ジメジメとした暑さが続くものの、今は一応九月。『秋の日はつるべ落とし』という言葉も知っているし、日が短くなってきていることも分かっていた。だから油断していたつもりはない。嫌な予感もあり、警戒もしていた。それでも、いざ危機に直面すると、自分
がこれほど脆い人間だとは思いもしなかった。
太陽が沈み、足元から黒く染まってゆく夕闇の道。 ヒュッと耳を掠めた音に反応して立ち止まると、目の前を石が転がっていった。石が止まる。おれはゆっくりと背後を振り返った。
そこには、まるで歴戦の真剣師のような鋭い目つきと雰囲気を漂わせる少年が立っていた。小さな手の中で、石をじゃらじゃらと弄んでいる。
――しまった。
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最終更新:2025-02-17 11:00:00
2495文字
会話率:38%
*こちらは「ネオページ」というサイトにて商業連載中の契約作品になります。
転載許可を得ましたので、こちらでも掲載していきます。
先行掲載はネオページ様となります。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
突如として学校が焼け落ちた。
まだ弱く、何かを守ることも、何かと戦うこともできないマルタンは
小さな手足を動かして必死に逃げる。
いつか、仲間たちにまた巡り合うため。
いつか、平和な生活を取り戻すため。
まだ見ぬ地へ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 19:30:00
88150文字
会話率:58%
ある日、目覚めた少年には、何も残されていなかった。
親も、友も、居場所も、己の名前すら……。すべてが、消えていた。
そんな少年に、救いの手が差し伸べられた。
しわがれた手は力強く、小さな手は元気で、麗しい手は優しかった。
そうして顔を上
げて、世界へ一歩踏み出したとき。少年は、同時に、英雄への道を歩み始めていた。
やがて突き当たる問題に課題に難題。
なぜ記憶がないのか?
一体何が起こったのか?
そもそも自分は何なのか?
絡みつき、降りかかり、圧し掛かるそれらすべての謎を解き明かしたとき……少年は、己の運命と向き合うこととなる。
これは、記憶を失った少年が、歴史上最も偉大な英雄となる物語である。
〇 〇 〇
この作品は「カクヨム」様においても掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 09:00:00
2687986文字
会話率:43%
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
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最終更新:2025-01-18 21:12:42
5321文字
会話率:24%
ノーレは勇者ウィルの幼馴染である。
酪農が盛んなのどかな村に生まれ、宿屋の娘として育ち、男の子の幼馴染がいる、村娘。
しかし、彼女の運命は、十歳のあの日から、動き出した。
女神、神託、魔王の復活、そして……勇者に選ばれた幼馴染。
小
さな手に似合わない勇者の剣を握りしめて、あの日、幼馴染はノーレの名前を呼んだ。その時、ノーレは約束したのだ。
幼馴染と、ともに行くのだと。
確かに、約束したのに。
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2024年12月1日 文学フリマ東京にて販売していたアンソロジー『銘文』に寄稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 14:33:58
46135文字
会話率:34%
震えながら殿下の腕にしがみついている赤髪の女。
怯えているように見せながら私を見てニヤニヤと笑っている。
あぁ、私は彼女に完全に嵌められたのだと。その瞬間理解した。
口には布を噛まされているため声も出せない。
ただランドルフ殿下を睨みつける
。
瞬きもせずに。
そして、私はこの世を去った。
目覚めたら小さな手。
私は一体どうしてしまったの……?
流血場面が何度かありますのでR15にしております。
Copyright©︎2024-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 11:30:00
168349文字
会話率:39%
静寂に包まれた夜空の下、村の広場はかすかな明かりに照らされていた。祭りの喧騒が過ぎ去り、村人たちが家に戻る頃、エリオは一人、石造りの古い神殿の前に立っていた。彼の背後には、伝説の英雄たちが描かれた壁画が静かに佇んでいる。かつてこの村を守った
者たちの姿が、栄光と誇りの象徴として彼の心に重くのしかかる。
「エリオ、お前が英雄になる日を待っている」と、祖父の言葉が耳の中で響く。家族の期待と伝説に育てられた彼は、今、自分が何者なのかを問うていた。普通の人間である彼は、伝説の血を引く者としての責任を感じながらも、自身に特別な力がないことに苦しんでいた。
ドラゴンが再び村を脅かすという噂が広まり、村人たちの顔に不安が浮かぶ。彼らの恐怖を取り除くため、エリオは自ら立ち上がらなければならない。彼は思った。「自分が立ち向かわなければ、誰がこの村を守るのか?」
心に宿る決意が、エリオの胸を熱くさせた。無力な英雄としての自分を証明するため、彼は小さな手に剣を握りしめ、未来へと踏み出す。たとえ力がなくとも、心に抱く勇気が彼を導くのだ。
夜空を見上げたエリオは、冷たい星々の輝きに、自らの運命を重ねる。その時、彼は決意を新たにする。「必ずドラゴンを倒し、英雄となってみせる!」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-18 20:00:00
41102文字
会話率:22%
謝罪
こんな夢を見た。
駅のホームでベンチで電車を待っていると、ハトがてくてくと自分のそばにやってきた。きたって、やれるものは何もないし、ハトにエサをやるほど物好きじゃない。はぁ、とため息をついた。自分はこれからも何年もこうして電車
に乗り、つまらない仕事をし続けるのか。本当、私は何のために生きているのだろう。何がしたいのだろう。
何もしたくない。何もしたくないのだ。なのに、ずっと私は働いている。やめてほしい。コミュニケーション能力もないし、ストレスはたまりやすい方だし、ほんと、生きてて良いこと1つもない。
皆、何が幸せなんだろう。どうして生きているんだろう。何も面白くないじゃないか。生きてて何も面白くないじゃないか。
ハトはいつか消えていた。私はホームで一人、本を読んでいた。田舎だから、電車がなかなか来ない。まぁ、ずっと来なくて良いけど。
この何も面白くない世界で人はどうして生きているのだろう。こんなに不幸を感じているのはもしかして自分だけなのだろうか。きっとそうだ。そうに違いない。私以外は皆、幸せなのだ。私だけが、まるで世界中の不幸をゴミ箱に全部集めたみたいに、不幸なのだ。
苦しいものだ。どうしてこんなに苦しまなければならない。誰のせいだ。誰を責めればいい?神か?仏か?
絶対に己自身を責めろだなんて言わせない。そう。何で私の責任なんだ?意味がわからない。意味がわからないんだ。私のせいじゃねぇだろ。
「違うよ」
どこかから、声が聞こえる。
「違うよ」
後ろを向いた。小学生ぐらいの男の子が立っていた。
「誰?」
「違うよ」
「・・・何が?」
「君のせいだよ」
「え?」
「他人のせいにするのは、甘えだよ」
「は?」
「他人のせいにするのは、甘えなんだよ」
「なんだよ、急に」
私は呟いた。
「自分のせいにすると、気持ち良いんだよ」
「・・・」
「自分のせいにすると、格好いいんだよ」
「・・・」
この男の子を、どこかで見たことがある。この子は・・・。
「ごめんね。僕の伝え方が悪いみたいだね」
男の子は、小さな手で、頭を掻いた。
「ごめんね。全て僕が悪いんだ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-07 10:52:43
1339文字
会話率:67%
魔力を持ち操る者を魔女・魔術師と魔力を持たぬ人間は畏怖を込めてそう呼んだ。
魔術協会とユリウス国。彼らが住まうところは違えど、同じ言語を扱い順調に交流が行われてきた。
だが、どうしても深く関わり合う上で些細なことで諍いは発生してしまう。どち
らに非があろうとも1vs1なら勝つのは決まって魔女、魔術師側。謝罪し和解までいくものの人々も腹の中ではよくは思っていなかった。
長と国王は永久問題として頭を悩ました。このままではいずれ対立を招いてしまうと策を模索している時、事件はついに起きてしまった。
報復の意を込めて、あるいは無関係に、ある時人の操る荷馬車は長の一人娘。魔女の娘を轢き殺してしまった。
後に対面することになった我が子の変わり果てた姿、亡骸を前に長ら両親は崩れ落ち、あまりの悲惨さから参列者らは復讐を誓った。
彼らに同調する者も多くおりあわや戦争にまで発展しかけた時、当時のユリウス国の王が謝罪し当事者を秘密裏に魔術協会に差し出した。
長らは、彼を前にして瞳を揺らし、然れど生きよと述べた。
この者を殺せば心は幾分晴れるだろう。だが、我々二間の関係に埋めようのない亀裂が生じることになる。..娘は..あの娘は...ユリウスのこと...大好きと言っていたんだ...。だから...せめて...。帰ってくれ。二度と俺らの前に姿を現すな...。
国王...協会の内部が落ち着くまでしばらく関係を絶つことを許して貰いたい。
絶縁状態の関係のまま王ら長らの寿命が尽き、代代わりしても関係性は変わることはなかった。
だが、白の魔女、ホワイトリリー。絶大な魔力を持ちし者の出現により事態は好転。彼女は人々のために力を振るい魔女の価値を示し続けた。
その甲斐あって徐々に二間の蟠りがほどけていく。
しかし、同時に、国王は危惧した。
白の魔女が味方のうちは頼もしい。
だが、もし、もしも、その力を我々人間に向けることがあったなら...。
そんな折、魔術教会の長と名乗る者から信じられない提案を受けた。
白の魔女を消すため我自ら力を貸そうではないか。
成功した暁には、我々魔女、魔術師と、人間、昔にあったような関係性を取り戻したいと思っておる。我らの代で、また歩みを共にしようではないか。
差し伸べられた小さな手を目にし、迷うことはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 16:00:00
45570文字
会話率:28%
そこで、あたしは、とても惨めな女だった。
どんな華やかな服を着ても。最上級の教育を受けても。極上の暮らしをしていても。
たぶん、あたしは、生まれる場所を間違ったんだ。
婚約を破棄され、辺境の修道院へと送られた少女。
けれど馬車を降ろされた
その場所に、修道院など存在しなかった。
途方に暮れた少女に、手をさしのべたのは宿屋のおかみ。
少女は宿屋の従業員として、住み込みで働くことになる。
血の繋がらない少女を、おかみは我が子のように大切にしてくれて。
貴族令嬢ヘンリエッタが、宿屋のリッタになるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 21:00:00
21395文字
会話率:55%
俺は普通の男子大学生――だった。
目を覚ました俺は、男子大学生には見合わぬ甲高い声で、まるで紅葉のように小さな手をまじまじと凝視しながら、わなわなと震えて叫んだ。
「なんで、ちっちゃい女の子になってんだ――――――!?」
タイトル通りです
。こどもの日なので(遅刻)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 18:50:17
7738文字
会話率:31%
魔法がある世界で、魔法が使えない少女が自分の身長の倍はあろうかという大剣を背負って戦い生き延びる。
いきなきゃ。ただその言葉を呪いの様に繰り返して、彼女は何とするのか。
注意事項として、この小説は、現実には存在しない言語で書かれている物を
翻訳してここに書いています。故に翻訳ミスが存在します。これは、どうにも翻訳が難しいから原文のままの方が良い。そういった判断もします。出来るだけそれらしいものに訳しますが、絶対ではありません。
ここに書いてある事が全てではない。重要な事です。特に、村については。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 12:00:00
107677文字
会話率:52%
昔から人の顔色ばかり窺っていた少女は、一つの間違いがきっかけでその命を落としてしまう。
「どごでまぢがっぢゃっだのがな…」
死ぬ間際に呟かれたその言葉は、雨にかき消されて誰にも聞かれることはなかった。
だが、次に目を覚ますとなぜか綺麗な女
の人に抱きかかえられていて、なぜかその女の人にはクラウンと呼ばれる。
思わず聞き返そうと発した言葉は、言語になってはいなかった。
自分のとは思えないほど小さな手、上手く言葉をしゃべれない口・・
もしかして私、赤ちゃんになっちゃった!?!?!?
しかも男になってるんだけど!!?
これは、ひょんなことから異世界転生を果たした女が、新たな人生を歩んでいく物語である。
「今度はもう失敗しない」
その言葉を旨に、この世界を自由に冒険する。
何か女が言い寄ってくるけど、私中身は女だから色仕掛けなんか効きませんけど・・
しかもスキルなんてものまであって・・【百面相】っていったい何??どんな効果があるの?
元居た世界では考えられないことばかリ起こる世界で、クラウンはどう過ごすのか。
ハラハラドキドキの冒険譚をお楽しみあれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 00:00:00
29652文字
会話率:34%
現実世界で付き合っていた彼女をレイプされ自殺まで追い込まれた俺は追いかけるように自殺した。
目覚めるはずのない俺なのだが……
何故かどこか知らない洞窟で赤ん坊のようのような姿で目覚めてしまったのだ。
そうして、たまたま通りかかった最
強の勇者パーティのリーダーに拾われて……
転生してしまったと気付いた俺は、小さな手をぎゅっと握りしめ
「二回目くらいは地獄見なくていいよな……いや……もう見てたまるか。こっちの世界で……最強になってやる!」
魔法に剣術、ドジなメイドにクールなヒロイン!
そんな異世界で彼が最強を目指すお話です。
いじめのシーンかなり際どいラインの話がありあらすじには書いていませんので是非本編をご覧下さい。
ヒロイン的存在は少年期に登場です。ブックマークをしてお待ちください。
以前他で連載していた地獄転生の再連載です!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 01:43:53
100986文字
会話率:33%
顔も普通、運動神経も普通、頭の良さも普通。
そんな俺にも学校1の美女と付き合うことができ順風満帆と思ったその矢先……
俺へのいじめが始まった。そのいじめはどんどんエスカレートして行きついには彼女まで……
はは。もうどうしよう。……どうしよう
。
そうだ。もう……死のう。
俺は次の日学校の屋上から飛び降りて死んだ。
目覚めるはずのない俺は何故かどこか知らない洞窟で赤ん坊のようのような姿で目覚めてしまい、たまたま通りかかった最強の勇者パーティのリーダーに拾われて……
転生してしまったと気付いた俺は小さな手をぎゅっと握りしめ
2度目の人生だ。もう地獄を見てたまるか。
そんな彼の異世界転生物語です。
いじめのシーンかなり際どいラインの話がありあらすじには書いていませんので是非本編をご覧下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 17:01:50
67370文字
会話率:32%
私は翳っても、あなたはひかる
最終更新:2023-07-09 02:00:00
203文字
会話率:0%
「魔法少女になって、世界をたすけてほしいニュ」
真っ白なボールに小さな手足がくっついた、不思議な生き物「ポンニュ」に声をかけられたのは、出版社で働くサラリーマン、松嶋ヒロシ37歳。
「もし、どうしてもあなたが手伝ってくれないのなら、あま
り気が進まないけど、ミサちゃんに声をかけるしかないニュ」
「ミサはまだ5歳だぞ! そんな子供が、もしかしたら死ぬかもしれない戦いの場に出るってのか!?」
娘を守るため、父親は「魔法少女の『中の人』」となって戦う道を選んだ。
ちょっとコメディ、かなりシリアスバトル。
世界を守るため、お父さん、頑張ります!
毎週月曜、夜8時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 20:00:00
229811文字
会話率:39%
複数の大陸間を行き来しながら、様々な国家、種族を繋ぐ飛行貿易船「グランパレス」。
この船には、大陸を跨ぎ自らの見聞を広める者、未踏の地に浪漫を求める者、多くの人物が多様な思惑を巡らせ居住している。
小さな街で暮す少女「トウカ」は、自身がも
つ器用さを活かし、
その手で手に入れた様々な素材で作った道具を住人に販売することで、生計を立てていた。
そんなトウカには、幼い日の記憶が一切なかった。
彼女の心の中にあるのは誰の口から零れたかも知り得ないたった一つの言葉、
そしてその小さな手の中にあるのは、何者かに託された一つのペンダントだけだった。
自身が何者なのか、両親は?そんな疑問は日に日に彼女の心の中で大きく膨らんでいく。
そんなある日、街の住人からの紹介で村近くのとある国に、グランパレスが数日滞在することを知る。
生活を共にする「ミラ」という女性に背中を押され、
グランパレスに乗船することを決めたトウカは広大な世界を冒険することになる。
自身の過去について知るために折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 17:02:52
13242文字
会話率:54%
リュウセイというラスボスを倒しアカネは現世で茜として高校生活を送っていた。だが修学旅行の最中、ひとりの青年が「天秤は釣り合った」と言うと世界は激しい白い光に包まれた。茜が身を起こし見渡すとそこは「審判の瞳」によって砂漠と化したデュバークと同
じ虚無な砂漠となっていた。現世は消滅され天秤が釣り合ってしまった。叫び声をあげる茜は親友、杏美ちゃんに肩を揺さぶられる。幻覚?いや、これは何かの前触れだ。茜は自分の秩序の力を発動させ異世界の道を作ろうとするが、力が発動しない。異世界アーリーで何かが起こっているはずなのに異世界への道は閉ざされた。異世界と現世を繋ぐものはなくなってしまった..いや、まだあった。ひとつだけ残されていた。それはサイフォージュの香りがする赤ん坊の存在だ。
アカネは異世界アーリーへ旅立ち、現世消滅の危機を防ぐことができるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 12:00:00
159830文字
会話率:45%
《偉大なる法術使い》に憧れた人族の少女「ケイト」。
語り継がれる偉大なる法術使いのおとぎ話の数々。
それを聞いて育ったケイトは自分もいつか《語り継がれる偉大なる法術使い》に成る夢を見て旅に出る、幼馴染の「コトノ」と一緒に。
二人の旅先にあっ
た古本屋で見つけた小さな手掛かり。
それは語り継がれる偉大なる法術使いが行使したと言われる術の一部が記されたひと欠片。
ケイトの《夢》、最初の一歩目をコトノと一緒に踏み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 19:00:00
11537文字
会話率:39%
恋人と昼寝しているだけの話。
最終更新:2023-01-27 22:00:00
5480文字
会話率:11%