この手で癒し始めたのである。
天性とも言える天那の癒しを受けて、かつてない程のやる気を漲らせた和は、彼女との交流を生き甲斐に仕事に精を出していくのだった。
事案スレスレの綱渡りをする和と、純粋に彼を癒そうとする天那……そんな2人を中心に繰り広げられるハートフルな日常は、やがて職場の同僚や天那の母親をも巻き込んでさらに賑やかさを増していく──。
※こちらの作品は【配達先の幼女が癒し系過ぎる】の連載版で、短編版とは一部設定が変わっています。
※主人公はロリコンではありません。
※☆が付いてるエピソードには挿し絵あり。『おむ烈』様に描いて頂いたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 12:04:24
475344文字
会話率:36%
怠惰で引きこもりな八重が眠りにつき目を覚ますと、転生したのは見慣れない部屋、ベット、そして見慣れない小さな手、慣れない世界での怠惰な生活を求めて困窮する物語。
最終更新:2020-05-15 15:09:58
9854文字
会話率:43%